研究会の目的

従来のマイクロアレイや質量分析計によるオミックス情報 (トランスクリプトミクス、プロテオミクス、メタボロミクスなど) に加えて、次世代シーケンサによ るゲノムスケールデータの洪水が加速している。いま我々はこれまででは考えられない大量の情報を処理し、生物学的意義のある解釈を与え、実験可能な仮説を 次々に立てる必要に迫られている。次世代シーケンスデータを含むゲノムスケールデータ情報を統合するために、本研究会はオープンソースの統計解析ソフトR を用いた複数オミックスデータ解析についての実際的な解析手順やデータ解釈方法の共有を目指す。これをもって学会員、実務の場にいる研究者、学生に真に役 立つ交流の場を提供する。 以下、研究会の目標とする: (1) 学会員・非学会員問わず参加可能なワークショップ (ノートPC持ち込みを想定) で、Rコードを実際に動かしてゲノム配列解析、ポストゲノムデータ解析の 手順を共有する (2) データ解析、解析ツールの開発者、実験系研究者を交えた最新の発表を相互に行い、意見交流を促す (3) 学会員の中でデータ解析を行おうとする者の規範となるようなデータ解析手順およびRコードを広く公開する

(世話人 研究会公募申請資料を一部改変)