以前の有松学童保育所
有松学童保育所は、1985年に開所し、名古屋市からの助成を受け、地域の方に土地をお借りして運営することで、この地域の子どもたちの放課後を過ごす場所としての役割を担ってきました。
有松学童保育所では、過去に2回の場所移転を経験したことがあり、将来の子どもたちのためにも、学童保育所が安定した場所に、継続して運営できることを目指して、2020年6月に一般社団法人有松つなぐ会を設立し、法人での学童保育所の用地探しに動き始めました。
幸いにも桶狭間学区内にあるの土地とご縁があり、現在移転を実施し運営をしています。
今回の移転計画は、場所だけでなく、さらに木造2階建ての建物の新築も同時に計画してきました。
子どもたちが、より良い環境で遊び、学び、仲間同士のかけがえのない時間を過ごしてほしいことを第一に考えてのことです。
父母が運営主体となる学童保育所において、土地と建物の取得に向けた取り組みは、名古屋市では初めての試みです。
木の香る新しい家で、有松学童保育所はこれからも地域の子どもたちの放課後を過ごす場所としてあり続けていきます。
以前の有松学童保育所
新しい学童は木造2階建で、落し板による構造の「板倉造りの家」によるものです。伊勢神宮など古来からの建築物に用いられる伝統的な工法を用いて、愛知県産の木材をふんだんに使用した建物が、有松学童保育所の新しい家となります。
フロアを変えて子どもたちの活動にあわせた環境で保育ができ、さらには、今までになかったテラスや、外とつながる空間を利用して子どもたちの遊びの幅が広がっていくことになります。
有松学童では手作りおやつに力を入れており、手作りのおやつが提供されています。子どもたちがおやつ作りを担当したり、後片付けを行ったり、キッチンでのお手伝いに出入りすることが日常です。
学童では、オープンキッチンを設置しています。
学童を見渡しつつ、子どもたちとともに「食」に関する活動を一層充実させていくことを予定しています。
木材は断熱効果が高く、夏は涼しく冬は暖かい環境を子どもたちに提供できます。
また、木材には音を吸収する効果があり、子どもたちの耳にやさしく、過ごしやすい空間になることが期待できます。
木のぬくもりを感じられる広々とした室内は、子どもたちの自由な発想で様々な用途に活用できる可能性を持っています。
新しく建物が完成した後も、環境づくりは指導員、子どもたち、父母で一緒に考えています。
自分たちで手を加えていくことが、学童保育所としての活動の一つとなり、みんなで愛着のある建物づくりを行っていきます。DIYがお好きな方大歓迎です。
住所:名古屋市緑区桶狭間巻山
大池、桶狭間古戦場観光案内所の西側です。
各小学校からの距離の目安
有松小学校:約1,500m、桶狭間小学校:約300m、南陵小学校:約900m
※googleマップに基づき、各学校正門からの距離情報で算出しています。
移転後も、法人としての学童支援を実施しています。
現在も、一般社団法人有松つなぐ会がクラウドファンディングサイトを通じて寄付を募っています。
ご協力よろしくお願いいたします。
「プレハブを脱却し、五感に優しい「板倉の家」を有松の子どもたちに届けたい!」
https://syncable.biz/campaign/2036/
※寄付受付サイトSyncable(シンカブル)のページへアクセスします。
一般社団法人有松つなぐ会のHPにおいても、学童保育所木造化計画についてご案内しています。
一般社団法人有松つなぐ会 https://sites.google.com/view/arimatutunagu/