工業高等学校や工学系の専門学校、大学の学生でも受検できるのが、3級です。受検者は1、2級ほどではなく、都道府県によっては試験を実施していないこともあります。
とはいえ、年々受検者は増加しています。学生にとっては就職に有利な資格取得として、社会人にとっては1、2級にチャレンジする前の「腕試し」として受検されているのかもしれません。
実は、下のデータからわかるように、3級受検は狙い目なのです。
2014年度 機械保全技能検定試験 3級の結果
<機械系>
・受検者数:4689 人
・合格者数:4155 人
・合格率 : 88.6 %
<電気系>
・受検者数:714 人
・合格者数:521 人
・合格率 :73.0 %
<3級計>
・受検者数:5403 人
・合格者数:4676 人
・合格率 : 86.15%
機械系では合格率は2014年度は88.6% 高い確率で合格しているという状況です。
しかも、3級に受かれば、2級の受検資格が得られます。学生さんは在学中に、社会人の方も実務経験半年で、2級の「機械保全士」になることができるのです。
まずは、3級を受けてみる! というのはいかがですか?
参考書として、3級用機械系の学科・実技を1冊にまとめたコンパクトな問題集が、日本能率協会マネジメントセンターから発売されています。
【機械保全 3級用問題集】
『改訂版 機械保全の徹底攻略 3級機械系 学科・実技』
A5判 204ページ 価格2,700円(税込)
申込みはAmazonで。