プロフィール

岩崎 貴也 IWASAKI, Takaya

神奈川大学理学部生物科学科・特別助教(任期付きの助教)

Mail: iwasaki-bio(あっとまーく に変換してください)kanagawa-u.ac.jp

所属組織のHP

http://professor.kanagawa-u.ac.jp/sci/biological/prof26.html

https://kenkyu.kanagawa-u.ac.jp/kuhp/KgApp?kyoinId=ymboyoobggy

専門分野

「生物地理学をベースにした植物進化多様性科学」

自然界において植物はきわめて多様な進化を遂げ、種・分布・形態・生理などの面で高い多様性を有しています。この高い多様性を形成した進化プロセスや、多様性を維持している生態メカニズムの解明を目的として、集団遺伝学、分子系統学、生物地理学、生態学などの観点から研究を行っています。

主な研究テーマ

  • 日本や東アジアの様々な温帯林植物を対象とした分子系統地理・適応進化研究

  • アブラナ科野生植物ジャニンジンを用いたユーラシアスケールでの分子系統地理・適応進化研究

  • ゲノムワイド多型に基づく地域固有植物種群「日本海要素」の進化史の解明

  • 絶滅危惧植物を対象とした保全遺伝学・景観遺伝学的研究

  • 防鹿柵による植物保全効果についてのドローン(UAV)を用いた検証

  • 地理情報システム(GIS)を活用したモデル解析による植物の分布形成メカニズムの解明

  • リモートセンシング解析による丹沢山地を対象とした森林衰退の検証

  • 大学キャンパス周辺の植生を利用した群集生態学的解析による生物多様性研究

などについて、共同研究者や学生と一緒に行っています。

他にも 共同研究で、マングローブの景観ゲノミクス研究、満鮮要素植物や藻類、菌類などの分子系統地理学的研究などにも関わっています。

趣味

フィールドでの植物観察、卓球など。卓球は小学校からやっていて、テニスやバトミントンなどのラケットで何かを打つスポーツは全体的に好きです(最近はなかなか時間が取れずにいますが。。。)。

職歴

  1. 2007年4月 ~ 2010年3月 日本学術振興会特別研究員(DC1) (村上哲明 教授の研究室)

  2. 2010年4月 ~ 2011年3月 首都大学東京大学院理工学研究科・客員研究員 (村上哲明 教授の研究室)

(2010年4月から6月にかけては、京都大学理学部の植物系統分類学研究室にも出入りしていました)

  1. 2010年7月 ~ 2011年5月 千葉大学大学院理学研究科・特任研究員 (綿野泰行 教授の研究室)

  2. 2011年6月 ~ 2014年3月 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻・特任研究員 (伊藤元己 教授の研究室)

  3. 2014年4月 ~ 2017年3月 京都大学生態学研究センター・日本学術振興会特別研究員(PD) (工藤洋 教授の研究室)

  4. 2017年4月 ~ 現在 神奈川大学理学部生物科学科・特別助教

教育歴

  1. 2006年4月 ~ 2007年3月. 北里大学・非常勤実験助手(常勤教員の方々と協力して生物学実験を担当)

  2. 2013年4月11日 ~ 2013年9月30日. お茶の水女子大学・理学部・非常勤講師(理学部の嶌田智 准教授と協力し、「植物系統学実習(前期・月曜5ー6限)」「植物系統学臨海実習(前期集中・6/20-6/23)」を副教員として担当)

  3. 2013年9月13日 ~ 2014年1月31日. 東京工科大学・兼任講師(後期・月曜1ー2限の授業「生物の世界」を担当)

  4. 2013年10月1日 ~ 2016年9月31日. 放送大学・非常勤講師(面接授業 「歩いて学ぶ房総半島の自然史」と「武蔵野台地の自然史-多摩」を担当)

  5. 2013年10月16日 ~ 2014年3月21日. 東京学芸大学・非常勤講師(秋学期・火曜3-5限の実習「生物学実験」を担当)

  6. 2013年11月25日 ~ 2014年3月31日. 横浜国立大学・教育人間科学部・非常勤講師(秋学期・木曜3ー4限の授業「生物学概説Ⅱ」の一部を担当. 1/25-26開講)

  7. 2015年5月23日 ~ 2015年5月29日. 京都大学・屋久島フィールドワーク講座・講師(佐藤博俊博士と協力し、キノコ班の実習を担当)

  8. 2017年4月1日 ~ 現在. 神奈川大学理学部生物科学科の教員として、「生物科学実験Ⅰ」「生物科学実験Ⅱ」「生物学概論Ⅱ(分担)」「輪講Ⅰ・Ⅱ」「卒業研究Ⅰ・Ⅱ」「総合理学研究Ⅰ」「特別実習C(森林実習)」「基礎遺伝学(分担)」「生態学Ⅰ(分担)」を担当

  9. 2019年10月1日 ~ 2020年3月31日. 放送大学・非常勤講師(面接授業 「武蔵野台地の自然史-多摩」を担当)

  10. 2020年4月1日 ~ 現在. 放送大学・非常勤講師(面接授業「歩いて学ぶ房総半島の自然史」を担当。ただし、2020年度は新型コロナウイルスの影響で開講中止となりました)

2017年4月に神奈川大学へ来てからの学生指導履歴については、こちら にまとめました。


学位取得までの略歴

  1. 1982年12月 兵庫県三木市生まれ

  2. 2001年3月 兵庫県立小野高等学校(普通科)卒業

  3. 2001年4月 京都大学理学部・入学

  4. 2005年3月 同上・卒業(主に生物学を修める、研究室は植物系統分類学研究室)

  5. 2005年4月 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻修士課程・入学

  6. 2006年4月 指導教官(村上哲明先生)の異動に伴い、首都大学東京へ

  7. 2007年3月 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻修士課程・修了(修士論文:"日本に分布する冷温帯林の分子植物地理学的研究")

  8. 2007年4月 首都大学東京大学院理工学研究科生命科学専攻博士後期課程・入学

  9. 2010年3月 同上・修了


学位

  • 2010年3月 博士(理学)学位取得(首都大学東京 理工博第39号)博士論文 「日本列島における温帯林構成樹種の分子系統地理学的研究(英文)」 "Phylogeographic study of the component species of deciduous broad-leaved forests in Japan"


受賞歴

<学会賞>

  1. 2012年9月. 第9回日本植物学会賞・若手奨励賞 受賞. 「日本の温帯林群集についての複合的アプローチによる歴史生物地理学的研究」

  2. 2015年12月. 第9回種生物学会片岡奨励賞 受賞

<大会発表賞>

  1. 2007年3月 日本植物分類学会第6回大会・大会発表賞・ポスター賞 受賞. 「日本に分布する温帯林の分子植物地理学的研究」

  2. 2009年3月 日本生態学会第56回大会・「進化」部門ポスター賞・優秀賞 受賞. 「最終氷期を通して異なる挙動を経たツリバナ集団の接触帯における挙動」

  3. 2010年3月 日本植物分類学会第9回大会・大会発表賞・口頭発表賞 受賞. 「国境の長いトンネルを抜けると雪国ハプロタイプなのか?~三国峠におけるツリバナの種内遺伝構造について~」

  4. 2011年12月 第43回種生物学シンポジウム・ポスター賞 受賞. 「日本の温帯林樹種に共通してみられる遺伝的分化 -地理情報システムを用いた統一的比較解析-」

  5. 2015年2月 The FAPESP-JSPS Workshop "Contribution of Genetics to Plant Conservation" にて、Best Presentation Award 受賞. "Comparative phylogeography of Japanese deciduous broad-leaved forests using geographic information system tools"

<論文賞>

  1. 2016年9月 日本植物学会2016年度JPR論文賞 Best paper賞 受賞. Akitaka Tono, Takaya Iwasaki, Akihiro Seo, Noriaki Murakami. 2015. Environmental factors contribute to the formation and maintenance of the contact zone observed in deciduous broad-leaved tree species in Japan. Journal of Plant Research. Springer. 128: 535-551. http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10265-015-0722-y

  2. 2017年3月 第11回日本植物分類学会論文賞 受賞. Akitaka Tono, Takaya Iwasaki, Akihiro Seo, Noriaki Murakami. 2016. Postglacial lineage admixture in the contact zones of the two Japanese deciduous broad-leaved tree species estimated by nuclear microsatellite and chloroplast DNA markers. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica. Shin Nihon Process Co. Ltd. 67: 1-16.

<その他>

  • 2007年3月 日本学生支援機構第1種奨学金返還一部免除


外部資金獲得履歴

(研究代表者)

  1. <継続中>2018年度-2020年度「日本海要素植物の進化史:ゲノムワイド多型を用いた比較分子系統地理によるアプローチ」. 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(C). 研究代表者.

  2. 2014年度-2016年度 「網羅的ゲノム解析による地域適応メカニズムの解明:適応の分布変遷復元と未来予測」. 日本学術振興会特別研究員(PD)研究奨励費. 研究代表者.

  3. 2014年度 「顕著な種内多型を示す日本産ミスミソウ属植物についての系統地理学的研究」. 昭和聖徳記念財団・生物学の学術研究助成. 研究代表者.

  4. 2013年度-2015年度 (重複制限のため、2013年度末で廃止) 「野生生物の地域適応における遺伝的基盤の解明-次世代シーケンサーによる新展開」. 文部科学省科学研究費補助金 若手研究(B). 研究代表者. ⇒ 日本学術振興会の特別研究員(PD)に一部重複する内容で採用されたため、2013年度末で廃止.

  5. 2007年度-2009年度 「温帯林の分子植物地理学的研究-第四紀の急激な分布の変遷に伴って起こった適応進化」 . 日本学術振興会特別研究員(DC1)研究奨励費. 研究代表者.

(研究分担者)

  1. <継続中>2019年度-2021年度「 山間部における夏季豪雨形成と大気汚染の相乗環境影響の解明」. 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(A). 研究分担者(研究代表: 早稲田大学・大河内博 教授).

  2. <継続中>2017年度-2021年度 「東北アジアにおける草原性植物群の変遷史からみた日本列島フロラの成立過程の解明」. 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(B). 研究分担者(研究代表: 熊本大学・藤井紀行 准教授).

  3. <継続中>2017年度-2020年度 「マングローブ林保全のためのグローバル景観ゲノミクス」. 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(A). 研究分担者(研究代表: 琉球大学熱帯生物圏研究センター・梶田忠 教授).

  4. 2016年度-2019年度 「遺伝構造の空間パターン再現モデルの開発」. 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(C). 研究分担者(研究代表: 国立研究開発法人国立環境研究所・石濱史子 主任研究員).


(連携研究者として参加)

  1. 2014年度-2017年度 「日本近海に広域分布する海藻類の多種系アプローチによる比較系統地理学的解析」. 基盤研究(C). 連携研究者(研究代表:お茶の水女子大学大学院基幹研究院自然科学系・嶌田智 教授).


査読経験

など