北太平洋海洋科学機構(PICES)ナナイモ大会:2013.11.Oct-21.Oct
昨年の広島大会に引き続き、海鳥・海獣アドバイサリーパネル(共同議長;綿貫 豊・Rolf Ream)の3年間の課題「空間生態学と海洋保全」として、11日にワークショップを開催した。12日間開催の当パネル会議で以下の報告や議論がなされた。2011年BIO/POCセッション"Mechanism of physical-biological coupling forcing biological hotspots"のとりまとめがMarine Ecology Progress Seriesのセッションとして印刷されたことがR.Suryanより報告された。11日実施のW3ワークショップ"Marine bird and mammal spatial ecology"についてR.Suryanより報告。参加者は25名。さらに、12日午後に議論が行われ、Scientific Reportの構成と執筆責任者について案を取りまとめた。S2 BIO/FIS/POCセッション "Are marine ecosystems of the North Pacific becoming more variable?"についてB.Sydemanより紹介された。S3(MEQ/FUTURE Topic Session) "Status, trends and effects of pollutants in coastal ecosystems"について綿貫より紹介。海鳥・海獣が海洋汚染のモニターに役立つのでFUTURE(AICE)に貢献できるという意見があった。来年の韓国年次会合におけるセッションの提案、2016年からの次期プロジェクトについて話し合われた。セッションとして、「ハビタットモニタリングの利点・欠点」をエリオット・ヘイゼン、ビル・サイドマン、ロブ・サーリャン、エンユアン・ファンとともに提案し(責任者綿貫)、その後採択された。次期長期計画については、「餌消費」が有力候補で、カナダのアンドリュー・トライテスがリードする予定となった。