次回の東京音声研究会
<2024年7月13日の研究会のご案内>
日時:7月13日(土) 13:00~16:00(16時以降は餃子パーティー)
場所:中川千恵子先生宅+カフェスペースはな(横浜市青葉区)で開催予定
今回は特別な企画として、発表後、中国本場の餃子を一緒に作って楽しむ餃子パーティーを用意しております。
事前に参加人数を把握することと食材の事前準備のため、対面でのご参加を希望される方は、
6月30日(日曜日)までに、下記のフォームに登録をお願いします(食材費2000円)。
https://forms.gle/Gy7UD515LRK8HyBH7
【発表1研究相談】 13:00~14:00
発表者:趙 氷清(早稲田大学大学院日本語教育研究科・博士後期課程)
タイトル:中国人学習者のアクセントの弱化の習得と指導
概要:中国人学習者の発音はよく抑揚が多いと言われる。「アクセントの弱化」の概念は抑揚の多い話し方を改善するためのヒントになると考える。本研究は中国人学習者の文内イントネーションの特徴を「アクセントの弱化」という側面から解明したい。それを踏まえたうえで「アクセントの弱化」に焦点化した指導法も提案したい。博論の研究計画(修正版)と予備調査を踏まえたうえでの生成調査のデザインと知覚調査の方法をご相談させていただきたい。
14:00~14:30 質疑応答
【発表2研究相談】 14:30~15:30
発表者:陳喆(東京都立大学・博士後期課程/江西理工大学外国語学院)
タイトル:初中級向けのYouTube日本語教育動画における教師の発話速度と学習者の印象評価との関係性
概要:「かわいい」と評価されるYouTube日本語教育動画と英語教育動画を比べた結果、 日本語教育動画の教師の日本語発話速度が明らかに遅いことがわかった。句末ポーズの回数が多いことと文末ポーズの時間が長いことが主な要因である。話者の性格印象は、音声の発話速度に影響を受ける(内田,2002)。そこで、教師の遅めの発話速度が「かわいい」と評価される要因の一つになるかどうか、そして、初中級日本語教育動画における遅めの発話速度は親しみやすさと有能性と関わっているかどうかを調査し、結果を発表したい。また、博士論文の章立てや研究デザインについてご意見いただければ幸いに思う。
15:30~16:00 質疑応答