過去の大会・例会

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・2024年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会合同個別研究報告会

日時:2024年10月12日(土)-13日(日)

会場:KOBE Co CREATIONCENTER(神戸市内の神戸大学提携施設)


10月12日(土)

13:00 開会

13:10-14:30 髙宮理彩子(東京外国語大学大学院博士後期課程)「19世紀後半プラハにおけるチェコ音楽論の展開——批評家の言説に着目して——」

14:45-16:05 近藤哲至(早稲田大学大学院修士課程)「青年トルコ革命(1908)後のサロニカにおける「オスマンブルガリア人」体育協会-「ブルガリア人」の体育協会から「オスマンブルガリア人」の体育協会へ-」

16:20-17:40 青山瑞季(大阪大学大学院博士後期課程)「戦間期ハンガリーにおける「十月革命」をめぐる認識について―民主主義に対する認識を問う―」

10月13日(日)

10:15-11:35 新垣春佳(京都大学大学院修士課程)「キリスト教社会党の反ユダヤ主義における複合性:戦間期ウィーンの反セム同盟についての考察」

11:50-13:10 林浩平(北海道大学大学院修士課程)「第二次世界大戦後のソ連におけるブルガリア人マイノリティーについて」

14:10-15:30 佐藤ひとみ(東京外国語大学大学院博士後期課程)「正常化体制期における「チェコスロヴァキア・ネイション」論  ーチェコとスロヴァキアの視点からー」

15:45-17:05 橋爪真(北海道大学大学院修士課程)「ブルド=ブリユニ・プロセスの地域協力としての可能性:スロヴェニアに注目して(仮)」

17:10 閉会


・2024年度東欧史研究会7月例会

日時:2024年7月6日(土)14:30-17:30

会場:明治大学猿楽町第二校舎史学地理学科共同演習室(ハイブリット開催)


報告者:

宇野真佑子 1995年のクロアチアにおける「反ファシスト連合の勝利50周年」の記念をめぐる論争

花守諒太 ナショナリズムの実践・実態をいかに捉えるか?:「現実との交渉」に注目して


・東欧史研究会6月例会

2024年6月29日(土曜)14時半~17時

対面会場:京都大学吉田南キャンパス吉田南総合館共北3D


升一亜海「ポーランドの文化遺産発展史ー保存修復理念の変遷と社会主義建築の評価

コメント:菅原祥


・2024年度東欧史研究会小シンポジウム 4月20日、神田外語学院10号館4階401教室

テーマ:「「東欧」研究のフィールドを問い直す-史資料・現場・オンライン」

 13時30分 小シンポ開始(*事前のご連絡から30分遅らせます。)

 13:30〜13:40 企画主旨説明(東欧史研究会)

 13:40〜14:10 神原ゆうこ氏「文化人類学的研究のフィールドとしての「東欧」:あるいは地域研究のフィールドとしての「東欧」」

 14:10~14:40 中井杏奈氏報告「方法論としてのセレンディピティと文書館: 中東欧現代史の「アーカイバル・ターン(Archival Turn)」のために」

 14:40~15:10 木村真氏報告「実践、フィールドワーク、もしくは聞き取り調査のすすめ ケース1:野菜栽培人=出稼ぎの人々とともに ケース2:ヴラーフ研究史回顧から脱線して」

 15:10~15:25 休憩

 15:25~15:45 高橋沙奈美氏コメント

 15:45~17:00 報告者リプライ~総合討論


・3月2日例会(関西例会、ハイブリッド形式)

<書評会>

長與進『チェコスロヴァキア軍団と日本 1918-1920』教育評論社、2023年

日時:2024年3月2日(土)14:00~16:00

場所: 神戸大学鶴甲第一キャンパスF301 (ハイブリッド開催)

評者:村上亮氏(福山大学)、コンペル ラドミール氏(長崎大学)

リプライ:長與進氏(早稲田大学)


・公開ワークショップ:「 第二次世界大戦以前の中東欧・ロシアにおける反ユダヤ主義・ユダヤ人迫害」

日時:2024年3月6日(水)10:00-17:30

会場:東京大学駒場キャンパス 18号館4階コラボレーションルーム1  ※対面/Zoomによるリモートのハイブリッド方式


〈第1部〉「ロシアの反ユダヤ主義とファシズム―その歴史的余波―」

開始時刻:10:00(~13:00)

報告:高尾千津子(元東京医科歯科大学)「ファシズムとロシア亡命者」

   鶴見太郎(東京大学)「被害の結末――ポグロムから始まる世界史・序説」

コメント:浜由樹子(静岡県立大学)・川喜田敦子(東京大学)


〈第2部〉“Antisemitism and Transformation Processes in East-Central European Societies after WW1”

開始時刻:14:30(~17:30)

報告:

 Michal Frankl (Czech Academy of Sciences) "Phantom citizenship. Denaturalization of Jews in Poland and Czechoslovakia at the end of the 1930s and the legacies of the empires"

 Grzegorz Krzywiec (Polish Academy of Sciences) "New radical politics 'from below' in the face of the 1930s refugee crisis in Poland. The case of 'Zbaszyn' and 'Polenaktion' reconsidered (1938-1939)"

コメント:吉岡潤(津田塾大学)・井出匠(福井大学)


・3月9日例会(福岡例会、ハイブリッド形式)

2023年度東欧史研究会例会・合評会(九州歴史科学研究会・東欧史研究会共催):

衣笠太朗著『ドイツ帝国の解体と「未完」の中東欧 第一次世界大戦後のオーバーシュレージエン/グルヌィシロンスク 』 (人文書院、2023年)

日時:2024年3月9日(土)14:00-16:00

会場:福岡大学7号館721教室(ハイブリッド開催)

評者:吉岡潤(津田塾大)、井上暁子(熊本大)

リプライ:衣笠太朗(神戸大)


東欧史研究会小シンポジウム「帝国からの独立」

この小シンポジウムは、今年4月に開催した大会「立憲君主政と民主共和政の相克」の続編にあたる企画です。今回は、アメリカ史、イタリア史のご専門家もお招きし、「帝国からの独立」という観点から上記のテーマについてさらに理解を深めることが目的となります。


2023年12月9日(土曜)、14時から開始、ハイブリッド形式での開催

対面会場:神田外語学院10号館4階401教室


〈報告者・題目〉

石川敬史氏「アメリカ独立革命:帝国からの離脱による新帝国の誕生とその変容」

阿南 大氏「第一次世界大戦期英国における『新欧』構想と

       ハプスブルク継承諸国家

        〜「君主政/共和政」「帝国/国民国家」の交錯〜」

奥田弦希氏「帝国の包摂から国民国家の包摂へ

      :ポスト・ハプスブルク帝国期における1912年イスラーム法の継承」


〈コメンテーター〉

北村暁夫氏


・2023年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会個別研究報告会

 日時:2023年10月7日(土)-8日(日)

 会場:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー11階 1113教室


一日目(10/7)

11:00 開会

11:10-12:30 佐藤健人(早稲田大学大学院修士課程)「ボヘミア連合規約の運用実態の検討―1619年8月の軍事援助をめぐる交渉を事例として―」(仮)

13:30-14:50 堺太智(早稲田大学大学院博士課程)「ナポレオン帝国」とイリリア諸州の統合ー「軍政州」の創設を巡ってー(仮)

15:00-16:20 山田朋子(明治大学・専修大学)「19~20世紀転換期のポーランド人社会と売買春をめぐる諸問題」(仮)

16:30-17:50 村上亮(福山大学)「第一次世界大戦の開戦原因論におけるボスニア併合の意義:ブフラウ会談をめぐって」(仮)


二日目(10/8)

10:30-11:50 直井大河(明治大学大学院修士課程)「ナチ期ウィーンにおけるユダヤ混合婚家族の生活史」(仮)

12:50-14:10 吉田友香(東京外国語大学大学院博士課程)「ポーランドの地域社会におけるホロコーストの想起」(仮)


小シンポジウム「ハプスブルク帝国の継承諸国における反ユダヤ主義の展開」

14:30 開会、趣旨説明(井出匠)

14:40-15:10 報告① 野村真理「黒いウィーンの反ユダヤ主義」

15:10-15:40 報告② 姉川雄大「戦間期ハンガリーにおける反ユダヤ主義・人種主義と複合差別体制」

15:40-16:10 報告③ 井出匠「両大戦間期のスロヴァキアにおける反ユダヤ行動」(仮)

(15分休憩)

16:25-16:45 コメント 井上茂子

16:45-17:00 コメントに対するリプライ

17:00-18:00 質疑応答

18:00 閉会


・2023年度9月例会 ラウンドテーブル「林志弦『犠牲者意識ナショナリズム』(東洋経済新報社、2022年)について考える」

 日時:2023年9月30日(土)14時~

 場所:神田外語学院10号館4階401教室

 登壇者:

  加藤久子氏(大和大学)

  鶴見太郎氏(東京大学)

  中村理香氏(成城大学)


国際ワークショップ「東欧の体制転換と新自由主義―1989年以降のヨーロッパ」The New Order on the Old Continent: The History of Neoliberal Europe after 1989

 日時:2023年7月22日(土)15:00-18:00、場所:成城大学 3号館311教室

  報告者

            Philipp THER (University of Vienna), 東欧の体制転換と新自由主義―1989年以降のヨーロッパ

                                                                                   (The New Order on the Old Continent: The History of Neoliberal Europe after 1989)

  コメンテータ

            Takumi ITABASHI (University of Tokyo), The Age of Cotransformation: Comments on PhilipTher's Europe since 1989

      Kenshi FUKUMOTO (Fukuoka University), Comment: Neoliberalism and Women in Polish Local City, Łódź

  使用言語:English

  実施形態:対面+オンライン(Zoom)

  

  主催:現代史研究会、東欧史研究会

     科学研究費補助金・基盤(C)20K01482

  共催:成城大学研究機構グローカル研究センター


・2023年度第一回例会(7月1日(土曜)、14時から、ハイブリッド形式、対面会場:神田外語学院3号館7階アズール教室)

報告①奥田弦希「二重制期オーストリアにおける1912年イスラーム法の成立過程:1909年1月14日の予備討議ならびに草案A・B・Cの分析を中心に」

報告②有働大空「二重君主国における王朝の忠誠と祭典-アスペルン戦勝100周年記念祭を中心に-」


・(共催企画)「ロシア・ウクライナ戦争:歴史の回帰 The Russo-Ukrainian War: The Return of History」

 (2023年6月10日(土)14:00~17:00、東京大学本郷キャンパス 国際学術総合研究棟1階文学部3番大教室)


報告者: セルヒ・プロヒ(ハーバード大学ウクライナ研究所)

     オレシャ・フロメウチュク(ロンドン・ウクライナ研究所)


主 催: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター(SRC)

     北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター「国際的な生存戦略研究プラットフォームの構築」

共 催: ウクライナ研究会、東欧史研究会、ロシア史研究会、東京大学文学部西洋史学研究室


・2023年度大会(共催:一橋大学大学院社会学研究科)(2023年4月22日一橋大学国立西キャンパス 本館26番教室)

大会テーマ:立憲君主政と民主共和政の相克


〈報告〉

梶さやか氏「復活させるべきポーランドのイメージ十一月蜂起時のヨアヒム・レレヴェルを中心に」

辻河典子氏「「王のいない王国」の政治体制をめぐる議論:1930年代末のハンガリーを題材に」

門間卓也氏「王朝原理と「ファシズム」の交差:ユーゴスラヴィア王国における「セルビア人問題」の一局面」

石野裕子氏「独立フィンランドにおける共和政の確立と大統領の権限:グスタフ・マンネルヘイムに注目して」


コメント

小山 哲氏「コメント:王のいない共和国への長くて曲がりくねった道(枝分かれや行き止まりを含む)」

中澤達哉氏「東欧史研究において国家・国制・政体を考える

2022年度3月例会(関西例会)日時:2023318日(土)13時から1630分、ハイブリッド開催)

場所:神戸大学大学院国際文化学研究科 F301F301 

 

〈報告〉

衣笠太朗氏「第二次世界大戦後のドイツ=中東欧における移動と残留:シレジアを結節点として」

 

〈書評会〉

大津留厚『さまよえるハプスブルク:捕虜たちが見た帝国の崩壊』(岩波書店、2021年)

・舘葉月氏、山本明代氏による書評

・大津留厚氏によるリプライ

・フロアを交えての質疑応答

 

2022年度1月例会 公開ワークショップ:「歴史の利用・再利用とホロコーストの記憶」(日時:2023年1月21日(土)15~18時) 

会場:東京大学駒場キャンパス 1号館(時計台の建物)112教室

   ※Zoomによるハイブリッド方式

報告:

 宮崎悠氏「ポーランド映画に描かれる(または描かれない)ホロコーストの記憶」

 姉川雄大氏「「ハンガリー史」とホロコーストの記憶」

コメント:武井彩佳氏(リモート参加)

共催:科学研究費助成事業・基盤研究B「第二次世界大戦以前の中東欧・ロシアにおける反ユダヤ主義・ユダヤ人迫害の比較研究」


2022年度12月(第5回)例会 (日時:12月10日(土)午後2時~午後4時

 会場:東京大学駒場キャンパス10号館3階301/ZOOM

 合評会 鈴木健太『ユーゴスラヴィア解体とナショナリズム

             ――セルビアの政治と社会(1987‐1992年)』刀水書房、2022年。

 評者:月村太郎氏(同志社大学)

    宮内悠輔氏(立教大学)

 著者リプライ:鈴木健太氏(神田外語大学)


2022年度11月(第4回)例会11月19日(土)17:00-19:30(中央ヨーロッパ時間 9:00-11:30))

書評会 加藤有子編『ホロコーストとヒロシマ:ポーランドと日本における第二次世界大戦の記憶』(みすず書房、2021年)

 本書のねらい:加藤有子氏(名古屋外国語大学)

 書評者:

  カタジナ・スタレツカ氏(Katarzyna Starecka)(ワルシャワ大学日本学科)

  吉岡潤氏(津田塾大学)

開催形式:ハイブリッド(対面会場は東京女子大学)

共催団体:現代史研究会

2022年度第3回例会(10月22日(土)14時~)

合評会 林忠行『チェコスロヴァキア軍団――ある義勇軍をめぐる世界史』(岩波書店、2021年)

 評者:辻河典子(近畿大学)

   :今井宏昌(九州大学)

 リプライ:林 忠行(京都女子大学)

開催形式:ハイブリッド(対面会場は福岡大学)

共催団体:九州歴史科学研究会、九州西洋史学会


2022年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会合同個別研究報告会(10月8日 (土)10時~、オンライン開催

報告

新垣春佳(京都大学大学院文学研究科西洋史専修修士課程)「修士論文構想中途報告 19世紀のウィーンをめぐる売春について」

〈ガリツィア特集〉

上村敏郎(獨協大学)「18世紀末ハプスブルク君主国における啓蒙知識⼈のガリツィア観」

佐伯彩(八戸工業高等専門学校)「ガリツィアの自治と総督アゲノル・ゴウホフスキ-ゴウホフスキの総督就任をめぐる政治的動向と就任時の報道-

安齋篤人(東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程)「戦間期ポーランド政府の経済政策と民族マイノリティ:

                                     東ガリツィアのウクライナ系、ユダヤ系協同組合の活動をめぐって」 

2022年度第2回例会(7月23日(土)14時〜、オンライン開催)

報告

中辻柚珠「プラハ芸術界のナショナル・インディファレンスを消す——ハプスブルク軍士官フランタ・アニーシュの事例」

山下泰生「『家門の書』の伝統からみる『日記』執筆目的の検討——ケーフェンフュラーの『日誌』の事例」 

2022年度第1回例会(6月18日(土)14時〜、オンライン開催)

報告

村瀬泰菜「なぜチェコが『国境を越えたリプロダクティブ・サービス』の中心地なのか——20世紀の人口統計学的変化と生殖技術関連制度の形成」 

山﨑皓平「中・東欧史のドイツ的再解釈:東方研究の批判的検討と史学史的位置づけ」

2022年度小シンポジウム(2022年4月23日:オンライン開催)

小シンポジウムテーマ:「社会主義的人間を求めて――第二次世界大戦後の東欧における社会主義をめぐる諸相」

報告

加藤久子「社会主義期ポーランドにおける人間形成――「宗教」と「世俗」のはざまで」 

亀田真澄「共感の痕跡――ユーゴスラヴィアにおける帰属感のプロパガンダ」

森下嘉之「社会主義期チェコスロヴァキアにおける高層住宅団地の建設政策の歴史的意味――1970-80年代を中心に」

討論

河合信晴 前田しほ

2021年度第5回例会[関西例会](2022年3月26日:オンライン開催) 

藤澤 潤「ゴルバチョフの「欧州共通の家」構想とワルシャワ条約機構」

立石洋子「ロシアの愛国主義と自国史像――マンネルヘイムの記念彫刻をめぐる論争――」


公開オンライン・ワークショップ

“The Development of Antisemitism in Central-Eastern Europe during the Interwar Period: From the Perspective of Regional Comparison” 

2022年1月30日:オンライン開催)

報告:Grzegorz Krzywiec (Polish Academy of Science) 

Were Poles to be doomed to anti-Semitism? (Towards the place and role of Jews in the history of Poland and its historical memory in the first half of the 20th century)

コメント:西村木綿、井出匠

主催:科学研究費助成事業・基盤研究(B)「第二次世界大戦以前の中東欧・ロシアにおける反ユダヤ主義・ユダヤ人迫害の比較研究」

共催:東欧史研究会


2021年度第4回例会(2021年12月18日:オンライン開催)

【ワークショップ】社会主義ユーゴスラヴィアを再考する ―「グローバル化」の視点から

報告:門間卓也「学生運動としての「クロアチアの春」―社会主義とナショナリズムの狭間で」

   山川 卓「社会主義ユーゴスラヴィアのロマ運動―「民族」と「人種」の矛盾をめぐって」

コメンテーター:小沢弘明


2021年度第3回例会(2021年11月14日:オンライン開催)

合評会① 辻河典子『パリ講和会議体制とハンガリー―亡命政治家からみたヨーロッパ国際関係』東京大学出版会、2021年。

     評者:馬場優  リプライ:辻河典子

合評会② パヴェウ・ヒュレ(井上暁子訳)『ヴァイゼル・ダヴィデク』松籟社、2021年。

     評者:宮崎悠  リプライ:井上暁子


2021年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会合同個別報告会(2021年10月9日・10日:オンライン開催)

10月9日

宮野 悠「世紀転換期プラハにおける科学の国民化ードイツ系知識人の視点からー」

上田理恵子「二重体制期オーストリア諸邦における自治体調停制度」

倉金順子「創られる「食」の伝統 ―ハンガリー「フンガリクム制度」を事例として―」


10月10日

合評会:大津留厚(編)『「民族自決」という幻影――ハプスブルク帝国の崩壊と新生諸国家の成立』昭和堂、2020年。

    評者:池田嘉郎 福田宏  リプライ:大津留厚


2021年度第2回例会(2021年9月4日:オンライン開催)

中山 真由香「ハプスブルク帝国(1867ー1914)という空間の変遷とその影響―オーストリアにおける学校向け地理学雑誌(1880-1911)の編纂」

安齋 篤人「農業化としての近代化―近代ポーランド・ユダヤ人の都市近郊農業と農業マーケティングの創造(仮)」


2021年度第1回例会(2021年6月12日:オンライン開催)


冨塚祐「プラハのシオニストによるヘルツル評―ブーバー、ユダヤ・ルネサンス、西欧ユダヤ人」


宇野真佑子「クロアチアにおけるセルビア人内部の対立と第二次世界大戦の歴史認識(1990-1991)」



2021年度大会(2021年4月24日:オンライン開催)


大会テーマ「近代社会における身体の管理」


報告

上村敏郎「啓蒙改革期ハプスブルク君主国の公衆衛生――医療ポリツァイと民衆啓蒙」


割田聖史「ポーゼン州における精神病者の管理――州立精神病者施設の報告書から」


村上 亮「「文明化」の一環としての家畜衛生政策――世紀転換期ボスニアにおける実践」


コメント

古川高子、福元健之、高林陽展

2020年度第4回例会(2021年3月6日:オンライン開催)


佐藤ひとみ「正常化体制期における「チェコスロヴァキア主義」―1980年代のスロヴァキア異論派による歴史議論―」


合評会:河合信晴『物語 東ドイツの歴史』(中公新書、2020年)

  評者:門間卓也   リプライ:河合信晴


共催:科学研究費助成事業・基盤研究(c)「冷戦期の東欧における社会主義体制の比較研究:権威主義の強靱姓を解明するために」



2020年度第3回例会[関西例会](2021年2月14日:オンライン開催)


林忠行「「チェコスロヴァキア」という国民と国家の名付けとその誕生ーー第一次世界大戦期のナショナリストたちの言説から」


菅原祥「ポーランドにおける炭鉱経験の表象:カトヴィツェ市周辺の炭鉱住宅をめぐって」



公開オンライン・ワークショップ「大戦間期中東欧における反ユダヤ主義の展開-地域比較の観点から-」(2021年1月23日:オンライン開催)


報告①:西村木綿「両大戦間期ポーランドの反ユダヤ主義事件におけるアカデミアの役割」

コメント:加藤久子


報告②:重松尚「両大戦間期リトアニアの反ユダヤ主義的言説と事件」

コメント:青島陽子


報告③:姉川雄大「「定数制限法」(1920年法律第 25号)とハンガリー・反ユダヤ主義史について」

コメント:辻河典子


主催:科学研究費助成事業・基盤研究(B)「第二次世界大戦以前の中東欧・ロシアにおける反ユダヤ主義・ユダヤ人迫害の比較研究」

共催:東欧史研究会/早稲田大学ナショナリズム・エスニシティ研究所



2020年度第2回例会(2020年12月19日:オンライン開催)


長濱幸一「プラハ商工会議所と1908年商品購買運動」


村田優樹「民族の「潜勢」と「実勢」:ロシア帝政末期ウクライナにおけるNationalization」



2020年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会合同個別報告会(2020年10月10日・11日:オンライン開催)


10月10日

宮野 悠「世紀転換期「読書・講演ホール」の政治的立場――戦略としての中立性の維持」


新井陽大「19世紀末東ガリツィアにおけるポーランド同化ユダヤ人の自己認識」


福元健之「戦間期ポーランドの医師会と医療倫理――権威主義とプロフェッショナリズムのはざま」


10月11日

松井拓史「スペクタクル化される共産党の歴史的ナラティヴ――ハンガリー国立民俗アンサンブルの政治的プログラム(1959―60)」


牧真吾「オットー・フォン・ハプスブルクの第二次大戦後のドナウ領域再構築構想に関する考察――「ナショナリズム」批判、民族の「居住権」、「連邦論」を中心に――」



2020年度第1回例会(2020年9月27日:オンライン開催)


工藤准司「有機的労働とワルシャワ・ポジティヴィズム」


小出海斗「19・20世紀転換期ウィーンにおけるオッタクリング民衆大学と民衆教育の実践」



2020年度小シンポジウム(2020年6月20日:オンライン開催)


小シンポジウムテーマ 「近現代の中東欧における「Populus」をめぐって」


第一部:個別報告

井出匠 「世紀転換期北部ハンガリーにおける人民党運動と“ľud”」 


中田瑞穂「人民民主主義・民主主義・ポピュリズム――チェコスロヴァキアの1940年代」


水野博子「人民をめぐるイデオロギー闘争――オーストリアを例に」


第二部:座談会 

吉岡潤(座長)、井出匠、中田瑞穂、水野博子

2019年度第3回例会(2019年12月15日:立教大学 池袋キャンパス)共催:現代史研究会

合評会 川喜田敦子著『東欧からのドイツ人の「追放」:二〇世紀の住民移動の歴史のなかで』(白水社 、2019年)

  評者:山本 明代、武井 彩佳

  リプライ:川喜田 敦子


2019年度シンポジウム(2019年11月16日:明治学院大学 白金キャンパス)

シンポジウムテーマ「越境する人々の東欧史 ―ポスト社会主義をふりかえる」

松前 もゆる「ブルガリアの村から見たポスト社会主義 ―移動する/しない、ジェンダー、仕事」

神原 ゆうこ「理念の越境 ―スロヴァキアの市民社会形成と移動する人々」

梶原 克彦「東欧の体制転換とオーストリア」

 コメント:百瀬 亮司、小森 宏美、姉川 雄大


2019年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会個別研究報告会(2019年10月5日:立教大学 池袋キャンパス)

上村 敏郎「マリア・テレージアのハンガリー王戴冠式における虚構報道」

奥田 弦希「二重主義体制下ハプスブルク君主国のイスラーム教徒及び対イスラーム政策-20世紀初頭ウィーンにおけるモスク建設計画を中心に-」

中澤 拓哉「ニェゴシュを記念する-社会主義期モンテネグロにおけるペタル2世の正典化(1947-1963)」


2019年度第2回例会(2019年7月28日:早稲田大学 早稲田キャンパス)

安齋 篤人「ガリツィアの社会主義シオニストの民族関係論とその社会経済的背景――ユダヤ人社会における社会的流動性と領域の関係に注目して――」

市原晋平「18世紀後半のハンガリー王国における「ツィガーニ」調査――ハンガリー総督府によるデータの活用に注目して――」


2019年度第1回例会(2019年6月15日:世界史研究所)

宇野 真佑子「ユーゴスラヴィア解体期クロアチアにおける第二次世界大戦の想起―1990年の週刊誌Danasの分析」

今原 由衣那「クロアチア=スラヴォニア軍政国境地帯における国民統合過程―1848年~1881年の制度・政治史的変遷を中心に」

吉田 眞生子「大公国時代におけるフィンランドの「言語問題」」


2019年度大会(2019年4月20日:立教大学 池袋キャンパス)

大会テーマ「いま、東欧史研究の可能性を問う  ー体制転換から30年を経てー」

中澤 達哉 「「東欧史」研究を考えるー過去・現状・展望ー」

福田 宏「東欧の虚実 ―― 西欧の影と社会主義の遺産、あるいは中欧の亡霊」

藤嶋 亮 「戦間期東欧政治史への/からの問いかけ」

  コメント:小田中 直樹、青島 陽子


 2018年度シンポジウム(2018年12月1日:立教大学 池袋キャンパス)共催:科研費基盤(A)「1918-19年像の再構築―継続と変容―」(研究代表者:大津留厚)

シンポジウムテーマ「「歴史としての「ユーゴスラヴィア」――建国100年の地点から振り返る」

<第一セッション>「帝国の遺産と記憶」

中澤 拓哉(東京大学・院)「モンテネグロ併合とユーゴスラヴィア建国――パリ講和会議前後の外交とプロパガンダ(1918–1921)」

村上 亮(福山大学)「ユーゴスラヴィア建国の正統性をめぐって――パリ講和会議における戦争責任問題とその余波」

コメント:池田 嘉郎(東京大学)

<第二セッション>「「民族問題」のフレーム」

門間 卓也(学習院女子大学)「ウスタシャ運動と「新しい人間」の創造――「クロアチア独立国」の教育現場における民族統治」

鈴木 健太(東京外国語大学)「1989年の社会主義ユーゴスラヴィア――大衆的政治運動と共和国間対立」

コメント:佐藤 成基(法政大学)

ディスカッサント:大津留 厚(神戸大学)、柴 宜弘(城西国際大学)

2018年度第3回例会(2018年11月4日:関西学院大学大阪梅田キャンパス)

藤田 風花「東地中海世界と対抗宗教改革―ヴェネツィア領キプロスを例に―」

田中 壮泰「旅するイディシスト――メレフ・ラヴィッチ」

2018年度シンポジウム(2018年10月28日:早稲田大学戸山キャンパス)

シンポジウムテーマ「ソ連・東欧のホロコースト」(主催︓科研基盤(B)「ソ連・東欧におけるホロコーストの⽐較研究」研究代表者︓髙尾千津⼦、共催︓東欧史研究会、⽇本ユダヤ学会)

〇ソ連におけるホロコースト (⽇本語による報告)

・重松 尚(東京⼤学)「リトアニア⼈⾏動主義戦線の反ユダヤ主義—ブロニース・ライラの思想と活動」

・野村 真理(⾦沢⼤学)「ミンスク・ゲットーの抵抗運動̶成果と限界」

・髙尾 千津⼦(東京医科⻭科⼤学)「ウクライナ・ユダヤ⺠族地区の絶滅̶独ソ戦期の<隣⼈の証⾔>」

〇The Holocaust in Eastern Europe

1 The Holocaust and its Aftermath in Poland

・Katarzyna Person (Jewish Historical Institute in Warsaw, Poland) "Acculturated Jews during the Holocaust and Postwar Polish-Jewish relations"

・Haruka Miyazaki(Hokkaido University of Education, Hakodate)"Nationalism and Catholic Images in Afterwar Poland"

Discussant: Taku Shinohara (Tokyo University of Foreign Studies)

Chair: Ayaka Takei (Gakushuin Women’s College)

2 The Holocaust and Genocide

・Anton Weiss-Wendt(Center for the Study of the Holocaust and Religious Minorities, Oslo, Norway) "Mass Murder by Design: The Nazi Treatment of Jews and Roma Compared"

・Takumi Ide (Rikkyo University) "Persecution of Roma in the Slovak State: Comparison with the Case of Jews"

Discussant: Hiromi Komori (Waseda University)

Chair: Taro Tsurumi (University of Tokyo)

2018年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会個別研究報告会(2018年10月6日・7日:石川四高記念文化交流館)

10月6日

山下 泰生「宮廷貴族がみた18世紀ウィーン宮廷儀礼をめぐる論争ー侍従長ケーフェンヒュラー=メチュ侯爵の視点からー」

上田 理恵子「二重体制期オーストリア司法省文書にみる準法律家」

合評会:岩崎周一著『ハプスブルク帝国』(講談社現代新書、2017年)

評者:春山 雄紀、辻河 典子 リプライ:岩崎 周一

10月7日

佐伯 彩「1880年ガリツィア巡幸とドイツ・リベラル新聞」

宮野 悠「1880年代プラハにおける「ドイツ人」ネットワーク-「読書・講演ホール」の大学生を例に-」

中辻 柚珠「世紀転換期プラハ美術界のナショナリズムへの応答―美と自由な表現を求めて」

青山 瑞季「20世紀初頭のカーロイ・ミハーイとヘヴェシュ県の関わりについて」

島田 淳子「ボヘミアは海辺にある?――1980年代の「中欧ブーム」とチェコの亡命作家リブシェ・モニーコヴァー」

2018年度第3回例会(2018年9月8日:早稲田大学 早稲田キャンパス)

合評会:安井教浩著『リガ条約――交錯するポーランド国境』(群像社、2017年)

コメント:舘 葉月 リプライ:安井 教浩 

合評会:中根一貴著『政治的一体性と政党間競合――20世紀初頭チェコ政党政治の展開と変容』(吉田書店、2018年)

コメント:作内 由子 リプライ:中根 一貴 

2018年度第2回例会(2018年6月16日:早稲田大学 早稲田キャンパス)

共 催:現代史研究会、およびNHCM(「グローバル社会におけるデモクラシーと国民史・集合的記憶の機能に関する学際的研究」プロジェクト)

合評会:橋本伸也編著『せめぎあう中東欧・ロシアの歴史認識問題――ナチズムと社会主義の過去をめぐる葛藤』(ミネルヴァ書房、2017年)

評者: 西山 暁義、篠原 琢

2018年度第1回例会(東欧史研究会・ロシア史研究会共同シンポジウム)(2018年4月28日:津田塾大学 千駄ヶ谷キャンパス)

シンポジウムテーマ「ロシア・東欧の第一次「戦後」―移動する人びとの視点から―」

長與 進「『チェコスロヴァキア日刊新聞』は「ロシア革命」と内戦をどのように報道したか」

エドワルド・バールィシェフ「プラハのロシア在外歴史文書館(RZIA)の活動(1923~1945年)と資料にみられる極東諸地域の亡命ロシア人社会」

江口 布由子「国境の経験――第一次世界大戦直後の東中欧における国籍と親子関係」

コメント:高尾 千津子

2017年度第5回例会(2018年3月31日:世界史研究所)

研究発表

阿南 大「英国自由主義史学とハプスブルク君主国」

佐藤 雪野「チェコスロヴァキア第一次土地改革に関する諸問題 」

2017年度第4回例会(2017年12月16日:早稲田大学 早稲田キャンパス)

合評会:福嶋千穂著『ブレスト教会合同』(群像社、2015年)

評者:飯尾 唯紀、リプライ:福嶋 千穂

合評会:井内敏夫編『ロシア・東欧史における国家と国民の相貌』(晃洋書房、2017年)

評者:池田 嘉郎、リプライ:中澤 達哉  ほか 執筆者一同

2017年度第3回例会(2017年11月18日:東京外国語大学 本郷サテライト)

合評会:梶さやか『ポーランド国歌と近代史――ドンブロフスキのマズレク』(群像社、2016年) 評者:山崎 信一 リプライ:梶 さやか 

合評会:山本明代、パプ・ノルベルト編著『移動がつくる東中欧・バルカン史』(刀水書房、2017年)

評者:鈴木 健太、リプライ:山本 明代、秋山 晋吾、木村 真、山崎 信一

2017年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会個別研究報告会(2017年10月7日・8日:大東文化大学)

10月7日

岡本 佳子「1910年代後半におけるバラージュ・ベーラの作劇と理論:『黒い壺』(1919年)と「精神科学自由学院」の講演録を中心に」

京極 俊明 「ブルノスラブ系ギムナジウム創設期の学生たち」

篠原 琢「ベーメンにおける純粋主義:建築遺産と歴史意識」

10月8日

安齋 篤人「ユダヤ民族かドイツ・ユダヤ人か:パレスチナ入植をめぐる戦間期シオニスト青年組織の「東西」対立の形成」

山之内 克子「ヒエロニムス・レッシェンコールの銅版画:18・19世紀ウィーンにおける図像メディアと文化の消費」 

大谷 崇「戦間期ルーマニア若手知識人における政治概念」

2017年度第2回例会(2017年9月23日:世界史研究所)

合評会:大井知範著『世界とつながるハプスブルク帝国――海軍・科学・植民地主義の連動』(彩流社、2016年)

評者:村上 亮 リプライ:大井 知範 

合評会:村上亮著『ハプスブルクの「植民地」統治――ボスニア支配にみる王朝帝国の諸相』(多賀出版、2017年)

評者:大井 知範 リプライ:村上 亮 

2017年度第1回例会(2017年7月8日:早稲田大学早稲田キャンパス)

研究発表

久米 彩也加 「18世紀後期オーストリアの女子教育政策―「宗派化」と「世俗化」の視点から―」

中澤 拓哉 「社会主義期モンテネグロの学校教科書における民族史」

2017年度大会(2017年4月22日:明治学院大学 白金キャンパス)

大会テーマ「宗派化と世俗化――東欧から問い直す」

小山 哲 「多宗派の共和国――近世ポーランド・リトアニアにおける諸宗派共存体制とその変容」

渡邊 昭子「19世紀のハンガリーでは、宗教・教会の何が変わったのか」

米岡 大輔「帝国統治への抵抗と順応――ハプスブルクとボスニアのイスラーム」

コメント: 踊 共二、 飯尾 唯紀

2016年度第6回例会(2017年3月11日:大東文化会館)

合評会:Pieter M. Judson "The Habsburg Empire. a new history" Harvard University Press, 2016

評者:桐生裕子、姉川雄大、割田聖史

2016年度第5回例会(共催:現代史研究会、2016年12月17日:國學院大學)

合評会:ヤーン・ユリーチェク著、長與進訳『彗星と飛行機と幻の祖国と――ミラン・ラスチスラウ・シチェファーニクの生涯』(成文社、2015年)

評者:香坂 直樹 リプライ:長與 進

合評会:ヘルムート・ラインアルター著、増谷英樹・上村敏郎訳『フリーメイソンの歴史と思想――「陰謀論」批判の本格的研究』(三和書籍、2016年)

評者:水野 博子 リプライ:増谷 英樹、上村 敏郎

2016年度第4回例会(2016年11月19日:世界史研究所)

研究発表

都筑 駿一郎「『スプリットの言葉またはマールコ・ウヴォディッチ・スプリャニンの本』と20世紀初頭のスプリット」

春山 雄紀「1780年代ウィーンとプラハにみるキリスト教兄弟団改革―啓蒙的改革者と兄弟団関係者との論争の分析―」

2016年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会個別研究報告会(2016年10月9日:神戸大学)

門間 卓也「クロアチア独立国における政治宗教と「民族化」の実践―青年層に対する「教育」に係るイデオロギーの分析―」

​衣笠 太朗「「オーバーシュレージエン問題」と分離主義運動―第一次世界大戦直後のドイツ・ポーランド境界地域」

​孫 維力「1848/49年革命期におけるオーストリア自由主義貴族の政治理念―ヨハン大公を中心に―」

​大津留 厚「彷徨えるハプスブルク―1917年の構造転換―」

2016年度第3回例会(2016年9月17日:世界史研究所)

研究発表

前川 陽祐「『ロシア』(1913年)からみるオットー・ヘッチュのロシア論――ドイツ保守派による親露主義の一例として」

齋藤 正樹「世紀転換期のドイツ帝国におけるフェルキッシュ運動とオーストリアの民族主義の関連性について」

2016年度第2回例会(2016年7月16日:東京外国語大学 本郷サテライト)

研究発表

福嶋 千穂「17世紀ポーランド・リトアニアにおける殉教事件」

森下 嘉之「チェコ全体主義体制研究所における現代史認識の争点―除外された1945-1948年の意味」

2016年度第1回例会(小シンポジウム)(2016年4月23日:大正大学)

例会テーマ「交錯する国民楽派と国民形成」

趣旨説明:白木 太一

報告

太田 峰夫「音楽のナショナリズムとその社会史的背景―ヨーゼフ・ヨアヒムとその親族の事例を中心に」

福田 宏「「国民楽派」と社会ダーウィニズム―ドヴォジャークにおける音楽の「進化」」

コメント: 姉川 雄大

2015年度第6回例会(2016年3月12日:大正大学)

研究発表

藤田 織江「19世紀半ばの「スロヴェニア」統一構想―マティヤ・マヤールによる要求を中心に―」

上村 敏郎「秘密結社ドイツ・ユニオンの残響――1794年ウィーンの靴職人の瀆神事件再考」

2015年度第5回例会(共催:現代史研究会)

(2016年1月24日:学習院女子大学)

研究発表

門間 卓也「クロアチア独立国における「ウスタシャ精神」の表象 ――『スプレムノスト』紙におけるプロパガンダの分析を中心に」

コメント:清水 明子、新谷 崇

2015年度第4回例会(2015年12月5日:大正大学)

「東中欧・バルカン諸国における移動と地域の形成」

趣旨説明:山本 明代

報告

秋山 晋吾「取り締まられる他者たち―18世紀中葉ハンガリーの「放浪民」―」

百瀬 亮司「クロアチアのセルビア人政治組織の形成と地域的諸問題 クロアチア独立―「祖国戦争」―再統合を経て」

山本 明代「第二次世界大戦後チェコスロヴァキアとハンガリー間の住民交換の社会的影響」

コメント:上村 敏郎、門間 卓也、井出 匠

2015年度第3回例会(共催:現代史研究会)(2015年11月21日:明治大学 神田駿河台キャンパス)

合評会

小澤卓也・田中聡・水野博子編著『教養のための現代史入門』(ミネルヴァ書房、2015年)

評者:高田 馨里、清水 明子、鄭 栄桓

リプライ:小澤 卓也、田中 聡、水野 博子

2015年度第2回例会(共催:現代史研究会・西洋近現代史研究会)

(2015年10月24日:明治大学駿河台キャンパス)

シンポジウム「『オーストリア国民』を考える」

趣旨説明:小沢 弘明

報告

古川 高子「戦間期オーストリアにおけるナショナル・ツーリズム」

鈴木 珠美「国民にすることと国民になること―ティロール南部における国籍選択政策を例として」

江口 布由子「東中欧のナショナリズムをめぐる近年の議論―『国民への冷淡さnational indifference』を中心に」

2015年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会個別研究報告会(2015年10月18日:学習院女子大学)

巻田 響「対ハプスブルク蜂起時の政治言説にみる近世ハンガリー・トランシルヴァニア政治文化―ボチュカイ・イシュトヴァーン蜂起(1604-06)を事例として―」

市原 晋平「18世紀前半のハンガリー王国におけるツィガーニの職業活動と地域社会―ミシュコルツにおけるツィガーニ鍛冶師の活動制限条例(1740年)をめぐる一考察―」

村上 亮「ボスニア・ヘルツェゴヴィナ併合問題(1908年)の再検討―新領土編入にみるハプスブルク帝国の矛盾―」

根本 峻瑠「ハプスブルク期トリエステのギムナジウム―言語的多様性と国立ギムナジウム―」

横越 建城「フェルディナント1世による家領管理・帝国統治とその帰結―1520-30年代の宮廷令変遷を手がかりに―」

2015年度第1回例会(2015年6月13日:大正大学)

研究発表

福元 健之 「1905年革命期ロシア領ポーランドの労働者と知識人――「ウッチのロックアウト」を中心に」

重松 尚 「リトアニア語で発信するシオニストたち――新聞『ムースー・ガルサス』の分析を中心に」

2015年度大会(2015年4月25日:大正大学)

大会テーマ「東欧史におけるネットワーク」

薩摩 秀登 「学芸で結ばれた人たち―初期近世の人文主義者たちと東欧諸国―」

秋山 晋吾 「近世東欧の交易ネットワークとその担い手たち―18世紀ハンガリーのバルカン商人―」

野村 真理 「ユダヤ人ネットワークの実像と虚像―世界イスラエル連合から『シオンの賢者の議定 書』へ―」

コメント: 山本 明代

2014年第4回例会(共催:「教会と社会」研究会)

(2014年12月14日:早稲田大学戸山キャンパス)

書評会

藤井 真生著『中世チェコ国家の誕生:君主・貴族・共同体』(昭和堂、2014年)

コメント:千葉 敏之、岸田 菜摘

リプライ:藤井 真生

2014年特別例会(共催:現代史研究会、西洋近現代史研究会)

(2014年10月18日:青山学院大学)

特別セッション

「西洋史若手研究者問題を考える:西洋史若手研究者問題検討ワーキンググループ報告書をめぐって」

コメント:上村 敏郎、辻 英史、中田 瑞穂

2014年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会個別研究報告会(2014年10月11~12日:奈良女子大学)

 

10月11日(土)

鈴木 珠美「南ティロールにおける国籍・移住選択研究再考―最近の研究動向から」

江口 布由子「戦間期オーストリアの優生思想」

中村 寿「自衛―独立ユダヤ週刊新聞(Selbstwehr Unabhaengige juedische Wochenschrift)」

米岡 大輔「帝国に帰還する難民―バルカン戦争とボスニアのイスラーム教徒」

10月12日(日)

桐生 裕子「加入義務制農業組合をめぐる議論にみる世紀転換期ハプスブルク君主国の国家と社会」

上田 理恵子「在野法曹からみた19世紀末オーストリアにおける民事訴訟制度改革」

濱口 忠大「19世紀半ばのトリエステにおけるナショナリズムの萌芽」

石井 大輔「バロック期ハプスブルク君主と領邦―領邦上オーストリアにおける世襲忠誠誓約式を事例として」

2014年第3回例会(2014年7月5日:大正大学)

書評会

大津留 厚・水野 博子・河野 淳・岩崎 周一編『ハプスブルク史研究入門:歴史のラビリンスへの招待』(昭和堂、2013年)

コメント:大津留 厚、水野 博子、河野 淳、岩崎 周一

 

2014年第2回例会(2014年6月28日:大正大学)

書評会

高橋 和・中村 唯史・山崎 彰編『映像の中の冷戦後世界:ロシア・ドイツ・東欧研究とフィルム・アーカイブ』(山形大学出版会、2013年)

コメント:菅原 祥、鈴木 健太

リプライ:山崎 彰

佐々木 洋子『ハプスブルク帝国の鉄道と汽船:19世紀の鉄道建設と河川・海運航行』(刀水書房、2013年)

コメント:村上 亮

リプライ:佐々木 洋子

2014年第1回例会、総会(共催:歴史コミュニケーション研究会)

(2014年4月26日:大正大学)

柳原 伸洋「東ヨーロッパ研究の過去・現在・未来を考える「東欧史カフェ」―歴史コミュニケーション―」

東欧史研究会特別例会(主催:科研費プロジェクト 基盤(A)「ヨーロッパ境界地域の歴史的経験とパトリア意識/市民権」研究代表者:東京外国語大学 篠原琢、共催:現代史研究会、西洋近現代史研究会)

 

Patriotism and composite state in early modern Central Europe(3月10日:東京外国語大学本郷サテライト)

Petr Maťa : Provincial estates, provincial diets and negotiating fiscal equality in theHabsburg composite state (seventeenth-eighteenth century)

Lucie Storchová: Humanist scholars on the rigins of Bohemi: Rethinking conceptual frameworks of Caspar Hirschi

討論者:古谷大輔、小山 哲

Pozoruhodná koncepce českých dějin v raném novověku(3月11日:東京外国語大学本郷サテライト)

Lucie Storchová, Spory o původu Čechů na pražské univerzitě po roce 1600

Petr Maťa: Vandalizovat dějiny – Maximilián Rudolf ze Schleinitz(1605-1675) a jeho spis o původu Čechů ("Vandalo-Bohemia")

Representing the Others(3月17日:京都大学)

Petr Maťa: Mother tongue and fatherland. Language and ritual at Bohemia´s seventeenth-century diet

Lucie Storchová: On savages, enlightened subjects and Czechs:Discourses of Othering and nation in Kramerius’ travelogues(1802–1808)

討論者:中澤達哉、篠原 琢

2013年度第6回例会(2014年2月22日:大正大学)

 

研究発表:古川高子「大衆政治化期オーストリアにおけるリベラル・ツーリズムの展開―アルペン協会と自然の友の関係を中心に―」

書評会:唐澤晃一『中世後期のセルビアとボスニアにおける君主と社会:王冠と政治集会』(刀水書房、2013年)

コメント:鈴木広和

リプライ:唐澤晃一

2013年度第5回例会(2013年12月14日:大正大学)

 

研究発表:辻河典子「1920年代におけるハンガリー系亡命者の政治活動と国際組織」

書評会:山本明代著『大西洋を越えるハンガリー王国の移民――アメリカにおけるネットワークと共同体の形成』(彩流社,2013年)

コメント:一村(野村)史織

リプライ:山本明代

2013年度東欧史研究会・ハプスブルク史研究会個別研究報告会(2013年10月12-13日:聖心女子大学)

 

10月12日(土)

大津留厚「ハプスブルク史研究の方法としての青野原」

佐伯彩「十九世紀末オーストリア支配下のクラクフの位置」

篠原琢「ベーメン・ドイツ人歴史協会の祖国観」

10月13日(日)

早津光子「金羊毛騎士団の人選からみたマリア・テレジア期の宮廷―ハウクヴィッツ伯爵の採用をめぐって―」

鈴木健太「1980年代末セルビアと「反官僚主義革命」――ヴォイヴォディナ自治州における大衆運動とナショナリズム」

百瀬亮司「コソヴォ問題と歴史認識:1980年代を中心に」

2013年度第3回例会(2013年7月13日:大正大学)

書評会

藤嶋亮 『国王カロル対大天使ミカエル軍団:ルーマニアの政治宗教と政治暴力』(彩流社,2012年)

コメント:小森宏美

リプライ:藤嶋亮氏

ケヴェール・ジェルジ(平田武訳)『身分社会と市民社会:一九世紀ハンガリー社会史』(刀水書房,2013年)

解題と問題提起:平田武氏

2013年度第2回例会(共催:西洋近現代史研究会)(2013年6月13日:大正大学)

 

研究発表:岡本佳子「農学者永井威三郎の日本文化論――『二十世紀』と『西方』から」

書評会:森下嘉之著『近代チェコ住宅社会史――新国家の形成と社会構想』(北海道大学出版会,2013年)

コメント:森宜人

リプライ:森下嘉之

2013年度第1回例会(2013年4月27日:大正大学)

合評会

篠原琢・中澤達哉編『ハプスブルク帝国政治文化史――継承される正統性』(昭和堂、2012年)

討論者:阿南大、上村敏郎

リプライ:中澤達哉、戸谷浩、秋山晋吾

2013年度総会

東欧史研究会特別例会(2013年4月6日:一橋大学)

チェクヴィチュカ・アールパード「ミンツェンティ大司教の生涯の研究—史料・調査プロセス・成果」

東欧史研究会特別例会(主催:科研費プロジェクト 基盤(A)「ヨーロッパ境界地域の歴史的経験とパトリア意識/市民権」研究代表者:東京外国語大学 篠原琢、共催:ハプスブルク史研究会、西洋近現代史研究会、現代史研究会、バルト・スカンジナヴィア史研究会)「Nationalism Conference: Thinking New Perspective to Nationalism in Europe from Historical Study」(2013年4月4日:京都大学、4月5日:大阪大学豊中キャンパス)

4月4日

オリヴァー・ジマー「Theorizing nationalism today: what part should historians play?」

バラージュ・トレンチェーニ「An Overview of the East Central European Tradition of Nationalism Studies, 1920-1970」

コメント:古谷大輔、中澤達哉

4月5日

バラージュ・トレンチェーニ「" Negotiating Modernity" - Lessons from a project on the history of modern political thought in East Central Europe」

オクサナ・サルキソヴァー「Soviet Cultural Policy in Musical Theater and Cinema, 1917-1940」

東欧史研究会特別例会(主催:科研費プロジェクト 基盤(A)「ヨーロッパ境界地域の歴史的経験とパトリア意識/市民権」研究代表者:東京外国語大学 篠原琢、共催:現代史研究会、西洋近現代史研究会)「ドイツ近代史への新しいアプローチ―オリヴァー・ジマー氏を囲んで」(2013年4月1日:青山学院大学)

オリヴァー・ジマー「Rhythms of Life: a new view of German history in the long nineteenth century?」

コメント:西山暁義、割田聖史、穐山洋子

東欧史研究会特別例会(主催:科研費プロジェクト 基盤(A)「ヨーロッパ境界地域の歴史的経験とパトリア意識/市民権」研究代表者:東京外国語大学 篠原琢)「ハンガリー現代史における政治文化と社会―ハンガリーの若手歴史家を囲んで―」(2013年3月31日:世界史研究所)

バラージュ・トレンチェーニ「"Kulturkampf" after 1989: The Hungarian Story in a Regional Context」

オクサナ・サルキソヴァー「Állami Áruház (1953) and the Joys of Consumption: East European Musical Films During the Cold War」

2012年度第6回例会(共催:西洋近現代史研究会)(2013年3月23日:専修大学神田校舎)

研究発表:河合信晴「東ドイツの余暇と政治(1961-1980)――余暇時間を巡る政策と保養活動を例にして」

書評会:中田瑞穂『農民と労働者の民主主義――戦間期チェコスロヴァキア政治史』(名古屋大学出版会、2012年)

コメント:森下嘉之

リプライ:中田瑞穂

2012年度第5回例会(2013年3月16日:大正大学西巣鴨校舎)

唐澤晃一「ロマニアの皇帝とセルビア人の王国―辺境から見たコンスタンティノープル―」

山田朋子「20世紀初頭のポーランド人女性解放運動と民族意識」

2012年度第4回例会(共催:西洋近現代史研究会)(2012年12月15日:大正大学西巣鴨校舎)

研究発表:杵淵文夫「オーストリア中欧経済協会と対アメリカ通商問題」

書評会:桐生裕子『近代ボヘミア農村と市民社会――19世紀後半ハプスブルク帝国における社会変容と国民化』(刀水書房、2012年)

コメント:山崎彰

リプライ:桐生裕子

2012年度第3回例会(共催:西洋近現代史研究会)(2012年11月17日:専修大学神田校舎)

研究発表:北村厚「アンシュルス(独墺合邦)運動の関税同盟構想」

書評会:割田聖史『プロイセンの国家・国民・地域――19世紀前半のポーゼン州・ドイツ・ポーランド』(有志舎、2012年)

コメント:中澤達哉

リプライ:割田聖史

東欧史研究会特別例会(2012年11月12日:千葉大学)

ヨジェ・ピリェヴェツ「チトーとユーゴスラビア共産主義者同盟」

コメンテーター: 百瀬亮司

東欧史研究会・ハプスブルク史研究会2012年度個別研究報告会(2012年10月6日、7日:学習院女子大学)

一日目(6日)

加藤大悟「田園」に託す精神療養―20世紀初頭ウィーンにおける精神病施設シュタインホーフの設立―」

田中達也「占領期オーストリアにおける職業教育改革をめぐる議論について―バート・イシュール会議を中心に―」

野口司 「歴史・文化の文脈から見たフンデルトヴァッサーの建築作品」

二日目(7日)

森下嘉之「『地域はどのように構築されるのか-チェコ、ポーランド、ドイツ国境地帯「ベスキーデンラント」を事例に-」

福田宏「ミラン・ホジャの中欧連邦構想:地域再編の試みと農民民主主義の思想」

林美鈴「ポスト社会主義ルーマニアのジプシーミュージシャン、ラウターリの音楽経験をめぐる人類学的研究」

2012年度第2回例会(2012年7月21日:大正大学)

鈴木健太:「1980年代末セルビアにおけるミロシェヴィチ政権とナショナリズム―パラチン事件とセルビア党中央委員会第8回総会」

星野友里:「両大戦間期南ティロールの「民族ドイツ人」と独伊関係―1939年ベルリン協定締結に伴う国籍選択に関する一考察―」

2012年度総会・第1回例会(2012年4月15日:世界史研究所)

中澤拓哉:「「モンテネグロ語」の形成――ユーゴスラヴィア解体以降のナショナリズムと言語計画,1992~2011」

春山雄紀:「18世紀後半におけるチェコ南部の社会事業の展開―ビュクワ伯所領の貧民施設を例に」

2012年度総会

2011年度特別例会(2012年3月10日:東京外国語大学本郷サテライト) 共催:科研プロジェクト「ヨーロッパ境界地域の歴史的経験におけるパトリア/市民権」

カタジナ・ブワホフスカ(ワルシャワ大学歴史学研究所)

Dispute over History - Dispute over the Present Day. The Territories of the former Grand Duchy of Lithuania in the Interpretations of Nineteenth-Century Russian and Polish Historians

ロバート・ピンセント(ロンドン大学スラヴ・東欧研究所)

The Heart of Europe.' The Origins and Fate of a Czech Nationalist Cliche

2011年度第4回例会(2011年11月26日:専修大学神田校舎) 西洋近現代史研究会と共催

栗原久定:「第一次世界大戦中の中央アフリカ(Mittelafrika)構想」

座談会 ノーマン・J・ウィルソン(南塚信吾/木村真監訳)『歴史学の未来へ』 (法政大学出版局、2011年)

2011年度個別研究報告会(10月9日:学習院女子大学) 共催:ハプスブルク史研究会

研究報告

太田峰夫 「ツィンバロンはいかにして女性の楽器になったのか――19世紀後半のハンガリー市民社会におけるサロンの「ハンガリー化」について」

杉戸勇気 「追憶の文体――ボフミル・フラバルの1970年代の小説に関する考察」

石黒太祐 「チェコスロヴァキア「正常化」体制の統治システム」

金久保周求「コソヴォ問題と1980年代以降のスロヴェニア政治」

2011年度第3回例会(2011年7月17日:世界史研究所)

上村敏郎「ヨーゼフ二世期における出版と公共圏の問題―ウィーンの書籍商ゲオルク・フィリップ・ヴーヘラーの社会的ネットワーク―」

門間卓也「想像された「歴史的文脈」―1928年のセルビア人、クロアチア人、スロヴェニア人の王国における政治的レトリックの分析―」

2011年度第2回例会(2011年5月28日:世界史研究所)

諸井弘輔「1848年革命期のクロアティアにおける国家・国民理念と地域社会―ザグレブとスリイェム・ジュパニヤの状況を中心に―」

岡本佳子「バラージュ・ベーラの神秘劇--「青ひげ公の城」を戯曲として読む

2011年度第1回例会(2011年4月24日:世界史研究所)

唐沢晃一 「コソヴォ伝説の脱神話化をめぐる一考察~コソヴォの戦いと史実への回帰~」

2011年度総会

2010年度個別研究報告会(10月9・10日:聖心女子大学) 共催:ハプスブルク史研究会

研究報告

村上亮 「ハプスブルク統治下ボスニア・ヘルツェゴヴィナにおける土地償却政策の展開―特権農業・商業銀行の設立過程にみる二重帝国体制の一側面―」

市原晋平 「18世紀後半トランシルヴァニアのジプシー集団―財務局史料に見る『国庫のジプシー』と周辺社会との関係の一端―」

井出匠 「地域社会のなかの「ネイション」―20世紀初頭のルジョムベロクにおけるスロヴァキア・ナショナリズム運動―」

岡本佳子 「世紀転換期ブダペシュトにおける「近代演劇」受容について―ターリア協会の活動とルカーチ・ジェルジの演劇論から―」

桑名映子 「マイヤーリングの悲劇とハンガリー人外交官―皇太子ルドルフの書簡をめぐって―」

岩崎周一 「『帝都』ウィーンの宮廷社会 1650―1800年」

2010年度第2回例会(2010年6月19日:世界史研究所)

岡野詩子 「カティンの森事件の遺族に対するインタビュー調査」

2010年度第1回例会(2010年4月17日:世界史研究所)

合評会:中澤達哉著『近代スロヴァキア国民形成思想史研究―「歴史なき民」の近代国民法人説―』

評者 池田嘉郎

リプライ:中澤達哉

2010年度総会

2009年度第2回例会(2010年1月30日:世界史研究所)

報告:ボスニア王冠とコナーヴリ戦争 -15世紀のバルカン西部における地域統合のあり方-

報告者 唐沢晃一

2009年度第3回特別例会(12月19日:世界史研究所)

はじめに: 木村真「バルカン研究の展開」

報告1: 鈴木健太「ユーゴスラヴィア解体とナショナリズム―セルビア社会への視点」

報告2: 百瀬亮司「1980年代コソヴォへの視座」

コメント: 柴宜弘

共催:大阪大学世界言語研究センター「民族紛争の背景に関する地政学的研究」

2009年度第2回特別例会(11月21・24日:東京外国語大学・千葉大学)

11月21日(東京外国語大学)

講演:ヘルムート・コンラート「オーストリアの1934年2月」

11月24日(千葉大学)

講演:ヘルムート・コンラート「赤いウィーン」

司会:小沢弘明

主催:科学研究費補助金(基盤研究B)「新自由主義の歴史的展開に関する比較史的 考察」(研究代表者 小沢弘明)

協力:ハプスブルク史研究会、東欧史研究会、東京外国語大学海外事情研究所

2009年度第1回特別例会(11月7日:学習院女子大学)

Obrad Savic

(University of Leeds / Kosovo Institute of Journalism & Communication)

"Cosmopolitan Serbia: The Case Study of the Belgrade Circle NGO"

司会:百瀬亮司

共催:大阪大学世界言語研究センター「民族紛争の背景に関する地政学的研究」

http://www.world-lang.osaka-u.ac.jp/user/liccosec/index.html

2009年度個別研究報告会(10月10・11日:聖心女子大学) 共催:ハプスブルク史研究会

研究報告

坂口さやか 「帝権とイメージ―神聖ローマ皇帝ルドルフ二世の「政治神学」

大塩量平 「18世紀後半ウィーンの劇場活動の構造変化―ヨーゼフ2世期の国民劇場の社会経済史分析を中心に」

渡邊昭子 「異宗派間の婚姻―19世紀ハンガリーにおける制度・議論・実態」

玉木修 「「西欧」周辺地域における啓蒙と科学思想需要の一形態」

門間卓也 「大戦間期クロアチアにおける「民族」の在処―1927年の国政選挙における言説からの分析」

辻河典子 「第20回列国議会同盟本会議における「亡命者emigracio」の活動:ハンガリーの問題をめぐって」

2009年度第1回例会(4月25日:NPO世界史研究所)

報告者 倉金佳

ハンガリーにおける〈動物の福祉〉の黎明

特別例会(3月7日:学習院女子大学)

報告者 ドゥシャン・シクヴァルナ Dusan Skvarna (スロヴァキア、マーチェイ・ベル大学)

Traditonal Ethnos and Modern Nation (Construction of Identity of the Slovaks in the 19th Century)

特別例会(2月23日:千里ライフサイエンスセンター)

アイデンティティの座標ともう一つの文明の分水嶺

問題提起・報告

古谷大輔・小森宏美・木村真

コメンテーター

柴宜弘・小山哲

主催:大阪大学世界言語研究センター;バルト・スカンディナヴィア研究会

特別例会(2009年2月11日:東京大学)

ドナウを下って、未来の世界文学へ

―現代ハンガリー・ポストモダニズムの騎手エステルハージ・ペーテル氏を迎えて―

沼野充義 イントロダクション―中欧ポストモダン文学の旗手、エステルハージ

エステルハージ・ペーテル講演

バミューダ・トライアングル―21 世紀の言語について

ハンガリー語による自作朗読 『ハーン=ハーン伯爵夫人のまなざし』より(日本語訳つき)

早稲田みか ドナウ川をめぐる奇想の書『ハーン=ハーン伯爵夫人のまなざし』を訳して

エッシュバッハ=サボー・ヴィクトリア ハンガリー語で書くこと―ヨーロッパの言語空間におけるエステルハージ欧と近代の相対化」合評会

主催:国際交流基金・東京大学文学部現代文芸論研究室

協力:東欧史研究会

2008年度第3回例会(12月20日:学習院女子大学)

『東欧史研究』第30号

特集「東欧と近代の相対化」合評会

評者:古谷大輔・小沢弘明

筆者応答:千葉敏之・小山哲・阿南大・平田武

特別例会:西洋史研究会大会(11月23日:東北大学)

現代連邦制の世界史的位相―解体と統合の諸相ー

問題提起: 佐藤勝則

ユーゴスラヴィア連邦の解体: 柴宜弘

ロシア・ソ連の国境と国家:対モンゴル、フィンランド政策の場合: 寺山恭輔

アメリカ連邦制下における地域経済統合と財行政: 三瓶弘喜

フランス農村における地方分権と新しい公共圏: 石井圭一

コメント: 篠原琢

司会: 佐藤雪野;関内隆

特別例会(2008年11月16日:名古屋市立大学)

「東欧とバルカンの文化的交錯の歴史と現在」

報告

パプ・ノルベルト (ペーチ大学地理学研究所地中海東部・バルカン研究センター長)

「ハンガリーの対外関係と南方」

キタニチ・マーテー (ペーチ大学地理学研究所地中海東部・バルカン研究センター講師)

「ハンガリー・バルカン関係:その端緒から今日まで」

コメント:

木村 真

越村 勲

戸谷 浩

主催:東欧ロシア史学史研究会、東欧史研究会、「ハンガリーの文化的多元性」研究会

2008年度個別研究報告会(共催:ハプスブルク史研究会 2008年10月4-5日:聖心女子大学)

10月4日(土)

武内阿裕美: 16世紀初頭ウィーンの社会福祉制度―ウィーン市民病院を中心に―

後藤秀和: 聖界領邦末期サルツブルク政府と食肉問題―啓蒙改革・健康・「ポリツァイ」―

上村敏郎: ヨーゼフ2世治下ハプスブルク君主国における出版物を通した情報流通」―ラディスラウス・セーケイの横領事件に見る出版メディアと権力の関係―

10月5日(日)

井出匠: 19世紀末・20世紀初頭のスロヴァキア国民主義運動と反ユダヤ主義

杉本健二: 近現代のチェコ社会におけるナショナル・アイデンティティの創造と歴史認識

栗原久定: 第一次世界大戦中の戦後構想としてのミッテルオイローパ―4つの構想の比較を中心に―

島田昌幸: オーストリア=ハンガリー外務省の東アジア国際政治認識(1907-1914)

2008年度第2回例会(2008年7月27日:世界史研究所)

東欧近世史新刊合評会

合評1

山田朋子著『ポーランドの貴族の町』(刀水書房、2007年)

評者:白木太一 リプライ:山田朋子

合評2

飯尾唯紀著『近世ハンガリー農村社会の研究』(北大出版、2008年)

評者:秋山晋吾

特別例会(7月12日:学習院女子大学)

エドヴァルト・オパリンスキ氏をかこんで

Edward Opalinski, Republicanism and notions of citizenship and the Zebrzydowski Rebellion, 1606-1609

2008年度第1回例会・総会(4月26日:世界史研究所)

2008年度第1回例会

姉川雄大「ハンガリー体育史研究の動向」

2008年度総会

2008年3月例会(3月22日:世界史研究所)

藤井欣子

世紀転換期シュタイアーマルクにおける農民の国民化―キリスト教農村同盟の活動を中心に―

2008年2月特別例会(2月2日:世界史研究所)

Patriotism and Civil Society in the Habsburg Monarchy

(「ハプスブルク帝国における愛国主義と市民社会」)

Chairperson: Osamu Ieda (Hokkaido University) (家田修氏)

Taku Shinohara (Tokyo University of Foreign Studies)

Introductory Remarks on the Recent Research Trends on the History of Nationalism in the Habsburg Monarchy

(篠原琢:「ハプスブルク帝国のナショナリズム研究についての最近の動向―序にかえて」)

Balazs Trencsenyi (Central European University, Budapest)

The Discourses of Hungarian Nationhood in the Early-Modern Period, and their Longue Duree Repercussions

(バラージュ・トレンチェーニ(中央ヨーロッパ大学、ブダペシュト):「近世におけるハンガリー国民性についてのディスクール―その長い反響」)

Milan Hlavacka (Institute of Czech History, Charles University, Prague)

On the Concept of 19th Century Liberal Civic Society in Bohemia: An Attempted Definition

(ミラン・フラヴァチュカ(カレル大学チェコ史研究所):「ボヘミアにおける19世紀のリベラルな市民社会概念―定義のための試論」)

Tatsuya Nakazawa (Fukui University)

The Concept of "Slovak Nation" in Intellectual history: The Theory of the Corporate Body of Modern Nation

(中澤達哉氏:「思想史におけるスロヴァキア国民概念―近代国民法人説」)

Discussion (討論)

Discussant (コメンテーター)

Satoshi Koyama (Kyoto University) (小山哲氏)

Hiroshi Toya (Meiji Gakuin University) (戸谷浩氏)

2007年12月例会(12月15日:早稲田大学戸山キャンパス)

香坂直樹

チェコスロヴァキア第一共和国における「スロヴァキア」の形成

―地方行政制度の変遷とスロヴァキア系諸政党の議論―

2007年9月例会(9月30日:世界史研究所)

阿南大

18世紀オーストリア君主国地域における概念史の可能性

- オーストリア領南ネーデルラントを中心に-

2007年9月特別例会 「軍政国境史研究の現在」

(9月29日:桑沢デザイン研究所7階71番(東京造形大学サテライト )

1.越村勲:軍政国境史視聴覚化プロジェクトの中間報告

(ザグレブ大学・東京造形大学が共同製作している映像教材の試写会)

2.ドラーゴ・ロクサンディチ

「クロアティア軍政国境史研究の近況」

特別例会(9月8日、京都大学)

ヤツェク・プルフラ氏(ポーランド国際文化研究所・クラクフ)

"Heritage and Development. The Experience of Cracow"

ハプスブルク史研究会・日本ICOMOSとの共催

2007年7月例会(7月28日、世界史研究所)

大畑 悟

「第一次大戦期オーストリア=ハンガリー帝国の手紙の検閲による世論調査―イタリア語住民の「愛国的な手紙」を中心に」

PDF版レジュメ

三宅 立、小沢 弘明、西川正雄(リプライ)

書評:西川正雄著『社会主義インターナショナルの群像 1914-1923』(岩波書店、2007)

2007年5月例会(5月20日、東京外国語大学本郷サテライト)

田中一生さんのお仕事をふりかえって

―翻訳、東欧文学、バルカンの文化―

奥彩子 小原雅俊 寺島憲治

2007年4月例会(4月28日、東京外国語大学本郷サテライト)

姉川 雄大

「19世紀末から1920年代ハンガリーの体育における「教育」と「軍事」

吉岡 潤

「ポーランド2006 ―スライドショー―」

2007年度東欧史研究会総会

2007年2月例会 (2月24日、東京外国語大学本郷サテライト)

辻河 典子

「ハンガリー社会再編論と「知識人」――

ヤーシの「ドナウ文化同盟」構想(1921年)を手掛かりに」

篠原 琢

書評:「寛容令再考」

(ズデニェク・ネシュポル

『教会なき信仰―寛容令発布期の東部ボヘミアの宗教セクト』

プラハ、2004年

エヴァ・メルムコヴァー

『寛容令と呼ばれた勅令』プラハ、1999年)

2007年1月例会 (1月27日、東京外国語大学本郷サテライト)

松浦 真衣子

「ネオヘレニズム再考

―19世紀初頭の啓蒙知識人カイリスの教育活動を通して」

小原 淳

書評:福田宏『身体の国民化-多極化するチェコ社会と体操運動-』

(北海道大学出版会、2006年)

2006年12月例会 (12月17日、東京外国語大学本郷サテライト)

木村 真

「「東欧史」研究に見る戦間期」

福田 宏

「忘却されたヨーロッパ構想

-戦間期中東欧における「保守革命」とカール・アントン・ロアン公爵」

2006年11月例会 (11月18日、NPO世界史研究所)

宮崎 悠

「ドモフスキの「全ポーランド主義」論ー国民的独立への序章ー」

中澤 達哉

書評:白木太一著『近世ポーランド「共和国」の再建-四年議会と五月三日憲法への道』彩流社(2005年)

2006年10月例会 (10月29日、東京外国語大学本郷サテライト)

戸谷 浩

「祖型と他者の狭間で――「東欧」近世史の基本的枠組み」

小山 哲

「「東欧」から「東中欧」へ?――ポーランドにおける近世史研究の60年」」

秋山 晋吾

「東欧の「18世紀」」

2006年9月特別例会(9月18日、東京外国語大学本郷サテライト)

Michal Kopecek

" Quest for the Lost Meaning of Revolution: Marxist Revisionism in East Central Europe after 1956 "

Lukasz Kaminski

" The Year 1956 in Poland "

2006年7月例会 (7月29日、東京外国語大学本郷サテライト)

荻谷 唯子

「ドイツ連邦共和国における被追放民の統合」

2006年6月例会 (6月17日、東京外国語大学本郷サテライト)

山田 朋子

「ポーランドの私領都市とユダヤ人」

篠原 琢

書評:薩摩秀登著『物語 チェコの歴史-森と高原と古城の国』

中央公論新社(中公新書)2006年

2006年4月例会 (4月22日、東京外国語大学本郷サテライト)

中田 瑞穂

「戦間期研究概観―国民、階級、身分」

佐原 徹哉

ボスニア内戦と民族浄化:過去十年の研究成果から

2006年度東欧史研究会総会

2006年3月例会 (3月18日、東京外国語大学本郷サテライト)

江口 布由子

「世紀転換期のオーストリアにおける児童保護

ネットワークの形成―グラーツを事例に」

栗原 典子

「ウクライナ史学におけるコサック「身分」論」

2006年2月例会 (2月18日、東京外国語大学本郷サテライト)

鈴木 広和

「中近世における地域論」

古谷 大輔

「バルト海世界と「北欧」アイデンティティの歴史的展開」

2006年1月例会 (1月28日、東京外国語大学本郷サテライト)

山本 明代

「第一次世界大戦期アメリカ合衆国の東欧移民」

仲津 由希子

書評:Waldemar Paruch (2005), Mysl polityczna obozu

pilsudczykowskiego 1926-1939, Lublin: UMCS.

(『ピウスツキ派陣営の政治思想』)

2005年12月例会 (12月19・20日、東京外国語大学)

アントニス・リアコス

「ブローデル後のブローデル的地中海」

ヤツェク・プルフラ

「中央ヨーロッパ:ポーランドの視点」

「ポーランド史・ヨーロッパ史のなかのクラクフ」

エイキ・ベルク

「政治概念としてのバルト地域」

ペルティ・ヨエンニエミ

「ヨーロッパ拡大における北欧」

2005年11月例会 (11月26日、東京外国語大学本郷サテライト)

井出 匠

「1860年代におけるスロヴァキアネイション形成の理想と実践

マチツァ・スロヴェンスカーの活動を中心に」

河瀬 まり

「『「国際シンポジウム 地域史の可能性を求めて

バルカンと東アジアの歴史教科書から」を通じてみえてきたこと」

2005年10月例会 (10月29日、東京外国語大学本郷サテライト)

戸谷 浩

「軍政国境地帯から見えるもの―読書会を立ち上げてみて」

越村 勲

「クロアティアにおける軍政国境史研究の近況について

―海賊ウスコクの研究と「三重境界」研究プロジェクト」

2005年7月例会 (7月30日、東京外国語大学本郷サテライト)

百瀬 亮司

「1990年代初期セルビアにおけるフェミニズム運動の展開」

篠原 琢

「フランチシェク・クトナル再読―文化史と社会史のあいだで」

2005年6月例会 (6月25日、青山学院大学)

横井 雅子

「『文化としての音』はどう捉えられてきたのか―19~20世紀ハンガリーの伝統音楽研究をめぐって―」

寺嶋 憲治

「記録と伝承 ―『ヴァンコフ日記』と『ダヴィドコヴォ民衆歌謡集』から」

2005年4月例会 (4月23日、青山学院大学)

辻河 典子

「ヤーシ・オスカルとハンガリー社会―1920年代の著作における『ユダヤ人』観を手がかりに」

薩摩 秀登

「書評:小倉 欣一編 『近世ヨーロッパの東と西―共和制の理念と現実』(山川出版社、2004年)」

2005年3月例会 (3月26日、青山学院大学)

南塚 信吾

「民衆運動史の新たな視点と方法とは何か」

吉岡 潤

「書評:Timothy Snyder, The Reconstruction of Nations: Poland, Ukraine, Lithuania, Belarus 1569-1999 (Yale Univ. Press, 2003)」

2005年1月例会 (1月29日、青山学院大学)

千葉 敏之

「Staatlichkeit―オットー朝における可塑的政治秩序の呼称」

宮城 美穂

「11世紀と12世紀のビザンツ歴史叙述における西欧とハンガリー―「西欧」と非「西欧」の境界」

2004年度大会: 東欧における地域・社団と議会主義的伝統(12月18日、青山学院大学)

問題提起

篠原 琢

「ハプスブルク帝国における『議会主義的伝統』―近世から近代への断絶と連続性」

報告

薩摩 秀登

「近世のチェコとモラヴィアにおける国家概念」

白木 太一

「近世ポーランド=リトアニア連合国家の地方議会に関する研究動向~「共和国」の中央と地方の問題を中心に~」

唐沢 晃一

「バルカン・スラヴ諸国における王冠・国王評議会・官僚制-東西世界のはざまで-」

コメント 鈴木 広和、中澤 達哉

2004年11月例会 (11月27日、東京外国語大学本郷サテライト)

家田 修

「東欧:その地域認識をめぐって」

姉川 雄大

「書評:Ivan T. Berend, History Derailed: Central and Eastern Europe in the Long Nineteenth Century (University of California Press, 2003).」

2004年10月例会 (10月23日、NPO-IF)

日暮 美奈子

「東欧における両性関係史の可能性」

松前 もゆる

「社会転換の経験と性差:ポスト社会主義期ブルガリアにおけるジェンダー研究の問題性と可能性」

2004年7月例会 (7月24日、NPO-IF)

鈴木 健太

「ベオグラード、1991年3月9日―そこから眺めるセルビア・ナショナリズムとユーゴスラヴィア解体」

鈴木 珠美

「書評:Laurence Cole, Fuer Gott, Kaiser und Vaterland. Nationale Identitaet der deutschsprachigen Bevoelkerung Tirols 1860-1914 (Frankfurt a.M., 2000).」

2004年6月例会 (6月27日、青山学院大学)

倉金 佳

「社会主義期ハンガリーにおける歴史教育 ―ギムナジウム教科書に見る『56年』事件」

山谷 直詩

「歴史叙述と上シレジアの文化闘争」

2004年4月例会 (4月24日、青山学院大学)

合評会

松前 もゆる

ストヤン・ノヴァコヴィチ著/越村勲・唐沢晃一訳、『セロ』(刀水書房、2003年)

上村 敏郎

H・バラージュ・エーヴァ著/渡邊昭子・岩崎周一訳、『ハプスブルクとハンガリー』(成文社、2003年)

2004年2月例会 (2月28日、早稲田大学)

香坂 直樹

「両大戦間期のスロヴァキア問題の一局面 ~1927年の州制度法をめぐる政治家の議論~」

2004年2月特別例会 (2月1日、東京大学)

アンジェイ・ノヴァク(ポーランド科学アカデミー歴史研究所教授)

"The Genesis of Russian Imperial Thought and the Problem of Poland (from Peter I to Pushkin and Karamzin)"

2004年1月例会 (1月24日、早稲田大学)

河野 淳

「戦争について知ること、知らされること ~1566年対トルコ戦争を巡る皇帝マクシミリアン二世の情報戦略~」

島田 昌幸

「オーストリア=ハンガリーの対中借款事業 ~その目的、背景と諸国の反応 1912―14年~」

2003年度シンポジウム: 周辺からのまなざし、周辺へのまなざし―東欧マイノリティ研究の現在―(12月20日、明治大学)

佐原 徹哉

少数者のまなざしの可能性についてー民族浄化後の状況から

長與 進

スロヴァキアのルシーン/ウクライナ系マイノリティ

木村 護郎

順応と自己主張の間で―ソルブ語人の生活戦略への視点

水谷 驍

ジプシー像の再構築に向けて―Wim Willems の所論を手がかりに

コメント: 小沢 弘明、戸邉 秀明

2003年11月例会 (11月15日、東京外国語大学)

清水 明子

「クロアチア史における『祖国戦争』(1991~95年)」

2003年10月例会 (10月25日、東京外国語大学)

高草木 邦人

「ルーマニアにおける普通選挙権問題―20世紀初頭における自由党の改革―」

2003年7月例会 (7月26日、青山学院大学)

合評会

佐原徹哉著『近代バルカン都市社会史―多元主義空間における宗教とエスニシティー―』

(刀水書房、2003年2月)

評者:木村真(ブルガリア史)、秋葉淳(オスマン史)

2003年6月例会 (6月21日、早稲田大学)

岩崎 巌

「18世紀後半のハプスブルク帝国における軍隊と社会―徴兵制度をめぐる議論を通して―」

飯田 洋介

「1880年代におけるビスマルクの同盟システムとブルガリア」

2003年5月例会 (5月17日、早稲田大学)

齋藤 厚

「新ユーゴにおける1990年代のセルビア語論争-旧ユーゴ解体後のセルビア人の言語意識」

2003年4月例会 「ネイションと体操運動」(4月26日、早稲田大学)

小原 淳

「ドイツ・オーストリア地域におけるドイツ・トゥルネン運動の展開

―1880年代~1910年代を中心に―」

福田 宏

「理想的身体の発見とギリシア・イメージ

―チェコ社会における身体文化とナショナリズム」

コメンテーター: 篠原 琢

2003年3月例会 (3月22日、東京大学)

Peter Vodopivec (リュブリャナ現代史研究所研究員、前リュブリャナ大学教授)

The Slovene National Self-Identification Between the Past and the Modernity

2003年1月例会 「中東研究と東欧研究におけるユダヤ人」 (1月25日、早稲田大学)

藤田 進

「中東研究から東欧研究への問いかけ

―イスラエル国民における『ユダヤ人虐殺』の記憶を神話化させるものは何か」

小原 雅俊

「ポーランド史の中のユダヤ人」

2002年度シンポジウム: 東欧文学の"これまで"と"これから"(12月21日、東京大学)

田中 一生

東欧文学雑感

木村 英明

文学の『伝統』と国家―ポスト・社会主義とポスト・チェコスロヴァキアのスロヴァキア文学―

阿部 賢一

現代チェコ文学における幾つかの傾向

コメント: 長與 進、貝澤 哉

討論のための小コメント: 長場 真砂子

全体討論司会: 長場 真砂子

2002年11月例会 (11月30日、東京外国語大学)

ヘルムート・コンラート(グラーツ大学歴史研究所現代史部正教授)

「オーストリア・アイデンティティを考える」

コメント: 篠原 琢、清水 明子

通訳: 水野 博子

2002年11月特別例会 (11月2日、千葉大学)

チャターリ・バーリント(ハンガリー科学アカデミー地域研究センター 居住研究所長)、バルト・ヤーノシュ (ハンガリー・バーチ=キシュクン県博物館長)

通訳: 山本 明代

「ハンガリーのタニャの歴史的展開」

ビロー・ゾルターン(セゲド教育大学教授)

通訳: 吉橋 弘行、秋山 晋吾

「ハンガリーにおける『第三の道』論の史的展開―ネーメト・ラースローを中心に」

2002年10月特別例会 (10月26日、東京大学)

ゴイコ・スボティチ(前ベオグラード大学教授、現在セルビア科学芸術アカデミー会員)

通訳: 田中 一生

「コソヴォ・メトヒヤにおける中世記念物」

2002年7月例会 (7月27日、東京外国語大学)

中村 直央

「オーストリア=ハンガリー帝国における言語問題 ―バデーニ言語令をめぐって―」

2002年6月例会 (6月29日、青山学院大学)

上村 敏郎

「18世紀末の出版物にみるヨーゼフ2世の政策 -ヨーゼフ・リヒターの著作を中心に-」

倉金 佳

「ハンガリー事件(1956年)と歴史評価をめぐる諸問題」

2002年5月特別例会(5月25日、青山学院大学)

Mark Mazower

Occupation and Civil War in Greece: Some New Approaches in the Historiography

2002年4月例会(4月20日、早稲田大学)

白木 太一

18世紀ポーランドにおける共和主義的国制論の変遷 -四年議会(1788~1792年)の改革を中心に-

2002年3月例会(3月23日、東京外国語大学)

森 咲里奈

チェコスロヴァキア第一共和国のユダヤ人 -ユダヤ人の民族としての承認とその実態-

2002年2月特別例会(2月16日、東京大学)

林 志弦(イム・ジヒュン)

Subaltern's Perspectives on Polish Irredentism

2002年1月例会(1月26日、早稲田大学)

大畑 悟

第一次世界大戦下の食糧問題とオーストリアの総力戦体制

中根 一貴

第一次大戦期チェコにおける政党間協調の始まり

2001年度シンポジウム: 歴史教育の中の『東欧』(12月22日、早稲田大学)

鳥越 泰彦

地理歴史教育の中の『東欧』

近藤 孝弘

戦後ドイツとオーストリアにとっての『過去』-歴史教育をめぐる議論から

篠原 琢

『市民社会』の構想と歴史認識-1990年代のチェコ社会

コメント: 南塚 信吾、柴 宜弘

総合討論司会: 小沢 弘明

2001年11月例会(11月18日、東京外国語大学)

阿南 大

リヒャルト・ハルマッツの同時代史観とドイツ人リベラリズム

Arnold Suppan

The Habsburg Empire as a multi-nations state in the age of European nationalism, 1780-1918

東欧史研究会・第2回分科会(11月10日、早稲田大学)

篠原 琢

『市民社会』の構想と第二次世界大戦の記憶-1990年代のチェコ史学

2001年10月例会(10月20日、早稲田大学)

長島 大輔

ボスニアにおけるイスラーム復興 -その動機と目的と方法-

上田 理恵子

ハンガリー1848年出版法における陪審制 -1848年省令と1867年省令の比較検討を中心に-

東欧史研究会・第1回分科会(9月29日、慶應義塾大学)

鳥越 泰彦

中等教育における「東欧」認識 ~戦前期を中心に~

中澤 達哉

現代西洋史研究の諸潮流と東欧史研究

2001年9月特別例会(9月26日、東京大学)

Mirjana Morokvasic-Muller

Mixed couples in the context of population unmixing - the case of Yugoslavia

2001年7月例会(7月21日、早稲田大学)

森下 嘉之

19世紀後半の北西ボヘミア地域における労働者たち-労働運動にみる民族問題-

姉川 雄大

ハンガリーにおける体育教育の「近代化」-1918年の体育教育の改革をめぐる議論から-

木村 真

6月17日に実施されたブルガリア国民議会選挙での国民運動シメオン2世の勝利を題材にして

2001年6月例会(6月23日、青山学院大学)

桐生 裕子

近代ボヘミアの農村社会-農村における労働関係と農村社会の再編

松浦 真衣子

オスマン帝国支配下の「ギリシア人」-ギリシア独立戦争前の社会状況

2001年4月例会(4月21日、青山学院大学)

合評会:Robin Okey, The Habsburg Monarchy c.1765-1918, Macmillan, 2001.

阿南 大

ドイツ系リベラリズムの連続性と「近代化」

岩崎 巌

近代化と軍隊

武藤 真也子

アウスグライヒ評価をめぐって

堀 潤

内閣史の観点から

大畑 悟

ハプスブルク帝国と第一次世界大戦をめぐる論述について

2001年3月例会(3月24日、青山学院大学)

山本 明代

アメリカ合衆国におけるハンガリー王国移民の集団形成過程―労働の場をめぐって―

仲津 由希子

英国の対ポーランド政策 1914-1919

2001年2月例会(2月3日、青山学院大学)

唐沢 晃一

中世ボスニアの政治文化―問題点の整理―

書評: エーリヒ・ツェルナー『オーストリア史』(彩流社、2000年)

阿南 大

第一部 ―フランツ・ヨーゼフ時代の政治文化を焦点に―

堀 潤

第二部 ―フランツ・ヨーゼフ時代の国制―

2000年度シンポジウム 体制転換から10年: 東欧諸国と歴史研究 (12月16日、青山学院大学)

長與 進

スロヴァキア歴史学のアポリア―自分の国家を持つことは何を意味するか?

土肥 恒之

歴史の見直しと歴史家―最近のロシア史研究から

佐原 徹哉

バルカン諸国におけるポスト社会主義期の歴史学研究

コメント: 長場 真砂子

東欧諸国の歴史研究の現状から考えること

コメント: 篠原 琢

どこから何をながめ、誰に向かって何を語るのか―チェコ社会の現在と歴史叙述

司会: 林 忠行

2000年10月例会(10月21日、青山学院大学)

山田 朋子

ポーランド史における私領都市―18世紀後半~19世紀半ばを中心に―

2000年10月特別例会(10月16日、東京大学、地域研究交流センターと共同開催)

Alexandre Popovic

Muslim Societies in the Balkans

2000年9月例会(9月16日、青山学院大学)

細井 保

議会政治とオーストリア「シュテンディズム」の諸相

山崎 信一

文献紹介: ドラーゴ・ロクサンディチ、越村勲訳『クロアティア=セルビア社会史断章』(彩流社、1999年)

2000年7月例会(7月29日、青山学院大学)

中澤 達哉

イギリスにおけるナショナリズム研究の現状

2000年6月例会(6月17日、青山学院大学)

水野 博子

戦後初期オーストリアにおける元ナチ再統合政策―恩赦(アムネスティー)法を中心に―

2000年4月例会 (4月22日、青山学院大学)

佐々木 洋子

オーストリアのオリエンタリズム―19世紀ドーナウ問題と商工業者たちの幻想

2000年3月例会 (3月11日、青山学院大学)

森 昭子

住民からみる少数民族問題Minderheit―オーストリア、南東ケルンテン農村研究から

2000年2月例会 (2月28日、東京大学)

Valeria Heuberger(ウィーン東欧・南東欧史研究所)

ボスニア=ヘルツェゴビナのムスリム

2000年1月例会 (1月22日、青山学院大学)

佐原 徹也

バルカンにおけるペレディエ

1999年12月例会 (12月18日、青山学院大学)

渡辺 克義

両大戦間期におけるポーランド・フィンランド外交関係

荻野 晃

ナジ・イムレ・グループ拉致事件再考

1999年11月例会 (11月20日、青山学院大学)

下村 由一

ブンドにおけるナショナリズムとインターナショナリズム

1999年10月例会 (10月23日、青山学院大学)

住谷 春也

文献紹介 Claudio Mutti: PENELE ARHANGHELULUI--INTELECTUALII ROMANI SI GARDA DE FIER(『大天使の羽根―ルーマニア知識人と「鉄衛」』)

鈴木 珠美

「南ティロール」の現代史をめぐって―"Option"(1939年)とその叙述を中心に

1999年9月例会 (9月18日、青山学院大学)

江口 布由子

ウィーン泳びニーダーエステライヒにおける初等学校教員の運動 1867-1905

野村 史織

第一のユーゴ形成期における移民と国家像―北米のクロアチア民族協会を中心に―

1999年7月例会 (7月17日、青山学院大学)

篠原 琢

チェコスロヴァキアにおける第二次世界大戦(1938-1948)の記憶―冷戦期と冷戦後の語り方

小沢 弘明

オーストリア国民の誕生―亡命社会主義者と表象の政治―

1999年6月例会 (6月19日、青山学院大学)

秋山 晋吾

文献紹介:Lucian Boia, Istorie si mit in constiinta romaneasca, Bucuresti, Humanitas, 1997(ルチアン・ボイア『ルーマニア人意識における歴史と神話』ブカレスト、1997年)

藤嶋 亮

戦間期ルーマニアにおける軍団運動の興隆

1999年5月例会 (5月22日、東京外国語大学)

兼子 恵実

19世紀後半のオーストリアにおけるドイツ人自由派と民族問題

福田 宏

初期の近代オリンピックとネイション概念の変容 ―チェコ・オリンピック委員会の動向をもとに―

1999年4月例会 (4月24日、青山学院大学)

三冊の通史の合評会

南塚信吾編『ドナウ・ヨーロッパ史』(中田瑞穂)

伊東孝之・井内敏夫・中井和夫編『ポーランド・ウクライナ・バルト史』(柴理子)

柴宜弘編『バルカン史』(田中一生)

(いずれも山川出版社から刊行)

1999年3月例会 (3月27日、東京外国語大学)

武藤 真也子

文献紹介:藤田嗣雄著『欧米の軍制に関する研究』 (信山社、1991年)

岩崎 巌

1868年の兵役法の成立―ハプスブルク帝国における一般兵役義務の導入をめぐって―

1999年2月例会 (2月27日、東京外国語大学)

山本 明代

書評 〔近代ヨーロッパの探求1〕山田史郎・北村暁夫・大津留厚・藤川隆男・柴田英樹・国本伊代『移民』 (ミネルヴァ書房、1998年)

香坂 直樹

戦間期チェコスロヴァキア共和国内でのスロヴァキアの地位―地方行政制度の変遷とスロヴァキア人民党の自治構想―

1999年1月例会 (1月30日、青山学院大学)

割田 聖史

保科文庫と『独逸属領時代の波蘭に於ける国語政策』

古川 高子

ツーリスト協会「自然の友」の自然観 <近代化の中で>1905 - 1914

1998年12月例会 (12月26日、東京外国語大学)

イワン・イルチェフ氏をむかえて

1998年11月例会 (11月28日、青山学院大学)

秋山 晋吾

文化という捉えがたきものを捉えること

書評 戸谷浩著 『ハンガリーの市場町 羊を通して眺めた近世の社会と文化』

(彩流社、1998年、174p.)

渡辺 昭子

民衆学校にかかわろうとする人びと ― 市と教会のあいだで。ツェグレード、1870年代 ―

1998年10月例会 (10月24日、青山学院大学)

バルカン半島をめぐるいくつかの本

田中 一生

内戦中のユーゴスラヴィアに関する報道のあり方 ―『カフェ・ヨーロッパ』に先行する書物について―

柳田 美映子

バルカンというイメージについて

村田 奈々子

IS MACEDONIA GREEK ? ―「マケドニア」についてのギリシア人研究者による最近の文献の紹介―

1998年10月特別例会 (10月10日、東京外国語大学)

エドゥアルト・ゴルトシュテュッカー教授をむかえて

ドイツ文学者であり、かつ現代史の生き証人であるゴルトシュテュッカー氏の講演の後、質疑応答が行われました。主題となったのは、1930年代のプラハの文化・社会状況、1940年代の亡命期の政治(ベネシュ政権における活動)、1960年代の「プラハの春」(作家同盟議長としての経験)などです。例会後の懇親会を通じて、1930年代にプラハで学生生活を送った氏の瑞々しい批判精神に触れることができました。なによりも、私たちには文献上の人物である人びとが、氏の口から同時代人として生き生きと語られるのに驚きました。

1998年9月例会 (9月26日、東京外国語大学)

戸谷 浩

提督の白い馬・天皇の白い馬: 大戦間期の日本・ハンガリー関係史の一断章

1998年7月例会 (7月18日、青山学院大学)

『東欧史研究』第20号合評会

コメンテーター: 南塚 信吾、稲野 強、柴 宜弘

執筆者: 中田 瑞穂、武藤 真也子、白木 太一、家田 修、石田 信一

コメンテーターによる全般的な批判に引き続き、各論文ごとに議論を行いました。今後の東欧史研究の方向についても、種々の側面から意見が出されました。

1998年5月例会 (5月30日、青山学院大学)

桐生 裕子

アウスグライヒとオーストリア=ハンガリー二重帝国~経済的側面からの一考察~

渡邊 竜太

チェコスラヴ社会民主党とチェコスロヴァキア第一共和国の成立 (1907-18年)

1998年4月例会 (4月25日、青山学院大学)

若松 弘子

ポーランドの対外政策―ミドルパワーの論理

1998年3月例会 (3月14日、青山学院大学)

宮地 弘子

1907年のルーマニア大農民一揆に関する一考察

山之内 克子

十九世紀ウィーンの近代市民階層と『読書文化』

1998年1月例会 (1月31日、東京外国語大学)

秋山 晋吾

トランシルヴァニア・ザラトナ郡における住民の "irrefraenata licentia": 酒・騒乱・日常性 - 1778-1784 -

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