Projects - Bats EvoDevo

当研究室は主に哺乳類全般をカバーして胎子期発生研究と三次元イメージングを得意としていますが、近年は東京医科歯科大学、東京大学、同志社大学、中国、ベトナム、豪州、ドイツ、韓国などの研究者と共同でコウモリの進化発生プロジェクトを推進しています。

2018年には当該分野の最も主要な学会である国際脊椎動物形態学会でコウモリの身体進化に関するシンポジウムを主催しました。

コウモリは哺乳類で唯一飛翔能を獲得した動物としてその翼に注目が行きがちですが、発声器官、聴覚器官、嗅覚器官、中枢神経系、後肢、生殖器、消化器系、腸内細菌叢などは極めて特殊化しているにも関わらず研究が未だほとんどなされておらず、コウモリの身体には広大な未踏の領域が広がっています。

国内だけでなく東南アジア全域、南米などで野外調査を毎年実施し、生態学・解剖学・発生学・古生物学・生物地理学・ゲノミクス・バイオインフォマティクス・音響工学を統合した総合的研究を進めています。


コウモリ類に関する近年の関連業績