Copepoda (カイアシ類)

英語をそのまま読んでコペポーダ,短くコペと呼ぶことも多いです.理科の授業で出てくるケンミジンコなどを含みます(私の子供のころには出てきていましたが,今も出てくるのでしょうか...?).なおミジンコではありません.名前の分かりやすさと存在の混同はなんとも難しい問題ですね.

カイアシ類には子供の頃は自由生活者で,親が寄生虫という種がかなりたくさん存在しています.寄生性種には甲殻類とは思えない形をしているものが多くとてもステキです.なおカイアシ類以外で「本当に甲殻類・・・?」みたいな寄生性種を多く含むのは,等脚目(ワラジムシの仲間),鞘甲綱(フジツボの仲間.フクロムシなどが有名です)でしょうか.寄生性カイアシ類の寄生相手(宿主)は魚に限らず甲殻類,イソギンチャク,ホヤ,ウミウシなどもうめちゃくちゃ多様で,可能性を感じます!(何の?!)

私は上野大輔さん,本間理子さんと寄生性カイアシ類について以下の研究を行いました.