AMはカイロプラクターである、故Warren Clemens Lee D.C.(ウォーレン・クレメンス・リー)とArlan William FuhrD.C.(アラン・ウィリアム・ファー)によって創始、理論化されたテクニックであり、その特徴は脚長差を利用した独自の検査方法と器具を使って矯正を行うことにあります。
アクティベータ器
脚長検査
AMではleg length analysis(脚長検査)と呼ばれる機能的な短下肢(構造的に下肢が短いわけではなく、筋肉の収縮などによって下肢が短くなっている状態)をプレッシャーテスト、ストレステスト、アイソレーションテストという独自のテストを用いながら4つのポジションでの脚長差を分析し、神経系の働きの悪い箇所を分析し、問題のある箇所を特定します。
アイソレーションテスト(第一腰椎の検査)
矯正部位が確定したらアクティベータ器と呼ばれる器具を用いてそれを矯正します。
アクティベータ器を矯正したい関節部位に当て、“パチッ”と軽い振動刺激を与えます。この振動刺激は、人体の神経エネルギーを調整するための十分な振動周波数を持ち備えており、ほとんど痛みを伴ないません。
初めて施術を受けられる方には、こんな軽い刺激で改善するの?と思われがちですが、多くの症例で施術後に症状の軽減や消失があり患者さんに喜ばれております。
アクティベータでの矯正
AMの脚長検査では顔の開口部分が長い専用のアクティベータテーブルを使用します。
アクティベータテーブル
この場合テーブルから必ず被施術者の脚首が出ること、またハムストリングスが伸張しすぎないように足首の部分が水平に昇降することが条件となります。
施術を受ける側はうつぶせの状態からほとんど姿勢を変えることなく、全身の矯正が受けられるため負担が少なく、高齢者や女性、小児の方に最適な矯正法と言えます。
身体を健やかに保つのは、脳と神経系の働きです
神経の流れが良好な人は、自由に動けて痛みもありません
神経系の流れが悪いと、自由に動けず痛みにも悩まされます
海外でアクティベータメッソドを紹介している動画です。スペイン語ですが宜しければ参考に視聴してください。
アクティベータ・メソッドの検査
低刺激のアクティベータ矯正器具
参考:アクティベータ・ネットワーク・ジャパン事務局、江崎機器株式会社 WEBサイト