以下の三つが考えられます。
①睡眠中に膀胱がいっぱいになっても、尿意で目をさますことができないという覚せい障害。
②膀胱の働きが未熟である(膀胱の容量が小さい、ある程度膀胱に尿が溜まると膀胱が勝手に収縮してしまう、など)。
③夜間尿量が異常に多い(夜間多尿)、などいくつかの原因が複合して発生します。
(日本泌尿器科学会ホームページから)
これらの原因が単独または複数組合わさっておこると考えられています。オムツが取れた子は、通常就寝中おしっこがしたくなると、目が覚めて排尿したいと感じるようになります。膀胱容量が小さくても、夜間多尿でも、尿意で目が覚めれば夜尿はしないということです。
おねしょのタイプをみるのに使う分類方法として、膀胱機能が未熟なタイプ、夜間多尿なタイプその2つが混合するタイプと分類しています。
実際にはもっと複雑で、昼間はおしっこがたっぷりたまるのに、夜になろちびるような量の少ないおねしょをする子もいます。更に、覚せい障害といってももともと子供は成人より深い睡眠を多く繰り返していますので、夜起こしてもなかなか起きません。