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【研究相談1】
14:00‐15:00
発表者名:沈希津(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
タイトル:韓国人日本語学習者の長音と促音の生成―日本語母語話者の聴覚印象による混同―
概要:概要:本研究では、韓国語を母語とする日本語学習者に無意味語・有意味語の動詞テ形を読み上げる音読調査を行った。調査語は接続助詞「テ」の直前拍が促音・長音・撥音・非特殊拍であるかによって4種類があり、音読結果の判断は日本語母語話者3名による聴取判断で行った。音読結果の中には「テ」の直前拍が促音であるテ形において、促音の代わりに長音が存在すると判断された件が見られた。また、逆のパターンも見られた。本研究では、長音と促音の音読において母語話者の知覚が混同する理由について、音響分析を通して明らかにすることを目的とする。相談点は、音響分析の方法および考察の方向性の適切さである。
15:00-15:30 質疑応答
【発表2】
15:40-16:40
発表者名:趙氷清(早稲田大学大学院)
タイトル:中国の大学教育における日本語韻律指導の実態――学習者アンケートとインタビューの結果から
概要:日本語教育現場における韻律指導の状況に関する先行研究は、「リズム」「アクセント」、「イントネーション」のといった大まかな分類に基づく調査が中心である。しかし、「アクセント」や「イントネーション」にはそれぞれ複数の下位概念が含まれるため、このような大枠の調査では現場の韻律指導の具体的な課題が把握しにくい。
本研究では、韻律項目のうち特にピッチの高さに関わる要素に注目し、指導内容を細分化したうえで、学習者を対象としたアンケートとフォローアップインタビューを実施した。これにより、中国の教育現場における韻律指導の現状と問題点について考察したい。収集したデータを提示したうえで、考察の視点などについてご助言をいただければ幸いである。
16:40‐17:10 質疑応答
皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております。
東京音声研究会 事務局