『ふくかな通信』第52号(2019.11.4)

投稿日: 2019/11/05 1:53:49

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【転送・転載歓迎】

『ふくかな通信』第52号(2019.11.4)

発行:福島原発かながわ訴訟を支援する会

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「ふくかな通信」第52号をお送りします。

このメルマガでは、主として訴訟の状況を皆さんに知らせ共有し、

避難者の方への支援を続けていくことを目的としています。

各団体の活動へのご理解及びご支援を何卒よろしくお願い致します。

(2019年10月31日現在 会員 417名 サポーター 196名 計 613名)

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★Index★

【ふくかな総会:11月11日(月)午後5時から開催です】

【12月20日(金)午後1時東京高裁(霞が関)へ応援に来て下さい!】

【避難者の住まいと人権裁判を支援する会結成へ】

【東京高裁:群馬、千葉、東京の控訴審を応援しよう】

【東北・関西の控訴審も進行中!】

【各地の訴訟も応援しよう】

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【ふくかな総会:11月11日(月)午後5時から開催です】

台風の為延期した総会を下記のとおり開催します。

かながわ訴訟・東京高裁での裁判勝利に向けて私たちにできることは何か、市民が知恵を出し合う大切な総会です。

多数ご参加ください。

なお、事前にお送りした議案書をお持ちの方は当日持参してください。

日時:11月11日(月) 17時~20時(開場16時45分)

会場:かながわ県民センター2Fホール

(横浜駅西口ヨドバシカメラ裏)

プログラム:

第1部(17:00~17:50)総会

第2部(18:00~20:00)かながわ訴訟・東京高裁控訴審に向けて

特別ゲストの武藤類子さん(福島原発告訴団団長)から刑事裁判の判決について、黒澤知弘弁護団事務局長から控訴審の課題について、村田弘原告団長から神奈川の原告団と全国の原告団の動きについてお話しいただき、第1回控訴審に向けて、私たちにできることを考え、知恵を出し合います。

参加費 ふくかな会員は無料、会員外は500円

【12月20日(金)午後1時、東京高裁(霞が関)へ応援に来て下さい!】

今年の2月20日、福島原発かながわ訴訟に横浜地裁で判決が出ました。

原告や弁護団の頑張りと、皆さんのご支援のもと、一歩進んだ判決だと言われています。

確かに国・東電の法的な責任は認めました。

しかし、賠償金額はあまりに低く、被害の実態に見合っていません。

被害の過小評価は原発事故のコストを安く見せて原発再稼働を推し進めるものであり断じて許すことはできません。

さらに、低線量被ばくの健康被害については、健康リスクを無視しました。

これは、避難指示と解除の基準(20mSv/年)を追認し、避難指示区域外の汚染実態を軽視するものであり、福島県内に留まる者と避難者に分断をもたらすものです。

また、汚染水や除染廃棄物・土壌などの処理基準や全国の原発の廃炉、さまざまな核施設の運営方針など、神奈川に住む私たちにも直接影響することです。

原発を推進してきた国・東電の重大な責任を追及して、被災者や子や孫、世界中の人々のためにも、もう一度闘い続ける決意をした原告のみなさんを、東京高裁の傍聴席を満席にして応援しましょう。

場所:東京高等裁判所(霞が関)

日時:12月20日(金)午後1時集合(2時開廷)

13:00~13:30 裁判所前集会

13:30 傍聴抽選締切(見込み)

14:00~16:00 101号法廷で意見陳述(村田原告団長、弁護団、国及び東電)

16:30~17:30 報告集会 衆議院第二議員会館1F多目的会議室

【避難者の住まいと人権裁判を支援する会結成へ】

国家公務員宿舎に入居している福島原発避難者に対して、福島県が退去と家賃2倍相当の「損害金」支払いを迫り、5世帯に対しては「調停不調」を理由に退去を求める裁判を起こすとしている問題で、「避難者の住まいと人権を守ろう」と呼びかける集会が10月26日、東京・文京区民センターで開かれました。

集会には、対象とされている避難者のほか、支援の弁護士など120人が参加。

7月以降毎月「損害金」の請求書を送り付けられている父親は、「なぜ、子どもが福島県に帰れないのか、わかろうとしない」と国・福島県に対する怒りをぶつけました。

また、提訴対象とされている男性は、「都営住宅に8回も応募したが、入れない。調停でも何とか住まいを確保できるよう訴えたが聞き入れられず、打ち切られた」と実情を訴えました。

「損害金」請求問題で、当事者の相談に当たっている7人の弁護士を代表して井戸謙一弁護士は、「避難者は施しを求めているのではない。

住宅の確保は権利だという認識を持ってほしい。

法的にも疑義のあるこのような政策に加担することは、一人の国民としても見過ごせない」とあいさつ。

集会は「(危機を伝える)カナリアを鳴き止ませてはならない」とのアピールを採択、11月中をめどに「避難者の住まいと人権裁判を支援する会」を結成することを確認しました。

【東京高裁の控訴審を応援しよう】

◇千葉訴訟(第1陣) 11月29日(金)14:00 2020年2月【結審予定】

◇群馬訴訟 11月5日(火)10:30 2月4日(火)13:30 4月21日(火)13:30【結審予

定】

◇東京訴訟(第1陣) 1月24日(金)14:00 4月16日(木)14:00

【東北・関西の控訴審も進行中!】

◎仙台高裁

生業訴訟 12月3日、2月20日【最終弁論・結審】

浜通り避難者訴訟 11月12日(火)【最終弁論・結審】2020年3月判決予定

◎大阪高裁 京都訴訟 12月12日(木)14:30

【各地の訴訟も応援しよう】

-各地地裁の避難者訴訟-

◎東京訴訟(第2陣)東京地裁 12月4日(水)10:30

◎あぶくま会(阿武隈の自然と共生者の原発損害賠償の会)訴訟 東京地裁103号

11月13日(水)13:30【最終弁論・結審】 3月25日判決予定

◎みやぎ訴訟 仙台地裁 11月12日(火)10:00 12月17日10:30【最終弁論・結審】

◎山形訴訟 山形地裁 12月17日(火)11;00 判決

◎さいたま訴訟 さいたま地裁101号法廷 12月25日(水)14:00

◎いわき市民訴訟 福島地裁いわき支部 11月20日(水)10:00

◎関西訴訟 大阪地裁本館202号法廷 11月21日(木)14:00 2月20日(木)14:00

◎ひょうご訴訟 神戸地裁 12 月5 日(木)14 時

◎九州訴訟 福岡地裁 12月23日(月) 【最終弁論・結審】

-その他福島原発事故関連訴訟-

◎東電刑事訴訟 東京地裁 9月19日【全員無罪の不当判決】控訴決定!

*地裁判決を許さず 逆転有罪判決をめざす全国集会

11月11日(月)11:30~14:00@参議院議員会館講堂

◎東電株主代表訴訟 東京地裁103号法廷 12月5日(木)13:30

◎井戸川裁判(福島被ばく訴訟)東京地裁103号 1月29日(水)10:30

◎南相馬・20ミリ撤回訴訟 東京地裁103号 12月11日(水)11時【原告本人尋問】

◎福島原発被ばく労災あらかぶさん裁判 東京地裁103号法廷 12月4日(水)14:00

◎脱被ばく裁判 福島地裁 11月13日、12月19日、1月23日、3月4日

-避難用住宅追い出し訴訟-

◎米沢雇用促進住宅避難者追出し裁判 山形地裁 10月18日の弁論で裁判官忌避申立て。次回未定。