第1章 株式ポートフォリオ・マネジメントの基本
1 ポートフォリオ構築プロセス
(1) 投資哲学、投資スタイル
(2) 運用ガイドライン
① 要求収益率とリスクの許容水準
② ベンチマーク
③ 投資ユニバース
④ 派生商品取引利用の可否
⑤ 現金比率の上限
⑥ 貸株、空売りの可否
⑦ 個別銘柄のウェイトの上下限
⑧ 回転率の水準
(3) PDSAサイクル
2 数理的手法による最適ポートフォリオの策定
(1) ポートフォリオのリターンとリスク
(2) 目標の数学的表現
① 成果の評価が所与の効用関数で行われる場合
② 目標が要求収益率と許容されるリスクの水準で設定される場合
(a) 所与の期待リターンのもとでリスクを最小化
(b) 期待リターンを最大化
(3) 諸制約の数学的表現
(a) 投資ユニバース、派生商品利用の可否など
(b) 空売り禁止
(c) 個別銘柄ウェイトの上下限の管理
(d) 属性の管理
(4) 取引コストの考慮、回転率の管理など
(5) 数理的手法の特徴と本質
第2章 ファクター・モデル
1 マーケット・モデル
・ マーケット・モデルは、株式のリスクフリー・レートに対する超過リターンを、マーケットの超過リターンという単一のファクターに代表させて説明するモデル
2 マクロファクター・モデル(マルチファクター・モデル)
・ 経済変数をファクターとして、株式のリターンを説明しようとするものがマクロファクター・モデル
3 ファーマ=フレンチの3ファクター・モデル
・ 株式のリターンを説明するモデルで、形式的には、マーケット・モデル(経済変数)に、サイズとバリューという2つのファクターを追加したもの
4 カーハートの4ファクター・モデル
5 ファンダメンタル・ファクター・モデル
第3章 パッシブ運用
1 なぜパッシブ運用か
2 パッシブ運用の手法
第4章 アクティブ運用-銘柄選択
1 アクティブ運用の基礎
2 投資情報作成のアプローチ
3 銘柄選択・ポートフォリオ構築のアプローチ
4 アクティブ・リターンを求めて
5 手法の有効性の確認
6 アートとサイエンス
第5章 アクティブ運用-ポートフォリオ戦略
1 様々なアクティブ戦略
2 ファクター・モデルによるリスク管理
3 投資スタイル
第6章 売買執行のリスクとコスト
1 売買執行のプロセスとコスト
2 トータル・コストの管理
3 投資スタイルと執行コスト
4 様々な執行手法