選好(せんこう、英: preference)とは、社会科学、特に経済学において使用される概念である。ミクロ経済学の一部をなす消費者行動理論において、個々の消費者の嗜好(好み)は複数の選択肢間の順序関係として定式化され(選好関係)、選択肢bが選択肢aよりも好ましいという選好関係はa ≤ bと表現される。
消費者が合理的であるとは、以下の条件を満たすことである(以下、選択肢全体の集合をSとする)。
完備性
Sに属するすべての選択肢a, bについて、a ≤ bまたはb ≤ aが成り立つ。
これは消費者がすべての選択肢について嗜好を表明できることを意味する。
推移性
Sに属するすべての選択肢a, b, cについて、a ≤ bかつb ≤ cならば、a ≤ cが成り立つ。
これは選好関係が首尾一貫していることを意味する。
また、a ≤ bかつb ≤ aが成り立つとき、選択肢aと選択肢bは無差別であるといい、a ~ bと表現される。
効用関数(こうようかんすう、Utility function)
とは、選好関係を保つ、すなわちa ≤ bならばu(a) ≤ u(b)となる関数として定義される。
(wikipedia 選好)
・ , 投資家の選好, ,