【C編】第1回
はじまりは、いつも、Hello World
はじまりは、いつも、Hello World
プログラムを作ってみよう【C編】
第1回:はじまりは、いつも、Hello World
プログラムの入門書のはじまりは、"Hello World!!" がお決まりなので、ここでも踏襲していきます
1.ポイント
Cでプログラムをして、そのプログラムを動かすまでのプロセス(①~④)をつかみましょう
それさえ押さえてしまえば、あとはソースファイルを変えるだけです
(Cプログラムのプロセス)
①プログラムを書いて、○〇.C(ソースファイル ≒ プログラム)を作る
ムービーではメモ帳で作成しています。テキスト形式で編集・保存できるソフトであれば、大抵の場合使えます
②○〇.C(ソースファイル)をコンパイルする
ムービーではgcc(フリーソフト)を使用しています
③コンパイルがエラー無く成功すると、実行可能なファイルができます
ムービーでは a.exe という実行可能なファイルができています
④実行可能なファイルを実行する
ムービーでは Windows のコマンドシェル上で a.exe の実行可能なファイルを実行しています
2.今回の使用ツール:
コマンドシェル、メモ帳(Windows標準)、GCC(Cコンパイラ)
3.ムービーの説明
① コマンドシェルを準備します
●(コマンドシェルの起動方法:2通り)
1)Windowsの「スタート」を左クリック→ Windowsシステムメニュー → コマンドプロンプト を実行
2)Windowsの「スタート」を右クリック→ファイル名を指定して実行、ファイル名を指定して実行のダイアログに「cmd.exe」と入力して実行
●コマンドシェル上の環境を設定します。
> chcp 65001
を実行します。このコマンドはコマンドシェル上の文字エンコードをUTF-8という文字コードに設定します。(ここでは詳しくは説明しませんが、文字コードの関係で日本語が文字化けすることを防ぎます)
② メモ帳でプログラムを打ち込みます
●メモ帳を利用して、Cの文法に従ったプログラムを打ち込みます。初めてのプログラムはお決まりのパターンがあり、Hello World!!を画面に出すプログラムとなります。ここでは、日本語で「こんにちは、ICTサークルです!!」としています
③ プログラムを保存します
●メモ帳で打ち込んだプログラムを保存します。保存する際、ファイルの拡張子を「.c」として保存します。○〇.c のファイルをプログラムファイル(ソースファイル)と言います。
④ コマンドシェルに戻ります
●プログラムファイルの保存が終われば、コマンドシェルに戻り、ファイルができているかを確認します
⑤ コンパイルします
●gcc のコンパイラを使ってコンパイルします
> gcc sample001.c
コンパイルが正常に終了(エラー無く終了)すると、実行可能なファイルができます。
今回は「a.exe」という名前のファイルがコンパイルで作成された実行可能なファイルになります
⑥ 実行します
●a.exeを実行します
>a.exe
これにより、実行結果
こんにちは、ICTサークルです!!
が画面に表示されます
⑦ 作成したプログラムです
●今回作成したプログラムです。プログラムを変えることにより、いろいろな処理をすることが可能になります。
#include <stdio.h>
void main()
{
printf ("\n\n こんにちは、ICTサークルです!! \n\n");
}