星空案内人の商標について
星空案内人の商標について
2018年7月19日
星空案内人資格認定制度が全国で利用できることになった直後(2007年3月)に、悪意を
持った第三者によって「星空案内人」および「星のソムリエ」が商標登録申請されました。
本制度を立ち上げたNPO法人小さな天文学者の会と山形大学は私たちのこの言葉の使用状
況の資料を特許庁に提供し、結果的にこの申請の成立をくいとめました。
また以後同様なことが生じることのないよう、知財の専門家の指導に従い、山形大学の
資金で「星空案内人」「星のソムリエ」を商標登録し、悪意の第三者が使用制限を掛ける
ようなことのないように措置しました。これによって、全国の天文学の研究・教育にかか
わる皆様を始め、アマチュア天文家、天文愛好家、そして一般市民の皆様(以下「星空愛
好家の皆様」といいます)に安心してこの言葉を使用していただけるようになりました。
(==>以前の説明へのリンク)
商標登録から10年が経過し、商標権が2018年12月5日をもって満期になり消失します。
この10年の間に星空案内人という言葉は以前にもましてたくさんの場所でたくさんの星
空愛好家の皆さんが使われるようになりました。その結果、商標権のために必要な条件で
ある特定のものを識別する力はなくなった(一般的な言葉)になったと思われます。それで、
「星空案内人」については、これまで商標権を持っていた山形大学、関係しているNPO法人
小さな天文学者の会、星空案内人資格認定制度運営機構のいずれも商標の延長手続きは必
要ないとの考えに至りました。
結果、2018年 12月5日をもちまして「星空案内人」は登録商標ではなくなりますのでご報
告致します。なお、「星のソムリエ」については「星のソムリエの商標について」(=>こちら)
をご覧ください。
星空案内人資格認定制度運営機構
機構長 柴田 晋平
なお、商標に詳しい方のために追加情報です:該当する区分は、第9、16、28、
41類です。