■伊達ゼミ志望の2年生へ
・伊達ゼミは社会調査をキーワードに様々なテーマについてねほりんぱほ◯んするゼミです。
・基本的には以下の条件を満たす学生を受け入れます。伊達の分野は社会学ですが、近接領域でも関心があえば指導しますので、相談してください。
①社会調査法Ⅰを履修済であること
②オリジナルの社会調査をしたい人、もしくは伊達が持っているデータを分析したい人(みんなで1つの質問紙調査をしたい人は【社会調査実践演習】を受講して下さい)
③調査テーマが明確であり、かつ調査テーマに関する書籍を1冊以上(あるいは論文を2本程度)読んでその内容を伊達に説明ができる人
④新書を1冊読破して、得た知見から社会について考えることが出来る人
■ゼミの進め方
・ゼミは研究の相談や主に社会学の本を輪読する場にします。社会科学の本を読んでレジュメにまとめる基礎体力がないとついてこれないです。
・統計やプログラミングは各自で勉強してください。沢山の授業が学部で開講されているはずで、「教育社会論」「社会調査実践演習」でも教えています。
■伊達が関与している共同研究等で、ゼミ生が使用可能なデータリストです。以下の他にも、東京大学社会科学研究所 付属社会調査・データアーカイブ研究センター(SSJDA)のデータも利用することができます。
①Comparative Asian Family Survey(比較アジア家族調査)
京都大学とソウル大学を中心とした国際共同研究グループによる家族調査です。タイ(バンコク)、ベトナム(ハノイ・カントー)、マレーシア(クアラルンプール)、インド(デリー、チェンナイ、ロータク)、カタール(ドーハ他)、トルコ(アンカラ)の家族について比較ができます。詳細はこちら。
②滋賀県への定着等に関する大学生意識調査 (2017年度 環びわ湖大学・地域コンソーシアムからの受託研究)
滋賀県内の大学生を対象に、就職に関する意識調査を実施しました。
③亀岡スタディ (2011年-継続中 共同研究)
亀岡市の高齢者の健康寿命延伸・介護予防のための施策と、効果的な介護保険事業計画立案のための調査 。詳細はこちら。
④滋賀県民Uターン調査(2018年度 一般社団法人「滋賀人」との共同研究)
滋賀県にUターンしてきた人材に対する意識調査と首都圏と関西圏の元滋賀県民のUターンニーズに関する意識調査の2本立てで調査を実施しました。
⑤滋賀県の幼小連携に関する調査(2018年度 滋賀県教育委員会からの受託研究)
滋賀県内の幼稚園・保育園・こども園に通う5歳児をもつ保護者と教員に対して幼小連携に関する意識調査を実施しました。
⑥大津市の小中学生のリーダーシップに関する調査(2019年度 大津市からの受託研究)
大津市の小中学校における児童・生徒と教員に対して、リーダーシップに関する意識やジェンダーに関する調査を実施しました。
⑦大津市の男女共同参画に関する市民意識調査(2019年度 大津市からの受託研究)
大津市に在住する30-49歳有配偶男女に対して、男女共同参画に関する意識調査を実施しました。調査票はこちら。報告書はこちら。
⑧株式会社ヨシケイ滋賀との共同調査(2020年度 株式会社ヨシケイ滋賀からの受託研究)
⑨彦根地区雇用対策協議会との共同調査(2021年度彦根商工会議所からの受託研究)
■現役学部生が取り組んでいるテーマ一覧
5期生:①シティープロモーションについて ②地域の祭りの参加について ③スポーツ観戦動機について
6期生:①リーダーシップについて ②難病の克服について ③恋愛について
■卒論タイトル一覧
(1期生)
どのような人がバーチャルYouTuberに対して金銭的/時間的な投資をしているのか―癒し・人間関係・ストレス に着目した分析―
日本におけるヒップホップの歌詞の計量テキスト分析
ゲームへの没入度を規定する要因についての分析―ゲームの課題達成と幼少期のゲーム経験に着目して―
話者の性とは異なるジェンダーで話すことの寛容性に関する一考察
(2期生)
家庭における食品ロス発生の規定要因に関する検討―直接廃棄、食べ残し、過剰除去に着目して―
女性用化粧品広告の男性モデルに注目する心理について
大学生における会場でのスポーツ観戦状況と阻害要因との関係―男女の違いに着目した分析
(3期生)
仕事場に感じるマイナスのギャップについての分析-男女差に着目した分析-
大学生はどのような女性アイドルを求めているのか
(4期生)
どのような企業がLGBTフレンドリーか―CSR企業総覧を用いた計量分析―
(5期生)
サッカー観戦をするのは誰かーJリーグ・海外サッカー・日本代表戦の差異に着目してー
若者の地域活動参加が幸福度にもたらす影響に関する分析
住民による効果的な地域発信に関する研究―平均比較と重回帰分析を用いた福岡県民のInstagram投稿の解析―
■修論タイトル一覧
高校生の価値志向が性別専攻分離に与える影響に関する分析
新型コロナウィルス感染予防行動の類型化とその規定要因に関する分析
高校生のプログラミング関連職への就業意欲の規定要因に関する研究
ソーシャルVRにおけるジェンダースイッチング動機と要因に関する分析
■これまでにゼミで輪読をした書籍一覧
藤田結子ほか編, 2017,『ファッションで社会学する』有斐閣.
南田勝也ほか編, 2019,『音楽化社会の現在―統計データで読むポピュラー音楽』新曜社.
北田暁大ほか編, 2017,『社会にとって趣味とは何か 文化社会学の方法規準 』河出書房新社 .
青木幸弘ほか著, 2012,『消費者行動論―マーケティングとブランド構築への応用』有斐閣アルマ.
岸志津江ほか著, 2017, 『現代広告論[第3版]』有斐閣アルマ.
小林重信編, 2020, 『デジタルゲーム研究入門:レポート作成から論文執筆まで』ミネルヴァ書房.
■推薦図書(随時更新)
•イチロー・カワチ, 2013『命の格差は止められるか』小学館新書.
•橘木俊詔, 2017『遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか―人生は何で決まるのか』平凡社新書.
•筒井純也, 2016『結婚と家族のこれから―共働き社会の限界』光文社新書.
•吉川徹, 2018『日本の分断―切り離される非大卒若者たち』光文社新書.
•中村高康, 2018『暴走する能力主義』ちくま新書.
•本田由紀,2009『教育の職業的意義』ちくま新書.
•稲葉陽二, 2011『ソーシャル・キャピタル入門』中公新書.
•山田昌弘, 2004『希望格差社会』ちくま文庫.
•上野千鶴子,2009『セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方読まれ方読ませ方』岩波現代文庫.