日本語文化継承学校
Japanese Language and Cultural Heritage School
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日本語文化継承学校は、日本国籍をもちながらも、海外生活が長く、早急な日本への帰国予定がない、もしくはシンポールに永住する子供達を主な対象とした、日本語と文化の両面から学ぶことを目的とした学校です。
海外への赴任者の赴任形態に変化がみられるようになってから数年が立ちます。
十数年前までの、日本と海外を行ったり来たりする赴任の方々の数より、海外から海外への赴任の方々の数が増えています。また、将来的には日本への帰国予定があっても、それがいつになるか分からない、と言うご家庭も増えています。そういうご家庭にとって、日本語学習の位置づけはどのようなものであるべきか、もしくは、どのようにすべきか悩んでおられる方々も数多く居らっしゃることでしょう。また、もとよりシンガポールに永住する子供達の場合、日本語保持を望みながらも、その程度や学習の仕方でどうしたらよいか、と考えているご家庭もあると思います。
様々な環境の子供達にあった学びの場を提供するため、日本語文化継承学校は以下のコースを開催いたします。
友達と一緒に学ぶ環境の中で、日本語・日本が好きだと思える子ども達を育成したいと思っています。全クラス指導経験豊富な教員が担当します。
小学国語コース
出来る限り学年相当の国語教科書を使用し、精神的な成長過程にあわせるだけでなく、母国語としての日本語と外国語としての日本語の狭間にいる子ども達にふさわしいアプローチで日本語力を高めます。また、プロジェクトの時間を設け、日本語を学習言語とするだけでなく、使用できる言語として学ぶ方法も取り入れていきます。
あいうえおコース
就学前児童(5歳児限定)にひらがな、カタカナ学習を導入、日本の文化とともに楽しみながら語彙を増やすことを目的とします。
国際コース
外国語としての日本語学習の手法を取り入れながら、日本文化も含めた学習に取り組みます。教科書学習レベルにまで到達したお子さんには、小学国語コースへの編入も可能となります。調べ学習や、発表などを通して日本語力を高めていきます。(JLPT N4、5レベルの内容を学習します。)
中高生コース
中高生に関心の高い時事問題を中心とした内容を取り上げ、IB(インターナショナルバカロレア)の前段階である中学一年から高校一年生相当のMYP(中等教育)としての位置づけとなる内容や、外国語としての上級レベルを目指すべく、プロジェクト・リサーチ・発表を通して、将来的に各種日本語テスト(インター校、ローカル校で採用されている、Aレベル、*JLPT)に対応できる力をつける授業を展開します。
また、日本文化紹介ができる、日本語を使用して自分の意見をしっかり言える、国際人としてふさわしい力をつけるよう学習していきます。
*JLPT N1からN4レベル程度の内容を学習します。