MIDI音源として超便利なのが、フリーで使える「SFZ Sample Player」です。
「Sample Player」というのは、簡単に言えば、生の楽器の音などを録音したファイル(.wavなど)を読み込んで、これを再生できるソフトです。
「SFZ Sample Player」のFILEの欄をクリックすると、読み込むファイルを選択する画面がます。
ファイルの種類のところを見ると、「.sfz .sf2 .wav .ogg」というように出ます。つまり、こんなファイルを読み込んで演奏させることができるわけです。
・.wav .ogg ・・・・ 単独のオーディオファイル
・.sfz ・・・・ .wavファイルを組み合わせてノート番号に割り付けるテキストファイル
・.sf2 ・・・・ SoundFontファイル
「SFZ Sample Player」に、GM/GS対応のSoundFontを読み込むと、最大16チャンネルのマルチティンバー(複数パートの同時再生)音源として使えます。最大同時発音数256音で、エフェクト(リバーブ・コーラス)も使えるので、「Sound Canvas」のような、GM/GS仕様のソフトシンセのように使うことができます。
「SFZ」の使い方に関しては、下記のページがとても参考になります。
「SFZ」には、有料($60.00)の「SFZ+」というのがあり、こちらの方は、エフェクトのパラメータの変更などができます。
ところが、「SFZ Buddy」というのを使うと、「SFZ+」と同じように「SFZ」のパラメータの変更ができるようになるらしいです。
「SFZ」は、下記のコントロールチェンジに対応しているそうです。
Pitch bend
MIDI CC #1 (Modulation wheel)
MIDI CC #7 (Main volume)
MIDI CC #10 (Pan)
MIDI CC #11 (Expression)
MIDI CC #12 (Reverb Size)
MIDI CC #13 (Chorus Speed)
MIDI CC #64 (Damper pedal(Sustain))
MIDI CC #74 (Brightness(Cutoff))
MIDI CC #91 (Reverb level)
MIDI CC #93 (Chorus Level)
MIDI CC #73 (Attack time)
MIDI CC #76 (Hold time)
MIDI CC #75 (Decay time)
MIDI CC #70 (Sustain time)
MIDI CC #72 (Release time)
「SFZ Buddy」は、このコントロールチェンジ信号を送っていると思われます。こういうコマンドを出せるMMLなら、プログラムからでも「SFZ」をコントロールできますね。