☆ 学生・ポスドク 大募集 ☆
研究室の基本コンセプト
好きなことや興味のあること(に関連するテーマ)を研究すること
研究活動のどこかにワクワクを感じ、楽しみながら研究をすること
研究活動を通じて人間性が豊かになること
所属学生の研究テーマに多様性があること
研究の大テーマ
顕生代を通じた地球環境と生物の変遷、及びそれらの相互作用
研究内容ざっくり
過去の地球環境とその変遷を解明するために、様々な時代の地層を調査し、地層の諸性質を分析します
過去の生物(=古生物)の生態や環境応答を解明するために、地層中に産出する化石を調査し、化石の諸性質を分析します
化石から得られるデータをより適切に解釈するために、モデル生物になり得る動物を研究し、形態データや行動データなどを取得します
上述の研究を実施するために、フィールドワークと室内実験を実施します。具体的な内容はテーマに応じて様々ですが、大枠としては次の通りです。すなわちフィールドワークでは、国内外の様々な地域において、山間部や海岸域などに露出している地層を調査します。室内実験では、地層試料や化石試料を切断・研磨したり、粉末化して化学分析をしたり、顕微鏡で観察したり、画像解析したりします。また、動物を対象とする研究では、動物園の飼育個体や沿岸域に生息している天然個体を研究するため、全国の動物園・博物館や沿岸域(干潟など)がフィールドワークの現場になります。
過去の卒業研究・修士研究のテーマ
【2020年度】
修士研究
・下部ジュラ系豊浦層群西中山層のフランボイダル黄鉄鉱の観察に基づく海洋酸化還元状態の検討,及びジュラ紀前期の大規模環境変動を題材とした教材の考案
卒業研究
・生痕化石Phymatodermaの相対成長解析
・日本近海産エンコウガニ科の分子系統解析および相対成長解析に基づく分類体系の再検討
・哺乳類の糞の形態的観察と相対成長様式の解析
・長瀞地域における三波川変成帯変成岩中の石英脈の観察及び形成過程の検討
【2019年度】
修士研究
・放散虫化石の高時間解像度分析に基づく前期-中期更新世境界付近の北西太平洋の古環境復元及び千葉複合セクションを活用した授業の考案
卒業研究
・日本近海産エンコウガニの甲の形態形質における地理的変異
・生痕化石Phycosiphonの定量的解析-手法の評価及び豊浦層群における適用―
・固結した泥質岩中におけるfluid mud堆積物層の認定とその成因の検討
・福島県南相馬市小高区における東日本大震災による津波堆積物の経年変化の検討
・高知県室戸半島層群における炭酸塩コンクリーションの成因と形成過程の検討
研究を進めていく上で重視すること
各自の研究テーマを決めるキッカケの部分は、自分自身の興味に基づいていること
実際に野外に出向いてフィールドワークを実施すること
研究に必要な実験作業は、実際に自分で手を動かしてやってみること
研究活動を通じて出会った人々との縁を重視し、積極的にコミュニケーションを取ること
こんな学生におススメ
岩石、鉱物、化石、地層などに興味がある人
地学と生物の境界領域に興味がある人
スケールの大きい自然現象に興味がある人
フィールドワークをやってみたい人
自然やアウトドア活動が好きな人
海で研究してみたい人
動物園や博物館で研究してみたい人
海外に行って研究してみたい人
研究を通じて色々な人と交流したいと思っている人
学生時代にしかできないことをしてみたいと思っている人
ある程度自分で模索しながら研究したいと思っている人
機械をいじるのが好きな人
手先を使ったコツコツ作業が好きな人
コンピュータをいじるのが好きな人
……等々
注:上記に当てはまらない人が研究室に向いていない、というわけではありません
研究室ページ
TBA