特別講演会

2024年度第1回特別講演会

日時:2024年5月19日(日)14時~16時
場所:立教大学池袋キャンパス 5号館1階5125教室 ※オンライン配信同時配信
参加費:無料

講師:篠原和子先生(東京農工大学)
題目:時空間の概念構造研究を振り返る

【アクセスマップ】

https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/qo9edr00000001gl-att/img-accessmap_ike_new.pdf
【キャンパスマップ】
https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/qo9edr00000001gl-att/img-campusmap_ike.pdf

会場参加・オンライン参加の別を問わず、以下のフォームにて事前申込をお願いいたします。
Zoomミーティング情報等の詳細は、申し込みされた方にメールでお届けいたします。

https://forms.office.com/r/1w6z9g0wyv

皆様のご参加をお待ちしております。


2023年度第2回特別講演会

講師: 藤井洋子先生(日本女子大学)
題目: 「比較言語文化研究から新たな語用論の展開へ」

日時: 2024年1月27日(土)14時~16時
場所: 桜美林大学新宿キャンパス J306教室 (※オンライン同時配信)

参加費:無料

【アクセスマップ】

https://www.obirin.ac.jp/access/shinjuku/
https://www.obirin.ac.jp/shinjuku-campus/campus_details.html


会場参加・オンライン参加の別を問わず、以下のフォームにて事前申込をお願いいたします。
Zoomミーティング情報等の詳細は、申し込みされた方にメールでお届けいたします。

https://forms.office.com/r/f1gUiPyvLs


要旨:
 本発表は、比較言語文化研究のために収集した日本語・英語・韓国語・タイ語・中国語・ドイツ語の課題達成談話をデータとし、それぞれの言語使用とコミュニケーション・スタイルの分析を行った結果をもとに、既存の語用論理論を補完することのできる新たな語用論理論を提案するものです。
 藤井(2012, 2014, 2018 他)で行ったこれらのデータ分析の結果では、英語・中国語・ドイツ語で共通の言語使用とコミュニケーション・スタイルの特徴が見られ、一方で、日本語・韓国語・タイ語に共通の特徴が見られました。そこで、特に日本語・韓国語・タイ語などの言語文化の言語使用やコミュニケーション・スタイルを説明する語用論理論を提案し、その有効性について、さらに日本語の事例などをもとに考えていきます。

2023年度第1回特別講演会

大谷直輝先生(東京外国語大学)を迎え、以下の通り開催いたします。

講師: 大谷直輝先生(東京外国語大学)
題目: 「認知言語学と談話機能言語学の接点:両言語学を用法基盤モデルに位置付ける」

日時: 2023年10月14日(土)14時~16時
場所: 立教大学池袋キャンパス 4号館3階4341教室(※オンライン同時配信)オンライン開催に変更となりました 

【アクセスマップ】
https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/qo9edr00000001gl-att/img-accessmap_ike_new.pdf
【キャンパスマップ】
https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/qo9edr00000001gl-att/img-campusmap_ike.pdf 

※参加される方は、以下のフォームにて、必ず事前申込をお願いいたします。Zoomミーティング情報等の詳細は、申し込みされた方にメールでお届けいたします。

https://forms.office.com/r/FEdEbuur10


要旨:
 本発表の目的は以下の二点である。一つ目は,1) 用法基盤モデル(the usage-based model)の基本的な考え方と,2)用法基盤モデルから想定される言語知識のありようを紹介することである。二つ目は,用法基盤モデルを採用する2つの学派(認知言語学と談話機能言語学)が,研究交流が少ない現状とは対照的に,実質的に,共通の言語観を持つ学問であることを示すことである。
 第一の目的に関しては,用法基盤モデルと,言語知識は文法と語彙に二分されると仮定する辞書・文法モデルとの比較を通して,用法基盤モデルが想定する様々な概念(ボトムアップの言語習得,語彙と文法の連続性,意味論と語用論の分離は不可,言語使用の中で揺れ動く言語知識,など)の妥当性を検討していく。
 第二の目的に関しては,認知言語学と談話機能言語学が持つ共通点と相違点に注目しながら,用法基盤モデルという大きな枠組みにおいて,両言語学が相補的に位置づけられる可能性を検討する。
 本発表を通して,両言語学の学際的な視点が,発話された言語を実証的に分析する際に有益かつ不可欠であることを示す。なお,本発表は,『認知言語学と談話機能言語学の有機的接点:用法基盤モデルに基づく新展開』(ひつじ書房)の1章と2章に基づいている。

<参考文献>
中山俊秀・大谷直輝(2020)『認知言語学と談話機能言語学の有機的接点:用法基盤モデルに基づく新展開』ひつじ書房(1章と2章)