■HALISONブランド紹介
1966年に発売を開始した靴下専門ブランド。靴下工場としての創業は1925年に遡ります。
まず、ブランド設立の経緯をご紹介いたします。
1925年に窪田藤吉が兵庫県印南郡(現在の加古川市)で創業した窪田莫大小工場は、1943年戦時中の企業整備により廃業をやむなくされました。戦後1953年にその靴下工場を再興した窪田孝弘(藤吉の長男)が、日本メンズファッション協会(MFU)に入会し、服飾業界の知見を深めながら、当時隆盛を極めたヴァンヂャケットのアメリカントラディショナルスタイルに感化されて作ったのが、ソックス専門ブランドの「HALISON」です。
アイビーファッション全盛期の1966年に発売を開始し、全国のトラッド系メンズショップ向けに販路を拡げました。オリジナルのカジュアル・ドレスソックスを展開し、中でも3本線のクルーソックスが大ヒットしました。これが、兵庫県加古川市の自社工場で製造する日本製の高品質でトラディショナルなソックスブランドの始まりです。英国伝統のアーガイルソックスを永年定番柄として展開し、今ではハリソンの代名詞ともなっています。特に、インターシャ編機を使用した本格派アーガイルは大人気です。
1970年代には、スポーツマーケットへ参入し、ゴルフやテニス、スキー、登山靴下を販売。特に登山靴下は、国産登山靴下のパイオニアと自負しています。その堅牢な作りから高く評価され今も販売を続けています。
さらに、ハリソンの品質の高さは、ポールスチュアート・ジャパンやバーニーズ・ジャパン、ブルックスブラザーズ・ジャパンと言った米国のスペシャリティストアでも認められ、OEMを手掛けてきました。(現在は、ブルックスブラザース・ジャパンのみ取引継続)
2001年には、インターネット販売を開始し、履き心地が一番のポイントとなるロングホーズが大ヒット。足元から、紳士の身だしなみを提案しています。
■HALISONブランドの由来
ブランド名は、播磨の息子、播磨の子孫(HALIMA’S SON)に由来しています。
1966年の発売当初からトラディショナルテイストを追求してきましたので、イギリスのブランドと間違われることが多いですが、純日本製です。
播磨地方に位置する兵庫県加古川市の地場産業の後継者としての誇りを持って、高品質な靴下作りを続けています。
■ハリソングループの紹介
<靴下製造>窪田株式会社
1925年に窪田藤吉が靴下製造の莫大小工場として創業。1943年に戦時中の企業整備により廃業するも、1953年に窪田孝弘(藤吉の長男)が窪田莫大小工場を再興操業。1972年に法人改組し、窪田丈二(藤吉の4男)が代表者に就任。ハリソンの品揃えに応えるため、44本のローゲージから240本のハイゲージまで自社で20数種類の豊富な靴下編機を所有する他に類を見ない工場です。現在の代表者は窪田光男(藤吉の孫)。
<企画販売>株式会社ハリソン
1966年に窪田孝弘(藤吉の長男)が窪田莫大小工場の営業部門を分離独立し設立。自社オリジナル「HALISON」ブランドのソックスを企画販売。全国のトラッド系メンズショップに販路を拡げ、大手のテイジンメンズショップ・三峰などでも取り扱い。現在はトラッド系メンズショップが減少したため、自社オンラインストアでの販売が中心となっています。また、OEMでも過去に数多くの有名ブランドを手掛けましたが、現在は、ブルックスブラザーズ・ジャパン、マーガレットハウエル、メーカーズシャツ鎌倉などがOEMの主要取引先です。現在の代表者は窪田二朗(藤吉の孫)。
<Yahoo!店>株式会社ハリソンホージャリー
1991年に窪田二朗(藤吉の孫)が「HALISON」ブランドソックスの小売会社として設立し、新神戸店を開店。19年間営業を続けた後、2010年閉店しましたが、現在は2006年開店のYahoo!店に特化して営業しています。
◆ハリソンホージャリー Yahoo!店
store.shopping.yahoo.co.jp/halison-hosiery/
◆ハリソンオンラインストア