C.F.Martin D-41(1974)
このギターはオフコースの楽曲には欠かせない代名詞になっています。
ちなみにYassさんのD-41は73年製だそうです。
このギターはいろいろと手を加えてあります。
オリジナルからの変更点は、
ピックガードは入手時から鼈甲柄に張り替えてありましたが、
ナット、サドル、ブリッジピンを自身の手により牛骨に交換しました。
PUシステムについては
SUNRISE S-2とK&K Big Twin Internal.を取り付けて
バランサーポットでMixしてあります。
要するにマグネチックPU とピエゾPUを組み合わせて、
状況に応じた音作りが出来る様にしてあります。
Ibanez AW-120(1980)
メインで使用しているIbanez AW-120(80')です。
Yassさんは当時このシリーズではAW-60,70,90,200等を
このギターは入手した時には非常に状態が悪く、
ボディーのサイド&バックが所謂3D方向に割れていて、
更に内部のブレーシングも数ヶ所剥がれていた状態でしたので、
大規模なリペアを施して復活させました。
その他の状態はオリジナルを保っているので、
ナット&サドルの削り込みと
PU取り付けに際しエンドピンジャック部分の改造のみに留めてあります。
PUシステムについてはつい最近、
SUNRISEからEMG-ACSに変更しました。
さすがはEMGだけに出力は非常に大きいです。
オール単板のボディと相まってとても素晴らしい音を響かせてくれます。
Ibanez AW-60(1981)
Ibanez AW-60(81')です。
オフコース時代のYassさんはこの60と姉妹機の70,
そして90等を使用していたと思います。
それぞれにはIbanez独自のPUシステムの
DM(デュアルミックス)を搭載していた様子です。
ちなみに60と70の違いは塗装の違いで、
60はマットフィニッシュ、70はグロスフィニッシュとなっています。
このギターにはFISHMAN Neo-Dというハムバッキングタイプの
PUを取り付けています。
Ibanez AW(アートウッド)シリーズでは
この他に30,40,50,(6弦)、25,75,(12弦)を所有しています。
(当然の事ながら全て80年前後の時代の物です)
Ovation 1624-4. Country classic(1982)
いわゆるエレガットギターです。
細目のネックとシャローボディーのおかげで非常に弾き易いギターです。
潮の香り、秋の気配、青春、昨日への手紙、恋はさりげなく等々…
これを使わないと成り立たないと言っても過言ではない曲が
多く存在すると思います。
OVATION 1627-4 Glen campbell artist (1979)
オベーションのギターの中でも有名なモデルです。
このギターも細いネックとシャローボディーによって
大変弾き易くなっています。
オフコースの中でオベーションというと
松尾さんのイメージが強いと思いますが、
Yassさんも「僕らの時代」等の曲で使っていました。
OVATION 1618-4 Glen campbell Artist 12st (1981)
グレンキャンベルモデルの12弦ギターです。
このギターも松尾さんのイメージが非常に強いと思いますので、
Off Converseでは主にたけちゃんに使ってもらっています。
Yassさんも所有していた様子ですが、
あの当時に使っていたとすれば
「さわやかな朝をむかえるために」でしょうか?
古いオベーションにはトップにクラックが生じている物が非常に多く、
私が所有しているギターも例外ではありません。
グレンキャンベルモデルは2本共にクラックが生じているので
トップコートをリペアしてあります。
また、この年代のプリアンプは名機(OP-24)ですが、
こちらもトラブルが多く、大半は電池BOXや
プリアンプ緩衝材の腐食によるものですので、
所有しているオベーション全て(他に1613,1617)の
電気系統をオーバーホールしてあります。