社会保険

社会保険とは、厚生年金保険・健康保険・労働者災害補償保険（労災）および雇用保険のことです。

労働者災害補償保険と雇用保険を合わせて「労働保険」と呼び、厚生年金保険と健康保険を合わせて社会保険と言うこともあります。

一般的に保険には社会保険と個人保険とがあります。

民間の保険会社が運営をしている保険の事を個人保険と呼び、国や地方行政等の公が運営している保険のことを社会保険といいます。

社会保険も基本的仕組みは、民間の個人保険と大きく変わりがありませんが、保険料、保険事故、保険給付などといった日頃は使用しないような用語が出てくることが特徴的です。

社会保険とは、万が一事故、病気等で働けなくなった場合や障害などが残ってしまった場合などに、収入を確保するために保険料を受け取るもので、元気に働いているうちに保険料を払っておくといえるかもしれません。

例えば、疾病や負傷、障害、死亡、または出産や失業など、そして高齢のために働けなくなった場合などに、収入を支援してくれるものです。

また、社会保険は加入者と会社が折半して払っています。

雇用者側から見ると、保険料の約半分を会社が負担してくれるのでお得な保険と言えます。

逆に経営者側から見ると、人を雇用すると給与以外に社会保険料も負担する必要があるので、考慮に入れておく必要があります。

この社会保険の種類は、給料から天引きされることが多いため、支払っているとの認識が少ない、あるいは損をした気分になることもありますが、社会保険も保険の一種であるように、いざというときのために加入して保険料を払っておいた方が無難です。