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ミーティング ID: 978 5767 7743
パスコード: 084777
趣旨:
2025年度の東京音声研究会では、先行研究から研究デザインを学び、研究を批判的に見る力を養い、研究会メンバーの皆様の研究に活かすことができるよう、論文講読会を考案しました。今年度の1回目は、「指導・練習前後の発音の比較」をテーマとしたいと思います。
論文講読会では、下記の二つの論文を読み、参考にできる点、疑問に感じる点、更に発展できそうな点などについて議論します。そうすることで、ご自身の研究に有用なものを取り入れたり、新しい研究テーマを見つけたりすることに繫がると期待しています。これから研究を始める大学院生にとって調査や分析方法のイメージ作りになるだけでなく、経験豊富な研究者にとっても新たな視点や気付きがあるのではないかと考えています。
講読論文(初回は事務局のほうでご提案させていただきました):
① 伊達・中村・峯松(2019)
「OJADを用いた音読練習による日本語韻律自然性の向上に関する実験的検証」
『音声研究』23, pp.6-21, 日本音声学会
<https://doi.org/10.24467/onseikenkyu.23.0_6>
特徴:大規模データの量的分析、仮説検証型、異なる練習方法の比較
② 劉(2024)
「日本語学習者による拗音の誤用パターンと内省―中国語話者を対象とした発音授業の結果から―」
『音声研究』28(2), pp.27-35, 日本音声学会
<https://doi.org/10.24467/onseikenkyu.28.2_27>
特徴:小規模データの質的分析、誤用のパターン化、学習者の内省
★議論の時間を確保するために、講読論文を事前にお読みいただければ幸いです。★
★議論したい点などを簡単にメモしておくことをおすすめします。★
当日の流れ(案):
14:00~14:15 挨拶、趣旨や流れの説明、各論文の極めて簡略な紹介、グループ分け
・論文①について議論するグループ
・論文②について議論するグループ
14:15〜15:45 グループ内議論
・研究の目的、方法、分析、考察、その他について議論
・上記の項目ごとに、参考にできる点、疑問に感じる点、更に発展できそうな点などを付箋に書き、ボードに貼る
15:45〜16:15 全体共有
・各グループが議論した論文の概要について簡単に説明
・グループ内議論でまとめたものを全体で共有
16:15〜16:45 全体議論
・両論文の比較(①大規模、②小規模の研究それぞれのやり方など)
・自身の今後の研究に活かせる点(ポジティブもネガティブも)
16:45〜17:00 終わりの挨拶
・論文講読会の簡単なまとめ
・次回議論したいテーマ、論文の提案について
今年度最初の試みですが、皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております。
東京音声研究会 事務局