ALC-1
本言語は第一回深夜の真剣人工言語60分一本勝負に出展する言語である。
単語はアイル語を流用している。
語法・文法等
基礎概念
ALC-1は、以下の原則を基本とする。
修飾語は披修飾語に前置結合する。
副詞、形容詞の区別は無い。
本言語には通常会話領域と魔術利用領域を切り替えて利用することが可能である。
語法
ALC-1の語順は、通常会話領域ではSVO,魔術利用領域ではVOSとなる。
魔術利用
ALC-1の利用者はこの言語によって魔術を発動させるに当たって通常会話領域から魔術利用領域に切り替えるために次の言葉を発する。Aには任意の二音節の単語が入る。これを切替宣言と呼ぶ。
Bwoke (A).
魔術を発動するには、kouphuという命令を利用できる。
語順は、「kouphu 魔術による動作 魔術の対象 (魔術行使者 切替宣言)」となる。
Ex) Kouphu cwika tóukóiai-blingou-meei dipai bwoke lua. (Bwoke luaの魔術行使者が燃やす魔法を近くの木々に発動する。)
魔術を発動する際には魔法行為者とその魔法行為者の切替宣言は必ず必要では無いが、高度な集中力とエネルギーを必要とする高度な魔術であるほど失敗や他人の行使として発動される危険性を帯びているためできるだけ詠唱する必要がある。このために戦闘用には敵の切替宣言を利用して他人の行使で自爆させるなどの高度な用法もある。このためALC-1の利用者は、切替宣言の衝突を防ぐために複数の切替宣言を所持することが望まれている。
また、各単語の拍数の違いは少ないほうが良い。
魔術の動作の新造
魔術の動作の新造は次の手順で行う。
動作の幹となる動詞一つともう一つ以上の単語を選ぶ。
一音節ごとに分解し先に選択した動詞を先にして交互に入れ替え語を作る。
この方式でvatuo(爆発させる)とbebei(頭)を結合させると以下のとおりになる。
vabetubeio
これを利用してkouphu vabetubeio sipuaę(=彼)を発動すると頭を爆発する事が出来る。