最近のよしなしごと
9.23.2006
時代の流れの激しさに負け、ブログをはじめてしまった。ここです。
これからは、技術的なこと?も書くぞ。
皆様、これからも、お引き立てのほど、ずづずいーっと、よろしくお願いします。
9.17.2006
このごろ、調子がよい。仕事の話だが。今週は、自社のOS、Solarisのフル・ビルドして、それをラボ・マシンにインストールして、システムを立ち上 げた。OSのエンジニアなら、誰でも結構、やっていることだが、それでも、そのシステムにログ・インすると、メッセージが表示され、自分でビルドしたもの と分かるので、うれしい。今日も少し、ソース・ファイルを書き換えて、ビルドしている。なんちゃって、昨日のビルドが失敗したからだ。
サービス部門から、直接メールを受け取ることも増えた。「ココ、苦情がきているけど、どうなってんの?」って、ご指名されると気分がいい。アメリカ や、日本からも、英語で、そういうメールが入ってくる。それに、テクニカル・リーダーの人からもメールが来る。その人は、同じオフィスの人だが、なにか質 問すると、10分以外に、返事がくる。でも、おととい、私のラボ・マシンが起動中にダウンして、半分冗談で、メールしたら、「それくらい自分で解析してみ ろ。」と来た。もう、「やったことがない。」では、言い訳にならないが、OSのカーネルの解析なんて、一番やりたかったことである。勉強することが増え、 今までとは、違った世界に入っていけるのかな、わくわくしている。
今まで、生きてきた中で、こういうこと、何度かあった。その一つは、中学2年のとき、ワンゲル部の春の山行である。山梨の乾徳山へ行った。この時は、頂上 直下まで登ったものの、悪天候で、落雷の危険があり、引き換えしたのだが、下山途中、私を負ぶい、先頭を歩いていた顧問の先生(恩師だけど、どう見ても暴 力団関係者)が、山道を反れ、原生林と言うか藪の中に入っていった。私の母や、部員たちは、わけが分からず、先生に続いた。小1時間、道なき斜面を小走り に下って、無事に登山道へ生還したのだが、文字通り、道なき道を進むと言うとてつもない快感を味わった。もちろん、1日、負ぶい紐で締め付けられている私 の体は山行が終わるたびに、、あざが数箇所できていたが、当時は、一言も、痛いとか言わなかった。でも、今、白状すれば、先生が、斜面のギャップを飛び降 りるたびに、着地の衝撃が負ぶい紐を通し、私の太ももに来て、足がもげるかと思った。それでも、また、山、行ってみたい!
ちなみに、乾徳山は、その後、中学卒業時の山行でリベンジされるが、春山で、積雪でアイスバーンがあり、私を負ぶっていた友人が、足を滑らせて、ほん の2・3mだけど、私もろとも滑落してしまったことを覚えている。その友人、がんばって、頂上直下の"カニのたてばい?"みたいな高さ15mの鎖場も、私 を背負ったまま、登ってくれ、頂上を踏んでくれた。(『The Last Hike』参照のこと。)
また、あるときは、こういうこともあった。私が日本で大学1年で身障者スキーを始めた(母曰く、「連れて行ってあげた。」)のだが、そこでであった脳性ま ひの先輩が、都心から電車を乗り継いで、1時間以上掛けて、八王子まで、一人で、遊びに来てくれた。もちろん、その先輩は、脳性まひなので、転びながら歩 く感じ。でも、一人で電車に乗れるのである。駅員も周りの人もとがめることをしないと言う。私には、そのことが青天の霹靂であり、その先輩が未踏峰に挑む ようなクライマーに思えた。そして、その大学2年の夏は、先輩に誘われて、転びながら歩く二人で、自分たちの3日分の荷物を、肩からかけ、長野の大町ま で、列車を乗り継ぎ、行ったのである。大町で、ほかの仲間と落ち合い、アルペン・ルートで立山の室堂まで行くのだが、私は、同人になれた気がした。それま で、母にべったりだった私は、その後は、私も平気で、一人で出かけるようになる。このことが、私を、アメリカへいざなう直接的、きっかけとなる。 BeforeとAfterでは、自分の行動のスケールが、まったく違ってきたことは、確かだ。
なにかさ、人生には、ターニングう・ポイントがいろいろあると思う。そして、今までとは違った世界に移り住む。それには、隣人の協力も大きいと思う。仕事 においては、私は、今がその時期かもしれない。アルピニスト、森田勝は、40歳を超えてもなお、家庭を置き去りにして、「オレは、グラント・ジュラスへ行 く。悪いが、好きなことさせてくれ。」と、冬のヨーロッパ・アルプスへ出かけていった。私は、まだ、1流でもなんでもないのだが、私には、彼の気持ちが、 分かるような気がする。
7.23.2006
あれ、いつの間にか、1ヶ月以上、経ってしまった。これじゃあ、日記じゃなくて、月記だぜ。どなたか、私と、同じようなことをやられている方、2名ばかり、お見受けできるのですが・・・、と、人をまき沿いにする。
ここんところ、イギリスは、記録的な熱波ですが、個人的には、調子がいいです。1つ目は、会社のジムへ通い始めたこと。先々週から、オフィスで仕事する日 は、午後の1時間弱、ジムに当てている。前後の着替えに30分、エアロ・バイクに20分。これには待っている状態。バイクの抵抗は、レベル2で、インター バルトレーニング。20分ぶっ通しでこいでいる。はじめの1分は、力が出る、13km/hくらくい。が、その後、落ちて、9〜11km/h程度。これを 19分間、持続させる。普通の人なら、20〜30km/hといったところだろうが。10分くらいからは、汗が吹き出してくる。
座るのは、サドルではなく、シートなので、安定感もあり、落ちる心配もない。このエアロバイク、予想以上に効果があって驚いている。週3日、やっただ けで、部屋の中を歩くとき、足が安定して、壁に手を突かなくても、よくなった。1歩踏み出すと、地鳴りがする感じ。以前、カリフォルニアで、1週間、ス キーをやったとき、足が超合金のように強くなったが、1日20分でも、こんないつ良くなるとは、思わなかった。歩くより効果的かも。私もまだまだジャン、 山登りやスキーを、まだあきらめる歳ではないのである。
一般に重度障害を持っていると、ジムというより、リハビリに行くという、感じだが、私にとっては、ジムの方があっているかな。
2つ目は、会社の会計年度始めのUk全社ミーティングに出席したこと。オフィスの駐車場に仮説テントが建てられて、500人ほど、集まった。そして、私 は、なんと、案内役の人に、一番前のど真ん中に、案内されてしまった。そしたら、ミーティングというか、セッションが始まる前、UK支社の女性社長が、私 のところへ来て、「今日は、暑いね。」とか、「頑張っているね。」とか、話しかけてきてくれた。彼女は、やり手らしく、今年2月には、イギリスきっての女 性エクゼクティブとして、BBCのニュースにも、出ていた人。そんな人が、私のことも知っているらしく、親しげに話しかけてきてくれたことが、嬉しかっ た。
3つ目は、・・・、一昨日の金曜の夜、同僚の個人的な送別会があり、男5人で、町へ繰り出して、・・・、と、ここで、止めとく。
(18禁 薄暗い中で、ああいう、綺麗なものを生で見るのは、私は38歳にして初めてであったが、開放感があり、健康的で、気分も明るくなる、と思う。ダ ンサーには、「私たちが踊っている間、目をつぶっていてね。」なんて、からかわれたが、チップをあげたら、喜んでいた。そういうところに、連れて行ってく れた人に感謝である。)
なにか、文句ある方、掲示板まで、どうぞ。
でも、私は、普通のありきたりの男だな、と思う。
6.13.2006
5月31日から6月12日まで、日本に滞在しました。下のは、英国に戻ってから、日本でお会いした方々や会うことができず、メールだけでやり取りした友人たちに、送ったメールです。手抜きなのですが、UPしました。
こんにちは、メール、ありがとうございました。
無事、イギリスに、帰還しました。昨日は、時差ぼけの中、仕事、開始。休みの間に、1500通ほど、メールが溜まっていました。見る必要ないものは削除、 しかし、いろいろ読まなくてはいけないもの、返事を返さなければならないものがあり、一日では、処理できませんでした。おまけに、2つも、新たに、ちょっ とした仕事が、入ってきて、うれしい悲鳴です。
帰路のイギリスへのフライトは、12時間。妹が同行してくれたので、サバイバル・モードをしなくて済みました。(スリルや面白みには、欠けますが、なんて うそうそ)。だけど、近頃のエア・ライン、障害を持っている人に対して、どんなサポートが必要なのか、聞いてきますね。電動車椅子ひとつでも、自分が扱い 方知っていれば、わざわざ、エンジニアを呼んでこないし、「4時間前に来てください。」なんて言うことも、なくなりました。本当に、成長したな、と思いま す。(笑)
ところで、月曜日の父の映像、私は、見れなかったのですが、かなりのものだったと聞きました。まあー、だから、南淵先生、肝の据わっている?父を撮影に、 選んだのかな、と思います。手術のあとは、思ったより、綺麗で、私も何も聞きませんでしたが。ただ、こう言ってはなんですが、私も、バグつぶしという、 切ったり、貼ったり、移植したり、外科手術にも似たことをやっているので、ちょっとわかります。医療過誤はないけど、バグが治らなかったために、お客様企 業のシステムがダウンし、企業活動が麻痺て、それが長引けば、その会社を潰してしまう恐れもありますので。それに、『僕が医者を辞めない理由』など、南淵 先生の書かれた本は、とても意味深く、すごいなあ−と思います。
今回の帰国は、期間も短く、昔、行動をともにした多くの親しい友達には、会うことはできませんでしたが、新しい人たちと出会うことだでき、有意義でした。また、メールやホームページ上で、お付き合い願えればと思います。
また、会うことができなかった友人たちにメールをしたところ、たくさんの方から、お返事ををいただきました。これから、一人ずつ、お返事を書いていくつもりですが、時間の都合上、最初に、このメールを送らせていただきます。
遊び人としては、山梨や長野のほうにドライブに行けなかったことも心残りですが、また次回にしましょう。(笑)
それでは、また、
茂森 勇
5.13.2006
Please smile for me!
笑顔を見せてください。
5.01.2006
先週から、実は、風邪を引いている。幸か不幸か、人を呼ぶほど、悪くない。(苦笑) 寝たり起きたり、水をがぶ飲みしたり、その割には、勢いで、エッセイ、書いてしまったが。(仕事が溜まっているんだけど。) 寝ていて、一句で来た。
空の雲、雪の白さや、われを呼び。
窓から、見える空と雲、もし、それが雪山で、ここがスキーのロッジだったらという句。単なる遊び人である。
ところで、昨日、父に電話したら、両親の本の売れ行きが、・・・だとか。乙武氏に遠く及ばず。当たり前だろうって。(笑) というか、しかたないって!
そこで、このホームページで、サーチエンジンによく引っかかる『脳性まひについて』をちょっと、マーケティングしてみた。客引きできるかどうか!? このサイトに、このページから、はじめて来た方、すみません。悪気があってやりました。(笑)
でも、あの本、ちょっと不平も多いけど、本当に、いい本だと思うし、たくさんの人に読んでもらいたい。皆様も、応援、よろしくお願いします。マスコミに、取り上げられてもいいですよ。・・・まあ、言うことは言っておこう。
4.30.2006
また、どす黒いエッセイ、書いてしまった。本当にどす黒いので注意して、読んでください。こういったこと、表に出していいかどうか、正直、分かりません。ただ、今、すごく、悩み・苦しみを、抱えている方、参考になるかも。なんて、生意気かも。
でも、言葉に表せられない葛藤なんてあると思う。 何か、ご意見など、ありましたら、掲示板までどうぞ。
4.23.2006
イヤー、また、ご無沙汰してしまった。父のほうは、快方に向かっているようです。電話で話すと、「寝返りが打てるようになった」とか、だけど、あばら骨に 負担が掛かるので、「重いもの、もてない」とか、言っています。まあ、何とか、やっていくでしょう。こっちは、2年も、会っていないから、想像しているだ けですが? そう言ってっては、薄情すぎるか?2年も、会ってないって、考えたら、すごいことだけど、でも、たいしたことでも、ないような・・・、やっぱり、薄情か な?
この間、面白い本を読んだ。『障害者の経済学』、大学で、ミクロ経済学を勉強した人には、分かりやすいかな? やっていなくてもわかるけど。あとは、読んでみてください。(こういう言い方、嫌なやつだ!)
こっちは、元気だけど、なんとなく・・・冒険できなくて、うだうだ。過去への反省を含め、Poemなんか書いてみました。
疲れた、あなたへ
もし、あなたが、疲れているなら、
それは、ただ、歩いてきたということ。
もし、あなたが、孤独を感じているなら、
それは、ただ、遠くまで、歩いてきたということ。
遠すぎて、ほかの人から、豆粒にしか、見えないほど、遠くまで。
それは、誰のせいでも、自分のせいでもなく、ただ、歩いてきたということ。
それは、だめなことじゃなくて、誇りにさえ、思えること。
どうせなら、もっともっと、遠く、あの高い峰の頂まで、
夜空の星の届くほど、高く、遠くまで、
行こう。
そうすれば、誰か、あなたを見つけること、できるから。
3.7.2006 Instant messenger
あまり、意味もなく、ヤフーのInstant messengerを立ち上げて、アドレス帳をインポートしたら、全員にメールが配信されてしまった。マイク、カメラ、まだ、持っていなくぃい。会社社内のは、使っているのですが、驚かせて、ごめんなさい。勉強します。
・・・と書いていたら、Voiceでも話せることが分かりました。Yさん、Kさんありがとう。
2.21.2006 4:00 a.m.
午前3:30 目が覚める。やっぱり、親父のことが、気にかかる。心配はしていないけど、・・・たぶん。新たなる冒険への旅立ちと言うか。 がんばって、早くよくなってほしい。
今、日本から、現役大学生のゆうきちゃんが来ている。ロンドンの短期のビジネス英語のクラスに、ここから片道1時間半かけて通い、夕食の支度や洗濯など、 やってもらっている。毎日、出来立てのものが食べれるし、とても楽させてもらっている。彼女も、ここが居心地よいようだ。昨夜は、話しこんでしまった が・・・。
2.12.2006
昨日、日本にいる父から電話があった。突然なんだけど、今月23日に、心臓の冠動脈のバイパス手 術を受けるとのこと。ちょっと、驚いたが、「別に日本に帰ってこなくていい。」と言う。聞いてみれば、2週間前くらいから、動悸が激しくなり、病院で検査 を受けたら、心臓の冠動脈が3つとも、つまりかけていたらしい。日本の心臓外科のエースと言われるお医者さんを紹介され、手術してもらえるとのこと。本 人、「早く見つかって、名医に見てもらえて、ラッキーだ。」とうれしそう。(強がりとも言う。) 「早く手術してもらって、アメリカに行きたい。」と言っ ている。まあ、・・・。
せっかく、(両親の)ビジネスも、軌道に乗り始め、本も出版した矢先に、・・・。私は、イギリス、弟・家族は、アメリカ、しかも、義妹は、4月に出産予 定。そんな中で、こんなことが起きるとは、・・・。人生、山あり谷あり、である。でも、これで、また、親父に、箔がつくのではないかな。遠くから見守って いよう。
1.27.2006
すみません。今日、さっき、ここの日記を書いたんですが、面白いことは面白いけど、私的事柄で、ブラック・ユーモア、茶化しては、いけないほど、深刻な内容をたた含んでいるので、取り消しました。でも、もったいないので、購?読希望(笑)の方は、私のほうまで、メールください。号外として送らせて頂きます。
1.8.2006
あけまして、おめでとうございます。
だいぶ、遅れて、しまったけど。
最近、Amazon.co.ukで、rent DVDして、楽しんでいる。Internetで取り寄せられるので、便利。Trend を Catch up!今週は、黒澤明の『7人の侍』と、『Star wars Episode III, Revenge of Sith』を見た。イギリスにいると、黒澤を語れないと、話にならない。『7人の侍』は意外と明るくて、面白かった。さすが、『Star wars』の下敷きになった作品だと思った。『Star wars Episode III』は、なんとなく、人間の弱さを感じてしまった。大きなストーリーの一部なので、しょうがないけど。どなたか、最近見た映画で、面白いものがありま したら、掲示板へ、書き込んでやってください。
映画は、英語の勉強にもなるし、面白いけど、ちょっと、長い。詩や、俳句や、絵の鑑賞のほうが、私には、ぴったり来るようだ。Amazon.co.jp で、昔の谷村新司のアルバムがCDでリリースされていたので、なりゆきで、2枚買ってしまった。海外へも発送してくれる。谷村新司は、私の一番好きなアー ティストだ。コンサートにも行ったことはないが、高校のころ、ドラマの主題歌とか、コマーシャル・ソング、あと父のカラオケ練習のカセットを調べていった ら、好きなものは、全部、谷村新司、作詞・作曲のものだった。『小さな肩に雨は降り』しかり、『再来』しかり、『浪漫鉄道』しかり。鳥肌が立った。あまり にも、数学的展開だけど。
今回買ったのは、『JADE』と『エンブレム』、聴いたことのある曲は、『小さな肩に雨は降り』と『スーパースター』くらい。『スーパースター』は、田舎 から、都会に出てきて、アイドルの追っかけやっていた女の子が、体の弱い母を助けるため、田舎に戻って、数年後、どこからともなく流れてきたそのアイドル の曲に再び、心震わせると言う物語。こういう物語、すごく好きなんだよね。消そうにも消すこともできない夢、心のいる場所と言うものが。
なんとなく、37・8歳になって、10代後半に考えていたことを、思い出すんだよね。中学や高校は、ものすごく厳しくて、素直に反抗していたけど、まだ、 障害者の意識もなく、ある意味ツッパリだけど、ひねくれもせず、”やれば、できるだろう”、’努力は認めさせる”、”夢は夢にあらず”(谷村新司の言葉) と、やっていたあのころ。そして、今、なぜだろう、もう一度、あのころの心境に戻って、トライしてみたいと思っている。
Amazonの谷村のアルバムのコメントに、『日はまた昇る』と言う曲に対して、”♪冬晴れの空、流れる煙、風は北風・・・”の歌詞に、厳しくもささやかに生きる得がたい人生に感じ入ったものだった、とあった。こういう生き方ができれば、と思う。
11.27.2005
脳性麻痺のクララさんのブログ http://blog.livedoor.jp/kurara3/archives/50224496.html
カキコしたけど、うーむ。・・・、私の場合は、・・・、多分・・・、だいじょうぶ・・・、かな? Only the paranoid survive???
仕事のプロジェクトの最後の最後の最後で、問題発覚、解決できる問題なので、問題ないんだけど・・・。それ以上は、恥ずかしくて、書けません。クララさんの”暗中模索”と言う言葉が、ぴったりはまってしまう、私のキャリア。
11.19.2005
このページを読み続けていてくれた方、本当に、申し訳ありません。長い間、サボって、しまった。何もなかったとは、言えないけど、仕事も忙しかったし。仕 事と日記と、どっちが大切かと言えば、申し訳ないけど、今は、仕事です。と言うかさ、ここで、文句たれるより、プログラム、書いているほうが、ずっと楽し いです。こんなこと言ったら失礼だけど。
ちなみに今は、UnixのShell Scriptを勉強しなおしている。たとえば、Exportコマンドは、よく使うけど、Readonlyコマンド は知らなかった。自分でScriptを書いて、プログラミングを効率化させたい。仕事をやっていて、Scriptを知らなかったために、1分で処理できる ところを手作業で、何時間もかけてやっていたり。こういうところを、なくしていきたいし、Scriptも考えれば考えること面白い。あるデーターを、必要 な部分だけ切り抜いて、並べ替えて、同じものは1つにまとめて、・・・みたいな処理。それから、何千行と言うコードの中から必要な文字列を探すこととか、 Scriptを1行書けば、あとは、コンピューターが2・3秒でやってくれる。当たり前のことだけど。C言語やアセンブリが書けても、こういう技術を持っ てないと、プロとしては、やっていけない。Scriptって、昔やっていたBasic言語に近いから、ちょっと、バカにすると言うか、なおざりにしていた けど、プロとしては、必要なんだよな。やっていても面白いし。
これは、私の思い違いかもしれないけど、『五体不満足』の乙武君、スポーツ・ライターから、教育関係に移ってしまったけど・・・、私としては、少し残念だ なと思う。そういうことが出来るって、特別な人だと思う。私は、普通のエンジニアやっていきたいし、1つのプロジェクト、やり終えれば、ものすごく、うれ しいし、その快感は、ちょっと何にとも交換できない。
先週、UPしたエッセイも 英語版 も作って、ご無沙汰しているアメリカなど、チームの人に送ったら、喜んでくれたようだ。
生活のほうは、平日は、毎朝、ヘルパー(アテンダント)のJilさんが来て、やってくれる。Jilは、自称ヒッピーの40代の元気なおばさんで、私ととて も相性が合う。毎日来てもらっても、お互い、甘えもない。たまには、ピンチ・ヒッターで、若い女優のような金髪のヘルパーさんも来てくれ、入浴介助も受け るのだが、自然の成り行きに任せている。まあ、彼女でもあるまいし、たいしたことではない。
最後に、最近、読んだ本:
春山満著 『生き抜く哲学』
『こんな夜更けにバナナかよ』もものすごく面白いが、私は、春山さんのほうに、どちらかと言うと、憧れを抱いてしまう。機会があれば、両方、読んでみて下さい。
また、書くね。
6.19.2005
昨日の報告ですっ。
今回は、妹のメグとメグの友達のしーちゃんと行った。手押し(車椅子)で行こうと言うのは、"人ごみの中の電動(車椅子)での暴走は危険"というメグの提案。けして、手押しで行って、兄に恩の売ろうとしているわけではない。うるわしきかな、妹の兄思う心???
電車は、予約なしで行ったが、車椅子を見ると、ちゃんとスロープ(ramp)を出してくれた。
メグが、行き先を告げると、「予約、入れてませんね。向こうの駅に連絡しておきます。」と、言ってくれた。イギリスだって、やればできるのである。乗換 のAscot駅で降りる(正確には、おろしてもらう)。と、顔見知りの駅員が、「今日は、あのスピード・マシン(電動のこと)じゃないのか?」と、からか われた。3度目になると、面割れてます、もう (笑)。縄張り拡大というか、マーキング成功 (お食事中の方、失礼しました)。
London Waterloo行きの列車に乗り換え、一路、ロンドンへ。車窓の緑、田園風景が美しい。メグに写真を撮ってもらった。Waterloo駅に着く。すごい 人また人。テムズ河岸を散策。ビックベンを背景に、しーちゃんと2ショットを1枚。テムズを渡り、ウエストミンスター寺院へ。炎天下、車椅子を押し続けた メグは汗だく。ウエストミンスター寺院を見学す。入場するのに、長蛇の列ができていたが、車椅子だから、並ばなくてすんだ。中には、歴史上人物の棺が所狭しと並んでいる。ここは、世界史を勉強してくると面白そうだ。
そのあと、徒歩で、大英博物館へ。時間がないので、昼飯抜き。メグ、またも、汗だくで、車椅子を押す。そして、自分の欲しいものをしきりにつぶやいてい る。兄、聞いたふり。足置きがない車椅子(もらいものなので)、私の長い?足が地面にすれる、その度に、怒られた。しかし、青空の下、しゃれた店が立ち並 ぶロンドン中心街の散策は、本当に楽しい。今度は、ホカの人?と来たい。今はまだ、いないだが。
50分ほどで、大英博物館に 着く。ここで、メグは、1人で買い物へ、しーちゃんと私は、博物館見学。2階フロアを一回りした。ここは、本当に、面白い。古代から現代まで、大英帝国華 やぎし頃、エジプトのミイラとか、世界中から強奪、じゃなかった収集されたものが、並んでいる。私が、一番気に入ったのが、紀元前4000年?のメソポタ ミアの鉄器、ちゃんと、細かい飾りが付いていた。その技術力、すごいと思う。今は、戦場と化しているが。何故、文明が滅んでしまったのか? エジプトのパ ピルスにかかれた文字の書き損じも面白かった。また、来よう。
4時に、メグと待ち合わせし、軽く食べて、Waterloo駅へ。今度は、ゆるい下り坂。メグは、車椅子から手を離し、車椅子の方向があやしくなった ら、ハンドルを握り、修正するパターン。坂が緩やかなときは、いいが、急になって、やられると、乗っているほうは、ビビる。それが、彼女にとっては、面白 いらしい。命にかかわる問題です。絶対、真似しないで下さい。
帰りの電車は、どこかのポイント故障で、遅れ気味。やっと、Ascotに着いたら、土曜日で、Camberley駅に駅員が着ておらず、スロープが出せ ないという。電車の予約を入れていなかったツケが、今頃回ってきた。「歩けるし、スロープがなくても、自分達で、何とかなります。」(坂道だって、一人で 下れたのだから?、うーん、なんか違う。) 「キケンです。それに、上からの命令です。したがってもらいます。」という感じ。このキケンと言う言葉に、つ い敏感に反応してしまう。こっちは、それを承知でやっているのだ。ここに、某単行本のユカリさんがいたら、怒鳴りあいになるのかな? しかし、我々は、た だでタクシーに乗れるとあって、だらしなく折れて、帰途に着いた。
(ホース・ガードズ。右下、小さいですが、馬に乗っている兵隊さんがいます。大英博物館へ移動中。)
6.18.2005 8:59 a.m.
天気、ほぼ快晴。今日は、我が家の乙女達と、手押し(車椅子)で、ロンドンへ行きます。今年、3行目。電車、予約、入れてません。どうなることやら。
6.16.2005
今日は、我が家の乙女達は、ロンドンに行ってきたらしい。本物の刺身と天ぷらが食えるらしい。
今、揚げ物をしている音がしている。感激!
6.14.2005
今日は、あまり書きたくないことを書く。書きたくないというより、心がなえそうなこと。異性介助の実録。18歳、未満の方、ここから先は読まないで、下さい。(笑)
実は、5月の末から、週2回、ヘルパーさんを頼んでいる。洗濯、買い物、料理、それに入浴介助。何を今頃と思うかもしれないが、ことの次第は、こうだ。 まず、ホーム・ドクターを作って、そから、リハビリの専門医を紹介され、専門医がケア・マネージャーにReferし、ケア・マネージャーがヘルパーさんを 探してくれる。ここまで1年かかった。
アメリカでももちろん、とくに学生のころは、殺人的に忙しかったので、ヘルパーさん(アテンダント)を頼んでいたが、若い女子学生さんが多かったし、金 もなかったので、掃除、洗濯、買い物、料理だけ頼んでいた。風呂は、アメリカはバスタブも浅く、溺れる心配もない。体も、ちゃんとは洗えないが、毎日入れ ば汚くならないだろう、くらいに思った。
でも、今回は、もう歳だし、一度、入浴介助も、経験してみるかということで、ケア・マネージャーを通じて、頼んでみた。ヘルパーさんは、5・60代の元 気で、ちょっとがさつな感じ。介助は得意だけど、料理とか、細かい作業は苦手そう。初回は、洗濯干し、買い物、料理、と進んで、時間が余ってしまったの で、入浴となった。パンツ1丁でバスルームへ、そして、後ろを向いて、パンツも脱いだ。しかし、私の体は、男で、健康体なのだろう。すぐに、男のモノが反 応してしまった。タオルで隠してやり過ごす。ヘルパーのおばさんは、慣れているせいか、無視してくれた。2回目からは、入浴をケアの最初に持ってきて、ヘ ルパーさんが洗濯を干している間に全裸になり、熱めの湯船に浸かる。タオルなし。これは、うまく行ったが、湯船から上がると、もう反応してしまった。で も、普通の男なら、当たり前のことかとも思う。
でも、異性の前で、全裸をさらすって、考えていた以上に、精神的負担になる。それに、アソコも意に反して敏感になるし、それを無視して、子供のように振舞うと、それも、かなり負担になる。心が、なえてくる。これは、経験して、初めて、実感できるものだ。
脳性まひは、かなり無理すれば、自分で、できるし、私も、それを実践してきた。首から下が動かない頚損の人など、その点、選択の余地がないし、もっと辛 いだろうな−と思う。精神的に子供でいることを強いられるようにも思うのだ。なにか、それを反対に押し返すもの(人)ってないだろうか?
でも、まあ、入浴だけが人生じゃないし、アソコだけが、人生でもない。仕事とか、あそびとか、人助けとか、充実させていけば、いいんだろうなー。障害が なくても、大変な思いしている人は、たくさんいるのだから、自分の問題を頑張って一歩ずつ解決していければ、それで、いいんだろうなー。
ところで、昨日、妹が、日本から、友達連れて遊びにきた。明後日には、優紀ちゃんも、ここに引越してくる。3人の女性と一つ屋根の下暮らすことになるのだ が、こんなことを書いてて、いいのだろうか? でも、妹とか親戚の子じゃあなー、なんて、冗談です。仕返し、しないでね。
P.S. 河合香織著 『セックス・ボランティア』、なかなか真面目で、考えさせられる本です。興味のある方は、どうぞ。
6.12.2005
最近、いろいろ考える。トライしてみたい事も多くなる。デジカメ買って、ノートブックPC買って、いろいろ夢が広がる。このWebsiteもデザインを変えたい。でも、Blogやビルダーを使うより、生のhtmlコードも書きたい。古いオトコです。
先週、起きた事、その1
イギリスの”社食”に、パックの寿司、登場。サラダのバイキング・コーナーにあった。Make sense, guys? (おたく、納得いきますか?) 思わず、手が伸びた。刺身、食べた。思ったより、まずくなかったが、食べたいと言う程のものでもない。わさびをイギリス人 になめさせたら、受けていた。ちなみに、英語で、わさびのことをhorseradishといい、ステーキに乗せて、食べると、うまい。
(コメント:私の右手の曲がり具合が、脳性まひらしい。)
先週、起きた事、その2
我が家のラボ、完成。同僚から100ポンドでテーブルを譲ってもらった。シンプルなテーブルだがしっかりしている。同僚がセットアップしてくれた。
5.28.2005
イギリスで3連休の初日の今日、一人でLondonまで、行ってきた。London Waterloo駅で、いとこの子の優紀ちゃんと待ち合わせて、食事+ちょっと観光。London Eyeという大きな観覧車に乗って、食事して、そのあと、早足で、ピカデリー・サーカスまで、歩いた。とても混んでたけど、活気があって、よかったな。詳しい報告は後ほど…
(London Eyeから眼下に見えた近衛兵の交代式?レアものか、よくあることか? もちろん、優紀ちゃん撮影)
5.21.2005
Laptop PCのセットアップを進めている。今日は、デジカメから取り出したイメージをこのホームページにアップロードするまでできた。
Ascot駅、列車乗り換え風景、ご覧下さい。ちょっと、茶髪が分かるかな?
5.18.2005
Laptop PCとPalm Pilotを購入。Laptopは、デジカメやその他、周辺機器のため。
Palm Pilotは、同僚のStaceyの発案で、トーキング・エイドをして、利用できそうなのである。つまり、英語のテキスト(e.g.文章)を、入れれば、声が出てくる。これを利用できないかというもの。これから、実験します。
お楽しみに…
4.27.2005
一句、できました。
バスタブの、窓辺、明るい、春の朝
イギリスの冬は、たしかに、暗いのですが、それだけに、春の光は嬉しいのです。
4.23.2005
とりあえず、PC、復活しました。PCの電源を入れると、2分後に固まって、マウスにも反応しなくなるので、とても焦っていましたが、ネットのルーターの スイッチを切って、入れたら、復活しました。たぶん、ルーターとPCのやり取り(初期化)で問題があったように思う。簡単に言えば、ルーターとPCがお互 いを認め合えず、喧嘩していたと推測される。ルーターのスイッチを切って、頭を冷やさせたら、喧嘩も収まった。
お騒がせ、致しました!
でも、まだ、PCのCDが読めない!
4.11.2005
今日、会社に来てくれる美容師さんに、髪を切ってもらった。2月は、失敗したが、ちゃんとコミュニケーションが取れれば、そしてそのサポートがあれば、 ちゃんとやってくれるのである。会社の中で、知っている人の中だから、うまくいく。コミュニケーションの大切さが、身にしみた。
髪は、すっかり短くなり、前に染めた部分が落ちて、プリンちゃんにはならなかったよ。ははは。今度は、金髪!、なんて、リクエストが、聞えてきそうだけど。下のが今日、使った指示書です。英語じゃあ、日本では役に立たないか? 下の英語もあやしいけど。
Dear Ann,
My name is Isamu. I came here for my hair cut appointment. Apparently, I have physical disability from Cerebral Palsy. But please think that my hearing and thinking are fine. Because of the difficulty of communication, I prepared this note which is about my preference of hair cut for asking to you.
I'm not keen to go to hair cut. I'd like you to cut much shorter for the spring and summer (?). Smile. My preferences are to cut entirely shorter, make sides and back a bit shorter than other parts, and NOT have the front straight line. I'm living alone and have no one to fix my hair every morning right now, so that please make my hair style not need to be fixed. At the same time, I'm 37 years old, working at a computer company as a software engineer so that I don't like to look like a kid, rather an adult or a worker. This is a pretty difficult asking, though.
You can communicate with me orally. But if you have some concerns, please contact my admin.
Thanks,
Isamu
4.10.2005
静かなの日曜の朝、インターネットで、ロンドンのNational Gallery(国立美術館?)のサイトを見に行った。まずは、下見というわけだが。これが、なかなか、ハマッてしまった。初心者コースから、中世・ル ネッサンス、近代の名画家たちのコレクションが、説明つきで、ゆっくり見られるのである。ダ・ヴィンチ、ミケランジェロからゴッホ、モネまで。ウェブだか ら、細かい筆づかいまでは、見れないが、それでも、どんな描き方をしているのか、こってり塗っている人、さらっと描いている人、一人で、納得いくまで、観 ることができた。美術館だったら、そうは、いかないだろう。車椅子に乗っており、よだれもたらす、私自身がVisitorsの観覧の対象になってしまった り。いいんだけどね、やはり、いい絵は、ゆっくり見たいものがある。
個人的には、ゴッホ(Gogh)やモネ(Monet)が好きだ。特に、モネの風景画は、雄大さを感じて、いい。
説明書きも勉強になる。たとえば、”Charity"という中世の作品には、チャリティーとは、隣人愛、母子愛を意味する、ということが書いてあっ た。チャリティーなんていうと、寄付とか、とかく、我ら、Independent Livingの志士は、ジョークのネタにしたがるのだが…、本来の意味 は違うようだ。
興味のある方は行ってみてください。英語も勉強になると思います。
http://www.nationalgallery.org.uk
ところで、新しいデジカメ、買ってしまった。しかし、PCのCDーDriveが、おかしくソフトウェアがインストールできない。ワークステーションからSambaでCDを読もうとしているが、苦戦中。しばし、お待ちを。
4.5.2005
昨日は、山ヤである会社の同僚と、1時間ほど、会社の近くの森で遊んだ。車椅子では行けない、倒木のある沼地、ブッシュを20分ぐらい、手を引いてもら い、歩いた。そのあと、乾いているブッシュ、道のないところを、慎重にコースを選択しながら、車椅子で疾走。気分は、パリ・ダカの15・16日目?くら い。パンクしないタイヤだから、枯れ枝も、大丈夫。かなり、踏み込める。
経験がないと、車椅子が転倒して、大怪我しますので、真似する場合は、ご注意ください。
時間がなくて、これくらいしか、書けない。すみません。
本当にステキな森なので、本当はステキな人と歩いてみたい(?)のだけど、…、今は、まだ、かわなぬ夢。(←いらない1行だったか? 苦笑)
3.31.2005
みつけものですが、
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/4396387.stm from BBC news
皆さん、頑張って、英語を読んでください。(なんて、嫌なやつだ。) 特に、障害児のお母さん方、必見かも。
3.30.2005
すまん。報告が遅れた。ヒンシュクものだよね。ロンドン、行って来た。というか、簡単に行けてしまった。Imperial War Museum (大英帝国戦争博物館)に、会社の人の息子さんのお供で、行った。
イギリスの鉄道は、日本の地方のJRに似ている。車椅子は、24時間前までに乗車の予約を入れること。日本やアメリカにお住みの方、目がテンになってい ると思う。ここが、イギリスのていねいなところ。アメリカだったら、国内線の飛行機に乗る感覚。文句たらたら。I missed BART or CalTrain in Bay Area a lot. アメリカのカリフォルニアでは、考えられない。ちなみに、日本では、電車の来る20分前に駅に現れれば、大事に扱ってくれると思う。(リンクにあるクララ さんのBlogを参照のこと)
でも、予約さえ入れれば、何とかなる。電動での行動なので、電車さえ乗れれば、何とかなる。ロンドンの歩道のアクセスも、日本と同程度。カッ飛び系電動 ライダーの天敵?、チャリンコがあまり走ってなかった。博物館までお散歩? ロンドンで優紀ちゃんも加わり、3人を車椅子で、誘導してしまった。マラソン 大会だったかも。 戦争博物館は、日本の上野の国立科学博物館を小さくしたようなところ。戦車や昔の戦闘機が置いてあった。私が子供の頃プラモデルで作ったムスタングが、 天井からつるされていた。もちろん、動かない。"手で触れないで下さい"の世界。(←連れて行ってもらったのに、失礼なやつだ!) カリフォルニアの博物 館がまた懐かしい。展示は 第1次、第2次世界大戦、冷戦時代が主。「冷戦後のテロリストの動向」なんていうコーナーはなかった。当たり前か? スパイ (secret service→秘密警察)に関するコーナーもあったが、小型の隠しカメラとか、本当に使っていたのだろうか?
人ごみは、疲れるけど、また自分の行きたいところ、探していってみよう。ちなみにうちの庭の桜が満開で、綺麗だった。(おわり)
3.25.2005
明日、会社の先輩と、ロンドンに、電動(車椅子 by Train)で、繰り出す。1年ぶりで、この田舎を脱出。再び、冒険行の始まりかも。まずは偵察。
3.23.2005
コーヒー・メーカーをプレゼントしてくれたJimとJimの奥さんが、毎週一度、家庭料理を提供してくれる。昨日は、鹿の肉であった。臭みはあるけどけっ こう活ける。先週は鳥であった。さすが、ハンティングの国、狩猟民族。鹿を私の食べた物リストに加えさせていただきました。食してないもの:猿、犬、ライ オン、象、ワニ、アザラシ、…。中国系、アフリカ系、北極系が、まだ。開拓の余地あり。旅のパートナー募集中! (やっぱり、そこか、爆笑!)
さて、Jimの家族に、私は、何が、お返しできるだろうか? いずれにせよ、イギリスのホスピタリティーは、最高である。にこにこ。
3.14.2005
明日で、37歳。人生、ど真ん中! あと半分、生きりゃあ、結構、けっこう、コケコッコー。
お祝いのメッセージ、プレゼント、愛の告白、などなど、受け付けております。
どさくさに紛れて言うてもうてしもうた。(爆笑)
3.11.2005 6:20a.m.
素描(デッサン)です。
パステル・カラーのピンク色。
夜明け前の藍色の空。
音もなく、劈(つんざ)いていくヒコーキ雲。
もうちょっと、グラフィック、こだわりたいところですが…!
3.06.2005 Sunday こだわりの2品 紹介
【凍らせたスープの巻?】
先週の週末、または先週末(注:笑ってください、これ)、いとこの(子の)優紀ちゃんが手伝いにロンドンから来てくれた。巻寿司、カレー、パスタ、チャー ハン、サラダ、そして卵スープ。料理で明け暮れた週末。ありがたい。それを冷凍して行ってくれたので、1週間、日本食が楽しめた。ここで、新発見があっ た。冷凍・卵スープ。この14年、アテンダントさんにスープを作ってもらったことがなかったと思う。さらさらの液体は、運びにくい。水は、こぼしても跡形 なく、蒸発してくれるが、他のものは、ちょっと、ということだ。
でも、優紀ちゃん、卵スープを鍋で作ってくれた。2人で食べても食べきれなかった。捨ててしまうのは、もったいない。さあー、どうするか? 大き目の コーヒーカップに小分けに移してもらって、サランラップをかけ、フリーザーへ格納。凍らせれば、つまり固体にすれば、運べる、そして、電子レンジで温めれ ば、いい。(電子レンジに、ストローを咥えて顔を突っ込めば、飲める。根性、根性) 塩分があるので、凍るか心配だったが、凍った! そして、電子レンジ で解凍したら、美味しくいただけた。新メソッド、開発成功である。
ただ、凍らせてよいスープと、ダメなスープがあると思う。味噌汁はどうか? そこんとこ、どなたか、集中実験を敢行して頂けたら、実験結果を掲示板に発表してください。四六四九!
【イギリス発、梅干入り鮭茶漬けの巻?】
今日、スーパーSainburysへ買い物に行ったら、電子レンジ用 Thai Sticky Riceがあった。直訳で、タイのねばねば・ごはん。私は、粘着性の強い日本米に近いものと解釈した。これで、お茶漬けできるかな? と閃いた。先月、日 本から来てくれた、いとこのよっちゃん家族、お土産で持って来てくれた、お茶漬けの素と、紀州名産 最高級梅干が残っている。お湯は、コーヒーメーカーで (コーヒーパットを通さず)カップに作って、カップを私の茶碗であるシチュウ皿に倒せばいい。
これが、思い通り、行きまして…。まず、ライスを電子レンジにかけ、シチュウ皿に移した。そこへ、お茶漬けの素、カテキン抹茶粉末、紀州名産 最高級梅干を指でほぐしたものを入れ、コーヒーメーカーで、お湯を作って、カップをシチュウ皿目掛け、ひっくり返した。
お味は、…、少し、濃い目だが、お茶漬けになっていたと思う。勇気のある方、お試しあれ!(^_^)
2.18.2005 Friday
Friday night
ひとりきり
Friday night
静けさの中
Friday night
焚き火の灰をかき混ぜながら
Friday night
痛みも、悲しみも、闇にとけて
Friday night
ただ、ただ、平和なココロ
…旅のさなか、
なーんちゃって、(笑)
2.14.2005
今日、美容院へ行った。結果的に失敗。指名しておいた、気のやさしい兄ちゃんの美容師が、休み。はじめて行って、彼を気に入ったんだけど、すっぽかされた感じ。むかつく〜、なんて、疑ってはいけません。ちゃんと、指示書を作っていったのに。
Hi. My name is Isamu. I came here because I like you to cut my hair. My preferences are to cut entirely shorter, make sides and back a bit shorter than other parts, and NOT have the front straight line. I’m living alone and have no one to fix my hair every morning so that please make my hair style not need to be fixed. At the same time, I’m 36 years old, working at a computer company as a software engineer so that I don’t like to look like a kid, rather an adult or a worker. This is a pretty difficult asking, though. Thank you.
Hi. Ben.
I can walk a bit and can walk in a shower chair, so could you do shampoo my hair?
My young sister cut and colored my hair last Octorber even though I had not asked her. Smile. She is nice, but really something. She went back to Japan fortunately. Smile.
Benが休み。ちゃんと、Humorも入れて、説明したのに、シャンプーして、もらえなかった。説明もなかった。悲しい。喋れないから、聞えないと思った らしい。もっと、頻繁に行かなくては。床屋、替えちゃおうかな。それとも、写真を持って行って、敗者復活にかけるか。やってもらった美容師は、ノースリー ブでノーブラの若い姉ちゃんだったけど、怖々、私の髪に触っていた。恰好ばかりで、やる気のない美容院だな!
英国(ウェルズ)系日本人のC.W.ニコル氏は、50年前のイギリスの中学校で、こっぴどい、いじめに遭っているが、そういう文化って、わかるような気がする。日本に似ている。
負けて、たまるか! 障害者の自立生活なんて、何でも、何千メートルもあるヒマラヤの氷壁を、一人で、登って行くようなものなのだ。眺めもいいし、気分もいいけど、いつも危険で、緊張しているような。
それで、言葉は、悪いが、まだ、取り付き地点を過ぎたばかりで、危険はあるが、幸せいっぱいの女性もいれば、中間地点で、吹雪に会い、凍えて、大変な思 いをしている男もいる。私も同じ地点を通過したので、わかるのだ。「もう、そこから先がない。」、感覚が。でも、先はあったし、登りつづけることはでき る。先は、明るい。彼を見た者は、あんなところで、本当に人が生きているなんて!、と驚いていたし、あのころ、私をサポートしていてくれた人は、「あのこ ろの、経験は、他の人には言えない。」と、つぶやいていた。
私はと言えば、少し、上が明るく、登っていける感じ。落ちても、絶対登り返して見せるし、落ちない自信がついてきたところだ。
2.12.2005
すみません、また、このページ、サボってしまった。(ポリポリ、頭をかく。)
今回は、…ちょっと、あった。それで、ちょっと、Depressed、落ち込んだ。もう少し、言うと、メールで、ちょっかい出していた女性に、見事、ふら れたのである。彼女は、日本人で、英国在住。もう1年以上前、このホームページを見て、メールをくれた人だ。こちらで、ボランティアで車椅子の障害者と、 フランスまで、出かけてこともある。1度だけ、お会いしたことがある。それ以来、メールで、やり取りしていた。イギリスに関する本を送ってきたり、旅先か ら、絵葉書をもらったりして、徐々に彼女のことを知るようになった。私より大分、若いのだが、落ち着いていて、努力家で、冗談もわかる人のように思えた。 少し、私に気があるのかな、そんな風に感じた。でも、会おうと約束するたび、何故か流れた。(アメリカなら、交通が、アクセシブルだから、あっていたと思 う。)
まあ、縁がなかったのかな。11月中ごろから、プッツリ、メールが、途絶えた。途絶えても、どうせ、仕事が忙しいのか、日本に、帰っているのか、でも、 おかしいな、と思いつつ、それ程、頻繁ではないが、「ナビやるから、ドライブに連れていけ。」とか、メールを送っていた。クリスマスカードは、もらった が、…。 それで、1月中旬、久しぶりに、メールが来て、"実は、最近、彼氏ができまして、…" と。予想していた中で、最悪のケース。(苦笑)
えっ、何? どこからか、かすか〜に野次が聞えてくるんだけど。
「また、ですか、勇さん? 勇さんが、もたもたしているから、悪いんですよ。何も、学んでないですね、勇さん。」
いや、あの時は、はじめから、くぎを刺されていたから、手も足も出なかった。
「じゃあ、今回は?」 (と言うかどうかは、分からないが。)
でも、男なら、いろいろと、考える。脳性まひって、ビジュアルのインパクト、強いし、実際あって、食事とか、介助されるという共同作業をしてみないことに は、分からないこともある。それに、向うにだって、ご家族がいるんだから…。昼飯、二人で、食べたくらいで、向うの実家から、私を通り越して、私の実家に 電話がかかって来たりする、ケースもある。それって、相手にたいしても、うちの両親に対してもかなり、くるよ。それに、彼女は、耐えられるだろうかとか? 男なら考えてしまうものだ。
それはそうとして、予期していたとはいえ、本当に、ちょっとショックだった。それで、止せばいいのに、少し、恨み言、ものすごーく頑張って、祝福のこと ば?をメールで送った。そしたら、返事が来て、丁重に説明してくれた。彼女も、適齢期だし、過去にいろいろ(辛い)経験があるらしい。相手の彼氏について も、いろいろ聞かせてくれた。彼女にとって、それ相応の人だった。私も、海外での一人暮らし長いし、いちいち、彼女の言うことに、うなずけた。彼女の真意 が、伝わってきて嬉しかった。「ぅんじゃ、仕方ねーや。」っていう感じである。
よくさ、障害者を主人公にしたドラマや本で、失恋と自殺未遂がセットになって出てきたり、振った相手が悪者として、描かれるじゃないですか。あれって、障 害を目立たせる恰好の材料になるけど、どうなのだろうか? 確かにうらみつらみ、ぶつける人はいる。でも、相手にも、それ相応の事情があるはずだ。こっち だって、障害は、連れ子のような存在だろう。そういうことを、加味してもいいのではないか、と思う。そういう意味では、彼女と話し合えて、良かったなと思 う。
カヨワイこと言うけど、『心の傷』は、まだ、完全にいえていない。だけど、これも、時間の問題だろう。明後日は、バレンタインか! もらえるもの、拒まない主義なので、そこんところよろしく!
下のメッセージとは、大分意味合いが違うけど、許してくれ!(苦笑)
1.8.2005
朝日新聞のbeと言うサイトにヘレン・ケラーのことが載っていた。
『ことばの旅人』という欄である。
『人生とは、恐れを知らぬ冒険か無か。』
うーむ…、いいねえ、…、(言葉を続けるのが恐れ多いから。)
ヘレン・ケラーも、結局、結婚しなかったんだね〜。有名になっても、反対されたり、戦いつづけたんだねー。
1.7.2005
今、アフリカで行われているパリ・ダカの追っかけ、やっている。父の日野自動車のトラック2台で出場しているTeam Sugawara。6日目の13位、22位から、7日8日目の前半の山場のマラソンステージで、3位、6位に一期に浮上。とても感激!
P.S.1997年に日野自動車がパリ・ダカのトラック部門で1・2・3独占したことで、その時、監督した父が、3月にNHKのプロジェクト・Xに出演する予定です。
1.2.2005 morning
今朝は、天気がいいのに、霜が降りていない、穏やかである。
元旦の昨日は、会社の人のうちへお呼ばれして、ご馳走になった。スコット・ランド料理。ココリキ(チキン)・スープ、ハギス、マッシュ・ポテト、ロースト・ビーフ、温野菜、プディング、チーズ。ワインと頂いた。美味しかった!
大晦日の夜には、年があける、12時に、ボンボン花火が上がっていた。私は、寝ていたが、起こされた。冬に花火である。イギリスでは、冬場に花火を楽しむそうだ。夏は、夜が短いし、夜の長い冬の楽しみでもあろう。
しかしである。日本で、冬の夜といえば、寒くて、表に出るには、覚悟がいる。セーター、ジャンバー、マフラーを、着用し…、なんて。特に、私が、幼かった 頃は、日陰の水溜りは、午後でも氷が張っていたし、雪が降れば、雪がすぐ解けず、2・3日はそりで遊べた。根雪みたいに、積もって、溶けなかった年もあ る。ヨーロッパの大陸のほうは、どうか分からないが、ここはそんなに、寒くない。雪も、すぐ解けてしまう。
むかし、そんな寒いなか、半ズボンや スカートで、登校してくる子供がいた。今、考えると、当時は、天気予報で、実家の八王子の最低気温は、東京より、甲府の方が参考になるんだよね。-7℃と か。小学生だった私は、だまされていた! 日本は、夏暑いし、冬、指先がかじかんで感覚のなくなるほど、寒いし、日本人は、かなり、季節というか、自然に 鍛えられていたと思う。インドネシアのスマトラ地震の"tumani"だって、"津波"である。
世界における日本人の優秀さと、そんな自然の中で生きてきた日本人は、何か関係があるのではないだろうか?
12.29.2004 late night
結果だけがすべてではなく、頑張ればいいというものでもない。結果が出るまで、挑戦しつづけることが、大事なんだよね。
「そこまで、やらなきゃいけないの?」 なんて言われて、へこむようじゃあ、まだまだダメなんだよね。
10年前を振り返り、ふと、そんなこと、思った。イギリスは、今日が休暇開けでした。
12.26.2004
クリスマス、赤屋根、白く、飾りけり
昨日から、こちらは、晴天になり、放射冷却現象で、気温がぐっと下がり、霜が降りました。
一昨日まで、ちょっと、温かかったのですが。寒いと、何故か、元気になる、私です。
12.18.2004
久々に書く。このごろ、掲示板で、クララさん・いじめを楽しんでいたのだが…。(ゲストをいじめてどうするの。)
じ つは、今まで隠してきたが、私には、守護神がいる。本当に、神様みたいな人が、アパートの隣の棟に住んでいる、アテンダント(介助者)!と。私の部屋から その人の部屋が見える。余り、深くは、知らないのだが、頚損(注:頚椎損傷)。手に補助具をはめているので、脊損(注:脊髄損傷)ではないはず。でも、家 で仕事をしており、ある家具メーカーのCFO、つまり、監査役で、なんと、自分でバンも運転する。電動車椅子が、運転席に、スポッと入って、ボタンで、エ ンジンがかかる。(今度、乗せてもらおうと思っているのだが。) いつも、アテンダントさんを連れて、出かけている。24時間介助体制かもしれない。米 国、バークレイの故エド・ロバーツ氏に、少し、趣が似ている。
9月に、わたしが、たずねていって、お近づきにさせてもらった。名前をエ リックという。お互い、忙しいし、私も少し遠慮しているのだが、本当に私にとっては、守護神さまなのだ。ところで、3日前、私のオフィスにしている部屋の 電球が切れた。この暗〜い、イギリスの冬に。自分では、付け替えられない。ということで、エリックにEメールした。「電球が切れて、取り替えられません。 賃金をお支払いしますので、アテンダントさんに、来てもらえないでしょうか?」と。電球は、近くのスーパーでゲットした。
翌日、メールが来た。 「No Problem! 今すぐ、行かせる。」 本当にすぐ、アテンダントの女の子が来てくれてた。電球がちょっと大きすぎたが、何とか換えてもらっ た。お礼に、チョコレートの箱を差し出すと、「チョコレート、大好きなんだ、1粒でいいです。」と言い、箱から一粒とって、帰って行った。
な にかさ〜。本当にありがたいんだよね。私も、ちゃっかりしているけど。『こんな夜更けにバナナかよ。』という本に出てくるイチゴ会のフォーカス・アパート の話、あれ、思い出した。5年間、労力をかけて、失敗に終わってしまった、あれ。偶然で、規模もまったく違うけど、必要なとき、欲しいだけ介助が受けられ る、フォーカス・アパートって、ある意味では、こういうことじゃないかな。それを、私は、本当に、ただで、手に入れてしまったことになる。それで、ここで は、障害者中心、と言うか、当たり前のことだけど、自然と、そうなってしまった。ある意味で、これは、とても大きなことのように思う。
もう少し、エリックとも、近づきたいな、仕事も大変だけど。日本、アメリカ、イギリス、どこにでも、バークレイは出現する。
11.07.2004
一 昨日の金曜日は、同僚のエンジニアと3時間近く、チャットした。言語障害が少しひどい私は、英語は、コンピュータのチャットで会話することが多い。そのエ ンジニアは、同僚といっても、まだ20代で、若いから、チャレンジ精神旺盛、かなり、生意気というか、スマートなことを言って、私は、やり込められてい る。本人は、私を手伝いたいらしく、いつも慕ってきてくれるいい奴だ。
一昨日は、珍しいというか、彼の扱っている問題で、解決方法に迷ってい るらしく、話に乗って欲しい、というこどだった。私もタイピングがのろいので、始めは、お互いの時間を短縮する為、メールで行ったり来たり、やり取りして いたが、チャットに切り替えた。話を聞いてみると、彼は、問題をダイレクトに解いていこうとしていたようだ。私も同じのようなことをした覚えだあるのだ が、原因と発生した問題が違う場所にあるので、包囲網を狭めるように、問題を細分化して、解いていくやり方をしないと、解決できない問題もある。この問題 はそれに当たるような気がしたので、そんなことを話し合った。
そしたら、彼は納得したようで、最後に、"Roger"、ラジャー(了解)と 返ってきた。なんだかさー、気持ちいいのだよね、こういう時。彼も、チャットで、私に色々と文句をぶつけて、うさが晴れたようで、その後、少し、よもやま 話して、Smile markがたくさん送られてきた。
結局、生意気だとか、偏見を抱いていたのは、私の方であった。少し、恥ずかしく、すがすがしい気分になった。
10.24.2004
今日、同僚?のJimさんから、コーヒー・メーカーが届いた。届いたというよりプレゼントされた。
妹が仕組んだものである。8月に、Jimのバーベキュー・パーティに妹と招待され、妹は、Jimの奥さんと仲良くなって、たまに、妹を連れ出してくれた。 そこで、妹は、奥さんに、電動湯沸しポットが使えないため、カフェイン中毒の兄が、家で、コーヒーを入れられないと、つぶやいたらしい。奥さんは、それな ら…、と、ワンタッチで、コーヒーが、カップへ注げるコーヒー・メーカーを見つけてきてくれた。
そ れで、それを買ってきてくれたのだ。これは、使いやすく、自分で本格的、コーヒーが入れられる。値段も、日本円で8千円以上するものだ。私が、代金を払い たいので、チェックを書いて欲しいというと、Jimはプレゼントしたいと言った。少し、押し問答の末、私が、折れて、プレゼントになった。こういうとき、 難しい。本音を言えば、私は、例えば、カフェなどでお茶したら、金よこせとばかり、私のカバンから財布を抜き取って、コーヒーを買いに行くような女性のほ うが好きだ。その方がちょっと気持ちよかったりする。でも、そうでない場合の方がとても多く、ちょっと悲しかったりする。意外な事に、アメリカでも、これ は、まったく同じだった。逆に、日本人のほうが、そう言うところ、きちっとわきまえているかも知れない。バスも、日本では、運転手の裁量では、『ただ乗 り』させてくれない。(これ本当!)
以前なら、米国で、へこみ気味だった私は、そこで、あきらめていたかも知れない。今回は、Jimの子供さんにチョコレート、Jimに高価ではないが、ワイン1本を、贈呈した。少し、新しい気分になった。
さあ、コーヒーでも、入れようか。
( P.S. このページの背景、自分で作ってみました。どうでしょうか?)
10.21.2004
久 々に書くことにする。なんて、正直、やらなくたっていいプロジェクトに、自分から手を上げて、墓穴を掘っている今日この頃である。面白いし、勉強にはなる けど、お客さん待たせて、プレッシャーがかかると、果たして、五体不満足の私が、こんな事に手を染めていいのだろうかと、…。始めたからには、終わらせな けりゃならないんだけど。
オフィスは、新しいところに行っています。北欧の森の中のオフィスという感じ。3階で、私の席は、窓際、横を向くと、イギリスの森が一望できるわけ。今日は、近くの湖まで、砂利道を散歩しました。紅葉がとても美しい。あれは、幕営地になるよ。
通勤は、会社で、タクシーを頼んでくれました。週3回、重役待遇で、通っています。オフィスの1階には、レストラン(社食とも言う)があり、フレンチ、 イタリアン、中華、インディアンが楽しめます。私には、食べ難い物ばかり手、良いのか、悪いのか、しばしば、同僚というか先輩方に、食べさせてもらってい ます。ご意見、ご感想、文句は、掲示板まで、どうぞ。なんちゃって。
妹は、先週、日本へ帰った。その前に、妹の兄(つまり私)は改造された。私の髪の毛が、脱色され、うっすら茶髪に。光が当たると赤くなる髪、まんざら、悪くない。ああ、明日は、妹の誕生日だった。メールでも、書いた方が良いかな?
9.12.2004 late night
1週間前のことになってしまうが、日本から家族以外の初めてのお客さんが来てくれた。株式会社ユーディットの 榊原さん。榊原さんは、エンジニアで、障害者の為のユニバーサル・デザインの提案・コンサルティングを企業・行政向けにしている。学会に出席するために渡 英したのだ。私はと言えば、ヒースロー空港まで、出迎えも行けず、バスと電車を乗り継いで、一人で、来てもらった。ちょっと、申し訳ない。
夜 は、この日記にも書いたイタリアン・レストランで、食事する。エンジニア同士、技術談義?に華を咲かせた。プログラミングがどうのこうのとか、OSがどう のこうのとか。その夜は、いつものウエイターさんがいなかったが、食事していたら、店に入ってきて、写真をとってくれた。
その日は、妹もスコット・ランドにバック・パッカーで行っていたし、アパートに泊まってもらう。翌日も、カフェで朝食を共にしながら、榊原さんが学会で講演する資料など見せてもらった。
『やおよろずプロジェクト』は、とても興味を引かれた。詳しいことは、省略するが、インターネットを使ったとても夢のあるプロジェクトだった。ぜひ、実用化して欲しい。
朝食後、学会に向かう榊原さんを駅で見送った。
撮ってもらった写真で写真のページを作りました。見てください。やっと、イギリスの画像をお見せできます。
9.4.2004
今日は、朝から、快晴です。ふと、窓の外に目をやると、
〜秋空に 朝の月、白 浮かんでる〜 勇 作
ちょっと、それだけで、嬉しくなりました。こういう素描(デッサン) どうでしょうか? 自然は、いつも、勇気を与えてくれますね。
8.31.2004
今日、仕事で、ちょっとあって、帰り、バス停でぼけっと、考えていたら、バスが止まってくれなかった。 常に、機敏な行動が取れず、反省。
また、車椅子で、山越えして帰ってきた。まあ〜、がんばろうー!
8.30.2004
ごめん。かなりサボった。なんとなく、気が重くて。いろいろ考えて。と、一人つぶやく。と、またこの台詞。
もう10年、同じこといっているけど、"ああ、何も無いまま、夏だけが通り過ぎていく”、何、おじさんは、言ってはいけないだって?
でも、このごろ、立ち直ってきたよ。 障害があろうと無かろうと、生きていくことは、大変なのさ。
真の成功とは、一歩、一歩、小さな目的を達成していくこと。 この歳になって、やっと、その意味が分かり始めました。 若い頃は、大きな夢が一番大事だったけど。 まあ〜、がんばろうー!
7.13.2004
ごめん。かなりサボった。なんとなく、気が重くて。いろいろ考えて。と、一人つぶやく。
仕 事だけは、快調に飛ばしております。でも、うまく動いてくれないことも多いです。先週は、アメリカが休みで、お客さんを2件も抱えました。(苦笑)1つの 問題でも、複数の要素が絡み合っている場合があり、いろいろと喧嘩しながら、やっております。それは、気持ちよい喧嘩です。
PCも、調子が悪く、全部入れ替え、再インストールしました。なぜか、全部、一人で出来てしまった。それで、飯を食わせてもらっているんだから、しょうがないか?
そ んで持って、9月でオフィス閉鎖! 「えっ」という声が聞こえそうだけど。うそです。オフィス移転・統合です! うちのそばの駅から、会社のバスが、新し いオフィスまで、出ている。早速、偵察に行ったところ、一台のバスにスロープが付いていた。一件落着。なんとなく、生殺しに遭っている感じ。行き止まりか と思うと、そうでもなく、かといって、赤い絨毯なんか布いてあるわけでもなく。まあ、それが人生か?
イギリスの夏は、寒いです。最高気温20℃。雨も多く、一昨日は、ヒョウも降りました。カリフォルニアと違い、水がしたたりそうな黒々とした森は、美しいですが、暑さにとろけるような日本の夏が、ちょっと懐かしいです。
たとえば、東京都の南の端の母の実家のお祭りに行って、おみこしなど見ながら、スイカかアイス・キャンディを食べたいです。
6.22.2004
昨日、ちょっといいことがあった。仕事のことで。この間話した案件、サーバー・ソフトウェアのパフォーマンスに関する問題だったのだけど、ラボのマシンで、ソフトのコンフィグレーション(環境設定)を変更して、テストしたら、約2倍のスピードが出た。
ほかのどのエンジニアがやっても、見ることができなかったデータ-が、私の目の前に現れてきた時、本当に嬉しくて、オフィスで笑いをかみ殺すのに、苦労し た。脳性麻痺のため(笑)、体が硬直して、1時間くらい、興奮が冷めなかった。初めて、扱うソフトなので、直すことができるか、分からなかったが、文献を 読み、データ(Log)を取り、そこから、ある程度、仮説を立てて、設定を変更したのであるが、本当に予測どおりの動きをしてくれた時は、死んでもいいく らい嬉しかった。結果的には、設定ファイルの中に1行足しただけなのだが。
生きていく中で、自分のやりたいことをやることは、本当にむず かしい。だけど、あきらめないで欲しい。努力を続けていれば、数年に一回か、数十年に一回か、かならず、”やってよかった”と思える日が来るはずだから。 たとえ、誰もいない山の頂上だとしても、その頂上を踏んだことには、変わりないのだから。
私の導いた解決策が、お客さんのマシンで、同じように動いてくれるか、まだ、分からない。よい結果が出て欲しいと、祈っている。
6.16.2004
イ ギリスは、今がシーズンである。何のシーズンかと言えば、Hay fever、花粉症。緯度が、北海道より高いからか、今ごろ、花盛り?、杉の木などの花粉が飛び散っている。私も、感じ易い性質(たち)だから? 苦しん でいる。バス・ストップの広告も、花粉症の薬の宣伝に代わっていた。私の場合、鼻から鼻水、口からよだれ、の状態。
よ だれに関しては、脳性麻痺の特徴の一つだ。自慢するような事じゃないんだけど(苦笑)。小学校6年まで、タオルのよだれかけをしていた。中学からは、流石 に、よだれかけは恥ずかしいので、ハンカチを持つようにした。1日で5・6枚、使っていた。今は、たれる量が減ったのか、不真面目になったのか、2枚程度 で、済ましてしまう。でも、仕事でキーボードを打つことに熱中したり、パソコンでゲームなどやっていると、いつのまにかシャツがびちょびちょになってい る。うすうすは気が付いているのだが、拭くまで、余裕がない。でも、よだれは醜い。よだれさえ垂らさなかったら、今ごろ、嫁さんがいたかもね。
花粉症に関しては…、あっ、そうだ、アメリカで買った薬が残っているはず。明日から、飲むことにしよう。
6.8.2004
今 日は、家でお仕事。仕事部屋にも太陽の光が、入ってくる。仕事のメールを見たら、金星が太陽を横切るところを観察できるということ。100年に1度くらい のレアなイベント。僕じゃ、道具がないし、手が効かないから見られないと思った。太陽を裸眼で、一瞬だけ見たが、分からない。しかし、窓際の机が床のカー ペットにクッキリと影を落としている。む、む、む、これは、利用できるかも!
ボールペンで白い紙に点のような穴をあけた。手が震え、よだれ、 だらだらで緊張したが、これは、どうにかうまくいく。これを日の当たっている机の隅にそっと置く。紙の穴からもれる日の光がカーペットに落ちるようにセッ トした。そして、床にも、日の光が当たるように、白い紙を置いた。そしたら、金星の影らしきものが、床の紙に映ったように見えた。目を凝らして、かすかに 見えるかどうか、というような程度。丸い光の中の北側にゴミより小さい点。インターネットで調べたら、金星は太陽の南半球を通るらしい。小さい穴を通して みると、像は逆転するので、北側に写るはず。(と、勝手に結論付ける。耳垢の前例↓があるので信用しないで下さい。爆笑)
仕事の合間に得した気分になった。アメリカにいる人、ごめんなさい。夜でしたね!
6.4.2004
今 日は、焦った。朝からネットがつながらない。ネット上のDNS サーバーにpingしても応答なし。サーバーが落ちていると思って、放って、会社へ行く。 帰ってきて、やったが、まだ駄目。DSLモデム/ワイヤレス・ルーターの電源を落として、リブートするが、まだ駄目。ネットに繋がらない、原因がつかめな い。さて、困った。
とりあえず、夕食を食べに出る。帰ってきて、またテスト。直ってない。いたずらに、一番、近いポイント、ゲートウェイ をpingする。返答がない。まさか、ハブ/ワイヤレス・ポイントが壊れる事はないよな!と、思いつつ、それしかないので、リブートしてみる。と、と、 と、一発ですっきり直った。
とても、いやらしく、オタクっぽく、カッコウつけて、書いてみました。ご質問、ご批判、修理依頼(旅費も出してね!)、その他何でも、お受けしますです。なに? これくらい知識、現代の常識ですか?! 中学の技術の時間に習うと思う、マジで。
5.31.2004
まだ、生きています。ご心配なく!
いろいろ考える事があり、このページもサボっています。仕事でも、商談がらみのバグを抱え込んでしまった。(苦笑)
障害者がどうのこうのなんて言っている場合ではない。まあ、チャレンジしなければ。なーんちゃって。
『人間、本来、難しいことが好きである。』これは、本当だと思う。中学や高校で、いかに校則を破るか、知恵を出し合っていたが、そういうことなのだろう。
P.S. 耳は、耳垢でなく、すこし耳の中が腫れていたみたい。ドクターに薬を処方してもらい、つけていた(?)ら、良くなってきた。ドアは、カギは直ったが、立て 付け打悪く、車椅子でタックルしないと開かない。今週中に、大工さんがドアにカンナをかけてくれる予定。(笑)
5.24.2004
今日、Yahoo Japanで、いたずらに“赤岳 障害者”で検索したら、9番目くらいにこのページが出て来た。キャッシュをクリックして、自分で、書いたものを読む。
部 分的に読んだら、自分で書いたものなのに、さっぱり、意味がわからなかった。例えば、何で、レストランで、コーヒー飲むのにストローが必要なの?とか、バ スと(スキーの)リフトとどういう関係があるの?とか。“バスのリフト”と言えば、バスを運ぶトラックを想像する人もいるだろうし。(笑) 正解は、バス に車椅子を乗せるために使うリフトなんだけど。 皆さん、読むのに苦労していませんか? 障害者といっても、幅広いし、脳性麻痺といっても、実物を見たこ のない人は、皆さんピンと来ないんじゃないかと思った。分からなかったら、突っ込み入れてください。
メールを送って来てくれた人に返事も書かず、こんな話していていいのだろうか?
5.22.2004
昨 日、病院へ行った。なんと、このアパート群の隣が病院であった。笑顔が、こぼれる。風邪を引いて、熱を出しても、ここならかけこめる。今までは、友人達に 迷惑をかけていたから。幸せというのは、こういうことです。受付の人も、Jimmoから連絡が行っていて、対応がスムーズだった。
しかしである。夕方、帰ってきて、またドアが開かない。近所の人に手伝ってもらったが、今度は、誰がやっても、開かない。夕暮れ? 肌寒い中、開かないのである。今日は、前庭の芝生で、夜明かしか?(読者の皆さん、ここで冷や汗かいてませんか? 笑)
勝 手口から入れた!(笑) 勝手口にもスロープが付いている。というより、私が表玄関用に買ったスロープが高さが合わず、勝手口にはピッタリ合った。手伝い に来ていた母には、厳しく叱咤されたが(笑)、こんなことがあるとは…?! スロープで、車椅子を部屋に入れることができれば、バッテリーのチャージもで きるし、今週末の買出しもOK。ひとまず、生存条件クリア!
ああ、そうだ。私が言うのもなんですが、母、茂森 和子は、22年もの間、私を育ててくれた一番の功労者です。もし、連絡を希望される方がいましたら、kazukoshigemori@hotmail.comまで、メールして見て下さい。また、全く違った話が聞けると思います。
そ れにしても、右耳の聞こえが悪い。カリフォルニアでは、こんなことなかった。湿度のせいか? 湿度が低いと、お肌かさかさ、耳垢も取れやすい。小指を突っ 込めば、よく白いものがついてきた。きたねーなー。あとは、半年に一回くらい母が渡米した時、やってもらった。美人のアテンダントさんの膝枕で…、なんて 記憶にない。湿度が高いと、お肌すべすべ、耳垢も粘着性が出る。耳の中にとどまるのかも知れまい。
(注意) あくまで、筆者の仮説であって、くれぐれも本気にしないで下さい。
5.20.2004
今 日、嬉しかったこと、アパートのカギを開けられた事。今週に入ってなぜか、自分では開けられないほど、硬くなった。昨日までは、お隣のお姉さんが通りか かったので、Helpしてもらった。向かいのダンス学校へ通っている学生さんらしい。普通の人がやるとできるのだから、私だってと、頑張ったら、今日は開 いた。なんだか、嬉しい。力ずくってことも、時には、必要です!
午前中、家から仕事をして、顔なじみのカフェで、軽くランチして、出社したのだが、カフェで、
「よく来るね。名前なに?」と、(もちろん英語で) 訊かれたので、
首から下げているSunの会社のバッチを見せたら、分かってもらえた。
本当は、「Sunでエンジニアをやっています。少しは、リッチです。」と、言いたかったが、そこまで、読み取ってもらえなかった。やはり言語障害は、ちょっとカナシイ。
耳 垢が溜まっているせいか、右耳が少し、おかしい。重い腰をあげ、ホーム・ドクターをゲットしに行こうと思う。インターネットで調べたら、アパートから 300m四方に2件?あった。ボスのJimmoに電話で、アポをとってもらう。一件目、「在英6ヶ月以内の外国人には国の健康保険が効きません。」と言わ れたらしい。2件目はOK。明日、早速、手続きの書類をもらいに行こうと思う。
ホーム・ドクターを作ると、ケースワーカーの紹介など、いろいろ 特典があると聞く。耳垢や、爪切りの問題も、解決できるかな?と、期待している。この間の爪切りは、Jimmoにやってもらったが、「俺、まさか、部下の 爪まで切るとは、思わなかった。勲章モノだぜ、これ。」、と、言われてしまった。すこし反省。
5.12.2004
とある男から、「HPを更新してくれると嬉しい」と、ファン・レターらしきもので、脅された?ので、今日も書く。(はっきり言って、野田さんの真似です)
昨日は、例によってイタリアン・レストランで夕食を取る。4回も通い、チップをはずんでおいたせいか、カプチーノをおごってくれた。障害者は、目立つので、得である。
今 日は、会社で同僚に手伝ってもらい、バスの運転手のためのスロープの出し方マニュアルを作って、紙に打ち出した。早速、帰りのバスで使う羽目になる。バス の運ちゃんは、「こんな便利なものが付いていたのか!、知らなかった。」始終、笑顔であった。ちょっと複雑な気分だが、こういう場合、一緒に笑ってしまお う。
今夜は、カレーみたいなものを食べたが、期待を裏切られ、余り辛くなかった。コップの牛乳をひっくり返して、テーブルの上が、白い洪水。たまに、やってしまうんだ、こういうこと。
明日は、ボスのJimmoと夕食を取る予定。久しぶりに、飲めるかな?
5.10.2004
帰りのバスの中でできました。
『古街道(ふるかいどう)、緑したたる、夕日かな。』
写真がなくてゴメンネ。
5.9.2004
今日は、日曜日。
突 然ですが…、この間、1月のパリ・ダカ ラリーのレーシング・チームのサイトを見ていて、バイク・ライダーの風間深志さんが、事故で重傷を負われた事を 知った。ちょっと気になって、インターネットで調べてみたら、『地球元気村』というサイトに当たり、見ていたら、C.W.ニコルさんのコメントが載ってい た。“今、日本の森から絶滅しようとしている生物がいます。それは、子供です。“ ニコルさんは、昔から私が最も尊敬している人の一人だが、なぜか、私 は、今回も、このコメントにすごい衝撃を受けた。
私にとっては、自然は、かけがいのないものである。12歳で行った日本で富士山の次に 高い北岳、3,000m 雲の上の3日間。高校の時、登った赤岳。大学にとき、毎冬行ったスキー。零下30度のミネソタ・冬季キャンプ。波にもまれたセー リング。飛行機から飛び下りて、空の中! 自然の中にいるときのあの開放感は、どこへ行っても、同じだった。自然の中にいるとき感じるのは、強さではな く、自分の存在の小ささだ。そして、自由さだ。何でもやっていいんだよ、という励まし。町にいて、山を思い出す時、大きな安心感を感じる。そこから、感謝 の気持ちが生まれるし、自然が人間の上にいる感じ、生かされている人間なのである。そこから、節度と、謙虚さが生まれると思う。
子供が自 然を意識するのは、10歳くらいからだろう。それまでは、ただ怖いだけかもしれない。だけど、子供は、そこを遊び場として、生きていく大変さ・危険を体で 知るのかもしれない。それは、長い人生のベースとなるだろう。危険だから、遠ざけようという考えではなく、どう乗り越えるか、というアイディアである。と にかく、自然から得るものは、多いのである。それが、なかったら、本当に危険である。それを突く、ニコルさんのコメントであった。
障 害者と、自然や冒険、ずいぶん、かけ離れた存在に思われるかもしれない。ただ、人間は、自然の中では、自分の知恵と体力で生きていかなければならない。お 金や身なりなど、さほど、役に立たない。障害者が、町で自立して生活する時、自分の知恵と体力・気力で、生きていかねばならない。同じことのように思うの だ。そして、私は、そういう生き方が、何よりも好きなのだ。
5.1.2004
5月に入った。
こ の2週間、仕事、ばかり?だった。朝6時に起きて、身支度して、9時に出社、6時ごろ退社。助けてくれる人は、たくさんいるのだが、やはり、ヨーロッパに たった一人で暮らしているという意識があるのだろう、どこか、緊張が抜けない。アパートに帰って、食事をすれば、ぐったりしてしまう。テレビもまだ、買っ てないのだが、見る暇がないので、差支えがない。もっと文化に触れなければ。だけど、この緊張感が、快感でもあるのです。
天気は、少しず つだが、晴れる日が多くなってきた。晴れると一気の熱くなる。この間の土曜など、東南アジア的熱さだった。(行ったことありません、想像だけです。) 別 に私の興味ではないのだが?、街には、短パン・ノースリーブのお嬢さんたちで、溢れていた。太陽の季節である。ヨーロッパの夏は、暑いかも。日がすでに8 時ごろまで、明るい、ビールでも飲みながら、外で食事したい。
いまのところは、新緑が綺麗。先週の金曜日だったと思う、会社の帰りのバス が、スロープが付いていなかった。仕方ないから、6kmくらいの道のりを、歩いて…ではなかった、電動車椅子を転がして帰る。道は、ジグザグではないが、 ながーい坂道、山登り、山下り。丁度、日本の実家の八王子から町田へ抜ける感じ。緑に染まり始めた林が続き、鹿でもいそうな気配。ここで、事故ったら、海 外に勝手に出かけた日本人として、日本で騒がれたりして…? 50分で完走! アパートのある町に着いたら、後発のバスとすれ違った。結局、次のバスを 待っても、同じだった。新緑を楽しめた分、得だったか? リスクを犯した分、マイナスか? 判断が難しい。他人には勧められないが、とても達成感があっ た。
船便の荷物が、届いた。先週の日曜日は、日本人のSさんに来て、衣類を整理してもらう。彼女は、ヤフーの掲示板からこのホームページを見て、メールをくれた方だ。日曜日も、電車とタクシーで2時間かけて、来てくれた。とても、申し訳ないやら、ありがたいと思う。
House- keeping(掃除・片付け)は、業者さんが、週24ポンド(約5000円)で引き受けてくれた。あとは、3週間に1回、10分程度の“爪切り”という 行事をどうするかだ。自分で、できないことはないが、商売道具の左手?を傷つける恐れがある。こういう時、誰か、現れてくれないかな?… “ホームページ 見ました。Camberleyの近くに住んでいます。何か、手伝うことがあったら言って下さい。”なんて。非常に甘い考えだが!
『棚ぼたを、思い浮かべて、ニタリ顔。』(勇、作) まったく、ずうずうしい! 女性なら、ネール・サロンという手もあるのだが、男なので、そこまで行く勇気が出ない。(笑)
4.17.2004
ごめん、また、2週間、日記をサボった。のんびりしてんなー、と思う。
会 社のエレベーターは、5日くらいで直ったよ。会社まで、路線バスで、通勤できる事を発見、低床バスで、スロープ付き。リフトみたいな機械仕掛けじゃないか ら、壊れない。バス停も、アパート(英:Flat)のそばで、バスがうちの前を通る。会社まで、10分! 30分に1本は、出ているので便利。1つ、持ち 上げて逆方向に倒すだけのスロープの出し方を知らないバスの運転手さんが、ときどき、いるのが難点。
それで、朝8時半から夕方6時ごろまで、仕事、しています。同僚は、コーヒーを運んでくれるし、売店のおばちゃんは、やさしいし、恵まれた環境。
アパートから1ブロックで駅、その先が商店街やモール。田舎なんだけど。英語の「High street」は、日本の駅前商店街、「なんとか銀座」と訳せるかも。冗談です。
一 昨日は、家で夕食を取るのが、面倒になり、帰宅途中、イタリアン・レストランに寄り、一人でピザを食べる。ワープロで紙に手伝ってもらいたい事を書いて いったのがよかったのか、店のマネージャーらしき、イタリア人のお姉さん?が、よく面倒を見てくれた。ピザのあと、カプチーノを飲んだら、持参しているス トローが汚れてしまったが、丁寧に洗ってくれた。また行こう。
でも、こうして、外食を増やしていって、”おじさん”が、徐々に出来上がるのかもしれない。
ヘルパーさんをゲットするのに、ちょっと難航中。アパートのキッチンが、汚れ始めた。とりあえず、近くに住んでいる会社のボスに、応援を仰いだ。
明後日の月曜日、アメリカから船便が、やっと、届く予定。
4.4.2004
父に掲示板に、書き込まれてしまった!先を越された! 1ヶ月間、たびたび、お立ち寄り、頂いた方もいると思います。ご心配、おかけしました。
昨日まで、1ヶ月以上、兄の生活設計や兄の生活のトレーニング(しごき?)、重い荷物の運搬など、とてもよく働いてくれた妹も、昨日帰り、また、一人暮らしが、始まりました。
新たなる冒険のスタート。えっ、「この1ヶ月の日記は?」なんて、そんな酷なこと聞く人は、いないでしょう?
3.2.2004
これが、アメリカでの最後のアップデートになると思います。
家族のおかげで、引越しの準備が進んでいます。
今日は、すばらしいカリフォルニアの青空が広がっています。 I hope to see you soon!
2.26.2004
(またも、この出たし)
すみません、掲示板のカキコが忙しく、日記は、おろそか
両親と妹が来て、食生活は、豊かになる。
なぜか、素直に『ありがたい』と言わず、こんな文章になってしまう。
今日、リンクを張った、クララさんの新しいエッセイが素敵。人の優しさがよく描けている。
ああ、Taxの申告、やらなければ。
2.22.2004
先週あったこと。
−イギリスのアパートへ送金。ワープロで書類を作って、銀行の人に正式な書類に転記してもらう。今度のアパートは3部屋。泊まりに来て下さい。(笑)
−イギリス領事館から、正式なビザがついたパスポートが届く。
−会社の前の部署の人が、送別会を開いてくれる。オフィスにも、たまにしか行けなかったのに、とても有り難い。手編みのマフラーまで、もらってしまった。
本当は、まだまだ、会っておきたい人は、たくさんいるのだが、正直、自分の機動力の無さを痛感する。I miss them.
明日、妹が、水曜日に、両親がきて、引越し本番。3月3日、アパートを引き払い、5日、母と妹と渡英の予定。父は帰国。人使いの荒い長男だこと!
2.18.2004
今日、会社へ行きましたよ。正式にイギリスへの転勤も公表しました。
羨ましいという声も出たよ。あんまり変化なし。
米国の永住権取れなかった事は、残念だけど、私が十代の頃は色んな変化があったし、大学は10年かけて、2回行っちゃったし、そんな事から比べたら、やさしいもんだよな。他の人の変化・苦しみに比べたら、ちょろいもんだよな、と思う。思ってしまう。
さんざん迷ったあげく、起点に戻った感じ。やっぱり、そうなのか。今が大切なのか。偉そうーに!
2.17.2004
毎日、7人くらいの人に見てもらっているのに、更新できなくて、すみません。
嬉しいですよ、やっぱり。たまには、冷やかしのメールなんかもらえると、ありがたいんだけど、なんて、甘ったれている。
Tax申告、車を売ること、本業、やること、たくさん、と言いつつ、日記を書いている。
そんな中、リンク集作ったので見て下さい。
1日、家でやっていると、だらける。明日は、会社、行こう。さて、天気はどうかな?
2.13.2004
昨日、弟の携帯から入ってきたメール。弟のお嫁さんは、臨月。
男の子出産!母子ともに無事健康!神に感謝! オレが智子と携帯つなぎっぱなしにしながら家に急行している間に破水しちゃって 家ついてすぐ救急車呼んで結局家の前で救急車乗ったまま出産しました メチャクチャ動揺しました しかし超安産だったから良かった 下手に少し早く家ついたら 車で出産になってたよ 結果オーライだね 取り急ぎ報告まで
予定日が2月25日で、突然、入ってきたメール。感激! とにかく、無事でよかった。うちの両親も留守していたし、二人とも本当に頑張ったな! 自然の摂理はすごいな、とも思った。
私のイギリスへの引越しと重なってしまうかもしれないと、両親がこっちに手伝いに来てもらうのも悪いなと、危惧していたが、甥は、生まれる時から、伯父を助けてる。感謝。ありがとうございます。
2.7.2004 未明
〜寒さの中、鼻水をたらし、それでも、沈みゆく夕日の美しさに、笑顔を見せてしまう男になりたい。〜 勇、作
これって、愚痴だよね、ある意味で。昨日も寝てしまった、やる事、たくさんあるのに。懺悔。
2.2.2004
昨日の日曜日は、Kさん家族を含め、9名で、ホームパーティみたいな事をやった。半強制的なポットラック。何も出来ない障害者が主催するとこうなる。すみません! だけど、本当に美味しいものを頂きました。
K さんの息子さんのT君は、4歳、原因不明の障害を持っている。思うように歩けず、言葉もハッキリしない。毎日、発作もある。ストローラー、昔、バギーとい われた乳母車に乗っている。この折りたたみできる乗り物には、私も、高校を卒業するまで、乗っていた。T君が、昔の私に思えならない。イサム2世といった 感じ。T君は、今度、お兄さんになるようだ。Kさん夫妻も勇気がある方だなあ、と思った。
今日から、『イギリス偵察紀行』を書き始めた。この日記は、これから、暫く、サボりがちになります。ゆるして、ちょうだい!
明日、父は、日本へ帰る。2月3日、父の誕生日。なのに、一人、機上の人。
1.31.2004
いやー、すみません。1週間、休んだ。 (日記に謝ってどうすんの?)
イギリス。 アメリカとは、ほとんど違う国でした。 全然違う。 その中で、いろいろ発見があり、素晴らしい人たちにも、会うことが出来ました。 これから、少しずつ、書いて行きたいと思います。
ちなみに、アパートとWorking Visaは、しっかり、ゲットできました。
1.23.2004
昨夜も、今夜も、招待されて、ほろ酔い気分。
明日から1週間、イギリス。 万年青年?の父とお荷物の私の2人旅、ラップトップなど、持っていけない。このページもアップデート出来ない。 ご勘弁を。
1.21.2004
今日も、面白いことがあったが、内緒、内緒。作者の黙秘権である。(笑)
まだ、仕事が終わらない。 格闘中!
明日、明後日は、父の友人に招待されているので、日記は、休むかも。 のんびり行きましょう、人生は。
1.20.2004
父が来た。両親は、今、懸命に働いていて、徹夜明けで、飛行機に乗ったらしい。こちらについたら、時差ぼけと合わさって、眠っていた。いくらでも、寝れるらしい。ゆっくりしていって下さい。(『北の国から』の純の台詞のようだが。)
私は、家で、一日、仕事。やっつけ仕事に、反対に、痛めつけられている感じ。どうバグのメカニズムを解いていくか。それが、問題。
少し、咳が出る。父が、成田で、買って来てくれた巻き寿司が、美味しく感じた。
1.19.2004
今日も書く。書けてしまう話題を作ってしまった。
今日は、月曜日、少し、風邪気味なのか、喉が痛い。家(e.g.アパート)で、8時半から仕事を始めた。何にも、気がつかなかった。Emailを3・4通書く。しかし、返事が来ない。まあ、月曜のSlow Startという事で、気長に待って、キーボードで作業していた。11時をまわったろうか、はた、と気付いた。今日は、休日だった。
在宅勤務だと、なかなか、気付かない。片付けたい仕事で、頭が占領されていた。いかん、いかん。
1.18.2004
いつまで続くか分からないが、日記風に近況を報告します。
1月24日より31日まで、イギリスへ行ってきます。父も20日に渡米し、同行してくれるので、少し、安心です。イギリスの新しい部署のボスにいろいろ動いてくれているので、とても感謝しています。今回、滞在するホテルは、Bracknell Hiltonにしました。バスに車椅子のリフトがないこと、アパートの確保が不安要因です。
話は、アフリカに飛びますが、パリ・ダカール・ラリーが、終わったようです。Team Sugawaraの皆さん、ご苦労様でした。完走、5位入賞、おめでとうございます。web siteで楽しませてもらいました。 Team Sugawara
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