当グループは形態学、発生学、ゲノム科学、バイオインフォマティクスを統合した「形態情報学」の開拓をめざした融合研究を進めています。
小薮大輔
中山大学 生態学院(深圳校区) 教授
筑波大学プレシジョン・メディスン開発研究センター 形態情報学分野 分野長 / 教授(客員)
JST創発研究者(2期生)
Sun Yat-sen University, Professor Daisuke Koyabu
[contact] koyabu.daisuke.fn(at)u.tsukuba.ac.jp
Updates
Aug. 19. 2025.
研究員を複数名募集しておりますのでご興味ある方はJrec-inをご覧いただくか、ぜひお気軽に私やスタッフにお問い合わせください。
Aug. 01. 2025.
Aboutページを更新しました。お陰様で2名の研究員が合流してくれました。
Apr. 01. 2025.
深圳市にある中山大学の生態学院に教授として着任しました。
幸いなことに筑波大学では教授(客員)として今後も引き続き実験室とスタッフを維持し、筑波大学での学振PDの受け入れなども可能です。
またJSTのご尽力で、創発的研究課題も筑波大学で2030年まで継続できることになりました。
Feb. 04. 2025.
JST創発的研究支援事業のフェーズ1ステージゲート審査に合格し、フェーズ2に進むことになりました。反省も多いですが、あと4年頑張ります。
Jun. 16. 2024.
共著した東京医科歯科大学の井関祥子先生らの論文が Journal of Anatomyの Journal of Anatomy Best Paper Prize 2023 を受賞しました。
主著した論文がJournal of Experimental Zoology Part BのTop Cited Article 2022-2023を受賞しました。
Jan. 7. 2024.
英国王立協会のProceedings of the Royal Society B : Biological Sciences の Associate Editorを拝命することになりました。
Jul. 12. 2023.
機械学習を用いた3次元生物形態抽出法についての共著論文がnpj Systems Biology and Applications に掲載されました。Open Access
Jun. 24. 2023.
頭部進化の相同性等の問題についてのレビューが王立協会の哲学紀要 (Philosophical Transactions of the Royal Society B)に受理されました。1665年から続く世界最古の英文学術誌で、歴史に名を残す偉大な生物学者たちが論文を発表してきた憧れの学術誌です。
Jan. 01. 2023.
コウモリの胎子にみられる後ろ足の独特の発生様式を発見した論文がProceedings of the Royal Society B : Biological Sciencesに出版されました。アイデアについては実は恩賜上野動物園の運営母体である東京都動物園協会が発行する「どうぶつと動物園」2018年夏号にかつて寄稿しております。ご高覧いただければ幸いです。オープンアクセス
Nov. 17. 2022
初めてのバイオインフォマティクス論文(マウスの内耳形成における時系列トランスクリプトーム解析)がScientific Reportsに受理されました。Open Access
私たちのグループが目指す、形態学と情報学を統合したモルフォインフォマティクスの開拓に向けた重要な試金石として位置づけています。
これを基礎として、様々な哺乳類種を用いた発生過程における時系列トランスクリプトームのマクロ進化比較を進めていきます。
Nov. 16. 2022
コウモリにおける喉頭形態多様性に関する総説がJ. Mammalian Evolutionに受理されました。
Oct. 30. 2022
東京医科歯科大学・井関研究室(分子発生分野)との共同研究がJ. Anat.に受理されました.
Apr. 22. 2022
Ecological Informatics に論文を発表しました.初めての情報学系論文です.
Apr. 8. 2022
筑波大学生存ダイナミクス研究センターでセミナー講演を行いました.丹羽先生ありがとうございました!
Mar. 24. 2022
受託指導学生の野尻太郎さんが東京大学大学院農学生命科学科博士課程を首席修了(研究科長賞)しました!
さらに「超音波器官形成に着目したコウモリ類のエコーロケーションの進化的起源の解明」について日本学術振興会育志賞を受賞しました!
Mar. 21. 2022
爬虫類のなかで最も祖先的な形態を保持しているムカシトカゲにおける胚発生の比較解剖学的研究が J. Morphology に受理されました.
Mar. 06. 2022
日本動物学会公開シンポジウム「変なところに住む生きもの」で「コウモリの進化、生態、からだの形」という演題で一般向け講演を行ないました.
Dec. 26. 2021
日本経済新聞にインタビューが掲載されました。コウモリ類の進化についてコメントをしました。
Dec. 1. 2021
博士研究員の募集を開始しました。(※採用者が内定しました。1/12記)
Nov. 26. 2021
文部科学省から最長10年の支援を受けるJST創発的研究開発支援事業に採択決定をいただきました。気持ち新たに「形態情報学」の創成を目指していきます。
Nov. 21. 2021
進化発生生物学のリーディングジャーナル Journal of Experimental Zoology Part B: Molecular and Developmental Evolution の編集委員(2022年1月~)を拝命しました。
Oct. 26. 2021.
哺乳類の顔面の相同性理解を大きく刷新する東山大毅さんの筆頭論文をアメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)に発表しました。プレスリリース
我々の前歯を支持している"premaxilla(前上顎骨)"という骨は鳥類や爬虫類でいうpremaxillaとは進化的由来が異なる全く別物であり、哺乳類で新たに作り出された骨だということが示されました。哺乳類は鋭敏かつ可動式の鼻を獲得した過程で、鳥類や爬虫類では上顎の先端にあったpremaxillaが哺乳類の鼻先へと配置移行した可能性を提唱しました。哺乳類の後頭部の相同性を再定義した我々の過去の研究(Koyabu et al. 2012, PNAS)と併せて、哺乳類の頭部解剖学を大きく前進させる成果です。
Aug. 10. 2021.
筑波大学内の競争的資金「研究力強化のための令和3年度特別支援シーディングプログラム」に「身体オミクス研究拠点の構築 」が採択されました(880万円)。
鈴木大地先生(神経進化発生学)、尾崎遼先生(バイオインフォマティクス)とともに学際的研究を推進します。
Jul. 9. 2021.
挑戦的研究(萌芽)が採択。
Apr. 07. 2021.
基盤Bが採択。アジア産コウモリ類のde novo ゲノム解析、聴覚器官発生の比較トランスクリプトミクスを中心に進めていきます。
Mar. 08. 2021.
コウモリでエコーロケーション能が複数回起源である可能性を比較進化発生学的に実証した研究を Current Biology 誌に発表しました。
コウモリ類の胎児期発生を網羅的に比較分析した初めての研究であり、近年主流になっていた学説 (Jebb et al, 2021, Nature, Wang et al., 2017 Nat Eco Evo等)を覆す成果です。
(報道等:日本経済新聞、財経新聞、中部経済新聞、共同通信社、子供の科学、豪州国営放送ABC、豪州科学雑誌 The Conversation、Gardian紙、Canberra Times紙、Yahoo! News、El Tiempo)
Feb. 07. 2021.
2021年2月より筑波大学に異動しました。以後、香港市立大学では兼任准教授となり学部生と大学院生の指導を引き続き行います。