バート語

バート語(バ:Bhátán, 理:Phertarsvirle)はPMCFアイル共和国バート人自治区で話されるラネーメ語族ファスマレー語派アイル諸語の言語である。

概要

バート語は、ラネーメ祖語から派生した言語であり、主にアイル共和国の闇島において話される言語である。ラネーメ祖語における有気無気の対立を保存しているが、ラネーメ語族においてはあまりない屈折的な言語構造になっている。

音韻

子音

p t c[s] x[ʃ]

k h[x] r[r] z[tʃ] m

n l j[j] w[ʋ] b

d s[z] g

y[ɥ]

有気音として

dh, gh, ph, bh

そり舌音として

ṭ, ḍ, ṇ, ḷ, ṣ

母音

短母音a[a, ə, æ], i, u

長母音á, í, ú, e, o

二重母音au, ai

文法

代名詞

名詞変化

人称変化

時制は過去分詞、未来分詞を単独で使うと過去時制、未来時制になるが、無変化動詞hemが動詞に後置されると完了表現になる。語幹のみで命令を表す。

否定表現は副詞ámを使う。

関係節

バート語の関係節は関係代名詞nánaを使う。

Káṇa nána bháma cákíkadíha hem? 私たちが集まる時間は何時ですか?

バート文字

バート文字は、パイグ文字などから派生したラネーメ系文字の一つであり、aアブギダ。母音単体は子音ゼロ、子音単体は母音ゼロの字を使う。

バート名

父親の名前 ghátu 名前 (苗字/bhátnímaṣ)

・名前の生成

普通名詞+(w)aim(<*aaim)

aghauṭa-waim

+(a)n/m(<*anl)

káḷd-an

káḷdan ghátu aghauṭawaim

カールダン・ガートゥ・アガウタワイム