2-1 主な機能
トラック毎にパラメータを指定して[作曲]ボタンを押すと、生成したMIDIデータを「QuickTime Plug-in」で演奏します。
生成には乱数を使用しています。もう一度[作曲]ボタンを押すと同じパラメータでも別の曲になります。
[download]ボタンの左クリックで、生成したMIDIデータを外部のMIDIプレイヤーを使って演奏できます。
[download]ボタンの右クリックで、生成したMIDIデータを保存できます。
[取得]ボタンで、各トラックの内容を編集ボードにコピーできます。
編集ボードでもパラメータの内容を変更できます。
[復元]ボタンで、編集ボードの内容を各トラックにコピーできます。
保存ボタンで、編集ボードの内容をテキストファイルとして保存できます。
2-2 パラメータの指定方法
TEMPO
曲のテンポをBPMで指定します。
小節数
小節数を指定します。小節の単位は後述のパターンです。
ここで指定した数のパターンが生成されます。
曲名
曲名を指定します。素適な名前を付けてみましょう。
消
チェックを入れると、そのトラックのMMLを生成しません。
CH
トラック毎ののMIDIチャネル番号を指定します。
10 チャネルを指定すると、パーカッションになります。
チャネル番号が指定されていない場合は、そのトラックのMMLを生成しません。
楽器
トラック毎のMIDI音色番号を指定します。
パーカッションパート(チャネル 10)の場合は、楽器の指定は後述の音階のところで行います。
音量
トラック毎の音量を下記の形式で指定します。
n-m(最低-最高)
n のように1つだけ指定した場合は、最低と最高が同じになります。
n,m の範囲は、0~15 です。
0 を指定すると音が聞こえなくなります。
octave(オクターブ)
音階パラメータが使うオクターブの位置を、オクターブ番号で指定します。
中央「ド」のオクターブ番号が「4」になります。
使うオクターブを空白で区切って指定します。
例:2 3 5 ・・・・ 2と3と5のオクターブ範囲を指定
音階
生成する曲で使う音名を、空白で区切って指定します。
音名は英文字(大文字でも小文字でも可)、片仮名、平仮名で指定できます。
音名 ・・・・ c d e f g a b または ド レ ミ ファ ソ ラ シ または ど れ み ふぁ そ ら し
半音 ・・・・ + 半音上げる 例:c+ 、 - 半音下げる 例:d-
オクターブ ・・・・ < 1オクターブ上げる、 > 1オクターブ下げる
o4c(中央ド) のようにオクターブを直接指定することもできます。
ここで、指定した音が、曲の作成にランダムに使われます。
複数の音名を連結した場合は、連結したものが1つの音の単位になります。
次のようにすると、音の繰り返しを音の単位にできます。
[n音名] n=繰り返し回数
繰り返しはネストできます。 例:[3ドレミ[2ファソ]]
パーカッションパート(チャネル 10)の場合は、楽器の指定になります。
pattern(パターン)
1小節のパターンを、音符の長さの並びを空白で区切って指定します。
パターンは「/」で区切ることにより複数指定できます。
複数のパターンが指定されている場合は、次のようになります。
最初のパターン ・・・・ 最初の小節
最後のパターン ・・・・ 最後の小節
中間にあるパターン ・・・・ 最初と最後以外の小節をこの中からランダムに選択
パターンの指定が2つの場合は、2つ目のパターンを最初以外の小節に使います
音符の長さは、1 2 4 8 16 のように数値で指定します。
各パターンの長さを同じにする必要はありませんが、4 4 4 4/4 4 2 のように指定すれば、4/4拍子のように扱えます。
数字の前にrを付けると休符になります。
「^」を使うことで、音符を連結できます。
音符の後に「.」を付けると付点音符になります。
音符の後に、qを付けてその後に数字(1~16)を付けることでゲートタイムを指定できます。
ゲートタイムを指定すると、スタッカートを実現できます。
音符の長さを 0 にすると、次に 0 以外の音が出てくるまで、音が重なります。
この音が重なるということを利用して、和音(複数の音を同時に出す)が実現できます。
2-3 MIDI音源の変更
[作曲]ボタンを押すと、生成されたMIDIデータが「Quick Time」で演奏されます。
「Quick Time」のMIDI音源は、標準では「Quick Time ミュージックシンセ」に設定されています。
この設定は、「Quick Time」の設定ウィンドで変更することができます。
「General MIDI」に変更すると、Windowsで設定してあるMID再生の音源が適用されます。
WIndows XP なら、MIDI音源は「YAMAHA XG WDM SoftSynthesizer」がお勧めです。
詳細はMIDI音源の変更方法を参照してください。