『セーヴェル』目次

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39号(最新号)(2023年3月)

<論文・エッセー>

1950 年代のチューリンデパート(早川浩市, 5)

ウラジオストクにおける東洋学院の創設(1899 年)―東京外国語学校と比較の試み―(藤本和貴夫, 11)

ロシアによる侵攻とウクライナの民族構成(阪本秀昭, 31)

「ロシア大歌劇団」の日本巡業(1919、21 年)―関西公演に着目して―(森本頼子, 40)

考証・満洲国の教育安東市・現中国遼寧省丹東のケース②(岡田和裕, 60)

敗戦からシベリア抑留4 年6 カ月―100 年の生涯の中の最も異常/異質な日々―(後篇)(垣内弘士, 75)

民間の小さな史料が語る―20 世紀初頭の日露民衆交流外史―(堀江満智, 96)

<オーラルヒストリー>

女たちの戦後―満洲で生活して―(生田美智子, 104)

<旅行記>

ロシアの旅日記(川口登美子, 111)

<書評>

水谷尚子・ニキータ山下著『夕空の鶴:ニキータ山下オーラル・ヒストリー』(小山内道子, 116)


38号(2022年3月)

<論文・エッセー>

ロシアによるウクライナ軍事侵攻(2022年)(藤本和貴夫, 5)

ウクライナの停戦に向けて(阪本秀昭, 11)

ウクライナに於いてドイツ軍の捕虜となりたる日本人―ケーニヒスベルクの織田寅之助と高島與五蔵―(岡部芳彦, 16)

ニコライ・マルティノフの知られざる終戦後の日々:フィリピン編(3)(内山ヴァルーエフ紀子, 33)

敗戦からシベリア抑留46カ月―100年の生涯の中の最も異常/異質な日々―(中編)(垣内弘士, 42)

考証・満洲国の教育―中朝国境都市安東(現中国遼寧省丹東)のケ-ス①(岡田和裕, 68)

第二次世界大戦後のチューリン株式会社(藤原克美, 84)

ラリーサ・アンデルセンと日本公演の思い出―解説と海外公演スケッチ「桜の花 1936年」翻訳―(Л. アンデルセン著, 須佐多恵訳・解説, 98)

1930年代初頭のソ連における潜水艦・魚雷艇建造と極東への輸送(寺山恭輔, 110)

人間の運命:日本語の翻訳者と教師としてのG.G.ペルミャコフ(1917-2005)(ミハイロバ・ユリア著, М. ミハイロフ訳, 143)

満洲国時代に製作された2本の三河コサック映画―『三河』と『アルグンのカザツク』―(伊賀上菜穂, 153)

アンナ・セルゲーエヴナの回想(А. ムーリナ著, 加藤史朗訳・解説, 170)

<旅行記>

ポーツマス探訪記(植原邦雄, 183)

<書評>

セルゲイ・タラネツ著『ロシア帝国における古儀式派(17世紀末~20世紀初頭)、第3巻、古儀式派の伝統文化と日常生活』(阪本秀昭, 189)

自著を語る『満洲からシベリア抑留へ―女たちの日ソ戦争―』(生田美智子, 197)


37号(2021年3月)

戦後75周年特集>

『生きよ、そして記憶せよ』と戦争記憶―スケープゴートとしての脱走兵の妻―前田しほ, 5)

対日開戦時のウラジオストク(1945年夏)(藤本和貴夫, 26)

敗戦からシベリア抑留4年6カ月―100年の生涯の中の最も異常/異質な日々―(前篇)(垣内弘士, 31)

女たちの戦後生田美智子, 54)

戦後の沿海地方:日本人の軌跡З. モルグン著・藤原克美訳, 72)

 論文・エッセー>

ハルビン難民ロシアドイツ人の南米への出発―1932、34年フランスから出港―(鈴木健夫, 83)

大澤隼と古澤幸吉―『ハルビンスコエ・ウレーミヤ』の2人の経営者―岡部芳彦, 97)

統計資料と聞き取り調査から見る「満洲国」の女子教育高橋直美, 121)

工場労働と周辺の古儀式派農村の相互関係―グスリツィ地方の事例を中心に―阪本秀昭, 134)

満洲国時代にシベリア出兵はいかに想起されたか―日本人作家の小説に見るテーマの変遷―伊賀上菜穂, 154)

ウンゲルン・シュテルンベルグ男爵に関する近年の文献とモンゴル国で開催された初めての国際学術会議(中見 立夫, 172)

古儀式派歴史文化調査の分野におけるウクライナ日本間の協力С. タラネツ著・塚田力訳, 179)

 旅行記>

「残照・満洲の中の日本」を巡る(岡田和裕, 186)

ワシントンDCのロシアとブライトンビーチ探訪記植原邦雄, 219)

 書評>

История Дальнего Востока России, том 3, книга 3: Дальний Восток СССР: 1941-1945 гг.(『ロシア極東史』第3巻第3分冊『ソ連極東:1941-1945年』)(寺山恭輔, 230)

自著を語る『日ソ戦争 1945年8月―捨てられた兵士と居留民―』(富田武, 241) 


36号(2020年3月)

<論文・エッセー>

終戦直後の「李香蘭」のスクリーン・イメージに見る満洲の影 ―『暁の脱走』と『上海の女』を中心に―(李 潤澤, 5)

終わらない戦争(5)―女たちの分散・移動―(生田 美智子, 16)

ニコライ・マルティノフの知られざる終戦後の日々:フィリピン編 (2) (内山ヴァルーエフ 紀子, 32)

「読書ノート」より 日露戦争の遠因を作ったウラジオストクの実業家Iu. ブリーネル(小山内 道子, 44)

古儀式派と19~20世紀初頭のロシアにおけるイコン蒐集(М. チェルノフ著・宮崎 衣澄訳, 59)

チェルノブイリ派古儀式派教徒:原発事故以前とその後 (С. タラネツ・塚田 力, 66)

<オーラルヒストリー>

ロストフ・ナ・ドヌーの元エミグラント「カチヤさん」―青森から旧満洲・ 中国を経てソ連へ―(伊賀上 菜穂, 86)

<調査旅行>

ラトヴィアの古儀式派の文化と歴史より―第二次大戦の記憶を訪ねて― (阪本 秀昭, 104)

コムソモリスク・ナ・アムーレ 調査の旅 2019年9月(須佐 多恵, 116)

<書評・近刊紹介>

富田武著『シベリア抑留者への鎮魂歌』(藤本 和貴夫, 123)

岡田和裕著『明治を食いつくした男 大倉喜八郎』(藤原 克美)

阪本秀昭・中澤敦夫編『ロシア正教古儀式派の歴史と文化』 (井上 まどか, 133)

近刊紹介 許雪姫著、羽田朝子・殷晴・杉本史子訳 『離散と回帰―満洲国の台湾人』(杉本 史子, 142)

35号(2019年3月)

<論文・エッセー>

ソ連の女たちと日本人抑留者(1945~1956年)―非日常とジェンダーから見る異文化適応―(Н.プシュカリョヴァ著,生田美智子訳, 5)

女性と戦争:戦時における女性の個人生活―1943年のスタールィ・オスコル - ルジャヴァ間鉄道建設を例として―(З. ムヒナ著,藤原 克美訳, 18)

終わらない戦争・シベリア抑留(4)―女たちの分散移動・収容―(生田 美智子, 31)

満映作品『私の鶯』にみる日本的オリエンタリズム―李香蘭のスクリーンイメージを中心に―(李 潤澤, 49)

満洲国建国大学における「白系ロシア人」学生―学習・共同生活・卒業後の進路を巡って―(E.ドミートリエヴァ, 60)

ニコライ・マルティノフの知られざる終戦後の日々:フィリピン編 (1)(内山ヴァルーエフ 紀子, 83)

「越境するロシア」の残したもの―ロシア族 その形成とアイデンティティの行方:恩和ロシア族民族郷を中心に―(須佐 多恵, 95)

ウラジオストクとの出会い(4)(藤本 和貴夫, 109)

「必ず古い儀礼に従わなければならない…」―なぜ農民グリゴーリイ・シートニコフは古儀式派になったのか―(А. ピーギン著, 中澤 敦夫訳, 116)

男のいない女たち―20世紀中葉ヴェルホカミエ地方における古儀式派女性たちの運命、信仰と妥協―(Н. リトヴィナ著, 伊賀上 菜穂訳, 125)

沿海地方における南米出身ロシア古儀式派教徒(Ю. アルグジャーエヴァ著, 有宗 昌子訳, 135)

<回想>

ハルビン風呂事情(早川 浩市, 142)

<旅行記>

シベリア出兵100年・イワノフカ村・アムール州・ハバロフスク慰霊と交流の旅(生田美智子・須佐多恵・小林晃・富田武・村田則子, 148)

ワシントンD.C.における中国のロシア人関係資料収集―ナショナル・アーカイブおよび議会図書館の利用に関して―(藤原 克美, 166)

<書評>

エイミー・ツジモト著『満州天理村「生琉里」の記憶』(阪本秀昭, 172)

寺山恭輔著『スターリンとモンゴル』(田淵陽子, 176)


34号(2018年3月)

<ロシア革命100周年特集>

1917~18年の在ウラジオストク領事団―ロシア極東における革命に関わる諸事件に対する反応―

(Л.ガリャーモヴァ著、須佐 多恵訳, 5)

ロシア革命と日本―在浦潮斯徳総領事報告を読む―(藤本 和貴夫, 17)

マフノ軍・赤軍に立ち向かうドイツ人移民―「ハルビン難民」の10年前―(鈴木 健夫, 34)

ロシア革命とクロポトキン(竹中 浩, 56)

忘れられた記念日―ロシア女性選挙権獲得100年に寄せて―(Н.プシュカリョヴァ・И.プシュカリョヴァ共著、有宗 昌子訳, 63)

1931~1934年における「古儀式派同胞団全ソ同盟」という「反乱」組織事件についてのOGPUの記録(И.シェヴニン著、塚田 力訳, 69)

<論文・エッセー>

ハルビン・ユダヤ人―カウフマンとクローリの回想から―(高尾 千津子, 78)

1930年代チューリン百貨店のロシア人(藤原 克美, 85)

ニコライ・マルティノフの終戦(2)―天津における米軍諜報活動の日々―(内山ヴァルーエフ 紀子, 100)

満洲国・安東の終焉(下)―1945年8月15日~46年10月26日―(岡田 和裕, 112)

終わらない戦争・シベリア抑留(3)―女たちの移送・収容―(生田 美智子, 122)

極東ハバロフスク地方古儀式派村の信仰生活と家族・親族構造(阪本 秀昭, 140)

100年前のロシアで日本人居留民が求めたものと失ったもの(堀江 満智, 158)

<回想・追悼>

懐かしいロシアの「乞食」たちとの出会い(岩佐 毅, 178)

寛城子の思い出(野口 郁子著、久田 暁・伊賀上 菜穂解説, 182)

幼な物語:暁坊(あきぼう)とバーブシカの寛城子の5年間―昭和13~17(1938~1942)年―(久田 暁, 185)

ティフヴィンスキーロシア学士院会員の訃報と先生への想いで(中見 立夫, 191)

<旅行記・国際シンポジウム報告>

2017年のハルビン(中嶋 毅, 195)

2017年オーストラリア調査報告(生田 美智子・阪本 秀昭・伊賀上 菜穂, 200)

第33回日ロ極東学術シンポジウムに参加して(須佐 多恵, 218)

<書評>

E.アンタシュケヴィチ著『ハルビン』(Л.ウスマーノヴァ著、有宗 昌子訳, 224)

岩佐 毅著『落第社長のロシア貿易奮戦記』(加藤 幹雄, 227)

33号(2017年3月)

終わらない戦争・シベリア抑留(2))―女たちの場合― (生田 美智子, 5)

満洲国建国大学における「白系ロシア人」学生:前編―入学過程を巡って―(ドミートリエヴァ エレーナ, 26)

ハルビンの露字新聞が伝えたカスペ事件裁判―法廷で犯人たちは何を証言したのか―(内山ヴァルーエフ 紀子, 41)

雑誌『ルベージ』に見られるЯпония(ヤポーニヤ)とНиппон(ニッポン)の呼称変化について (杉山 真央, 66)

満洲国・安東の終焉(中)―1945年8月15日~46年10月26日―(岡田 和裕, 80)

天理参考館の満洲関連資料 (中尾 徳仁, 93)

槻木瑞生氏の論文「東アジア・東北アジアの「日籍学校」について」(31号)における事実誤認について(髙松 正司, 100)

ウラジオストクとの出会い(3) (藤本 和貴夫, 103)

ウラル、シベリア、極東における古儀式派教徒の移住(C.タラネツ著・阪本 秀昭訳, 109)

現代の歴史研究における中国の亡命ロシア人(E.E.アウリレネ著、植原 邦雄訳, 118)

満洲:1945年8月(下)(A.M.カイゴロドフ著、伊賀上 菜穂訳・解説, 126)

内務省管轄収容所並びに国防省管轄独立労働大隊における日本人捕虜に対する政治教育(1945〜1950)(C.キム著・須佐 多恵訳・解説, 136)

中国東国部におけるポーランド人(1897〜1949)(J.チャイェフスキ著・鈴木 健夫訳・解説, 146)

「満洲・内モンゴル」調査旅行記(生田 美智子・塚田 力・小林 信介・生田 美智子・須佐 多恵・竹中 浩・塚田 力・阪本 秀昭・塚田 力・

伊賀上 菜穂・中嶋 毅・三浦 清美, 170)

ベーラヤ・クリニーツァ訪問記(阪本 秀昭, 204)

国際シンポジウム「女たちの満洲とその後」報告

ー第1部「ロシアから見た旧満洲ロシア系住民:文学・映画の中の表象」を中心にー(伊賀上 菜穂, 215)

富田武著『シベリア抑留 スターリン独裁下、「収容所群島」の実像』(島田 顕, 222)

『人びとはなぜ満洲へ渡ったのか 長野県の社会運動と移民』(小林 信介, 228)

32号(2016年3月)

モンゴル訪問記―スターリンの対日攻略作戦の痕跡を求めて― (永井 靖二, 5)

ニコライ・マルティノフの終戦―ハルビン・天津・北京― (内山ヴァルーエフ紀子, 13)

終わらない戦争・シベリア抑留(1)―佳木斯第一陸軍病院の看護婦たち― (生田 美智子, 35)

シベリア長期抑留者・中村百合子の謎 (富田 武, 52)

満洲:1945年8月(上) (A. M. カイゴロドフ著、伊賀上 菜穂訳・解説, 63)

満洲国・安東の終焉(上)1945年8月15日~46年10月26日 (岡田 和裕, 72)

満洲ロマノフカ村近辺における朝鮮人入植者と村民の土地係争 (阪本 秀昭, 83)

満洲における正教徒のアイデンティティ

―民族的な多様性の範囲と思想的な順応の限界― (ハリン・イリヤ, 102)

私(暁坊アキボー)のバーブシカ―寛城子物語― (久田(古村)暁, 111)

19世紀末におけるエニセイ県とその中心都市クラスノヤルスクの発展と

衛生環境の保全問題 (藤本 尊正, 119)

ウラジオストクとの出会い (2) (藤本和貴夫, 138)

北方領土における日本語教育―色丹島― (北岡千夏, 145)

ブラジル訪問記―サンパウロ・パラナ・マットグロッソ― (塚田 力, 152)

1920年代の満洲におけるソビエトコロニーの形成

(M. B. クロートヴァ著、植原 邦雄訳, 166)

ハルビンのドイツ人 (チャイェフスキ・イェジィ著、鈴木 健夫訳・解説, 176)

カザン在住日本人ハルビンツィの末裔

(ウスマーノヴァ・ラリーサ著、有宗昌子訳, 193)

19世紀末から20世紀初頭の白海カレリアにおける非嫡出子と古儀式派

(シカロフ・ユーリー著、須佐多恵訳・解説, 195)

書評 神長英輔著『「北洋」の誕生 場と人と物語』 (森永 貴子, 217)

『二〇世紀満洲歴史事典』編纂に関わって (上田 貴子, 221)

書評 生田美智子編著『女たちの満洲:多民族空間を生きて』 (有宗昌子, 225)

31号(2015年3月)

満洲の異文化社会に生きたヴォルガ・ドイツ人難民

―リップハルト家一族― (鈴木健夫, 5)

東アジア・東北アジアの「日籍学校」について (槻木瑞生, 21)

中国・満洲のコサック団体―1920年代から1945年まで― (伊賀上菜穂, 42)

中国東北部の伝統的教育システム近代化にみる外国における経験の利用

―19世紀末~20世紀初頭―

(ベログラゾワ・スベトラナ著、ドミートリエヴァ・エレーナ訳, 52)

史料および「記憶の場」としての中国帰還者たちの定期刊行物

(カプラン・イネッサ著、藤原克美訳, 60)

日本人の回想記にみる1920~1940年代の満洲における

日本人とロシア人との交流の特徴 (ヤキメンコ・レギーナ, 66)

ニコライ・マルティノフのカスペ事件―犯人自らが記した事件の全貌―

(内山ヴァルーエフ紀子, 82)

満洲国引揚げ者の記憶(1)―ウラジオストク在住ナタリア・パヴロヴナ・ザルツカヤさんの証言―

(生田美智子, 105)

やっと「生」地巡礼を果して (木村 崇, 113)

ウラジオストクとの出会い (藤本和貴夫, 130)

敵意の克服―ネミロヴィチ=ダンチェンコ作「太平洋の古代ギリシャ人」―

(ミハイロバ・ユリア著、池田いずみ訳, 135)

北方領土における日本語教育―学習者と教科書― (北岡千夏, 146)

書評 麻田雅文著『満蒙:日中露の「最前線」』 (左近幸村, 157)

アメリカ・カナダの文書館・図書館における満洲引揚げ亡命ロシア女性の足跡調査

(生田美智子, 160)

ポクロフスキー科学アカデミー会員追悼学術会議「ロシアの歴史、史料学、古文書学のアクチュアルな諸問題」に参加して(阪本秀昭, 168)

「てんこ盛りランチミーティング:ラフーセン氏を囲む会」報告 (有宗昌子, 172)

30号(2014年3月)

ハルビンにおけるロシア人風俗女性―日本からみた表象― (生田美智子, 5)

ハルビンの正教会聖堂について (中沢敦夫, 20)

古儀式派のイコンについて (宮崎衣澄, 36)

カレリア語の衰退と再生―夏期講座に参加して― (須佐多恵, 48)

在満白系ロシア人小・中学校への「新学制」導入問題を巡って

―「神学」科の教授問題(1936~1939年)― (ドミートリエヴァ・エレーナ, 61)

ニコライ・マルティノフへの手紙

―『中国における終焉』著者・ピョートル・バラクシンが「カスペ事件」犯人に書いた12通の手紙―(内山ヴァルーエフ紀子, 73)

もう一つの悪党ヴァレフスキー伝―悪党の恋の物語― (内山ヴァルーエフ紀子, 91)

満洲国におけるロシア人:「内」と「外」(Е.Е.アウリレネ、М.В.クロートヴァ著、杉山真央訳, 95)

極東東洋学史のための資料 (А.А.ヒサムトジーノフ著、植原邦雄訳, 108)

「満洲」旅行記

(生田美智子、落合祥堯、中嶋 毅、高尾千津子

中沢敦夫、鈴木健夫、藤原克美、野村真理、塚田 力

伊賀上菜穂、竹中 浩、阪本秀昭、鈴木 京, 120)

ハルビンからの引き揚げの記憶 (加藤幹雄, 158)

ウラジオストク―ハルビンで半生を生きた―祖母・近藤静子― (相川和子, 163)

『實用ロシヤ語』誌を中心に「満洲」で発行されたロシア語による図書・誌紙について

(山口慶四郎, 168)

米軍機による「満洲」爆撃 (山口慶四郎, 175)

書評 阪本秀昭編著『満洲におけるロシア人の社会と生活―日本人との接触と交流』― (鈴木健夫, 177)

書評 スターリンの倍返し―白系ロシア人の見た新疆―:Ю.Понькин, Путь Отца

(寺山恭輔, 181)

書評 『ロマノフカ村の日々』 (阪本秀昭, 189)

書評 中見立夫著『「満蒙問題」の歴史的構図』 (青木雅浩, 193)

書評 (麻田雅文著『中東鉄道経営史―ロシアと「満洲」1896-1935―』(藤原克美, 202)

29号(2013年3月)

新興満洲国女性の表象形成と亡命ロシア女性

―『満洲グラフ』より― (生田美智子, 5)

満洲における朝鮮人女子教育の先駆

―龍井明信高等女学校・龍井光明高等女学校― (花井みわ, 22)

「日本最初のモスクワ特派員」黒田乙吉

―明治末期日本のロシア文化環境からハルビンへ― (小山内道子, 38)

エヴゲーニー・スパルヴィンの謎(2)

―前田清次殺人事件(1907年)― (藤本和貴夫, 51)

1920年代後半から30年代前半ウラジオストクの日本人ディアスポラの歴史より

―歴史の渦に巻き込まれて (モルグン・ゾーヤ著、池田いずみ・藤原克美訳, 61)

井戸を掘った人たち―新中国建設のために働いた日本人―(高松正司, 75)

ハルビンで見たソ連映画(1948-1953) (早川浩市, 81)

悪党ヴァレフスキー伝―忘れられたハルビン史の暗黒のページ―(内山ヴァルーエフ紀子, 87)

書評 生田美智子編著『満洲の中のロシア―境界の流動性と人的ネットワーク―』 (加藤幹雄, 97)

書評 富田武著『コムソモリスク第二収容所―日ソの証言が語るシベリア抑留の実像―』(トルストグゾフ・セルゲイ, 103)

編集委員会より (106)

書評 リディヤ・ヤーストレボヴァ著『始まったのは大連だった

―リュドミーラの恋の物語』 (小山内道子訳・木村崇, 106)

京都大学名誉教授・木村崇氏の書評に関して (小山内道子, 111)

彷徨う青鴉―『満洲浪漫』を書き終えて― (大島幹雄, 115)

ポーランドのコペルニクス大学における古儀式派研究国際会議(「外国における古儀式派教徒。歴史、宗教、言語、文化」)に参加して

(阪本秀昭、塚田力, 119)

28号(2012年3月)

シンポジウム「満洲の中のロシア」について (生田美智子, 5)

エヴゲーニー・スパルヴィンの謎 (藤本和貴夫, 25)

アメリカ大陸における正教古儀式派礼拝堂派教徒の地理的分布と

信仰生活における内部対立について (阪本秀昭, 30)

草津温泉の白系露人―家と墓についてのエピソード― (小浜政子, 42)

大連のロシア人学校で学んだ日々(1943年12月~1945年8月末)

(ガリーナ・アセーエヴァ著、小山内 道子訳・解説, 58)

北満洲における「モスクワから出張してきた」ソビエト代表者(1920~30年代)

(М. В. クロートヴァ著、藤原克美訳, 66)

私の人生と音楽 (В.В.ベロウソヴァ著, 79)

(生田美智子監訳、訳:畦内脩作、池田いずみ、藤本尊正、松江頌夏、

ヤキメンコ・レギーナ

チェコ共和国国立図書館付属スラヴ図書館におけるハルビン関係資料調査

(中嶋 毅, 87)

書評 安冨歩・深尾葉子編『「満洲」の成立 森林の消尽と近代空間の形成』

(豊川 浩一, 91)

書評 芳地隆之著 『満洲の情報基地 ハルビン学院』(内山ヴァルーエフ紀子, 98)

27号(2011年3月)

白系露人事務局―ハルビンにおける活動を中心に― (生田美智子, 5)

満洲国白系露人事務局第3課長マトコフスキイ (中嶋 毅, 21)

日本人の三河コサックイメージ

―1930年代~1945年の日本語資料の分析より― (伊賀上菜穂, 31)

日本と日本語との奇遇な再会 (フロローワ・オリガ, 51)

浦潮本願寺について (藤本和貴夫, 58)

米国オレゴン州で出会った函館・旧満洲の古儀式派教徒関係者たち (阪本秀昭, 71)

オーストラリア再訪記 (塚田 力, 77)

国際中東欧研究学会(ICCEES)ストックホルム大会に参加して (伊賀上菜穂, 83)

ロシア極東に関するРГИАの所蔵資料 (左近幸村, 91)

書評 黒崎裕康著『哈爾濱・松浦洋行序説―満洲で成功した日本商社の軌跡―』

(藤原克美, 96)

書評 砂村哲也著『ハルビン教会の庭』 (半谷史郎, 101)

勝山妍子著『夕映えのスンガリー』を読んで (内山ヴァルーエフ紀子, 103)

1930年代前半のチューリン商会

―ニコライ・カシヤノフの手記より― (藤原克美, 106)

翻訳 バイオリニストの回想:ハルビンの音楽生活 (Г. М. シドロフ著, 119)

(生田美智子監訳、訳:畦内脩作、池田いずみ、小栗時生、藤本尊正

松江頌夏、ヤキメンコ・レギーナ)

26号(2010年3月)

あるロシア帝国外交官の数奇な運命と遺された史料

―イワン・ヤコヴレヴィチ・コロストヴェツのモンゴル「日記」― (中見立夫, 5)

満洲の亡命ロシア女性の表象―着衣と脱衣― (生田美智子, 19)

ロシア企業としてのチューリン商会 (藤原克美, 34)

アムール川、ウスリー川沿岸地域のザバイカル・コサックたち(19世紀後半~20世紀初頭)

(アルグジャエヴァ・ユリヤ著、伊賀上菜穂訳・解説, 48)

「満洲国」における「ロシア式」教育方針とその問題:在ハルビン市白系ロシア人普通学校を中心に

―1930年代半ば― (ドミートリエヴァ・エレーナ, 57)

日露戦争後のウラジオストク朝鮮町における日本人売春婦について (藤本尊正, 75)

想い出のハルビン回想録 心を残して (廣谷一男, 94)

終生忘れられないハルピン桃山小学校 (フロローワ・オリガ, 100)

三間令子さんの手記「終戦時の記録」 (阪本秀昭, 105)

映画「私の鶯」はなぜ公開されなかったのか (今井和也, 113)

アメリカ合衆国西海岸でのハルビン在住ロシア人亡命者関係資料の調査について

(中嶋 毅, 121)

オレゴン州訪問記 (塚田 力, 127)

姉、杉山公子を偲んで (杉山素子, 132)

小泉義勝先生、杉山公子さんを偲んで (内山ヴァルーエフ紀子, 134)

小泉義勝先生と杉山公子先生を偲んで (上田貴子, 138)

知られざるハルビン⑪ (Е. П. タースキナ著, 141)

(生田美智子監訳、訳:池阪麻記、池田いずみ、植原邦雄、小栗時生、佐藤勇介

菅谷広子、ハリン・イリヤ、藤本尊正、松江頌夏)

ウラジオストクで書かれた「日本居留民論」⑤

「沿アムール地方における日本人の生活習慣」 (П.ヴァスケーヴィチ著、藤本和貴夫訳, 152)

25号(2009年2月)

1930~40年代のチューリン商会 (井村哲郎, 5)

『露亜時報』に見るハルビン (富田 武, 14)

ハルビンのユダヤ人と日本 (高尾千津子, 21)

満洲の政治システムにおける白系露人事務局―1932~1945年―(アウリレネ・エレナ著、生田美智子訳, 27)

白系露人事務局の経済機能と財政 (藤原克美, 32)

多文化空間における亡命ロシア人の民族・文化的アイデンティティ―ハルビンの場合―(生田美智子, 40)

日本人とロマノフカ村―日本側資料に現れる旧満洲ロシア人古儀式派教徒の表象― (伊賀上菜穂, 55)

ハバロフスク地方タヴリンカ村の古儀式派住民の生活と信仰 (阪本秀昭, 78)

中東鉄道と松花江の水運、1898~1910年 (麻田雅文, 91)

正教会における日満関係 (ハリン・イリヤ, 97)

『樺太日日新聞』に見る南樺太残留ロシア人の表象―「露助」という言葉を通して―(佐藤勇介, 112)

メルフ地方のロシア帝国併合に関する駐露日本特命全権公使花房義質の報告書(マリツェヴァ・スヴェトラーナ, 125)

リジア・ヴェセロヴゾーロヴァの数奇なる人生―百年余を生きた孤高なるロシア貴族の末裔―(小山内道子, 143)

ハルビンそして桃山小学校という時空間 (木村 崇, 155)

高岡号株式会社とハルビン丸商百貨店 (鷹澤三枝子, 164)

哈爾濱桃山小学校について (塚口一治, 170)

関西ハルビン桃山会 (塚口一治, 173)

横道河子、ロマノフカ村再訪記 (阪本秀昭, 174)

黒龍江省訪問記 (塚田 力, 183)

知られざるハルビン⑩ (Е. П. タースキナ著, 190)

(生田美智子監訳、訳:池阪麻記、池田いずみ、植原邦雄、小栗時生

クリモヴァ・オリガ、佐藤勇介、菅谷広子、ハリン・イリヤ、藤本尊正)

ウラジオストクで書かれた「日本居留民論」④

「沿アムール地方における日本人の生活習慣」(П.ヴァスケーヴィチ著、藤本和貴夫訳202)

24号(2007年12月)

日本におけるニコライ・ペトロヴィチ・マトヴェエフ

―神戸市立外国人墓地が語るもの― (生田美智子, 3)

ソビエト連邦の日本人強制抑留者―記憶とアイデンティティ―

(ミハイロバ・ユリア、クズネツォフ・セルゲイ, 13)

ブリヤート共和国の古儀式派会議―ザバイカル地方訪問記― (伊賀上菜穂, 31)

クラスノヤルスク地方ドゥプチェス古儀式派礼拝堂派修道院について (阪本秀昭, 41)

旧「満州」三河地方シルホーヴァヤ村の古儀式派住民とその移住経路について (阪本秀昭, 51)

日本人が満州で見た幻―ハラショウ、サンゴウ、プウサンゴウ― (山口法美, 58)

長谷川濬の大阪時代 (大島幹雄, 64)

満洲開拓といまに残るロシア人の姿 (大場昭蔵, 72)

オーストラリア訪問記 (塚田 力, 83)

「日露学生フォーラム2007」参加記 (左近幸村, 89)

哈爾濱学院講師アヴドシチェンコフのソ連帰国 (中嶋 毅, 92)

ハバロフスク地方郷土博物館訪問―新しい史料の紹介― (遠峯エレーナ, 98)

書評 高田和夫著『近代ロシア農民文化史研究

―人の移動と文化の変容―』 (木村 崇, 103)

書評 V. クレイド、O. バーキチ編『中国のロシア詩アンソロジー』

(エルマコーワ・リュドミーラ, 106)

書評 阪本秀昭・伊賀上菜穂著『旧「満州」ロシア人村の人々―ロマノフカ村の古儀式派教徒―』

(塚田 力, 110)

知られざるハルビン⑨ (Е. П. タースキナ著, 112)

(生田美智子監訳、訳:植原邦雄、小栗時生、クリモヴァ・オリガ、佐川裕美

佐藤勇介、チチマリョヴァ・オリガ、ヴェロゼルツェヴァ・アリョーナ)

П.П.ドブルィニン氏からの手紙―「ハルビン医科大学の思い出」―

(П. П. ドブルィニン著、豊川浩一訳, 125)

第1ハルビン・ロシア実科学校 関税通り36番地

(П. П. ドブルィニン著、豊川浩一訳, 126)

日露戦争の東洋学院 (佐川裕美, 133)

23号(2006年12月)

ウラジオストクの新韓村・再考 (原 暉之, 3)

旧「満州」から帰還したロシア正教古儀式派礼拝堂派教徒

―マルチュシェフ家の人々― (阪本秀昭, 15)

日本の高校世界史教科書におけるロシア・ソ連の取扱いについての考察②

―1946-1971年発行分を中心に― (チチマリョヴァ・オリガ, 26)

旧満州に残る「ロシア」をたずねて (46)

大連・ハルビン (生田美智子, 47)

日中共同国際シンポジウム『中国におけるロシア人』に参加して (塚田 力, 58)

横道河子、コロンボ、シリンヘ、ロマノフカ村を訪ねて (阪本秀昭, 61)

ラブダリン、黒山頭鎮、上庫力郷、三河回族郷、ハイラル区 (塚田 力, 66)

室韋オロス族民族郷 (伊賀上菜穂, 69)

ハバロフスク地方国家文書館のハルビン関係史料 (中嶋 毅, 77)

ロシア国立極東歴史文書館の利用 (左近幸村, 81)

ハルビン医科大学の思い出(続)―われわれは6人だった―

(П.П.ドブルィニン著、豊川浩一訳, 84)

ウラジオストクで書かれた「日本居留民論」③

「沿アムール地方における日本人の生活習慣」

(П.ヴァスケーヴィチ著、藤本和貴夫訳, 91)

「物乞いを愛す都」①

―哈爾濱の亡命系露字新聞『ザリャー』の記事から―

(セルゲイ・クルバートフ著、内山ヴァルーエフ紀子訳・解説, 96)

知られざるハルビン⑧ (Е .П. タースキナ著, 98)

(生田美智子監訳、訳:クライニュク・ナデジダ、グリゴリエヴァ・マリア

クリモヴァ・オリガ、鈴木佐和樹、チチマリョヴァ・オリガ、藤本尊正

遠峯エレーナ、ベロゼロツェヴァ・アリョーナ)

22号(2005年12月)

旧「満州」から帰還したロシア極東の古儀式派

―バサルギン家の人々― (阪本秀昭, 3)

日本の高校世界史教科書におけるロシアの取り扱いについての孝察

(チチマリョヴァ・オリガ, 13)

宮本チヨのハルビン② (杉本公子, 26)

千島列島へのロシア人南下と千島アイヌ② (青柳千子, 31)

「露探」考―史料の読解修正にあたって― (木村 崇, 42)

書評 イゴリR・サヴェリエフ著

『移民と国家―極東ロシアにおける中国人、朝鮮人、日本人移民―』 (左近幸村, 44)

書評 北嵯嶽著『ウラジオ 静かなさざめき―ロシア体験・バフチン・文化の深み―』 (塚田 力, 52)

ハルビン医科大学の思い出 (П. П. ドブルィニン著、豊川浩一訳・解説, 54)

ウラジオストクで書かれた「日本居留民論」②

「沿アムール地方における日本人の生活習慣」 (П.ヴァスケーヴィチ著、藤本和貴夫訳, 63)

「哈爾濱における医療生活」(2)

―哈爾濱の亡命系露字新聞『ザリャー』の記事から―

(医学博士А.В.シーヴレ著、内山ヴァルーエフ紀子訳, 71)

知られざるハルビン⑦ (Е. П. タースキナ著, 76)

(生田美智子監訳、訳:青柳千子、木村智美、クライニュク・ナデジダ

グリゴリエヴァ・マリア、クリモヴァ・オリガ、鈴木佐和樹、

チチマリョヴァ・オリガ、藤本尊正、ブデャコーヴァ・エレーナ

ベロゼルツェヴァ・アリョーナ、松吉充恵)

21号(2005年6月)

『敦賀帰朝人名簿』分析 (木村 崇, 3)

旧満州ロマノフカ村の人々―来し方と行く末― (阪本秀昭, 10)

義和団蜂起とハルビン (麻田雅文, 17)

『シベリヤ日記』の中に見える榎本武揚のロシア観 (クライニュク・ナデジダ, 27)

千島列島へのロシア人南下と千島アイヌ① (青柳千子, 38)

宮本チヨのハルビン① (杉山公子, 42)

明治41年8月の修学旅行―函館商業学校生の浦潮見学 (左近幸村, 48)

「哈爾濱における医療生活」(1)

―哈爾濱の亡命系露字新聞『ザリャー』の記事から-

(医学博士А.В.シーヴレ著、内山ヴァルーエフ紀子訳・解説, 52)

日本海沿いのひとびとにみる対岸諸国とのつき合い

―だが日本人の多くはロシア人嫌い?― (横路武文, 59)

ウラジミル・イリイチ・イワノフ氏に聞く (生田美智子, 61)

ロシア語版『浦潮日報』の創刊についての再考 (ザイツェフ・ディミトリー, 70)

ウラジオストクで書かれた「日本居留民論」①

「沿アムール地方における日本人の生活習慣」

(П. ヴァスケーヴィチ著、藤本和貴夫訳・解説, 84)

知られざるハルビン⑥ (Е. П. タースキナ著, 88)

(生田美智子監訳、訳:青柳千子、木村智美、クライニュク・ナデジダ

グリゴリエヴァ・マリア、鈴木佐和樹、チチマリョヴァ・オリガ、藤本尊正

ブジャコーヴァ・エレーナ、ベロゼルツェワ・アリョーナ、松吉充恵)

20号(2004年12月)

ウラジオストークと日本人 (藤本和貴夫, 3)

浦潮日本娼家生成過程解明への手がかり (木村 崇, 12)

ヴェネディクト・マルトと与謝野鉄幹・晶子

―極東ロシアと日本の文学的交流の一頁― (ヨコタ村上孝之, 22)

黒河への旅―小興安嶺を越えて(1987年6月)― (薬丸孝良, 26)

ハルビン建設期を思う (杉山公子, 35)

「哈爾濱における結婚と離婚―やはり不況の重圧のもとに―」

―哈爾濱の亡命系露字新聞『ザリャー』の記事から-

(内山ヴァルーエフ紀子訳・解説, 37)

東京の正教神学校におけるロシア人日本語通訳の養成 (グリゴリエヴァ・マリア, 41)

第4回国際学術会議「シベリアと極東の古儀式派」に参加して (阪本秀昭, 43)

書評 塚瀬進著『満州の日本人』 (左近幸村, 46)

ウラジミル・イリイチ・コズロフ氏に聞く (生田美智子, 49)

ハルビンの思い出(その二)

(語り手:ドモデエドフ・ゲオルギー インタビューアー:ブデャコーワ・エレーナ, 57)

19世紀初頭の千島住民―ゴロヴニンの航日誌より― (青柳千子, 61)

知られざるハルビン⑤ (Е. П. タースキナ著, 71)

(生田美智子監訳、訳:青柳千子、今井倫子、木村智美、クライニュク・ナデジダ

グリゴリエヴァ・マリア、鈴木佐和樹、チチマリョヴァ・オリガ

藤本尊正、ブデャコーワ・エレーナ、松吉充恵)

19号(2004年6月)

戦前期中国で刊行されたロシア語文献の書誌をめぐって (中見立夫, 3)

シベリア出兵によって生まれた日本語の天才児

アンプリ・アウドシェンコフの光芒 (小泉義勝, 11)

舞鶴市の子ども達が見たピオネール・キャンプ

―1970~1980年代の京都府舞鶴市少年使節団の文集から― (瀬野晴子, 18)

治乱興亡の跡に来るもの―ユーラシア思想の萌芽― (仲野 正, 25)

ハルビン日本人の明治大正昭和 ハルビンの農機具商④ (杉山公子, 28)

拡大写真からナゾ解ける―ぺキンスカヤの“日本人ビル” ― (杉山公子, 32)

ハバロフスク地方国立文書館探訪記 (生田美智子, 34)

ウラジオストク留学記 (松吉充恵, 39)

ハルビンの思い出(その一)

(語り手:ドモデエドフ・ゲオルギー インタビューアー:ブデャコーワ・エレーナ, 43)

露字新聞『ザリャー』1934年8月2日の記事

「大戦初期の哈爾濱―元・哈爾濱市会議長П. С. チシェンコの回想―」

(内山ヴァルーエフ紀子訳・解説, 47)

五十年自述 (武百祥著、上田貴子訳, 52)

知られざるハルビン④ (Е. П. タースキナ著, 57)

(生田美智子監訳、訳:青柳千子、今井倫子、今井由紀子、木村智美

クライニュク・ナデジダ、グリゴリエヴァ・マリア、鈴木佐和樹

ブデャコーワ・エレーナ、松本正、松吉充恵)

18号(2003年12月)

ハルビン345部隊の点描 (嘉納毅六, 3)

小串 任の横顔―脇役に徹した希有なロシア語の担い手― (小泉義勝, 17)

ぺキンスカヤの“日本人ビル” (杉山公子, 25)

『ザリャー』1933年2月14日の記事「チュラエフカ、ありのまま」

(デリ・リオ著、内山ヴァルーエフ紀子訳・解説, 32)

ロシア系ハルビン人のナショナル・アイデンティティの揺れ (生田美智子, 37)

В.ペレレーシンと中国―その①― (今井由紀子, 47)

第19回日露学術シンポジウム傍聴録 (上田貴子, 52)

知られざるハルビン③ (Е. П. タースキナ著, 58)

(訳:生田美智子、木村智美、クライニュク・ナデジダ、

グリゴリエヴァ・マリア、鈴木佐和樹、ブデャコーワ・エレーナ

今井倫子、上田貴子、青柳千子、今井由紀子)

17号(2003年6月)

関東軍露語教育隊―知られざる軍人露語通訳養成機関― (垣内弘士, 2)

約40年ぶりによみがえる長谷川濬のエッセー (生田美智子, 16)

浜寺ロシア兵俘虜収容所

―ロシア兵俘虜の収容所内における文化活動― (中野生穂, 33)

五十年自述 (武百祥著、上田貴子訳, 42)

ハルビン日本人の明治大正昭和 ハルビンの農機具商③ (杉山公子, 47)

ヴェルチンスキー―祖国ロシアへの郷愁を歌い続けた半生― (小泉義勝, 54)

雑誌『在中国ロシア人《Русские в Китае》』の紹介 (ブデャコーワ・エレーナ, 70)

『中国のロシア詩』に収められたV. ペレレーシンの詩の断片 (今井由紀子, 73)

ハルビンにおけるアルメニア人とグルジア人社会

―移住者に対する行政上の範疇と個々の認識の違い― (桜井寛彰, 83)

知られざるハルビン② (Е. П. タースキナ著, 86)

(訳:生田美智子、岡田英雄、クライニュク・ナデジダ、青柳千子

鈴木佐和樹、グリゴリエヴァ・マリア、ブデャコーワ・エレーナ

木村智美、藤本尊正、今井倫子、上田貴子、今井由紀子)

16号(2002年12月)

ハルビンにおける日本人居留民―1925年の断章― (Г. В. メリホフ著、生田美智子訳, 1)

二十一年間哈爾浜で作家活動を続けた詩人・作家

アルセーニー・ネスメ一ロフの最後③―哈爾浜の終焉― (小泉義勝, 9)

知られざるハルビン① (Е. П. タースキナ著, 16)

(訳:生田美智子、青柳千子、今井倫子、今井由紀子、上田貴子

岡田英雄、クライニュク・ナデジダ、鈴木佐和樹)

公宅静江回想録 ハイラルの思い出 (ジミンゴワ、上田貴子編, 31)

群馬にあったゴーリキーの原稿 (岡本正己, 34)

私のハルビン生活 (佐藤 休, 39)

ハルビン日本人の明治大正昭和 ハルビンの農機具商② (杉山公子, 41)

哈爾濱・ロシア住民と文化事業(七)

チューリン商会と哈爾濱のロシア系企業① (内山ヴァルーエフ紀子, 49)

「祖国」を求めて―詩人ペレレーシン紹介― (今井由紀子, 62)

“セーヴェル”の新しい飛躍のために (小泉義勝, 68)

15号(2002年6月)

旧満州のロシア人旧教徒農民(遺稿) (左近 毅, 1)

左近同人を偲ぶ (小泉義勝, 10)

近衛文隆氏の急死の真相 (佐藤 休, 13)

さまざまな浦汐脱出行 (小泉義勝, 16)

二十一年間哈爾浜で作家活動を続けた詩人・作家

アルセーニー・ネスメーロフの最後②―哈爾浜への道― (小泉義勝, 20)

ハルビン日本人の明治大正昭和 ハルビンの農機具商① (杉山公子, 29)

ウラジオストーク取材チーム来日 本研究会一同と交流 (内山ヴァルーエフ紀子, 40)

浜寺ロシア兵俘虜収容所―戦時中における日露文化交流― (中野生穂, 45)

ハルビンのプーシキン没後百年記念行事 (生田美智子, 56)

14号(2001年12月)

満州の林業王、近藤林業公司の一四年 (萩野敏雄, 1)

二十一年間哈爾浜で作家活動を続けた詩人・作家

アルセーニー・ネスメーロフの最後①―哈爾浜への道― (小泉義勝, 10)

ハルビン日本人の明治大正昭和 公園の披露宴 (杉山公子, 18)

「一九二〇年の哈爾濱」 (セルゲイ・クルバートフ/内山ヴァルーエフ紀子解説・翻訳, 28)

本の周辺 (左近 毅, 37)

北からのラフカディオ・ハーン ミハイル・ペトロヴイチ・グリゴリエフ再論(左近 毅, 41)

13号(2001年6月)

浦潮に生きた人びと(一〇) 日本人史の終幕へ (杉山公子, 1)

哈爾濱に残るロシアを探して(番外編)

―二〇〇〇年秋・哈爾濱の旅― (内山ヴァルーエフ紀子, 12)

お詫びと訂正 (生田美智子, 17)

哀惜―松野咸五会員の歩みをたどって (左近 毅, 18)

閨秀詩人EポエテッサA (小泉義勝, 25)

バイコフに寄せて ―ウラヂオストック便り― (左近 毅, 50)

本棚 (左近 毅, 53)

12号(2000年12月)

遠景としての湾港都市―揺りかごの中のウラジオストック― (左近 毅, 1)

書評 芳地隆之著『ハルビン学院と満州国』(左近 毅, 17)

函館とウラジオストク

―極東国立総合大学・函館校開校五周年に憶う―(小泉義勝, 21)

変貌する呼倫貝爾ホロンバイル(小泉義勝, 29)

ハルビン紀行三題

一、旅の記憶にまじえて(左近 毅, 33)

二、まぼろしのスパリヴィンの墓(生田美智子, 35)

ハルビンにおけるスパリヴィン(生田美智子, 37)

三、哈爾浜に残るロシアを探して―二〇〇〇年秋・哈爾浜の旅―(内山ヴァルーエフ紀子, 44)

11号(2000年6月)

「チュラエフカ」―詩作を中心とする文芸復興運動― (小泉義勝, 1)

バイコフ邦訳の周辺 (左近 毅, 15)

レニングラードの知られざるネフスキー(生田美智子, 25)

哈爾濱・ロシア人住民と文化事業(六)

哈爾濱のロシア人学校―高等教育編②―(内山ヴァルーエフ紀子, 33)

浦潮に生きた人びと(九) 昭和期の日本人(杉山公子, 52)

10号(1999年12月)

浦潮に生きた人びと(八) 引揚げと残留と (杉山公子, 1)

困難な時代を芸術に生きた二人の女性の手記 (小泉義勝, 12)

ウラジオストク便り (左近 毅, 26)

北からのラフカディオ・ハーン①ミハイル・グリゴリエフの周辺(左近 毅, 30)

東洋学院物語②―極東における日露言語文化交流の拠点― (生田美智子, 34)

哈爾濱のロシア人住民と文化事業(五)

哈爾濱のロシア人学校―高等教育編①― (内山ヴァルーエフ紀子, 63)

あとがき「セーヴェル」第十号を発行するに当たって (小泉義勝, 94)

9号(1999年6月)

哈爾濱・ロシア人住民と文化事業(四)

哈爾濱のロシア人学校―初等・中等教育編― (内山ヴァルーエフ紀子, 1)

浦潮に生きた人びと(七)大正期の暮らし (杉山公子, 31)

松野咸五君の逝去を悼む(小泉義勝, 40)

ハルビン・東清鉄道百周年記念国際学術セミナー

「中国移住ロシア人の歴史・その時代、人々、運命」報告集より(小泉義勝, 41)

ウラジオストクからの短信(左近 毅, 57)

100周年記念をむかえる東洋学院(左近 毅, 58)

ハルビンのロシア語新聞(左近 毅, 61)

東洋学院物語―極東における日露言語文化交流の拠点―(生田美智子, 67)

8号(1998年12月)

幻の対ソ連軍票 (松野咸五, 1)

浦潮に生きた人びと(六) 日記に見る「出兵」のころ(続)(杉山公子, 15)

東支鉄道物語(三)(小泉義勝, 24)

川上俊彦のあらまし(左近 毅, 38)

川上俊彦とアンドレイ・コレンコ(左近 毅, 44)

7号(1998年6月)

日本人のいるハルビン風景 (ヴィクトル・ヴィノクーロフ著、左近 毅訳, 1)

ニコライ・バイコフのハルビン赴任 (左近 穀, 10)

大正時代哈爾賓の通貨事情(二)―後編 大正時代後期―(松野咸五, 17)

浦潮に生きた人びと(五) 日記に見る「出兵」のころ(杉山公子, 33)

東支鉄道物語(二)(小泉義勝, 45)

6号(1997年11月)

東支鉄道物語(一) (小泉義勝, 1)

大正時代哈爾賓の通貨事情(一)―前編 明治末期から大正時代前期―(松野咸五, 11)

ロシアにおける旧満洲ロシア人住民研究の現在―近年の研究書から― (内山紀子, 27)

浦潮に生きた人びと(四) 引揚げと再渡航 (杉山公子, 30)

ひそやかでつつましく、それでいて美しい人生―アレクセイ・ヒオーニンのこと―(左近 毅, 42)

5号(1997年5月)

ハルビンの馬 (杉山公子, 1)

哈爾浜寸描 二題 (小泉義勝, 11)

光芒一尖 日露協会学校の始まりをめぐって (左近 毅, 22)

哈爾濱・ロシア人住民と文化事業(三)

哈爾濱のロシア正教寺院・ロシア正教会 (内山紀子, 37)

4号(1996年12月)

哈爾濱・ロシア人住民と文化事業(二) 満洲地方研究協会 (内山紀子, 1)

浦潮に生きた人びと(三) 最初の繁栄期 (杉山公子, 11)

東支鉄道をめぐる中国住民とロシア人の協力―良き時代の哈爾浜― (小泉義勝, 23)

満州開拓のパイオニア 小寺洋行(二)(松野咸五, 35)

心の癒しを求めて―ハルビンを奏でた音楽家たち―(左近 毅, 47)

3号(1996年8月)

満州開拓のパイオニア 小寺洋行 (松野咸五, 1)

極東大学の受難―軍事化から粛清、閉鎖まで― (小泉義勝, 26)

ハルビンの記―私がそこで見たこと、考えたこと― (杉山公子, 34)

哈爾濱・ロシア人住民と文化事業(一)

中東鉄道付属中央図書館 (内山紀子, 46)

「浦潮日本人地図」現地の博物館に贈る (56)

2号(1996年4月)

浦潮に生きた人びと(二) 日本人商店の登場(杉山公子, 1)

ハルビン草分物語(松野咸五, 9)

ウラジオストク東洋学院(極東大学の前身)の基礎をつくった人々(小泉義勝, 25)

スキデリスキー、カスぺ、ブリンネル 兄弟哈爾濱のロシア系実業家たち

―エリザヴェータ・ラチンスカヤの回想より― (内山紀子, 33)

1号(1995年10月)

<縦書きの部>

哈爾浜の終焉(小泉義勝, 1)

浦潮に生きた人びと(一)最初の企業家 有田伊之助(杉山公子, 9)

<横書きの部>

日露戦争前後(1903‐1906)のハルビン(松野咸五, 1)

哈爾濱のロシア人住民たち―亡命者たち、ソ連国籍者たち―(内山紀子, 24)



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