『ふくかな通信』第29号(2017.3.30)

投稿日: 2017/03/30 10:18:37

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【転送・転載歓迎】

『ふくかな通信』第29号(2017.3.30)

発行:福島原発かながわ訴訟を支援する会

★★次回の裁判は4月25日(火)です★★

4月25日の裁判は10時30分開廷です。10時までにお越し下さい。

福島第一原発を担当していた当時の安全審査官名倉繁樹氏の証人尋問が行われます。

10:00 横浜地裁1階ホール集合

10:10 傍聴抽選受付締め切り 地裁1階

10:30~16:00頃 証人尋問 地裁101号法廷

16:00頃~ 報告集会(情文ホール)

【裁判Schedule】

第21回裁判期日 4月25日(火)10:30から名倉審査官の証人尋問

第22回裁判期日 7月12日(水)内容未定

第23回裁判期日 9月7日(木)内容未定

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「ふくかな通信」第29号をお送りします

このメルマガでは、主として訴訟の状況を皆さんに知らせ共有し、避難者の方に寄り添った支援をしていくことを目的としています。

各団体の活動へのご理解及びご支援を何卒よろしくお願い致します。

(2017年3月30日現在 会員 384名 サポーター 201名 計 585名)

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★Index★

【次回の裁判は4月25日(火)・証人尋問です】

【5月14日ふくかなトライアルセミナーのお知らせ】

【首都圏などの福島原発被害者訴訟】

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3月23日に行われた第20回裁判には、一般傍聴席68席のところ97名の方が傍聴抽選に並んでくださいました。

傍聴抽選の締切が30分早かったため、抽選に間に合わなかった方が10名程いらしたようです。

裁判長の交代に伴い、原告・被告ともに、これまでの主張を更新弁論として整理して、主張立証を行いました。

また、原告を代表して村田団長が切々と避難者が置かれた状況の過酷さを後任の中平健裁判長に訴えました。

3月10日には「東日本大震災かながわ追悼の夕べ」を実行委員会により開催いたしました。

3.11の前夜、神奈川に避難してきた方々と思いを一つにした祈りの場に多数お集まり頂きありがとうございました。

昨年から超党派の神奈川県会議員と市・町議会議員に対して、住宅提供継続と抜本的な住宅支援制度の確立を求める請願書とこれに基づく議会の意見書採択を働き掛けてきました。

3月議会では横浜市、平塚市、大磯町の各議会で国への意見書提出が採択されました。

★★次回の裁判は4月25日(火)・証人尋問です★★

○ 集合:午前10時 横浜地裁1階ホール

裁判所前の集会は行いません。

横浜地裁入口でふくかなスタッフからスケジュールを受け取り、1階ホールの傍聴抽

選に並んでください。

○ 傍聴抽選:10時10分(1階ホール)

○ 口頭弁論:10時30分開廷 横浜地裁101号法廷

※ 抽選に外れた方には報告集会会場でDVDの上映などを予定しています。

※ 傍聴の途中でお帰りになる方は、傍聴券をふくかなスタッフにお渡しください。

外れた方に交代してお入り頂きます。

○ 報告集会:午後4時頃~ 情文ホール(横浜情報文化センター6階)

福島第一原発を担当していた当時の安全審査官名倉繁樹氏の証人尋問が行われます。

名倉審査官は2009年8月から9月にかけて、貞観地震による津波を考慮すると、福島原発への津波の影響がどうなるかを、東電に対して試算するよう指示しています。

東電の試算結果は敷地東側の海水ポンプの位置で9m近い値になりました。

保安院と東電のメールのやり取りから、遅くとも原発事故の1年前、2010年3月には貞観地震と同規模の地震があれば、海抜10mに位置する原子炉やタービンの建屋が水没する恐れがあり、対策をとらなければならないことを認識していたのです。

名倉氏は原子力規制庁で働く現職の国家公務員です。

午前中は国側の尋問(1時間)、午後1時から原告側の尋問(2時間)、最後に東電からの尋問(30分)の予定です。

かながわ訴訟は今年がヤマ場です。

次々回の7月12日(水)も午前10時30分から午後5時まで、横浜地裁101号法廷の予定です。

低線量被ばくのリスクについて聞間元(ききまはじめ)医師の証人尋問を要求しています。

★★5月14日ふくかなトライアルセミナーのお知らせ

映画とお話―3.11再現ドラマ「太陽の蓋」&福島のいま★★

ふくかなトライアルセミナー第4回として“映画とお話―3.11再現ドラマ「太陽の蓋」&福島の今”を開催します。

ふくかな会員の皆様には4月7日発送予定のお知らせに無料招待券を同封いたします。

5月14日(日)12:00~16:00 横浜市開港記念会館 講堂

≪第1部≫「太陽の蓋」上映 12:00~14:15

≪第2部≫ 講演会 14:25~16:00

福島のいま/子どもたちの被ばくを避けるために

1.福島現地での努力について(シャローム・吉野裕之さん)

2.避難地神奈川で福島の子どもたちの保養を企画(鹿目久美さん)

※ふくかな会員・福島からの避難者・中学生以下は入場無料、一般999円・学生500円

東日本大震災とそれに続く福島原発事故から6年、あの時の不安な気持ち、そして何があったのか…

いつのまにか私たちの記憶が薄れていると思いませんか?

あの日、官邸内で何が起きていたのか。

3月11日からの5日間、当時の官僚たちが実名で登場する3.11再現ドラマ「太陽の蓋」を観て、あの時の危機感をぜひ思い起こして下さい。

後半第2部は、子どもたちを無用な被ばくから守るために福島県内で活動している吉野裕之さんと神奈川に母子避難して子どもたちの未来を守る活動を続けている鹿目久美さんのお話です。

福島の被災地だけを公衆の被ばく限度の20倍の20ミリシーベルトにして「もう安全!」と言い放つ日本政府。

一方、山林や緑地帯、樹木などの除染はほぼ手つかずで、生活権のあちこちにあるホットスポット。

その測定すら市民の自主計測に頼るしかない中で、強引に推し進められる帰還政策と甲状腺がんの子どもたち183名という現実。

科学的で合理的な丁寧な復興施策の不在が、子どもたちを守ろうとする大人たちを追いつめ続けています。

発災のあの時を振り返り、そして6年経った「福島のいま」を聞き、いま何が必要なことかを、ご一緒に考えましょう。

★★首都圏などの福島原発被害者訴訟★★

◎東京訴訟 東京地裁103号法廷

5月17日(水)10:00~ (専門家証人尋問)

◎千葉訴訟

(第1陣訴訟)千葉地裁

9月22日(金) 判決!

(第2陣訴訟)千葉地裁601号法廷

4月20日(木) 13:30~

◎生業(なりわい)訴訟 福島地裁

10月10日(火) 判決!

◎さいたま訴訟 さいたま地裁101号法廷

5月24日(水)、7月19日(水) 15:00~

◎井戸川裁判(福島被ばく訴訟) 東京地裁103号

7月12日(水)、10月4日(水) 10:00~

◎南相馬・20ミリ撤回訴訟 東京地裁103号

5月18日(木)14:00~

◎東電株主代表訴訟 東京地裁103号法廷

4月27日(木)10:00~、6月 1日(木)10:30~

☆予定変更もありますのでお問い合わせください。

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