『ふくかな通信』第30号(2017.5.8)

投稿日: 2017/08/30 2:05:21

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【転送・転載歓迎】

『ふくかな通信』第30号(2017.5.8)

発行:福島原発かながわ訴訟を支援する会

【5月14日ふくかなトライアルセミナー映画とお話

-3.11再現ドラマ「太陽の蓋」&福島のいま-】

12:00~16:00 横浜市開港記念会館

【裁判Schedule】

第22回裁判期日 7月12日(水)10:30から聞間医師の証人尋問

第23回裁判期日 9月7日(木)聞間医師への反対尋問

第24回裁判期日 11月17日(金)原告本人尋問(予定)

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「ふくかな通信」第30号をお送りします。

このメルマガでは、主として訴訟の状況を皆さんに知らせ共有し、避難者の方に寄り添った支援をしていくことを目的としています。

各団体の活動へのご理解及びご支援を何卒よろしくお願い致します。

(2017年4月25日現在 会員 387名 サポーター 204名 計 591名)

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★Index★

【5月14日(日)はふくかなトライアルセミナーです】

【次回の裁判は7月12日(火)・証人尋問です】

【原告団・ふくかなが参加する主なイベント】

【首都圏などの福島原発被害者訴訟】

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4月25日に行われた第21回裁判には、一般傍聴席64席のところ178名の方が傍聴抽選に並んでくださいました。

競争率がこれまでの最高を記録、抽選に外れて情文ホールで多くの方にお待ちいただく状況となりました。

皆さまに支えられて、最後まで傍聴席を満席にすることができました。

法廷では原告側が要請した事故当時の原子力安全・保安院の安全審査官だった名倉繁樹(現・原子力規制庁安全管理調査官)に対する証人尋問が終日行われました。

国の規制当局の中心にいた実務担当者が証言するのは、全国の集団訴訟で初めてです。

尋問で原告側は、国の責任を問う根拠となる「津波の予見可能性」に関し、2002年の地震調査研究推進本部の「長期評価」や、869年に発生した貞観地震・津波に関する「佐竹論文」などを基に、規制当局の認識と対応を厳しく追及しました。

名倉証人は、「2008年に東電が15.7㍍の津波を試算していたことは知らなかった」「貞観津波の知見は成熟しておらず、切迫したものとは考えていなかった」「東電が自主的に対策を取るだろうと思っていた」などと証言。

規制当局と東電の立場が逆転する「規制の虜」(国会事故調査委員会報告)になっていた実態を浮き彫りにしました。

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5月14日は第4回ふくかなトライアルセミナー映画とお話-3.11再現ドラマ「太陽の蓋」&福島のいま-を開催いたします。

ふくかな会員・サポーターなどふくかなにご支援いただいている皆さまには、4月にお送りしたふくかなからの通信で、セミナーのチラシに無料招待券をホチキス止めしてお届けしています。

見落とされた方は再度ご確認ください。

福島から避難されている方、中学生以下は招待券が無くても入場無料です。

一般の方は999円・学生は500円です。多数のご参加をお待ちしております。

★★5月14日ふくかなトライアルセミナー 映画とお話

-3.11再現ドラマ「太陽の蓋」&福島のいま- ★★

5月14日(日)12:00~16:00 横浜市開港記念会館 講堂

≪第1部≫「太陽の蓋」上映 12:00~14:15

≪第2部≫ 講演会 14:25~16:00

福島のいま/子どもたちの被ばくを避けるために

1.福島現地での努力について(シャローム・吉野裕之さん)

2.避難地神奈川で福島の子どもたちの保養を企画(鹿目久美さん)

東日本大震災とそれに続く福島原発事故から6年、あの時の不安な気持ち、そして何があったのか…

いつのまにか私たちの記憶が薄れていると思いませんか?

あの日、官邸内で何が起きていたのか。

3月11日からの5日間、当時の官僚たちが実名で登場する3.11再現ドラマ「太陽の蓋」を観て、あの時の危機感をぜひ思い起こして下さい。

後半第2部は、子どもたちを無用な被ばくから守るために福島県内で活動している吉野裕之さんと神奈川に母子避難して子どもたちの未来を守る活動を続けている鹿目久美さんのお話です。

福島の被災地だけを公衆の被ばく限度の20倍の20ミリシーベルトにして「もう安全!」と言い放つ日本政府。

一方、山林や緑地帯、樹木などの除染はほぼ手つかずで、生活圏のあちこちにあるホットスポット。

その測定すら市民の自主計測に頼るしかない中で、強引に推し進められる帰還政策。

福島県の県民健康調査で経過観察とされ、その後何回か繰り返した検査で甲状腺がんと診断が確定しても、検討委員会には報告されず、これまで発表されてきた人数には含まれていない子どもたちがいるという事も、市民の呼びかけによって明らかにされました。

科学的で合理的、丁寧な復興施策の不在が、子どもたちを守ろうとする大人たちを追いつめています。

発災のあの時を振り返り、そして6年経った「福島のいま」を聞き、これから何が必要かご一緒に考えましょう。

詳しくは、チラシをご覧ください。

https://sites.google.com/site/fukukanaweb/

★★次回の裁判は7月12日(水)・証人尋問です★★

原爆症認定訴訟で活躍した聞間(ききま)医師が『避難の正当性』を語ります。

7月12日(水)第22回期日

○ 集合:午前10時

横浜地裁1階ホール

※裁判所前の集会は行いません。横浜地裁入口でふくかなスタッフからスケジュールを受け取り、1階ホールの傍聴抽選に並んでください。

○ 傍聴抽選:10時10分(1階ホール)

○ 口頭弁論:10時30分開廷

横浜地裁101号法廷

※抽選に外れた方には報告集会会場でDVDの上映を予定しています。

※午後は事故対策に関する専門家証人筒井哲郎氏の尋問を要望中。

5月31日の進行協議で決定する予定です。結果は次のメルマガでお知らせします。

○ 報告集会:裁判終了後

情文ホール(横浜情報文化センター6階)

※裁判終了後、休憩をとらずに情文ホールに移動。すぐに、報告集会を行います。

★★原告団・ふくかなが参加する主なイベント★★

○5月28日(日)環境・公害・健康・まちづくりフェスタ

会場:溝の口駅前ペデストリアンデッキ・南武線自由通路

時間:11:00~15:00 ブース展示、12時過ぎからステージアピール

○6月11日(日)脱原発市民会議&ハーベストムーンライブ

会場:スペース・オルタ(新横浜)

プログラム:

A 14:00~14:55 おしどりマコ・ケンの横浜白熱実験室

B 15:10~18:00 シンポジウム「さあ!脱原発の哲学を問おう!」

司会:前田朗、パネリスト:佐藤嘉幸、おしどりマコ、村田弘

C 18:15~19:45 脱原発コンサート

津軽三味線「はやぶさ」、李政美(イ・ジョンミ)with竹田由美子

*通し券2200円(前売)、2500円(当日)、A,B,C各企画は1000円(当日のみ)

★★首都圏などの福島原発被害者訴訟★★

◎東京訴訟 東京地裁103号法廷

5月17日(水)10:00~ (専門家証人尋問)

10月25日(水)結審

◎千葉訴訟

(第1陣訴訟)千葉地裁

9月22日(金) 判決!

(第2陣訴訟)千葉地裁601号法廷

6月15日(木) 、7月27日(木) 13:30~

◎生業(なりわい)訴訟 福島地裁

10月10日(火) 判決!

◎さいたま訴訟 さいたま地裁101号法廷

5月24日(水)、7月19日(水) 15:00~

◎井戸川裁判(福島被ばく訴訟)東京地裁103号

7月12日(水)、10月4日(水) 10:00~

◎南相馬・20ミリ撤回訴訟 東京地裁103号

5月18日(木)14:00~

◎東電株主代表訴訟 東京地裁103号法廷

6月 1日(木)10:30~

☆予定変更もありますのでお問い合わせください。

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