タクシー・レンタカー事情
インドのタクシーには3種類あります。
1) オートリクシャーという自動三輪車(タイのトゥクトゥクと同じ)
2) 黄色と黒のタクシー(2010年6月より全体が黄色に)
3) 水色の車体のmeruタクシー
リクシャーはメーター制で、ムンバイの場合、初乗り運賃は1.6キロメートルまでが9ルピーで、それを超えたら1キロあたり5ルピーだったが、2010年6月24日から初乗り11ルピー、追加6.5ルピーに値上げされるとのことです。ただ、メーターが動いているのを見たことが無く、最初に交渉することが必要です。
1)と2)の運転手は英語が話せないので利用する場合はホテル等で行き先を伝えてもらい、料金の交渉もしてもらうと良いでしょう。また、どちらもエアコンはありません。
meruタクシーは最近良く見るようになりましたが、ムンバイのほかハイデラーバード、デリー、バンガロールで営業しています。ムンバイの場合、最初の1キロが20ルピーで、以降1キロごとに14ルピーです。こちらのドライバーはある程度英語がわかるようです。
また、ちゃんとレシートももらえます。
空港からホテルまでの移動手段
空港からホテルまでの移動手段には上記タクシーのほかに以下の3つがあります。
1) ホテルのピックアップサービス
2) 運転手付きレンタカー
3) プリペイドタクシー
この中で、2)と3)は空港のビルを出る前に手配しますが、1)と上記タクシーは空港ビルを出なければいけません。問題なのはインドの空港では入口、出口に銃をもった警官がいて、一度外に出てしまうと中に入り直すことが難しいことです。
ホテルのピックアップサービスは宿泊代金に含まれている場合もありますが、そうでない場合、一番高いです。
ただ、ホテルに頼むことのメリットは、ホテルを予約する際に同時に予約できますので、空港に着いてから手配する必要が無いことです。また、通常ドライバーが空港を出たところで名前を書いたプラカードを持って待っているのですが、高級ホテルなら、担当者が空港にいるので手違いでピックアップの予約ができていないなど、自分の名前が見つからない場合でも、その担当者に言えば新たに手配してくれます。
この3つの中では一番安いプリペイドタクシーですが、たいてい長い列ができていること、悪いうわさもあることから一度も使ったことがありません。
運転手付きレンタカーについては後で書きます。
ここで気をつけなければいけないのは客引きです。ドライバーが自ら客引きをしている場合はほとんど大丈夫と思いますが、ドライバーではない客引きで、助手席乗ってくる輩には気をつけたほうが良いです。
これは実際に自分に起こった話ですが、その客引きは助手席に乗り込み、ホテルの近くまで来たところでタバコを買うからと車を止めました。今から思うとその時に仲間に連絡を取っていたのだと思います。その後、再び車は走り始めたのですが、ホテルの500mほど手前で客引きがドライバーに何か行ったかと思うと車が路肩にとまってしまいました。客引きが言うには故障したので歩けというのです。ホテルの場所はわかっていて、仕方が無いので歩くことにしました。
ところが5分ほど歩くといきなり、二人の子供が両足に一人づつしがみついてきました。振り払おうとし、大きな声を上げましたが、どうすることもできません。そうして、おそらく1分ほどしたところで、子供たちは逃げていきました。怖くて胸の鼓動が収まらないまま早くその場を離れたくてホテルに急ぎました。その途中、気がつくとズボンの後ろポケットにいれていた財布をすられていました。おそらく子供たちに気を取られている隙に誰か(おそらく大人)が盗っていたのだと思います。
幸いパスポートやクレジットカードの入っていない財布だったのでそのままホテルに戻りましたが、悔しいやら怖いやらでその日は眠れませんでした。
皆さんもどうか気をつけてください。
運転手付きレンタカー
インドでは運転手付きでレンタカーを借りることができます。パッケージがあり、トヨタイノーバで8時間、80Kmのパッケージの場合2000Rs程度です。ホテルまで等短い距離でも500Rs程度で借りることができます。
レンタカーがいいのはクレジットカードが使えることです。ただ、追加料金は直接ドライバーにキャッシュで払う必要がありますので注意が必要です。
また、不慣れな客には高い料金を吹っかけてきますので値下げ交渉をしてみたほうが良いかもしれません。