Nemertea (ヒモムシ類)
Nemertea (ヒモムシ類)
体節の無いにょろにょろした生物です.反転突出する吻という構造を持ちます.先端に毒針を持っている種類もおり,私は一度刺されたことがあります(が特に何も起きませんでした;おそらく針が皮膚を貫通しなかったのでしょう).私は柁原宏さんと以下の研究を行いました.
体節の無いにょろにょろした生物です.反転突出する吻という構造を持ちます.先端に毒針を持っている種類もおり,私は一度刺されたことがあります(が特に何も起きませんでした;おそらく針が皮膚を貫通しなかったのでしょう).私は柁原宏さんと以下の研究を行いました.
Tubulanus tamias sp. nov. (Nemertea: Palaeonemertea) with two different types of epidermal eyes.
【論文PDF】
天草調査の折採集されたヒモムシの未記載種を記載した論文です.採集されたときに「シマリスのようだ」といった内容の発言を私がしたことからシマリス関係の名前をと筆頭著者が配慮して下さったようで,シマリス属の学名であるtamiasが種小名に選ばれました.現地で見た時はシマリスの尻尾っぽいなと確かに思ったのですが,改めて写真を見るとそんなに似ておらず,出版後,なんだか申し訳ないと思った記憶があります.
本種Tubulanus tamiasは,組織学的観察から,2種類の眼を持つことが明らかになりました.眼の形状と配置から,片方の眼は,幼生(もしくは若虫)の眼が残っているものだろうと議論しました.(2016年頃記)
ヒモムシの1種(固定前)