Windows on Mac
【Arm版Windows10導入】
Parallels 16 for Mac ver.16.5.0 を入れて Windows 10 Client ARM64 Insider Preview - Build 21354 を入れてみました.すんなり入りました.ちゃんと動いているみたいです.Microsoft Insider Previewに登録する必要があります.
【Winアプリを使う別の方法】Crossover
Crossoverというソフトを買えば,WindowsなしでWinアプリをMac(Linux, Chromebook)で動かすこともできます.要するにエミュレーションしてWinアプリをWindowsのOSなしで直接動かそうという方法です.
Windows(のライセンス)が要らないのでアプリだけ動かすならこれでもいいかも.ただし,動かないアプリもあるようです.
【Parallelsアカデミックで半額】下記から購入すると半額のようです.
【Linux on Windows10 on Parallels on Mac は無理】
Win10は仮想環境を標準サポートしているので,WSL(Windows Subsystem for Linux)でWindows上でLinuxを動かせます.では,Parallels で動いている Window10 上で Linux が動くのか?ちょっとやってみました.結論は通常版では無理でした.原因はParallelsの通常版では「仮想環境のネスト」ができないためです.「Pro Edition」と「Business Edition」では動きそうですが,高いので諦めました.
ちなみにLinuxは普通に Parallels 上で動きますので,わざわざWSLで動かす必要はありませんw.
【Windows on UTM】UTMというフリーのVMアプリがあります.App Storeからインストールすると有料ですが,サイトからダウンロードすれば(今のところ)無料です.
UTMの凄いところはほとんどのCPUのPCをエミュレートできます.Arm Windows も Intel x64 Windows も動きます.前者はホストとゲストが同じCPUなんで高速で実行できますが現状は包括ライセンス外です.後者は低速ですが包括ライセンスで使えます.
早速UTMを入れてWindowsを動かそうとチャレンジしたんですが..インストール直後は動きましたが,なぜか2回目以降が起動しないという現象が発生しました.また下記の11で解像度を上げるとフリーズします.
ぜひチャレンジしてうまくいったらレポートしてください.
無料はメリットですが,Parallelsより遅いです.
Direct Xもサポートするみたいですので,そのうちゲームも動くかも.
何度もインストールし直して,ようやく安定して動かせるようになりました.
「Software Update」をしてから再起動しないと「無限修復ループ」に陥る.
画面設定を「Show only on 1」に変更すると「無限修復ループ」に陥る.
画面設定を「Extend these displays」に変更すると「無限修復ループ」に陥る.
VMの「Sharing」設定で「Enable File Sharing」にチェックすると「無限修復ループ」に陥る.
というわけで,インストールの説明にある通りにするとなぜかダメです.11と12は無視すれば,とりあえず使えます.
VGA解像度でファイル共有できないのでイマイチですがw
どうやらドライバの問題のようですのでバージョンアップで直りそうです.現状では,ちょっとしたことで「無限修復ループ」になり,元に戻らないので非常に不安定で危険です.今はまだ使わない方がよさそうです.
無料でWindowsを動かせればと思ったのですが,ちょっと危険ですね.
将来に期待しましょう!
速度は1/4以下とのことですが,x86 CPUのエミュレーションもできるので,通常の x86 Windows が動かせるかもしれません.まだ試してませんが..
結論:Parallelsの完成度が高すぎ!改めて感動しました.
【Winアプリon CrossOver】雑談で話題があったのでMikuMikuMovingを動かしてみました.
初めて使いましたがCrossOverもすごいですね.
必要なランタイムを入れればなんでも動きそうな気がします.
【結論】古いアプリはCrossOver,Arm WinならParallels,UTMはまだ不安定.
古いIntel Windowsでしか動かないソフトはCrossOverでCPU(とWin)エミュレーションすればほぼ動く.この場合Win自体のライセンスは不要.
Arm Windows 対応のソフト(今後対応ソフトは増える)はWinエミュレートのみでCPU自体はネイティブで高速動作するParallels.
無料で使いたいならUTM(まだまだ不安定)ですね.
【CrossOverの動作イメージ】
動かしたいアプリが動くバージョンのWindowsのボトルを作成.
そのアプリを動かすのに必要なライブラリをそのボトルにインストール.
動かしたいアプリをそのボトルを経由して実行.
標準で3000位のアプリが簡単にインストールできるように登録されていました.