Rigidity seminar 2014年11月13日(木)
場所:名古屋大学 理学部A館317号室
日程
13:30-15:00 佐々木東容(早稲田大学)
自由群上のサブセットカレント空間上の交叉汎関数
[概要]
種数2以上の向き付け可能な閉曲面上の測地カレント空間は,その上の閉曲線のホモトピー類全体の集合を測度論的に完備化した空間と思うことができ,
タイヒミュラー空間との関連でよく研究されている.
測地カレントは一般には,双曲群上に定義することができ,KapovichとNagnibeda(2013)はその一般化として,
双曲群上のサブセットカレントの概念を導入し,特に,自由群の場合には,測地カレントに関する多くの結果が一般化されることを示した.
自由群上のサブセットカレントの空間は,自由群の有限生成部分群の共役類全体の集合を測度論的に完備化した空間と思うことができる.
本講演では,自由群の2つの有限生成部分群の共役類に対して,その交わりの大きさを測る量が,サブセットカレント空間上に連続に拡張できることについて話す.
15:30-17:00 井関裕靖(慶應大学)
離散調和写像のエネルギーの増大度と群作用
[概要]
18:00- 懇親会
※懇親会は当日参加可能ですが、概人数を知りたいので参加希望の方はお手数ですが
高津飛鳥(takatsu'at'math.nagoya-u.ac.jp)に11/10までにご一報頂ければ幸いです。