地球環境に関して、重要な取り決め、特にパリ協定、国連のSDGsです。一方、我国の環境基本計画そして第7次エネルギー基本計画(2025年度)の見直しがありました。菅前首相が温室効果ガスの排出を2050年までに「実質ゼロ」宣言された。また、「マイクロプラスチック」による海洋汚染が深刻さを増しておりプラスチック資源循環促進法が施行(2022年4月)されました。
漸く、エコエンジニヤリングでエコビジネスの大チャンス到来です。
本協議会で対象としておりますガス化技術は「可燃物固体(バイオマス、プラスチックス等)を空気・酸素・水蒸気等ガス化剤とで熱分解・部分燃焼(部分酸化)法によりガス化ガス(燃料ガス)等気体状製品にする」プロセスであります。
木質バイオマスガス化発電システムは実用化され、国内に30程運転しておりますが、お問合せ等から、①エネルギー源の多様化に対処する ②竹バイオマスのみの発電、水素化、③ガス化は複合式により高効率発電、世界に普及する技術が必要です。
現在、操業はガス化炉を用いたプロセスシステムとして、バイオマスガス化発電、ごみガス化溶融、燃料電池との組み合わせ、石炭ガス化複合発電、プラスチックガス化発電及びごみガス化のエタノール化等に用いられつつあり、適応範囲が拡大中であります。
①木質バイオマス、廃プラスチックの地球資源で電力・熱を創り、排熱はサーマルリサイクルして廃プラスチックを熱分解ガス化ガスにする最適システム「ハイブリッドガス化発電システム」
②竹バイオマス100%で高濃度水素製造や発電システム
現在、我々は竹を対象に独自の「ハイブリッドガス化炉」をコアとして,小型の竹発電システムの実証実験を実施して、孟宗竹がエネルギー源となる事がわかりました。しかも700℃程度で。
小企業ですが、それぞれ独自技術の2社、ガス化反応で約30年、数多くの実績の研究者及び反応工学の専門家がお客様と共に実用化・事業化に関する自ら実施、支援活動を推進致します。
皆様とともに課題研究し、解決するバイオマス等ガス化実用化推進協議会を宜しく願い申し上げます。
20230906
令和3年
バイオマス等ガス化実用化推進協議会
代表幹事 小屋敏行