はじめの一歩

準備

ログイン

Cent OSにログインしましょう。

ターミナルを開く

マウスを右クリックして、メニューを開き、

Open Terminal

を選択しましょう。

「ターミナル (Terminal)」と呼ばれる黒い画面が開きます。ターミナルはWindowsのコマンド・プロンプトに相当します。

エディタを起動する

$の後にカーソルが点滅していると思いますので、

gedit & [Ent]

と入力しましょう。[Ent]の直前まで入力し、Enterキーをおします。[Ent]はEnterキーを押すことを意味します。

下のような、geditの白い画面が開いたら、次に進みましょう。

マウスをクリックすると画面が大きくなります。

練習

日本語でも英語でも言葉をならうときは、その言葉を使ってみるのが一番よい方法です。プログラミングも同じく習うより慣れろ」の要素が強いので、とにかくやってみましょう.パソコンは滅多なことでは壊れないので、安心して使ってください。

プログラミングのおおまかな流れ

プログラミングの作業はおおまかにいうと、次の3つのステップにわけることができます。

  1. ソースファイルの作成
  2. コンパイル (翻訳)
  3. 実行

ソースファイルの作成

プログラムが記載されているテキスト・ファイルのことをソースファイルといいます。

今回は,最初なので以下のサンプルを使用してみましょう。

サンプルプログラム: ex1.f90

write(*,*)"Hello, world."    !画面にHello, world.と印字する.
stop                       !プログラムの実行をとめる.
end                        !プログラムの終わりを意味する.

意味は後で説明しますので、とりあえずこのプログラムをコンピュータが実行できるようにしましょう。

  1. geditに、サンプルプログラムをコピーしましょう
  2. 名前はex1.f90として、ファイルを保存しましょう。geditのFileメニューから、Saveを選択します。Nameの欄に、ex1.f90と入力します。
  3. Saveをクリックします。

コンパイル

実行できるようにするためには、コンパイルという作業をします。

コンパイルの手順

$ ifort ex1.f90

ifortはコンパイルを行うコマンドの名前です。コンパイルを行うコマンドのことを、コンパイラということがあります。

ex1.f90はさきほど作成してテキストファイルです。

ifortの他には、gfortranというコンパイラがあります(無償)。

確認

コンパイルに成功すると、実行ファイルと呼ばれるファイルが作成されます。何も指定しないと、実行ファイルの名称は、a.outとなります。

lsコマンドで確認してみましょう。

$ ls -l a.out

-rwxrwxr-x 1 aym aym 704833 Jan 11 16:33 a.out*

a.outというファイルができていることがわかります。

実行

a.outを実行させてみましょう。

$ ./a.out

Hello, world.

Hello, world.と画面に表示されたら成功です。おめでとう!