分野
わたしが指導できる分野は以下の分野に限られています。
時代・地域:近現代日本(中心的な主体が日本である外交を含む)
領域:政治・外交・行政・社会
方法論:主として歴史的アプローチ(公文書、私文書、新聞、雑誌、オーラル・ヒストリーを含む)
※計量的なアプローチでも構いませんが、大規模なサーヴェイや高度な統計的処理を用いたい場合には他の先生につかれることをお勧めします。
指導院生
(現在)
・博士後期課程 1名(社会人)
・修士課程 1名
(これまでの指導院生の研究テーマ)
民社党と知識人/新自由クラブと連立政権/貴族院/都道府県レベルの女性議員
指導方針
また指導方針としては、政治学・歴史学双方に意義のある研究が公表できることを目的として、研究計画の立て方から史料館の使い方、史料批判から論文修正(場合によっては共著)まで、わたしの手の内を晒して、しっかりと指導します。自主性を重んじているのでわたしからテーマを示したり、作業内容を指示することはありませんが、放置型ではありません。
具体的には、毎週1-2コマのゼミ、全分野の大学院生による月1の演習に加えて、論文指導を行い、研究室Slackでもいつでも連絡がとれる状況にありますので、日々顔を合わせるわけではないにせよ、比較的教員との接触機会は多い方ではないでしょうか。
(※ところで研究計画を重視するのは、わたし個人がそういう研究者だからではありません。それどころか、わたしは真逆で、研究計画もなしに史料を読み続け、ふと筋がみえると、何日でも徹夜をして論文を書いてしまうタイプです。しかし、在籍期間内に論文を書き上げなければいけないとき、育児や介護で研究時間が限定されたとき、研究者になって締め切りのある論文を書かなければいけないとき、奇跡に賭けるわけにはいかないのです。最低限、それなりの質の論文をそれなりの速度で書く、その技術を身に付けて修了してもらいたいと考えています。)
進学にあたって
・わたしの指導を希望される場合には、予めわたしの学術書や学術論文の少なくとも一つには目を通しておくことをお勧めします。
・研究テーマやサバティカルなどの関係で受け入れができない場合がありますので、事前にメールで連絡をとることをお勧めします。(事前に連絡がない場合に合格できないわけではありません。)
なお、上記の分野に該当しない場合には返信しない場合もありますのでご容赦ください。
・わたしの指導を受けるには東京都立大学法学政治学研究科政治学コースに入学する必要があります。事前の連絡で受け入れが可能と判断された場合でも受験して合格する必要がありますのでご注意ください。
なお、研究科の入試・授業・論文が日本語を要求していることから、予め日本語能力が必須です。
都立大学法学政治学研究科政治学コースの環境
東京都立大学法学政治学研究科政治学コースは、大学院生の数が少なく、少数精鋭です。少人数(場合によっては一対一)の指導が多いので、上記の通り教員との相性を予め確認することを強くお勧めします。
他の大学院と比較しても、経済的支援も充実していますし、各院生に個室が与えられ、利用できる図書も充実しています。閑静な環境で研究に打ち込むには適した環境だといえるでしょう。ただ、多くの同期とワイワイやる雰囲気ではありませんので、他の大学院も含め是非比較検討してください。
なお、(修士号のみ取得する方を含め)研究の土壌を耕すことが目的ですので、都立大の院の合格を辞退して他大学に進んでも継続して応援します。気に病むことはありません。
・当然、以上は研究者一般・本研究科教員一般に当てはまるものではありません。