東京大学医学部消化器内科 

基礎研究チーム(岸川グループ)

東京大学医学部消化器内科の中で、岸川孝弘(平成17年卒)が Principal Investigatorを務める研究グループです。


胆膵疾患を中心に、消化器病の病態生理の解明と、それに基づく臨床応用を目指した新しい診断技術・治療法開発を目指します。「RNA」・「慢性炎症」・「老化」・「細胞分化」・「細菌宿主相関」を中心とした多彩な視点から基礎研究を進めています。



☆新着情報☆

2024/4/1

新年度始まりです。岡山大学消化器内科から矢杉賢吾先生が国内留学生としてグループに参加してくださいました。慣れない土地で初めての基礎研究に直面することになりますが、楽しみながら手技を学んで、臨床の未解決問題を基礎研究の力で解き明かしていく醍醐味に触れてほしいです。いつもながら、グループ全体で助け合いながら、ゆるやかに団結していきましょう!


2024/3/2

助教の 石橋嶺 先生第7回 CTC臨床応用研究会で「樹脂チップによるCTC 捕捉性能の改良と臨床応用」についての発表を行いました。血液中を流れる循環腫瘍細胞(CTC)を、その特性を活かしつついかに正確に捕捉することができれば、Liquid biopsy領域の研究、臨床応用に飛躍的な発展をもたらすのではないかと期待しています。研究会で活発なdiscussionを行うことで、新しいアイデア、技術についての「気づき」につなげていきたいですね。岸川も本研究会で座長を務めさせていただきました。機会を与えていただいた大会長の大塚先生、運営事務局の奥村先生にこの場をお借りして感謝申し上げます。


2024/2/29

届出研究員の柴田智華子 先生による「膵癌由来から分泌されるCA19-9陽性の細胞外小胞が、深部静脈血栓の誘発因子となる」という趣旨の論文がGastro Hep Advancesにアクセプトされました。「膵癌患者は他の癌患者と比べてなぜ血栓症の頻度が多いのだろう?」という臨床現場でのClinical questionを発端として、その分子機序を先端技術で解明するというPhysician scientistならではの論文だと思います。まだまだ日々の臨床の中では当たり前だと思って気に留めていない疑問が転がっているはずです。そのような「気付き」を「上手に待つ」意識というものを大切にしていきたいです。


2024/2/9

届出研究員の 岩田琢磨 先生による「反復配列由来の二重鎖RNAの形成が膵癌細胞の上皮間葉転換(EMT)に関与する」という趣旨の論文がJ Biol Chemにアクセプトされました。反復配列は、その反復性ゆえに二重鎖を形成しやすいのではないかという仮説のもと、膵癌細胞での詳細な検討を行った結果、RNA結合タンパクによる選択的スプライシング制御に影響を与えているという非常に面白い結果が得られました。まだまだその機能について未知の部分の多い反復配列領域ですので、引き続きその謎に迫っていきたいです。本論文について東大病院からプレス発表をしていただき、日経バイオテク日本経済新聞テック・アイ生命科学QLifeProなど各紙で取り上げていただきました。


2024/1/4

大学院4年生の 能登谷元聡 先生の学位審査が無事終了しました。ご指導いただいた藤城教授、お忙しい中 的確なコメント、ご助言をいただいた審査員の先生方にはこの場をお借りして御礼申し上げます。さらなる研究の飛躍を目指して、より詳細な検討を推し進めていきましょう。


2024/1/1

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

新体制になり、1年が経ちました。昨年は多くの先生が新しい世界・領域へ羽ばたいていかれた年でした。その中で、大学院卒後一年の先生方の研究成果が実を結び、世に出すことができたのは大きな喜びです。マルチオミックスやAIなどのデータサイエンスが台頭していく中で、wet領域でも新しい解析技術の革新は日々続いています。日々の診療で直面するクリニカルニーズの解決、医療への貢献のマインドを大前提に、貪欲に新しい技術を取りいれながら、「楽しんで」研究を続けていきましょう!興味の分野もライフスタイルも多彩なグループならではの多様性を尊重しながら、今年もゆるく団結して助け合って進んでいきましょう。



2023/12/22

特任臨床医の宮川佑 先生による「早期大腸癌病変に認められる腸内細菌由来の細胞外小胞は腸上皮細胞と相互作用することで発癌促進に関与する」という趣旨の論文がCell Mol Gastroenterol Hepatolにアクセプトされました。早期の大腸癌病変に特徴的に認められる腸内細菌が分泌する細胞外小胞によって、宿主であるヒトの腸管細胞に炎症反応やDNA傷害が惹起されることを示しました。ヒト自身の細胞が分泌する細胞外小胞には最近注目が集まっていますが、実は腸内細菌が分泌する小胞も疾患に関わっているという新しい視点からの病態研究が進むのではないかと期待しています。本論文について東大病院岡山大学科学技術振興機構(JST)からプレス発表をしていただき、日経バイオテクYahoo NewsQLifeProなど各紙に取り上げていただきました



2023/9/28

岸川 ボストンで開催されたAACR Special Conference on Pancreatic Cancer 2023で、岩田先生の研究プロジェクトである「二重鎖HSATII RNAが膵癌の悪性化をもたらす機序」についてのポスター発表を行いました。新型コロナ以降はじめてのオンサイトでの海外学会でしたが、現場の熱気や各研究領域に対する関心の程度は、世界のトップ研究者が集う現地に足を運ぶからこそ実感できるものだと改めて思いました。


2023/9/19

届出研究員の 船戸和義 先生 による「HGF-MET阻害はSTAT3を介してHBV複製を抑制する」という趣旨の論文が Hepatol Commun にアクセプトされました(詳細は後日) 


2023/8/9

岸川 BioClinica 9月号「膵臓がん研究の最前線」内のBiologiacal Topicsに「膵がんにおける反復配列由来RNAの分子機序の解明」という標題で寄稿をさせていただきました。貴重な機会をいただきありがとうございました。


2023/7/26

届出研究員(現在 がん研究所ポスドク・学振特別研究員)柴田智華子 先生による肝癌由来のEVによるADAR1の伝播が、癌不均一性および癌進展に寄与するという趣旨の論文が Oncol Rep accept されました(詳細は後日に。獨協医大の外科 青木琢教授らとの共同研究です。途中 心が折れたりして、最初の submission から accept まで長い道のりでしたが、皆さんの御協力で陽の目を見ることができ 感謝しかないです。


2023/7/22

7/21-22に福岡で開催された第54回日本膵臓学会大会のミニワークショップ「膵癌・バイオマーカー」において、清宮崇博 先生「HSATII RNA と miR-21 を組み合わせた新規膵癌診断バイオマーカーの開発」についての発表をされました。同じ志を持って核酸バイオマーカーの開発を試みる先生方からの的確な質問もいただきました。高感度かつ高精度なバイオマーカーを生み出すために新しい技術を貪欲に吸収してきたい、と改めて思う会でした。対面式の学会は積極的に質疑応答に参加したり、知り合いとの情報交換ができて素晴らしいですね。


2023/7/4

今月から特任臨床医の清宮 崇博 先生がアメリカ ニューヨークのコロンビア大学 Dr. James L. Manleyの研究室に留学されます。(ラボのHPのリンク http://www.columbia.edu/~jlm2/) 。mRNA splicingの制御機構について多くの重要な業績を残されており、最近はnon-coding RNAから翻訳されるsmall peptideの研究へも裾野を広げているようです。ラボ内唯一のMD.PhD.ということなので、病態生理学への応用、疾患の予防治療という観点からラボに新しい風を吹き込んでほしいです。「異文化、異分野、異日常」を貪欲に味わって、めいっぱい楽しんできてください。

グループの大黒柱が欠けてしまうのは寂しい限りですが、残されたメンバーは、「初心」を忘れず引き続き助け合いの精神で頑張っていきましょう!


2023/4/1

いよよ新年度が始まりました。4月から岩田先生、小田原先生、船戸先生、柴田先生が大学を離れて、それぞれの道に進まれます。みなさん、本当にお疲れ様でした。一見関係ないようなこと、苦しかったことなどが、巡り巡って後々自身を助けてくれることがあります。大学院の時代に学んだことを活かして、新しい環境でも活躍されることを祈っております!

新体制で人数は少なくなりますが、その分意識や課題を密に共有して、ゆるやかに団結していきましょう!



2023.1.16. 特任臨床医の 清宮崇博 先生による「血中HSATII RNAとmiR21の測定による膵癌早期診断法の確立」についての論文が iScience にアクセプト になりました(詳細は後日、ですが、この論文、リバイズと査読の両者にもの凄く時間がかかり submission から accept まで3年かかりました。まあ、でも、accept になると嬉しいものです。リバイズの査読を最終的に担当して頂いた先生方、迅速な対応、ありがとうございました)


2023.1.1. 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

2023年、新しい年になりました。今年もよろしくお願いします。昨年は”世界情勢”も”身近な社会”も共に動きの多い1年でした。激動の時代、人として、生き方として、根っこの部分をしっかりと持っているかどうか、がますます大事だと思います。本年からこのホームページ(ブログ?)の主管理者は、消化器内科助教の岸川孝弘先生に担当して頂くことになりますが、我々は引き続き、強い信念を持ちつつ緩やかに結束して社会に、世界に、人類に、少しづつでも貢献していきましょう。

Innovation, collaboration, and contribution! 今年も、御指導・御鞭撻・御支援・御協力のほど、よろしくお願いします。





2022.12.27. 大学院4年の 柴田智華子 先生 学位審査が終了しました(まだ修正が必要ですが、無事 博士になれそうです。御指導頂いた藤城教授、お忙しい中 丁寧に審査をして頂いた先生方、どうもありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。毎年のことですが、学位は単なる通過点。今後のさらなる飛躍を期待しています)


2022.11.24. 秋葉原コンベンションホールでハイブリッド開催された 第37回Wakoワークショップ「細胞外小胞の作動原理と生物学的展望」のセクションIII「がんにおける細胞外小胞」中で、大塚が「膵癌の細胞外小胞に着目した病態解明と癌早期診断への応用」と題して講演をさせて頂きました(オーガナイザーの幸谷先生、富士フィルム和光純薬の方々、貴重な機会をありがとうございました。落谷先生、華山先生、高橋先生、上田先生、興味深いお話しを聴かせて頂きありがとうございました。講演会の後も楽しかったです。聴講者の登録も1,000人を超えていたようで、この分野、盛り上がってますね。今後、この分野から革新的な診断法や治療法が出てくることに期待です)。


2022.11.21. 大学院4年・学振特別研究員の 柴田智華子 先生による「膵癌由来の細胞外小胞のサイズ変化」に関する論文が BBRC にてpublishされました(詳細は後日に。Editorさんの御尽力の賜物ですが、さすがBBRC、素早いプロセス、ありがとうございます)


2022.11.8. 依頼があって特任臨床医の 清宮崇博 先生に記載して頂いた「肝癌免疫療法耐性を克服するための新規治療標的」に関する論文に対する editorial が、Hepatology にアクセプトされました。


2022.11.7. 依頼があって特任臨床医の 清宮崇博 先生が執筆した「膵癌における 環状RNA」についての総説 Front Cell Dev Biol. にアクセプトされました。


2022.10.31. 大学院4年・学振特別研究員の 柴田智華子 先生による「膵癌由来の特異的細胞外小胞による 脂肪萎縮と悪液質の発症機構」に関する論文Clin Transl Med. にて publish されました「癌になるとなぜ痩せるのか」悪液質の機序の一端について細胞外小胞の観点から説明しています


2022.10.27. 大塚が編集に携わらせて頂いた 「Medical Practice」 11月号(39巻11号)の「肝炎・肝硬変」、発売中です(おひとり様 一冊、よろしくお願いします(笑)。編集者の先生方、文光堂の方々、貴重な機会を ありがとうございました)。特任臨床医の 船戸和義 先生にも「肝障害のコンサルトを受けた肝臓専門医は、何を考え どう対応しているか」について執筆いただいています(他にも多くの先生方に御執筆いただき、非専門医の先生にも分かりやすい内容となっております。たぶん。


2022.10.25. 10/27~30に福岡でハイブリッド開催されるjDDW2022において、特任臨床医の 船戸和義 先生が10/27のシンポジウム4「B型肝炎診療の現状と今後の展開」内「カボザンチニブのB型肝癌における優位性の機序検討」を、届出研究員の 宮川 佑 先生が10/29のワークショップ10「消化器疾患とマイクロバイオーム研究の新展開」内「放線菌由来の膜小胞による大腸癌発癌機構」について、それぞれ発表予定です(”細菌由来の膜小胞” ちょっとおもしろいです。ぜひ聴講・ディスカッションお願いします)


2022.10.5. 今年のノーベル化学賞はスクリプス研究所のSharpless先生が共同受賞されました(クリックケミストリー。生命科学研究でも なじみがあります。Sharpless先生は2回目、スクリプスは去年のpiezoチャンネルに続く受賞。刺激になりますね)


2022.9.16. 助教の岸川孝弘先生が、9/15の夜に開かれた「第回 U45 消化器疾患イノベーションカンファレンス  ~サイエンスでつながる次世代の会~」で、「論文のススメ~明日から始める論文執筆のための5つの習慣~」というタイトルで講演されました。大塚も「Special Lecture(女子医大八千代医療センター 新井誠人 教授による「門外漢からの挑戦:肝疾患から消化管疾患研究へ」)」で座長をさせて頂きました(どちらの講演も たぶんここでしか聴けない内容で、U45っぽくて良かったです。Discussion part もいい講演で、文字通り盛り上がりました。視聴者からの質疑参加ができるともっとよかったかも。これからも、その辺にありがちな 形だけのつまらない研究会とは ひと味違った、若手医師を刺激するイノベーティブなアイデアに満ちた研究会として発展するといいですね)


2022.9.3. 大塚、APASL Oncology 2022Workshop 27 ”Molecular Mechanisms of Liver Cancer”で 座長をさせていただきました(会長の 正木 勉 先生、引っ張り出して頂きありがとうございました。香川、いい所。) 


2022.7.27. 先月の New England Journal of Medicine に掲載された大腸癌術後化学療法の適応判断におけるctDNAの有用性」に関する論文に対して大塚が記載した Letter to the editor” が、New Engl J Med. にアクセプト されました解説は解説ページに


2022.6.18. 大学院4年・学振特別研究員の 柴田智華子 先生が 第21回 東京大学 生命科学シンポジウム 優秀ポスター賞を受賞 され、表彰式に参加しました(審査にあたって下さった先生方、ありがとうございました。この企画、初めて参加しましたが、ふだんは聴けない異分野の第一人者の方々の講演・ハイレベルなポスターばかりで面白かったです。ポスター、234題も集まってました。高校生との質疑も気づきに満ちていてとても刺激になりました)


2022.5.24. 6/17(金)11時から QIAGEN特別無料ウェビナー「リキッドバイオプシーの最新研究」と題して、特任臨床医・学振特別研究員の 清宮崇博 先生 による「膵癌の新規環状RNA」に関する特別講演があります(みなさま、ぜひ御登録をお願いします: → 沢山の質問が出て盛り上がりました。清宮先生、いい講演でしたね!


2022.5.23. 大塚、5/25(水) 16時より、第16回ルミネックス ウェブセミナーで「B型肝炎発癌機構に関連するセミナー」をさせて頂きます(3部作の論文内容をまとめて紹介してみました。沢山の方に聴講いただけたようでよかったです。


2022.4.1. 大学院4年・学振特別研究員(DC1)柴田智華子 先生 が CREST細胞外微粒子領域 のYoung Innovator Awardを受賞されました(若手研究者の励みになる制度、ありがたいです。いい領域に参加させて頂き、研究グループや領域関係者の皆様に感謝いたします。 


2022.3.26. 大学院4年の 船戸和義 先生による「Smc5/6蛋白分解が関わるHBV関連肝癌へのPARP阻害剤の有効性」に関する論文が BBRC にアクセプトになりました(關場先生が検証したSmc5/6蛋白分解に伴うHBV関連肝癌の機序に立脚した治療法の有効性に関する検討です。抗ウイルス・肝発癌機構・その機構に基づく肝癌治療、の3部作の完結編。BBRC、相変わらず迅速で教育的でした。主研究と並行しつつでしたが 船戸先生が素早くまとめてくれました)


2022.2.26. 大塚、エピジェネティック療法研究会で「膵癌における HSATII RNAの機能と臨床応用」について講演させて頂きました(世話人の北里大学外科の山下継史先生、引っ張り出していただきありがとうございました。オンラインでしたが、会場も含めて、とてもいい雰囲気の研究会だな、と思いました。歴代演者が錚々たる顔ぶれ。代表の澤登先生、世話人の安藤先生、佐谷先生、貴重な機会をありがとうございました。癌研の斎藤先生の講演も、クロマチン高次構造、とても勉強になりました)  


2022.1.8. 大学院4年の 岩田琢磨・船戸和義・小田原成彬・宮川 佑 の各先生の学位審査のプロセスがほぼ終了しました(まだ少し調整/修正が必要な人もいますが、お陰様で みなさん無事に終わったようです。御指導いただいた 小池 教授藤城教授、審査にあたっていただきました先生方、お忙しい中、どうもありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。毎年のことですが、学位は単なる一つの通過点・・・卒業される先生方には、これから ますます頑張って欲しいです。将来の消化器病学を担うことを期待してます。

2022.1.1. 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年が明けて、2022年になりました。毎年思いますが、振り返ると一年は長いようで短いような、短いようで長いような、いいようもない感があります。昨年もあっという間ではありましたが、その中でも色々なことがありました。世界はまだ不確実性の中にありますし、個々の人生も不確実性に満ちたものです。そんな中、我々としては根っこの部分 「研究をとおして医療の革新と科学への貢献をめざす」ということを driving force として共有し、些細なことに流されずに突き進むという気持ちを一同新たにして 今年も頑張っていきたいと思います。いっぽうで、昨年は人との繋がりの大切さを痛感させられた一年でもありました。新たな一年も、ぜひ当グループの面々を御贔屓に・・・御指導・御鞭撻のほど 心より よろしくお願い申し上げます。





2021.12.18. 大塚、ハイブリッド形式で開催された APASL Oncology 2021 「Molecular Mechanism of HCC」 のセクションHBV-related HCC に関する講演を行いました(久しぶりの学会参加でしたが、司会の金子周一先生をはじめ、山下太郎先生、加藤直也先生 などなど、discussionで 慈愛に満ちたサポート・質問をしていただき、とても勉強になりました。たまに学会でdiscussionするのもいいですね(セッションの時間が めちゃくちゃ延びてたけど 大丈夫なのか・・・・)。会長の森山光彦先生はじめ御関係の先生方、引っ張り出して頂き ありがとうございました。この模様は期間後でもオンデマンド配信されるみたいです(たぶん)。


2021.11.19. 助教 の 岸川孝弘 先生による「WWP1阻害によるPI3K阻害剤の副作用抑制・効果増強に関する論文」 J Clin Invest. に 先日アクセプトされました(PI3K阻害剤の副作用の抑制にWWP1阻害剤が有効性であることを同定した臨床的にも重要な研究です。留学中からの研究ですがリバイズの大半をこちらで行った関係で我々も共著になっています)


2021.10.4. 今年のノーベル医学生理学賞はスクリプス研究所の神経科学者が共同受賞されました(直接は関係ないですが、何となく刺激になります。PIEZOチャンネル。スクリプスはBruce Beutler先生の受賞以来ですね。)


2021.9.23. 大塚も作成に関わらせて頂いた「NAFLD/NASH診療ガイドライン」の英語版が、J Gastroenterol.Hepatol Res. から publish されました(ぜひ御活用・御引用 下さい。消化器病学会と肝臓学会の合同編集なので、ふたつのところからの publish のようです・・・)


2021.9.3. 大学院4年 小田原 成彬 先生が、9/2の夜に開かれ「第回 U45 消化器疾患イノベーションカンファレンス  ~サイエンスでつながる次世代の会~」の「Discussion」のセッションで当院で遺伝子パネル検査を行った進行大腸癌21例の検査結果」というタイトル講演されました。パネリストとして 助教の 石橋 嶺 先生も参加しました(久しぶりのU45。オンライン開催でしたが結構盛り上がりました。Discussionの時間がもっとあってもよかった・・・。若手の皆さんの活躍ぶりも頼もしかったです。今後も、若手研究者の刺激になる、よくありがちな研究会とは ひと味違う、イノベーティブな研究会にできるといいですね)


2021.9.1. 特任臨床医(現在 留学中)だった 關場一磨 先生による「HBV-X蛋白によるSmc5/6蛋白の分解を介した肝発癌機構」に関する論文 J Hepatol. にて publish されました発癌メカニズムの解明から発癌予防法までを提唱しています)


2021.7.14. 大学院4年の 宮川 佑 先生による「hzVSFによるHBVの細胞内エントリー阻害作用」に関する論文が Heliyon という雑誌にpublish されましたhzVSFは韓国の企業が開発した抗ウイルス作用のある抗体薬で、抗HBVに関する作用機序の解析を依頼されたため、宮川先生に簡単にまとめてもらいました)


2021.7.2. 大塚、「肝胆膵」7月号「ガイドライン2020から読み解くNAFLD/NASH」の中で「NAFLD/NASHにおける脳・心血管イベントの絞り込み」について記載をさせて頂きました(貴重な機会、ありがとうございます)


2021.7.2. 来週から 特任臨床医の 關場一磨 先生 は日本学術振興会 海外特別研究員 として Stanford 大学 に留学されます(これまで肝炎研究を背負ってきてくれた關場一磨先生が、とうとう留学されます。人あたりよく優秀先生です。留学先でも大活躍され新しい概念・技術・文化を吸収してきてくれることでしょうこの場で学んだ理念を胸に、世界に羽ばたいていって欲しいです。コロナ禍が まだ完全に癒えていない中ですので気をつけて頑張ってきてください。いっぽうで残される側としては、ラボのメンバーが成長して巣立っていくのは、いつも少し寂しいものです。しかし新陳代謝は確実にグループの活性化につながります第二、第三の關場先生が育ってくるのを楽しみにしています。


2021.6.22. 大塚、「臨牀消化器内科」7月号「NAFLD/NASH診療ガイドラインを読む」の中で「NAFLD/NASHの発癌とスクリーニング体制」について記載をさせて頂きました(貴重な機会、ありがとうございました)


2021.5.29. サイトの仕様変更に伴い、ホームページの体裁が若干変更になりました。


2021.5.26. 大塚、「肝疾患と脂質代謝を考える会」(興和株式会社主催)で、特別講演の座長をさせて頂きました(オーガナイザーの 東京女子医大 徳重克年 先生、講演をいただいた 虎の門病院の 芥田憲夫 先生、どうもありがとうございました。とても勉強になりました。ハイブリッドなので実感きませんでしたが、画面の先には とても多くの視聴者・来場者があったそうで、よかったです。声をかけて頂かないと なかなか出ていかない自分を引っ張り出して頂き、ありがとうございました。またよろしくお願いします)。 

2021.5.15. 大塚、「医学のあゆみ」5月15日号「NAFLD/NASHの診断と治療ーガイドラインの改訂点と問題点」の中で「予後と発癌-スクリーニング体制の問題点」について記載させていただきました(巻頭言は東京女子医大の徳重先生です)。 

2021.4.27. 大学院3年・学振特別研究員の 柴田智華子 先生が「CREST 細胞外微粒子 若手チャレンジ」に採択されました(ぜひ頑張って領域研究に貢献して欲しいです。「若手チャレンジ」・・・若手研究者を鼓舞する いい企画ですね)

2021.4.8. 特任臨床医の 鈴木辰典 先生による「Kras遺伝子変異がもたらす代謝リプログラム」に関する論文Cancer Gene Ther. に publish されました。

2021.4.5. 4/15~17 に東京でハイブリッド開催される第107回日本消化器病学会(持田 智 先生会長)において、特任臨床医の 清宮崇博 先生が ワークショップ「胆膵疾患研究の最前線」内で「膵癌で発現する新規環状RNA」について、届出研究員の 田中恵理 先生が ワークショップ「薬剤性の消化管障害の現状と課題」内で「ヒトiPS細胞由来腸管上皮モデルを使った薬剤性腸管粘膜障害機序」について、それぞれ口演予定です(聴講・discussion、よろしくお願いします。)大塚もシンポジウム「NAFLD:新ガイドラインの評価と診断治療の最前線」内で 基調講演をさせて頂きます(今後 臨床的に大事になってくるであろう NAFLD。埼玉医大の持田先生、愛知医大の米田先生、女子医大の徳重先生、貴重な機会、ありがとうございます)

2021.4.1. 特任臨床医・学振特別研究員の 清宮崇博 先生が「2021年度 沖中記念成人病研究所 研究助成」に採択されました。

2021.3.20. 大塚も作成に参加させて頂いた「NASH/NAFLDの診療ガイド2021」(日本肝臓学会編:文光堂)が、(とうとう?)刊行されました(見やすいカラーで、現時点でのNASH/NAFLDに関するエッセンスが詰まっています。昨年改訂の「診療ガイドライン」と合わせて、ぜひ お一人様一冊、お求めください(笑))

2021.1.1.  新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年が明けて、2021年になりました。昨年は地球全体、大変な一年でした。同時に、色々なことを考えさせられた一年にもなりました。往々にして変化には苦痛が伴います。なので、避けることができる変化なら避けることもあるでしょう。でも今回は、すべての人に、避けることのできない変化が突きつけられました。その中で我々は、失われた過去の日常を嘆き続けて生きるのか、あるいは、変化を受け入れて新しいものを創造していくのか、その選択を迫られたとも思えます。変化には苦痛が伴います。でも変化の先には いつも新しい世界が存在します。今年がどんな年になるか見通すことは難しいですが、それでも我々は信念を失うことなく、これまで同様、一同ゆるやかに結束して、どういう状況になっても「新しい日常」を医学と医療で より良いものにするべく、社会に、世界に、人類に、微力でも貢献し続けていきましょう。もちろん健康には最大限に気をつけて。Innovation, collaboration, and contribution! 今年も、御指導・御鞭撻・御支援・御協力のほど、よろしくお願いします。



2020.12.27. 大学院4年の 田中恵理 先生と 清宮崇博 先生の学位審査のプロセスがほぼ終了しました(お陰様でふたりとも無事に博士になれそうです。御指導いただいた小池教授、審査にあたっていただきました先生方、お忙しい中、どうもありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。でも、学位は単なる通過点・・・田中先生・清宮先生にはこれからも頑張って欲しいです。)

2020.12.1. 大塚、日本薬学会の機関紙ファルマシアのミニ特集「B型肝炎ウイルスの感染機構と治療薬開発の最前線」の中の「新規作用機序によるB型肝炎治療薬の開発」の項を記載させていただきました(貴重な機会をいただき、東京大学薬学部の 楠原洋之 先生 に感謝いたします)

2020.11.5. 大塚も作成に関わらせて頂いた 「NAFLD/NASH診療ガイドライン2020(改訂第2版)」(日本消化器病学会・日本肝臓学会編、作成委員長:東京女子医大 徳重克年 教授)が、(とうとう?ようやく?)刊行されました(ぜひ、お求めください)

2020.10.21. ボストンに留学していた 岸川孝弘 先生 が帰国しました(フレッシュな風を吹き込んでくれるはずです。今後のPIとしての活躍にも期待しています)

2020.10.5. 今年のノーベル医学生理学賞はHCVの発見でした(毎年のことですが、身近な内容・身近な人々が受賞されると、なんだかこちらも刺激になります: そしてノーベル化学賞は 遺伝子編集。こちらも身近で、今年は とても刺激になりました)。 

2020.9.25. 特任臨床医の 關場一磨 先生による「肝癌感受性遺伝子 MICA の分泌阻害」に関する論文が Sci Rep にpublishされました (腫瘍免疫に関わる MICA蛋白の shedding に関わる因子の同定です。2011年の Nat Genet への報告以降に始めた「肝癌ーMICA project」のひとつでしたが、關場先生が「粘り」でまとめてくれました)

2020.9.24. 特任臨床医の 鈴木辰典 先生が記載した「膵癌における代謝リプログラミング」についての総説が MedComm. にアクセプトになりました。

2020.9.22. 大学院4年の 清宮崇博 先生が記載した「癌における環状RNA」についての総説が Front Cell Dev Biol. にアクセプトになりました。

2020.8.26. 明日から、延期されていたヨーロッパ肝臓学会(EASL)がwebで開催されます。特任臨床医の關場一磨先生が「MICAのshedding」 に関するポスター発表をされます(これに関連して 關場一磨 先生は加藤記念財団から国際交流助成の採択を受けました)。また、今週末は、これも延期になっていた 第56回日本肝臓学会総会がハイブリッド形式で開かれ、大学院3年の 船戸和義 先生がシンポジウムで「B型肝炎の増殖とMET経路」について発表します。

2020.8.12. 大学院4年の 清宮崇博 先生による「膵癌で高発現する新規の環状RNAの同定」に関する論文が J Human Genet にアクセプトされました膵癌で異常高発現している新規の環状RNAの全長配列同定と臨床応用(膵癌囲い込み)に向けての内容です。東大・AMEDから プレスリリースもしていただきました)

2020.8.11. 広島で開催予定だった第106回消化器病学会総会で、特任臨床医の 石橋 嶺 先生がシンポジウムで「Precision medicine に向けたcirculating tumor cell の捕捉と解析」、大学院4年の 清宮崇博 先生がシンポジウムで「血中反復配列RNAの高感度検出を基盤とした新規膵癌診断マーカーの開発」について、今週から web にて発表いたします。特任臨床医の 關場一磨 先生はパネルディスカッションで「宿主蛋白Smc5/6の発現回復によるHBV関連肝発癌制御の可能性」について発表予定でしたが、こちらは誌上発表となっています(消化器病学会総会は完全web開催となります)

2020.7.29. 特任臨床医の 關場一磨 先生が記載した「HBxによる肝発癌機構」の総説が Semin Liver Dis にアクセプトされました(どうもありがとうございました。小池和彦教授から貴重な機会を頂きました。)

2020.6.22. 特任臨床医の 鈴木辰典 先生がアメリカ癌学会(AACR) の Virtual Annual Meeting II 内、Late Breaking Poster session で「ヒト膵管上皮細胞へのkRas変異導入による癌化過程での細胞内代謝変化」について、発表いたします(今年のアメリカ癌学会は、virtual meeting です)

2020.6.17. 届出研究員 の 山上まり 先生が、2020年度 至誠会 基礎医学研究助成 渡辺慶子賞 を受賞されました(審査の労をとっていただいた関係者の皆さま、ありがとうございました)

2020.6.5. 大学院3年の 越智正憲 先生による「HBV-RNAによるmicroRNA機能のかく乱」に関する論文が Biochem Biophys Res Commun にアクセプトされました。

2020.5.29. 大塚、雑誌「消化器・肝臓内科」(7巻5号 科学評論社)内の特集「NAFLD/NASHの進歩と新たな展開」の中で、「発癌とそのスクリーニング体制の考え方」という総説を記載させていただきました(貴重な機会を頂きありがとうございました。この領域は、臨床的に 今後とても大切ですね)

2020.5.28. 留学中の 岸川孝弘先生 が 3rd author の「PTENを負に制御するWWP1遺伝子の機能獲得変異」についての論文が、New England Journal of Medicine に掲載されました(おめでとうございます。こちらも嬉しいです。内容については 我々も今後に活かしていきたいです。)

2020.4.24. 今年度から大学院4年の 清宮崇博 先生 大学院2年の 柴田智華子 先生 日本学術振興会 特別研究員(それぞれDC2とDC1として御活躍されています(ご推薦いただいた小池和彦教授、ありがとうございました)

2020.2.22. 大学院4年の 關場一磨 先生が、がんプロフェッショナル養成プラン大学院生研究発表会で、「HBV-X蛋白によるDNA損傷機構の同定と介入法開発」というタイトルで発表しました。

2020.2.14. 大塚、第3回 城東B型肝炎セミナーで「B型肝炎の基礎と創薬研究の現況」というタイトルで特別講演をさせて頂きました(昭和大学の 伊藤敬義先生 にお招きいただきました。座長は墨東病院の淺野徹先生でした。後半の 埼玉医大の持田先生の御講演内容も先日に引き続き大変勉強になりました。聴衆も多くて、懇親会ではいろいろな出会いや再会もあって、楽しい会でした。フリークオーターの学生さんにも来てもらいました。貴重な機会、貴重な御助言、ありがとうございました)。 

2020.2.7. 大学院4年の 關場一磨 先生、鈴木辰典 先生、山上まり 先生、の学位審査のプロセスがほぼ終了しました(お陰様で皆さん無事に博士になれるようです。御指導いただいた小池教授、審査にあたっていただきました先生方、お忙しい中、どうもありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。)

2020.1.30. 大塚、「消化器疾患 Expert Web Seminar」で座長をさせて頂きました(東京医科大学の河合 隆先生による「酸関連疾患の新潮流」と東京女子医大の小木曽智美先生による「放っておけない非アルコール性脂肪肝炎」の二講演、いずれも勉強になりました。視聴者の先生方からの質問も沢山あって、盛り上がってよかったですね。貴重な機会をありがとうございました。Web 講演は聴衆の反応がダイレクトに分からないので少し戸惑いますね・・・)

2020.1.28. 大塚、雑誌「臨牀 消化器内科」(35巻第2号)内で「新規抗B型肝炎ウイルス薬の開発の現状と展望」というタイトルで総説を記載させていただきました(貴重な機会を頂きありがとうございました。巻頭言は 信州大学の田中榮司先生、編集後記は小池教授です)

2020.1.27. 大塚、AMEDとEDRNの合同ワークショップ 7th US-Japan Workshop on Biomarkers for Cancer Early Detection ~ Collaboration Across International Boundaries: It Takes a Village ~  Session 4 Multimodal Early Detection and Liquid Biopsy 内で、「膵癌のスクリーニング法をめざしたHSATII RNAのその後の展開」について発表させていただきました (2日間、質の高い会でした。がんセンターの本田一文先生、癌研の野田先生、他 御関係者の皆様、ありがとうございました。最新の現状と問題点、いろいろと勉強になりました)。

2020.1.1. 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

多くの先生がたのおかげさまで、昨年も無事に終えることができました。

昨年は帰国後10年など 年代的な節目にあたり、グループとしては「黎明期」から「第二期」への移行期と捉えていましたが、おかげさまで 沢山の意欲に満ちた大学院生に加わっていただき、過去最高の体制を形づくることができました。

「人は宝」・・・多彩な方向性や考え方を持つ先生方の存在・・・これはグループの基盤です。これからも一緒に成長していきましょう。

自身としても、各先生に個性と能力を最大限引き延ばしてもらい、みんなに各分野で活躍してもらえるよう、環境づくりに尽力したいと思います。

【革新と貢献】・・・【研究による『医療の革新』と『人類/社会への貢献』】をグループの基幹理念として しっかりと共有し、ゆるやかに結束しつつ、些末なことにはとらわれず、強い信念を持って今年もみんなで成長していきましょう。

今年も、御指導・御鞭撻・御支援・御協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。



2019.12.22. 大学院4年の 關場一磨 先生 の J Vis Exp (JoVE) のビデオが完成したようです。 

2019.11.21. 大学院4年の 關場一磨 先生は、2019年度 日本肝臓学会 冠Award "第4回 Gilead Sciences Award" を受賞されました(本日、神戸で行われているjDDW内で表彰されたはずです。おめでとうございます)

2019.11.20. 大塚、 国立感染症研究所ウイルス第二部の 村松 正道 部長 にお招きいただいて、第61回肝炎ウイルスセミナー「Hbx-DDB1蛋白―蛋白結合阻害剤の探索~その抗ウイルス効果と宿主への影響」と題して、東海大学の幸谷先生と一緒に、御講演させていただきました。(いろいろな意味で大事な意味合いのある講演会でしたが、お陰様で、こちらがいろいろ刺激を受けました。ウイルス第二部は、活気があって、熱意があって、いい雰囲気ですね・・・。皆さんの御活躍を楽しみにしています。何かお手伝いできる機会があるといいですね。あいだをとりもってくれた幸谷先生にも感謝です。どうも ありがとうございました。)

2019.11.13. 大学院4年の 關場一磨 先生が、ボストンで開かれるアメリカ肝臓学会(AASLD The Liver Meeting 2019)で、「Smc蛋白の分解を介したHBxによる発癌機構の解明」について oral で発表されますPresidential Plenary に選ばれています。昨年に引き続き、關場一磨先生は AASLD foundation から Early career investigator awards も受賞しました。ご推薦いただいた小池教授に深謝いたします)。

2019.10.31. 大塚、第67回日本ウイルス学会学術集会(東京)の一般演題「Hepatitis 9」で、鹿児島大学の池田正徳先生と一緒に、座長をさせて頂きました(貴重な機会、ありがとうございました。ウイルス学会はオープンな学会でいいですね。発表の皆さんも、英語もプレゼンも お上手で、ちょっと感銘を受けました。会場も立ち見でしたね・・・)。

2019.10.26. 大塚、 DAA THERAPY EXPERTS MEETING IN TOKYO 2019「ウイルスと宿主の攻防~B型肝炎の治療標的」というタイトルの一般講演をさせて頂きました(昨年に引き続き、貴重な機会を頂いて、小池教授、司会をしていただいた森屋教授に深謝いたします。埼玉医大の 持田 智 教授 の特別講演も勉強になりました。そのあとの懇親会も楽しかったです)。

2019.10.23. 大塚、 第二回首都圏肝臓交流セミナー「B型肝炎の臨床上の問題点とその克服に向けて」というタイトルで特別講演をさせて頂きました(若い先生方がとても熱心で、いい雰囲気の楽しい会でしたね。昭和大の坂木先生、慈恵医大の及川先生、聖マリ医大の渡邊先生、御招待いただき ありがとうございました。)。

2019.9.27. 特任臨床医の 石橋 嶺 先生が、「第四回 U45 消化器疾患イノベーションカンファレンス  ~サイエンスでつながる次世代の会~」の「Discussion」のセッションで、「閉塞性大腸癌に対する消化管ステント留置術の有用性と安全性」というタイトルのもと、臨床的・基礎的見地の両方からの視点で講演してきまし(アツい発表、お疲れさまでした。今回で第四回目になる「U45」ですが、若手の先生方に向けて少しでも有用な会にするべく、試行錯誤しつつ自由な試みに挑戦している会です。実質的なまとめをしてくれている順天堂の内山先生、女子医大の小木曽先生、慈恵医大の及川先生には、貴重な機会を頂き感謝いたします。共催の Gilead にも。まだまだ続くはず(?)ですので、今後も多くの先生にこの会を体感していただければ、と思います。)

2019.9.17. 大学院4年の 關場一磨 先生が記載した「Split luciferase を用いた HBx蛋白とDDB1蛋白の結合阻害スクリーニング法」に関する論文が J Vis Exp. にアクセプト になりました(以前の論文で使っていた方法に関するプロトコルを詳細に紹介したものです。このあとビデオになるらしい・・・)

2019.9.4. 大学院4年の 關場一磨 先生は、フランスのストラスブール大学に4週間の短期留学に出かけました(気をつけて 行ってきて頂きたいものです。御許可いただいた消化器内科 小池和彦教授はじめ、不在で御迷惑をおかけしてしまう諸先生方に、この場を借りて感謝いたします)

2019.8.23. 特任臨床医の 石橋 嶺 先生が大学院生のときから進めていた「大腸癌に対する消化管ステント留置前後の末梢血循環腫瘍細胞(CTC)数の変化」に関する論文が Oncol Lett にアクセプトになりました(詳細は後日)。

2019.8.21. Clin Gastroenterol Hepatol.から依頼があって大塚が記載した Editorial が Clin Gastroenterol Hepatolアクセプトになりました (B型肝炎治療の核酸アナログ中止の目安として HBV-RNA定量 が使えるかもしれないという臨床的な話し)。

2019.8.4. 島田英昭先生 編集による、癌のバイオマーカーに関する本Biomarkers in Cancer Therapy - Liquid Biopsy Comes of Age が発刊されました(多田稔先生から御依頼いただいて、留学中の 岸川孝弘先生が膵癌の項を執筆しました)。

2019.7.1. 大塚、雑誌「肝胆膵」(78巻6号)内で、「HBV RNAの転写を抑制する新規化合物ニタゾキサニドとペボネディスタットの同定」というタイトルで総説を記載させて頂きました(貴重な機会をありがとうございました。巻頭言は溝上雅史先生です)

2019.5.31. 大学院3年の 田中恵理 先生の「大腸癌細胞で高発現する環状RNAの機能」に関する論文が Oncol Rep にアクセプトになりました。

2019.5.30. 大塚、第55回 日本肝臓学会総会 のパネルディスカッション8「臨床応用をめざした肝発癌機構の基礎的検討」の総括をさせて頂きました(貴重な機会を頂きまして 学会長の持田 智 先生、司会の坂本亨宇 先生、加藤直哉 先生、本多政夫 先生、ありがとうございました。いろいろ 失礼いたしました!)。

2019.5.25. 大塚、5/24 の 新学術領域「炎症細胞社会」の班会議(金沢)で研究経過を発表後、麹町で開かれるバイオ計測技術コンソーシアムJMACの第121回定例会の中で、「血中反復配列RNAの検出による膵癌の早期診断法の開発と反復配列RNAが惹起する発癌機構の解明」というタイトルで研究内容の一端を講演させていただきました(東レ株式会社の近藤さんには、貴重な交流の機会を頂き ありがとうございました)。

2019.5.11. 今年度から、大学院4年の 關場 一磨 先生は 日本学術振興会 特別研究員(DC2) として御活躍されています(あと、今年度の 宮川庚子記念研究財団の研究助成も受賞されました。遅くなりましたが、いずれにも御推薦いただきました小池和彦 教授には、この場を借りて深く感謝いたします)。

2019.5.10. 学会シーズンです。金沢で開催の第105回日本消化器病学会にて、特任臨床医の 石橋 嶺 先生がパネルディスカッションで「大腸癌における循環腫瘍細胞の捕捉と臨床応用に向けた解析」を、大学院4年の 關場 一磨 先生がワークショップで「NEDD8 活性化酵素阻害剤 Pevonedistat は強力な新規 B 型肝炎治療薬候補である」という内容を、大塚が The 14th JSGE-AGA Joint Meeting で「An innovative, non-invasive biomarker for the sensitive detection of pancreatic cancer」という内容を、それぞれ発表してきまし(発表の機会をいただき、ありがとうございました。金沢、いい所でした。)。

来週末からは、San Diego で開催されるアメリカDDW (5/18-21) 内で、關場一磨 先生が pevonedistat について oral presentation の予定で、石橋 嶺 先生が「CTC」について、大学院4年の 山上まり 先生、鈴木辰典 先生が、それぞれ 「高齢者肝癌の一因」についてと「Kras変異膵管上皮細胞の代謝性変化」について、大学院3年の 清宮崇博 先生、田中恵理 先生が、「GNAS変異膵管上皮細胞の表現型」と「大腸癌におけるCircular RNAの発現と免疫療法効果との関連」について、それぞれポスター発表する予定です。(今回の発表に関連して 關場 一磨 先生は DDW の Travel Award を受賞されました。日本肝臓学会の海外学会参加費用の一部助成も受賞されました。また、大学院3年の 田中 恵理 先生は 日本消化器病学会の海外渡航助成を受賞されました。選考にあたっていただいた先生方、御推薦いただいた小池教授に この場を借りて深謝いたします。)

2019.3.14. 大塚、3/16に 平成30年度 AMED肝炎等克服実用化研究事業 公開報告会 で 今年度の成果等について、一般の方向けに発表させていただきます(事前申し込みが必要ですが、一般公開ですので、御興味のあるかたは聞きに来てみて下さい。4/26 までの期間限定ですが、次のリンク先に、話した内容がアップされているようです。⇒ 公開期間、延長するらしいです。まだご覧になっていない方は是非こちらから(笑)。)。

2019.3.9. 大学院4年の 石橋 嶺 先生と大塚は、3/10に京都大学で開かれる「第四回 CTC臨床応用研究会」で最近の研究の発表をします(CTC臨床応用研究会についてはこちら

2019.1.1. 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

昨年も無事終えることができ、関係する多くの先生がた・皆さまに対して、感謝の念が堪えません。ことしは自身の帰国後10年となり、時期的にもメンバー的にも「黎明期」から「第二期」とも言うべき時期に進んでいくことになります。昨年は、若い先生が多くなることに不安もあったのですが、そんな不安も一掃されるほどに現メンバーの先生方の頑張り・成長も著しく、さらなる新しい先生方の加入で、今年も過去最高を塗り替える体制をとることができそうです。引き続き、「基礎研究による医療の革新と、人々への貢献」を我々の共通目標として共有し、ゆるやかに結束して、些末なことにはとらわれずに、全員で成長していきたいと思います。毎年のことですが、この一年が楽しみです。

加えて、今年は、従来の 「Innovation & Contribution」 に 「Collaboration」 を積極的に加えていきたいです。

本年も、御指導・ご鞭撻・ご協力のほど、心より お願い申し上げます。

そして・・・いつものように「人は宝。」・・・ことしも新しい先生や学生さんに、当グループの研究と理念を体験・共有してもらえれば、とも願っています。新しい出会いを 楽しみにしています。宜しくお願いします。



2018.12.22. 大学院3年の 關場一磨 先生 の「Neddylationを標的とした新規抗HBV薬」に関する論文Hepatology にアクセプトになりました。

2018.12.20. 大学院4年の 石橋 嶺 先生 の学位審査がほぼ修了しました (臨床ネタ中心に基礎ネタを入れこんだ ちょっと斬新な学位論文。おかげさまで、無事に博士になれそうです。審査の労をおとりいただいた先生方には、いろいろと御配慮いただき、ここに厚く御礼申し上げます)。 

2018.12.15. 大学院3年の 關場一磨 先生が 第四回G-PLUSでの発表で「優秀賞」(4位)を受賞されました(選考にあたっていただいた先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。いつものように、「受賞することが目的ではない」ので、さらに頑張って欲しいものです。G-PLUSは、今年も「熱く、激しい」会でした。貴重な機会をありがとうございました。)

2018.11.15. 大学院2年の 清宮崇博 先生が書いた 「膵発癌における炎症と脱分化」についての Review articleWorld J Clin Cases にアクセプトになりました。

2018.11.12. 大学院3年の 關場一磨 先生がサンフランシスコで開かれるアメリカ肝臓学会(AASLD The Liver Meeting 2018)で、「新規抗HBV薬としてのニタゾキサニドの同定と効果」の話しを oral で発表されます(これに関連して、關場一磨 先生はAASLD foundation から Early career investigator awards を受賞しました。日本肝臓学会の海外学会参加費用の一部助成も受賞されました。ご推薦いただいた小池教授、選考に関わった先生方に、この場を借りて感謝申し上げます) 

2018.10.25. 大塚、第66回日本ウイルス学会 10/28の Workshop「Replication of viral genome 4」で座長をさせて頂きます(御興味のある方は是非いらしてください)。 

2018.10.25. 大学院3年の 山上まり 先生の「Senescenceになった細胞の IFN-stimulated genes の産生機構」に関する論文npj Aging Mech Dis. にアクセプトになりました。

2018.10.17. 大学院3年の 關場一磨 先生の「HBV-RNAの転写を抑える化合物の探索」に関する論文CMGH にアクセプトになりましたcmgh の editorial でも取り上げて頂きました)

2018.10.1. 今年のノーベル賞(医学・生理学賞) は免疫療法の本庶先生でした(直接の関係があるわけではないけれど、分野的に身近で、とても感慨深いです。みんなが少しでも近づけるように 頑張らなきゃ、という気持ちにさせられました。励みになりますね。)

2018.9.10. 大学院3年の 關場一磨 先生が 2018年度のGSK ジャパン研究助成を受賞されました(御選考頂いた先生方、GSKの方々、御推薦いただいた小池教授、その他関係の先生がたのサポートに この場を借りて感謝申し上げます。)

2018.9.9. 大学院3年の 關場一磨 先生が FALK Symposium で「Poster Award」を受賞されました(御選考頂いたオーガナイザーの先生方、FALK財団、EAファーマ、そして御指導いただいた小池和彦教授に、この場を借りて深謝いたします。このような栄誉ある賞を頂き、これから、賞に見合う形での貢献をしなければと、と身が引き締まります)

2018.9.5. 大学院3年の 關場一磨 先生が9/7-8に京都で開かれる FALK symposium「HBV cure をめざしたHBV-X蛋白と宿主DDB1蛋白の結合阻害化合物」についてポスター発表してきます(ご興味のある方は是非。ポスター149番です。)

2018.8.30. 大塚、先端医療シリーズ49「消化器疾患の最新医療」(先端医療技術研究所)という本のなかで、「Non-coding RNA と消化器がん」の章を執筆させていただきました。

2018.8.2. 依頼があって 大学院2年の 清宮崇博 先生に記載してもらった、膵癌の circular RNA と exosome に関する論文に対するEditorial が Transl Can Res にアクセプトされました。

2018.8.1. 岸川孝弘先生の反復配列RNAトランスジェニックマウスの論文が Mol Can Res 今月号の Highlights に図付きで取り上げられています

2018.7.28. 大学院4年の石橋 嶺 先生大塚が、富山大学で開かれた CTC臨床応用研究会オーガーナイザー:富山大学 藤井 努 先生、富山県産業技術開発研究センター 大永 崇 先生)に参加してきました(今回は発表はありませんでしたが、CTC解析の現状等について discussion に参加してきました)大永先生がまとめてくれている CTC臨床応用研究会 の Facebook はこちら

2018.6.11. 大学院3年の 關場一磨 先生が、大阪で開かれる 第54回日本肝臓学会総会ワークショップ5で、「B型肝炎の新規治療薬の探索」について紹介させていただきます(ご興味のある方は是非いらして下さい)。

2018.5.23. 依頼があって大塚が書かせていただいた、「肝がん悪性度と抗癌剤耐性をmicroRNA-7が制御する」という今年のHepatologyの論文に対するEditorialが Non-coding RNA Investigation にアクセプトになりました。

2018.5.11. 大学院3年の 關場一磨 先生 が 横浜で開かれる APASL Single Topic Conference (会長:椎名秀一朗 順天堂大学教授) において「新しい抗HBV化合物」について口演発表いたします。大塚も 5.12.に口演発表の司会をさせて頂きます。ご興味ある方はぜひ。

2018.4.26. 依頼があって、大学院3年の 關場一磨 先生に書いていただいた「HBV RNA」に関する review article が World J Gastroetenrol. にアクセプトになりました。

2018.4.25. 現在留学中の 岸川孝弘 先生が研究していた「反復配列RNA発現トランスジェニックマウスの解析」に関する論文Mol Can Res. にアクセプトになりました。

2018.4.19. 大塚、第104回消化器病学会総会(会長:小池和彦 教授)の中の国際フォーラム The 7th International Forum of The Japanese Society of Gastroenterology (12th ALPD and cirrhosis 会長:塚本秀和先生 との共催) の「Emerging mechanisms for ASH and NASH」セッションと、21日のワークショップ10「肝がんの分子機構の解明に基づく新規治療法の開発」で司会をします (ご興味のある方は ぜひ参加して盛り上げて下さい)

2018.3.26. 大学院2年の 關場一磨 先生の「HBV-RNAに結合する宿主蛋白DHX9の同定と ウイルス由来 環状RNAの形成」に関する論文 Oncotarget にアクセプトになりました。

2018.3.2. 大塚、「第一回 U45 消化器疾患イノベーションカンファレンス  ~サイエンスでつながる次世代の会~」で招待講演をさせて頂きました(女子医大の小木曽先生、順天堂の内山先生、東京医療センターの森先生、慈恵医大の及川先生ら、オーガナイザーの先生方、どうもありがとうございました。なによりも、未来を担う先生方が たくさん集まってくれて一生懸命 聴いてくれたのは とても嬉しかったです。ステキな会ですね。将来、この会から大きなイノベーションが生まれることを期待しています。丁度フリークオーターで研究室に来ている学生さんと、かつてフリークオーターで研究室に来てくれて 現在 消化器内科医として活躍中の先生が参加してくれたのも嬉しかったです。)

2018.2.1. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生 は、日本学術振興会 海外特別研究員として、本日からボストンにある Beth Israel Medical Center に留学されます(これまで実務面で多大な貢献をしてくれてきた岸川孝弘先生がついに留学されることになりました。優秀かつ人間的にも素晴らしい先生です。留学先でも御活躍され、将来 新しい概念・技術・文化を我々にもたらしてくれるものと確信しています。いままでどおり「医療の革新」と「人類への貢献」をめざして頑張って来てください。いっぽう、人の入れ替わりは、寂しく、かつ、一時的には大変ですが、それがあるからこそ グループは活性化します。しかも現メンバーは過去最高の activity を達成できるポテンシャルをもっています。岸川ロスにならずに我々も頑張りましょう。)

2018.1.4. 大塚、「臨床免疫・アレルギー科」(科学評論社)という雑誌の「炎症・免疫疾患とmicroRNA」という特集のなかで、「microRNAの機能異常に着目した炎症性発癌の病態解明」について記載させていただきました。

2018.1.1. 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

関係するすべての皆様のおかげさまで、昨年は、各所でこれまでの結果を拡める機会を頂きながら、研究成果の社会実装に向けて企業との共同研究を始めることができました。なによりも、忙しい中、意欲に満ちた有望な人材が新年度に先駆けて参加してくれたのは最大のよろこびです。今年は グループの実務を背負ってきてくれた岸川先生の留学が予定されており戦力減が危惧されたところでしたが、現メンバーの頑張りと新たな人材の加入で、おかげさまで過去最高の体制をとることができそうです。引き続き『革新と貢献』(「基礎研究による医療の革新」と「自然科学解明による人類への貢献」)という二つの大きな目標をしっかりと共有して、些末なことにとらわれることなく、ゆるやかな結束のもと、みんなで邁進していきたいと思います。

ひとは宝。今年も、新しい先生や学生さんに、当グループでの研究と理念を共有していただければと願っています。本年も よろしくお願いします。



2017.11.6. 依頼があって大塚が書かせていただいた「Fusobacterium が microRNA21の発現増強を介して大腸がんの成長を促進する」という今年のGastroenterologyの論文に対するEditorialが Transl Cancer Res にアクセプトになりました。

2017.10.11. 現在 JR東京総合病院医長で登録研究員でもある 吉川剛史 先生 が、福岡で開かれる第25回消化器関連学会週間(jDDW)のシンポジウム「慢性炎症と消化器発癌」のセッションで「microRNA機能不全と発癌」について発表します。また、特任臨床医の 岸川孝弘 先生 がデジタルポスターで「トランスジェニックマウスを使った反復配列RNA発現による膵病態の解析」について発表いたします(どちらも10月12日です)

2017.10.5. 大学院3年の 石橋 嶺 先生が、10/8 の CTC臨床応用研究会(第35回日本ヒト細胞学会 内)で「大腸内視鏡ステント留置術前後のCTCの検出と動態」について口頭発表いたします(御興味のある方はぜひ。種子島ですが・・・)

2017.9.11. 大塚、韓国のテグ市で開かれた THEN (Tumor Heterogeneity and Network) の年次シンポジウムにお呼びいただき、「non-coding RNA と消化器癌」についてお話しさせていただきました(テグ、アットホームで いいところでした。どうもありがとうございました。)

2017.9.1. 大塚、広島で開かれた 第9回RNAi研究会・第4回細胞外小胞学会 のシンポジウムにお呼びいただき、「リピートRNAの異常発現をめぐる膵がんの基礎と臨床」についてお話しさせていただきました(お声かけいただき、広島大学の 田原栄俊 会長 ならびに 国立がんセンターの 落谷孝広 会長、小坂展慶 先生、に深く御礼申し上げます。多くの若手研究者の熱気あふれる とても素晴らしい研究会でした。運営も企業展示もアイデアがあふれていて、とても勉強になりました)

2017.6.22. 大塚、雑誌「内科」の特集「適正な輸液とは何か?」(編集:和田健彦 先生)の中で、「肝疾患における輸液処方の組み立て方」について書かせていただきました。あと、雑誌 Tarzan の特集「やさしく学ぶ、カラダに怖い3つの話」の中の「炎症」のパートの監修もしています。 

2017.5.26. 大塚、東海大学での東海医学会例会にお呼びいただき「Satellite RNA に関する基礎と臨床」について講演をさせて頂きました(オーガナイザーの幸谷教授、司会を務めて頂いた峯教授、ありがとうございました。懇親会も和気あいあい、とても楽しかったです。諸先生方もラボメンバーも、みなさん雰囲気いいですね。とても刺激になりました。)

2017.5.20. 大塚、5/20 にソウルで開かれた 第37回 韓国腎臓学会 にお呼びいただき、Basic Science Session の中で「Regulatory RNA」について Keynote lecture をさせていただきました。

2017.5.11. 大塚が 5/6 にシカゴで開かれたDDW(Digestive Disease Week)で 「RASAL1の発現低下による肝線維化メカニズム」について ポスター発表してきました。

2017.4.25. 高田朱弥 先生が以前に研究していた「Hepatic stellate cell における RASAL1の発現低下による肝線維化メカニズム」についての論文 Oncotarget  にアクセプトになりました。

2017.4.13. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が 4/14 に第54回日本臨床分子医学会で「TRAP法を用いた血清中のHSATII RNA検出による膵癌スクリーニング法の開発」についてポスター発表します。ご興味のある方はぜひ。

2017.4.1. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が、4/1-5 にワシントンで開かれるアメリカ癌学会(AACR)で「血清中のHSATII RNAの高感度検出法開発による膵癌早期スクリーニング」についてポスター発表してきます。

2017.3.31. 特任臨床医の 吉川剛史 先生は、明日4月1日からJR東京総合病院に異動となります(いろいろ苦労もありましたが、吉川先生の粘りと努力は立派なものでした。最後に論文にまとめて完結したところはさすがです。長いあいだ苦楽を共にした仲間が異動するのは いつも寂しいものですが、ここでの研究経験をもとに”ひと味違った臨床医”として新天地でも活躍されるものと期待しています。後進の育成にも力を注いでくれることでしょう。ぜひ今後も頑張って頂きたいです)。

2017.3.17. 大学院1年の 關場一磨 先生の「MICA遺伝子の発現増強」に関する論文Biochem Biophys Res Commun にアクセプトされました。

2017.3.17. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が アリゾナ州フェニックスで開かれた EDRN (Early detection Research Network)とAMED のジョイントワークショップ「4th Annual US-Japan Workshop on Cancer Biomarkers」でにおいて、3月6日に「TRAP法を用いた膵がん患者のHSATII RNAの検出成果」について口頭発表してきました(そのあと引き続き 3月7日-9日に EDRN 31st Steering Committee meeting にも参加して、日米の研究者との交流を深め 情報をupdateしてきました)。

2017.1.1. 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

関わりのあったすべての皆様のおかげさまで、昨年はいくつかの大切な研究結果を世界に発信することができ、対外的にも 少し評価を頂けた年でした。

今年も引き続き、「基礎研究による医療の革新」と「自然科学解明による人類への貢献」という二つの大きな目標を グループのみんなでしっかりと共有して、些末なことにはとらわれずに、邁進していきたいと思います。さいわい、優秀な人材に恵まれて、ますます exciting になる予感で ワクワクしています。

引き続き、「新陳代謝」と「多様性」は、最重要課題です。上記の 「『革新』と『貢献』 (Innovationとcontribution)」 という二大目標さえ共有していただければ、我々のグループでは、何をやっても、どんな関わりでも、歓迎します。実際、臨床やその他で みなさん忙しいですが、進んで協力し 助けあうスピリットを大切にして、我々みんなで一体となって上記目標に向かって進んでいきたいと思います。

今年も、せっかくの機会なので、たくさんの新しい先生や学生さんに、当グループでの研究と理念と人と人との結びつきを体験してもらえればと願っています。

本年も よろしくお願いします。



2016.12.17. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が、第二回G-PLUS での発表で「最優秀賞」(一位)を受賞されました(選考頂きました先生方には この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。受賞はうれしいことですが それが目的ではないので、岸川先生には、これで慢心することなく、研究を通してますます社会に貢献していただきたいと思います。自分としても、これからも受賞に値する研究をグループ内から発表できるよう頑張りたいと、励みになりました。)

2016.12.15. 大塚が第41回日本肝臓学会東部会(会長:橋本悦子 女子医大教授)の一般演題で座長をさせて頂きました(少しは盛り上がったかな・・・)

2016.11.25. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が、日本膵臓病研究財団の膵臓病研究奨励賞を受賞されました(推薦していただいた小池和彦教授、選考にあたっていただいた先生方に この場をお借りして感謝いたします。ありがとうございました。)

2016.11.11. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が、技術情報協会主催のセミナーで「膵がんの早期診断を可能にする血中反復配列RNAの高感度測定技術」について講演をしました。

2016.11.11. 宮坂昌行先生・高津聖志先生 編集による、「慢性炎症」領域の「CREST」と「さきがけ」の研究者で執筆した本Chronic Inflammation が発刊されました大塚も 一章 執筆させていただきました)

2016.11.1. 特任臨床医の 吉川剛史 先生が進めていた「慢性炎症に続発する腫瘍形成のメカニズムの解明と予防法開発」に関する論文Gastroenterology にアクセプトになりました。

2016.10.14. 大塚が、パシフィコ横浜で開かれた BioJAPAN2016 の AMEDブース内で「膵臓癌の早期発見のための血清中の反復配列RNAの高感度検出法の開発」に関するセミナーを行いました。

2016.9.26. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が進めていた「反復配列RNAによる膵発癌機構の解明」に関する論文Nat Commun. にて publish されました (この研究内容は、9/26 に 東大病院からプレスリリースをしていただきました。メディカルトリビューン、日経産業新聞、など、でも取り上げて頂いています)

2016.8.3. 東京大学の「高校生のための東京大学オープンキャンパス」の日にあわせて、久留米大学附設高等学校の学生さん7名が研究室を訪ねてきてくれました。久留米大学附設高等学校は岸川先生の母校、今年の春には国際科学技術財団のサポートで「やさしい科学セミナー」をさせていただいたところです。あの時いた生徒さんも来てくれました。みんな熱心で、優秀です。将来 みんな御一緒できるといいですね。

2016.6.3. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が研究していた「血中RNAを用いた膵癌早期診断スクリーニング法の確立」に関する論文JCI Insight にて publish されました (なお、本研究内容は、6/3に 東大病院からプレスリリースをしていただきました。メディカルトリビューン日経バイオテクon-line朝日新聞時事通信読売新聞、など、でも取り上げて頂いています。JCIの広報誌 JCI this month の Editor's picks にも取り上げていただきました)。この方法、実用化を目指します。

2016.5.23. 大塚がSan Diegoで開かれたDDW2016で、「肝癌におけるmiR122-CAT1-アルギニン経路への介入の重要性」 についてポスター発表してきました。

2016.4.14. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が、4/16-20にアメリカのNew Orleansで開かれるアメリカ癌学会(AACR)で「反復配列RNAの発現による癌化機構」についてポスター発表してきます。

2016.4.14. 依頼があって大塚が書かせていただいた「microRNAと肝臓」についてのレビュー論文が J Hum Genet.にアクセプトになりました。

2016.3.31. 大学院生の 大野元子 先生は、今年ぶじに学位を取得されたところですが、御家庭の事情により本日で退職されることになりました(たいへん残念ですが、これからも登録研究員として研究室に顔を出してくれるとのことですので、引き続き よろしくお願いします。優秀な先生ですので もったいないのですが、大学院生活での経験を活かして 新天地でも御活躍されることと信じています。頑張って欲しいと思います)。

2016.3.12. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が、研究助成を頂いてい国際科学技術財団のサポートのもと、母校の久留米大学附設中学・高等学校で「やさしい科学セミナー」を行いました。前半が講演で後半は実習でした。この数日、準備で たいへんそうでしたが、その甲斐あってか、大成功だったと思います内容は国際科学技術財団の小倉さんが動画をアップロードしてくれますので、御興味のあるかたはぜひ見てみて下さい。本セミナーにあたり、国際科学技術財団の方々、久留米附設の先生方、研究グループのメンバーのみなさんに、たいへん御世話になりました。なによりも久留米附設の生徒さんは熱心で素晴らしい。今日のセミナーをきっかけに、参加された生徒さんたちの中から、将来 一緒に研究を進めてくれる人が出てきてくれるとうれしいです。どの教科の勉強も大切。)

2016.3.4. 高田朱弥 先生がずっと前に検討を始めて、まとめるまでに今までかかってしまった「HBV mRNAによるmicoRNA decoy作用」の論文Scientific Reports にアクセプトされました。

2016.2.25. 大学院4年の大野元子 先生の学位審査関連のプロセスが ほぼ修了しました (無事 博士になれそうです。審査の労をおとりいただいた先生方には いろいろと御迷惑をおかけいたしました。 厚く御礼申し上げます)。

2016.2.12. 大塚、2/20(土)に 第25回APASL 年次総会 (第 25 回アジア太平洋肝臓病学会議 年次総会:横須賀収教授 会長) のポストグラデュエートコースで「microRNAと肝臓」の現況についてレビューさせていただきます。御興味あるかたはぜひ。 

2016.1.1. 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

早いものであっという間に一年が過ぎてしまいました。あっという間ではありましたが、グループのメンバーの頑張りのおかげで、昨年も地道に進むことができました。地道ではありますが、おかげさまで日々 新鮮な発見と感動に触れさせていただける環境にいることができて感謝に耐えません。

本年も引き続き、science を楽しみながらどんどん新しいことにチャレンジして、対象や方法は異なっても最終的には病気の予防や改善法を創造するんだという意識をグループのみんなで共有して、exciting な一年にしていきたいと思います。

いっぽう、次の世代を担う先生方や学生さんにも、もっともっと こういう分野も経験して欲しいと思います。「教育」と言うと おこがましいですが、「新陳代謝」と「多様性」は、お互いに いい刺激をもたらします。上記の目標に進みさえすれば どういう形での関わりでも構わないので、少しでも興味があったら お気軽に御連絡ください。適宜アレンジします。将来 臨床だけをするにしても、少しでもこういう経験をしておくと、他の人とは違った見方ができるようになって、メリットも大きいと思います。大歓迎いたします。



2015.12.14. 大塚が別冊BIO Clinica 「肝・胆・膵の慢性炎症」(編集主幹:小池和彦 教授)の中の「肝臓の慢性炎症とmicroRNA」の項で総説を書かせていただきました。岸川孝弘 先生「血中遊離核酸からみた膵癌の早期診断マーカーの探索」という項を担当しています。

2015.10.7. 大塚が日本癌学会総会で「肝癌におけるmiR122-CAT1-アルギニン経路への介入の重要性」について発表させて頂きました。

2015.8.19. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生がfirst authorの「MICAの分泌を制御する化合物のスクリーニング法の開発」に関する論文Biochem Biophys Res Commun. にアクセプトされました。

2015.7.8. 特任臨床医の 吉川剛史 先生が進めていた「microRNA機能増強剤の探索とそのメカニズム解析」に関する論文が、Nucleic Acids Res にアクセプトされました。

2015.6.16. 依頼があって、特任臨床医の 岸川孝弘 先生に書いていただいた「血中RNAを用いた膵癌早期診断」に関する review article が World J Gastroenterol. にアクセプトされました(現状について、よくまとまっていると思います)

2015.5.28. 現在進めている「microRNAと肝炎ウイルスの研究」に対して、大学院4年生の 大野元子 先生が宮川庚子研究記念財団の平成27年度研究助成を受賞されました(御推薦いただいた小池教授に、この場を借りて感謝いたします。いつもありがとうございます)。

2015.5.27. 大塚が、第15回日本抗加齢学会総会において、新潟大学の南野教授と熊本大学の尾池教授が座長をされるシンポジウム「炎症を標的とした疾患発症メカニズムの解明」の中で発表させていただきます(南野先生、貴重な機会を、ありがとうございました。錚々たる演者の中、なんかすみません。でも、この学会、すごくいい学会でした)。

2015.5.4. 依頼があって、大学院4年生の 大野元子 先生に書いていただいた「HBV cccDNAの治療上の問題点と今後の展開」についての review article が World J Gasroenterol. にアクセプトされました。 

2015.4.22. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生は、現在進めている「反復配列RNAの発現がもたらす膵の発癌および転移における機能的な検討」に対して、国際科学技術財団の研究助成を受賞いたしました(このような大変栄誉ある財団の助成を頂き、一條選考委員長をはじめとする選考委員の先生方、および推薦していただいた小池教授に感謝いたします。この財団は「社会への貢献」もたいへん重視しているそうで、岸川先生は今後少なくとも一年のあいだ ブログで研究などの状況を発信することになるとのことですので、こちらのHPともども 時々見てあげてください。よろしくお願いします)

2015.4.10. 学会シーズンです。特任臨床医の 岸川孝弘 先生と、大学院生の 大野元子 先生が、4/18~22にアメリカのフィラデルフィアで開かれるアメリカ癌学会(AACR)で、「膵癌の多段階発癌過程におけるmiRNA発現変化」と、「MICAのshedding抑制によるHBV感染細胞の排除」について、それぞれポスター発表します(この学会参加に関連して、大野元子 先生は公益信託 医用薬物研究奨励富岳基金 から渡航費用助成をいただきました。関係諸先生方(杉本恒明先生・伊地知秀明先生)に感謝いたします)。

帰国後すぐですが、4/23~25に仙台で開かれる第101回日本消化器病学会で、岸川孝弘 先生がシンポジウム12「ストレスと消化器疾患」で「酸化ストレスを促進し膵臓の癌化に作用する非コードRNAの発現」について、大塚がパネルディスカッション15「癌幹細胞を標的とした消化器がん治療の最前線」で「肝癌におけるmiR122-CAT1-Arg系を標的とした癌幹細胞をおさえる方法」、および、ワークショップ12「消化器疾患における自然免疫と制御」で「MICA制御による肝発癌抑止策」について、お話しをさせていただきます。「MICA制御による肝発癌抑止」については、4/24午後の第3回JSGE International Topic Conference でも 大野元子 先生がポスター発表します。(なんだか異様に目まぐるしくて頭が混乱していますが、みなさま、よろしくお願いします。)

2015.4.8. 大学院4年の 大野元子 先生が、4/10に京都で開かれる第52回日本臨床分子医学会で、ポスター発表します(「アピゲニンによるNASH予防効果」のお話し。ご興味のある方はぜひ お声をかけてあげてください。)

2015.1.29. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が first author の、「microRNA122の低下した肝癌では、輸送タンパクCAT-1の発現増加に伴う細胞内へのArginine uptakeを介して、癌幹細胞様の形質を獲得し抗癌剤耐性になる」という趣旨の論文が、Oncotarget にアクセプト されました(miR122とメタボロームとアミノ酸と肝癌の関連から新たな治療法の提案をしている研究です。フリークオーターで研究室に来てくれた学生さんの野山くんも頑張ってくれて、authorにも加わってもらいました)。

2015.1.1. 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

このホームページをはじめて3年半、毎年 年初にはその年の抱負を記載しているので、旧年の抱負と現実の差異を客観的に眺めることができます。

そういう目で見ると、昨年は、残念ながら当初考えていたことの半分くらいしか達成できませんでした。消化器内科幹事としての業務もあったとは言え、これはひとえに自分のcapacityの無さに起因します。

今年は、あらためて、グループのみんなと一緒に、明日の医学と医療に役立つ研究に、純粋に没頭しよう、と思っています。

臨床教室での基礎研究ということもあって、「practical science」 と 「purely basic science」 とのバランスに悩むこともありますが、「二兎を追って」みんなで全力で邁進したいと思います。実際に今のメンバーなら「二兎とも追え」ます。一年ずれましたが、今年は実り多い年になるでしょう。

Science を enjoy する。 ”Exciting Science" をまず我々が実践し、それを 多くの人にも共有してもらう、ことが今年の大きな目標です。

自由な発想のためには新陳代謝と多様性が大切です。引き続き、大学院生、学生さん・・・「どんなことをしているんだろう」「どんなことができるんだろう」と思っていただける方、お待ちしております。



2014.11.22. 「ポリフェノールによるmicroRNA機能変化と それによるNASH改善効果」の研究に対して、大野元子 先生が 日本消化吸収学会 学会賞 を受賞 されました(このような栄誉ある賞を頂き、選考にあたられた先生方をはじめ関係各位に深く感謝いたします。まったく想定していなかったので望外の喜びでした。これからの時代、予防医学を科学的に実証していくことも大切だと思います。今回の賞を励みにして、引き続き頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。日本消化吸収学会はこちら。)

2014.11.20. 依頼があって学生さんに書いてもらった「肝癌とnon-coding RNA」についての review article が World J Hepatol. にアクセプトされました。

2014.10.31. 大塚、「第12回 KAMOGAWA Cardiovascular Conference (オーガナイザー:京都大学 循環器内科 尾野 亘 先生)」で「ノンコーディングRNAと消化器疾患」について講演させていただきました(尾野先生はじめ世話人の先生方には大変お世話になりました。質問もたくさんあって、たいへん刺激を受けました。懇親会も楽しかったです。ありがとうございました。)。 

2014.10.17. 10/23~26に神戸で開かれる第22回消化器関連学会週間において、高田朱弥 先生International session の Symposium 2 で 「肝線維化とRASAL1」についてと、シンポジウムで「microRNA機能攪乱の観点から見たB型肝炎肝発癌機構」について、吉川剛史 先生が International session の Symposium 5 で 「microRNA機能への介入による大腸癌の予防法開発」 について、大野元子 先生がシンポジウムで「アピジェニンによるmicroRNA機能増強作用を介したNASH改善効果」について、それぞれ発表いたします(みんな頑張ってくれています。御興味のある方は ぜひ 声をかけてあげてください)

2014.10.10. 大塚、「The Liver Cancer Journal」の「Topics of HCC」の項で「肝細胞癌とmicroRNA」というタイトルで総説を書かせていただきました。

2014.9.25. 大塚、パシフィコ横浜で開かれる第73回日本癌学会学術総会の「がんゲノム変化と発がんメカニズム」ポスターセッションで司会をやらせていただきます。

2014.7.28. 「実験医学」(羊土社)の8月号に 先のTOBIRA理事長賞受賞に関連して 岸川孝弘先生の記事が載っています(「掲載広告・資料請求」の「東京バイオマーカー・イノベーション技術研究組合」の項。顔写真付き)。

2014.7.11. 一連の”ポリフェノールとmiRNA研究”に関連して大学院3年の 大野元子 先生が三島海運学術研究助成に採択されました(小池教授はじめ、骨をおっていただいた関係諸先生方に感謝いたします。カルピス飲みましょう。 (三島海運=カルピス創始者です))。

2014.6.30. 大学院3年の 大野元子 先生と大塚がco-firstの、「初代ヒト肝細胞へのHBV感染による遺伝子発現変化と Bio-nano-capsules によるmicroRNAの選択的導入によるMICA遺伝子発現制御に基づく発癌予防法の開発」に関する論文が Oncotarget にアクセプト されました(BNCを用いたヒト肝細胞へのmicroRNA導入の試みと これまで培ってきたMICAに関する知見を融合させた結果です。HBVからの肝発癌予防法の確立を視野に入れてます)。

2014.6.11. 大塚が、「臨床消化器内科 増刊号 C型肝炎のすべて」(小池和彦先生 編集)の中の「HCV研究の最先端 HCVとmiRNA」の項で、総説を書いています。

2014.6.10. 大塚が、Medical Science Digest 6月臨時増刊 RNA疾患-最新の病態解析から治療法展望まで-」(河原行郎・塩見美喜子先生 編集)の中の「肝疾患とマイクロRNA」の項で、総説を書いています(表紙の写真も)。

2014.6.5. 大学院3年の 大野元子 先生が、昨年のJDDWのパネルディスカッションで発表した内容について、雑誌「消化と吸収」に解説記事を書いています。

2014.5.14. 今年3月まで医学部M4だった学生さんが、現在 大学院3年の大野元子先生と一緒に実験を進めてくれた「フラボノイドの一種アピゲニンによるmicroRNA122の成熟抑制作用を介したHCVの複製抑制効果」についての論文Virology にアクセプト されました(この内容は5/29の日本肝臓学会総会のワークショップで大塚が発表しました)

2014.4.23. 特任臨床医の 吉川剛史 先生が日本消化器病学会総会のシンポジウムで「大腸がん発生における Dicer の obligate insufficiency 性」について発表してきました(これ自体も興味深いのではありますが、この報告は今後の伏線の予定)。 

2014.4.11. 特任臨床医の 岸川先生、吉川先生、大学院生の大野先生が、それぞれ「膵がんにおける反復配列RAN発現の検出」「Dicerノックアウトマウスでの腸管炎症性発がん」「miRNAによるMICA発現調節」についてSan Diegoで開かれたアメリカ癌学会(AACR)でポスター発表してきました(質疑も盛り上がって、勉強になりました)この発表に関連して、岸川孝弘 先生が 加藤記念バイオサイエンス振興財団 国際交流助成 を受賞しました。

2014.3.30. 大塚が「Liver Forum in Kyoto」で「MICAの発現制御」について発表させていただきました(小池教授はじめ御関係の先生方に感謝申し上げます。肝臓病学に従事する先生方が一同に会した懇親会では、阪大の先生に御教示を頂けたり、久しぶりにお会いできた先生方も多くいて、とても良い機会でした)

2014.2.21. 大塚が「JSTさきがけ国際シンポジウム:哺乳類における小分子RNA」で「miR122と肝癌」について発表させていただきました(オーガナイザーの東海大学 造血腫瘍分野、幸谷愛 先生、ほんとに ありがとうございました)

2014.2.3. 特任臨床医の 岸川孝弘 先生が 東京バイオマーカー・イノベーション技術研究組合(TOBIRA)のフォーラムで、現在研究中の「膵癌と前がん病変の新規血清マーカーの高感度検出法の開発」について発表してきました(PCRが使えない核酸バイオマーカーのため、検出法を少しだけ工夫しました)なお、この発表で岸川孝弘 先生は TOBIRA 理事長賞 を受賞しました(田中啓二先生はじめ審査にあたって下さった先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。感度特異度の向上・多数検体処理を含めた実用化のための技術やアイデア等ございましたら よろしくお願い致します)

2014.1.1. 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

昨年は、メンバーそれぞれが手掛けているプロジェクトから得られた副産物的な結果をコツコツと論文としてまとめた一年でした。

今年は、いよいよ各プロジェクトのメインの結果を世の中に送り出す年にしたいと思います。グループみんなの活躍が楽しみです。

 いっぽう、毎年のことですが、いいことばかりではなく いろいろな困難も起きるのが現実です。今年も引き続き「高い理想(例えば、得られる結果でどれだけの人を救うことにつながるか、という建設的な想像)」をしっかりと心に描いて、「多少の困難には打ち勝つ強い心」と「助け合いの精神」で、グループ全員で力強く前進していきましょう。

並行して 今年は「イノベーション」を 今まで以上にキーワードとしたいと思います。既存の視点だけだと breakthrough は得られません。情報や経験に立脚したうえでの新しい発想を常に心がけて、新たな道を切り拓き独創的な知見を得ることを目標にしていきます。そのうえで、得られる結果や技術や知識を 他の人たちの研究推進にも役立てられないか、研究室全体の底上げと社会に貢献できるように、みんなで頑張っていきたいと思います。

 昨年は優秀な医学部の学生さんが来てくれて、グループとしても いい刺激を受けました。引き続き、「未来の physician scientist」 の育成にもチカラを尽くすことで、私たち自身も成長したいと考えます。「何ができるんだろう?」「どういうことをしているんだろう?」「なにかの得になるかしら?」「フリークオーター、行ってみようかな」など、少しでも疑問や興味を持たれたら、いつでもお問い合わせいただき御相談しましょう。大歓迎いたします。本年もどうぞよろしくお願いします。

 


2013.11.4. 大塚に依頼があった「microRNAと肝発癌」についての review article が J Gastroenterol. にアクセプトされました(open access にしてくれていますので フリーで読むことができます)。 

2013.10.23. BioMed Central から依頼があって、研究室に来てくれている医学部の学生さんに書いてもらった「microRNAを使った消化器疾患の治療」についての review article が Molecular and Cellular Therapies にアクセプトされました(フリーで読めます)

2013.10.9. 「microRNAと肝癌」の一連の研究に対して、 高田朱弥 先生が 日本肝臓学会 冠Award 第4回 Bristol-Myers Award を受賞しました(個人の賞ではありますが、いつものように、研究遂行のうえで小池教授をはじめとする関係諸先生方のサポート、および肝臓学会・Bristol-Myers社・選考委員の先生方 その他 御関係の皆様方に この場をお借りして あつく御礼申し上げます。)

2013.10.9. 大野元子 先生が10/9-12に東京で開かれた日本消化器関連学会週間(JDDW)の中の主題(パネルディスカッション)で 「ポリフェノールのmicroRNA機能制御を介した耐糖能異常の改善効果」について発表してきました個人的に思っていた以上に、この領域、盛りあがっていてびっくりしました。

2013.9.5. 岸川孝弘 先生と大塚が co-first の「肝癌発症感受性遺伝子MICAのmicroRNAによる発現制御」に関する論文が Scientific Reports にアクセプト されました。

2013.8.16. 今年の11月10日に 科学技術振興機構さきがけ 「炎症の慢性化機構の解明と制御」 第一期生の研究報告会が品川で開かれます。一般公開されますので、ご興味ある方はこちらから参加登録をお願いします。

2013.8.15. 大野元子 先生が病棟中ベン時代に研究室体験に来た際にみいだした知見を、フリークオーターで来た医学部の学生さんがマウスの実験で検証した「ポリフェノールは一部のmicroRNAの成熟を抑制することで、microRNA過剰による病態を改善する」という論文が Scientific Reports にアクセプト されました。

2013.7.21. 肝臓特異的なmicroRNAであるmiR122のプロジェクトシリーズの一貫として 「miR122の機能的阻害による脂質低下作用は、(昨年報告した)SOCS3の発現低下に続くSTAT3の活性化に依存したSREBP転写の負の制御による」ということを同定した論文がBiochem Biophys Res Commun. に アクセプト されましたフリークオーターをきっかけに研究室に来てくれていた学生さんがまとめてくれました)。

2013.7.6. 吉川剛史 先生の「Dicer の腸管上皮特異的ノックアウトマウスで炎症性発癌を惹起すると、ヘテロのノックアウトが最も発癌しやすい」という 『炎症性発癌におけるDicer の〝obligate haploinsufficiency” 性』 を示した論文が PLoS ONE に publish されました。

2013.7.6. 「miRNA122とSOCS3発現」の研究成果に関して 吉川剛史 先生が 第26回 肝臓フォーラム(東部) 奨励賞 (大正富山Award) を受賞しました(昨年に引き続きグループのメンバーが このような栄誉ある賞をいただくことができました。小池教授をはじめとする関係諸先生方のお力添えに この場を借りて深く感謝いたします。まだまだこのような立派な賞にじゅうぶん見合う結果を出しているわけではないと自覚しています。今後一層 期待にこたえるべく努力していきたいと思います。)

2013.7.1. 大学院2年生の 大野元子 先生が病棟中ベンを終えて 6月から正式にグループに加入しました。

(新しい人が加入すると 新しい風が吹き込まれてグループ全体が活性化します。これからも、正式でも非公式でも見学でも体験でも、新しい人が参加されるのを いつでも楽しみにしています。大野先生は中ベンのあいだ2か月間来てくれていたこともあって、その資質は折り紙付き。これからの活躍、期待しています)。

2013.3.30.  イタリアの雑誌から依頼されて 高田朱弥 先生に書いてもらった 「microRNAと肝機能」についての review article (”Liver 2013” という特集の中のひとつ)が Minerva Gastroenterol Dietol. アクセプトされました。(なお、急なお話しですが、グループ立ち上げのときから苦労を共にしてきた高田朱弥先生が、ご家庭の事情により3月をもっておやすみし、地域医療を支えていくことになりました。優秀な先生です。新天地でもきっと活躍されると確信しています)。

2013.3.29. AACRでの発表に関連して 吉川剛史 先生が 加藤記念バイオサイエンス振興財団 国際交流助成 を受賞しました(推薦いただいた小池和彦教授にこの場を借りて御礼申し上げます)

2013.3.27. 特任臨床医の 高田朱弥 先生と 吉川剛史 先生および大学院4年の 岸川孝弘 先生の3人は、4/6-10 にワシントンで開かれるアメリカ癌学会(AACR)において、ポスター発表してきます。岸川先生は帰国後引き続いて4/12-13 に東京で開かれる 第50回臨床分子医学会学術集会(会長:小池和彦教授)でもポスター発表があります。(学会発表が続いていますが、学会発表自体が目的にならないように、気を引き締めて研究も粛々とすすめていかなければ、と思います)

2013.3.23. 岸川孝弘 先生が 3/21-23 に鹿児島で開かれる消化器病学会総会のシンポジストとして「膵癌で発現する非コード反復RNA」について発表してきました。大塚も 並行開催された 2nd JSGE International Topic Conference で依頼講演してきまし(いろいろ申し訳ありませんでした)。 

2013.2.27. 大塚が雑誌「細胞」(ニューサイエンス社)で「miR122とAFP」について総説を書いています(なぜか「技術講座」)。 

2013.2.12. 大塚が JST-CREST international symposium 「Frontiers in Immunology & Inflammation」でポスター発表してきました。  

2013.1.18. 大塚が 「Annual Review 2013 消化器」(中外医学社) の「肝発癌の分子機構」の項で 最近の肝発癌研究の進展について概説しています。

2013.1.10. 大学院4年の 岸川孝弘 先生の学位審査が終了しました(無事 博士になれそうです。審査の労をおとりいただいた先生方に この場を借りて厚く御礼申し上げます)。 

2013.1.1. 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年も私たちのグループは「ゆるやかな結束」をベースとして、世界の生命科学に貢献しうるインパクトの高い研究結果を紹介できるよう全力を尽くしたいと思います。グループの現メンバーはみんな優秀・努力家なうえに向上心を持って育っているので、今年はいよいよ全員で もっともっと挑戦的なプロジェクトも手掛けていきたいと思っています。

いっぽう、いいことばかりだけではなく いろいろなことが起きるのも「現実」です。しかしながら、今年も引き続き 「多少の困難には打ち勝つ強い心」と「高い理想」そして「助け合いの精神」を大切にして、些細なことなど蹴散らして、ぶれることなくグループみんなで 力強く前進していきたいと思います。今年もまた いろいろと楽しみです。

引き続き、新しいphysician scientistの育成にもチカラを尽くすつもりです。少しでもご興味のある方はいつでもお問い合わせください。



2012.10.9. 今年のノーベル賞(医学・生理学賞)はiPS。去年とは意味合いが違いますが、また “身近い”受賞でした。自分たちも頑張らなければ。

2012.10.1. 札幌で開かれた日本癌学会で、吉川剛史 先生と岸川孝弘 先生が口演発表(英語)してきましたそれぞれ現在進行中の研究のさわりだけでしたが けっこう盛り上がりました)

2012.9.7. 吉川剛史 先生、高田朱弥 先生、大塚の3人が co-first の 「microRNA122の機能阻害はSOCS3 promoterのメチル化を介してIFNシグナルを増強し、C型肝炎の治療に応用できる可能性がある」という趣旨の論文Scientific Reports にアクセプト, on-line publish されました。

2012.8.29. 大塚が 科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(さきがけ)の「炎症の慢性化機構の解明と制御」領域に採択されました。

2012.8.20. 高田朱弥 先生の「microRNA関連因子DDX20の発現異常に伴うmicroRNA機能異常と肝発癌」についての論文Hepatology にアクセプト, on-line publish されました。

2012.7.25. 吉川剛史 先生が、昨年、福岡でのJ-DDWで発表した内容を「消化器内科」という雑誌で概説しています。また、大塚が「肝胆膵」という雑誌で、iPSから肝細胞への分化について概説しています。

2012.7.4. 高田朱弥 先生が 2012年 第7回ロレアル-ユネスコ女性科学者日本奨励賞 を受賞 しました(「microRNAと肝発癌」の研究に対する受賞です)。生命科学分野からは二人が選ばれています。(六本木ヒルズで行なわれた授賞式の様子はコチラコチラコチラ。ロレアル-エトワール賞を受賞された安藤美姫さんも一緒です。リケジョ7つの誓い!?)

2012.6.30. 大塚が 第25回 肝臓フォーラム(東部) 奨励賞 (大正富山Award) を受賞しました。(いつものように「今後に期待」という意味が込められていると自覚しておりますが、このような栄誉ある賞を頂き、ひとえに関係諸先生方のお力添えのおかげと感謝しております。また、素晴らしい研究環境を整えてくださっている小池教授をはじめ東大消化器内科の先生方にもこの場をかりてあらためて感謝いたします。)

2012.6.9. 金沢で開かれた肝臓学会で、高田朱弥 先生が「RASAL1と肝線維化」のさわりをポスターで、大塚が「microRNAとIFNシグナル」についてをワークショップで、それぞれ発表してきました。(学会が続いて いろいろなものを犠牲にしてきましたが、ここからは少し腰を落ち着けて ほんとにやらなければいけないことに集中しましょう。学会は膨大な数の演題がありましたが、あまり流されずに「独創性」を大切にしていきたいなと思いました。)

2012.5.27. 吉川剛史 先生がアメリカのサンディエゴで開かれたDDW(Digestive Disease Week)で、「慢性炎症とmicroRNAと発癌」についてポスター発表をしてきました。(発表自体はいろいろ事情があってprojectのさわりだけにとどめましたが、UCSDやスクリプス研究所にも立ち寄れて、楽しく有意義な学会でした。America's finest city、やっぱり San Diego は いい所)

2012.4.1. 新年度です。今年度は興味深いproductsがいくつか出てきそうな予感がします。もちろんこれは、グループのメンバー全員が結束して、誰よりもたゆまず努力している成果です。いろいろ細かい事項はあっても、多少のことには負けない強い心を持って、未来を見据えて邁進しましょう。大学院を卒業した高田・吉川先生は臨床面の負担も出てきて苦しいときもあるかと思いますが、そんな時は残りのメンバーでバックアップします。心配要らない。努力は裏切りません。

2012.3.31. 高田朱弥 先生の「microRNA関連因子DDX20はmicroRNA140の機能を制御してNF-kappB活性に関わる」 ことを同定した論文Biochem Biophys Res Commun. accept、on-line publish されました。これで高田先生は大学院在籍のあいだにequal contributionを含めると4本のfirst authorの論文を書き、しかも現在 主論文を投稿中、ということになります。獅子奮迅の働きぶりでした。

2012.2.5. 小島健太郎 先生が、2/18に、台湾で開かれるAPASL(アジア太平洋肝臓学会)にて口演発表します。なおこのたび、小島健太郎 先生は APASL の Young Investigator Award を受賞しました(小島先生は、この受賞を大学院生活の集大成として、今後は臨床医として活躍する予定です。いつもお話ししているように、将来 臨床医を志す人でも 大学院のあいだだけでも基礎研究に携わることは 決して無駄ではありません。今後も 小島先生のように 「一時的でも基礎研究とういうものに携ってみようかな」という方であっても、当グループでは力を合わせてバックアップしたいと考えています。小島先生、受賞おめでとうございました。他のメンバーが現在進めている研究も、みんなそれぞれ素晴らしいものなので、今回の受賞に続いていくと確信しています)。

2012.2.1. 大学院4年の高田朱弥・小島健太郎・吉川剛史の各先生方の学位審査が終了しました(みんな無事 医学博士になれそうです。審査していただいた先生方には厚く御礼申し上げます)

2012.1.1. 新しい年になりました。本年もよろしくお願い致します。

帰国後から始めた研究が少しずつまとまって、昨年くらいから このホームページでも紹介できるようになってきましたが、今年は量的にも質的にも昨年を超えるようにしたい(たぶん超えられる)と思っています。 もちろん現実は いろいろありますが、多少の困難には打ち勝つ強い心と 助け合いの精神で グループメンバー一同 今年も邁進していきます。 引き続き、次世代を担う新しい physician scientist の育成にもチカラを尽くしたいと思っておりますので、ちょっとでも ご興味のある方は是非。




2011.11.5. San Franciscoで開かれたAASLD(アメリカ肝臓病学会)で、大塚が無作為遺伝子破壊スクリーニングの内容をポスター発表してきました(最近は学会とか研究費申請とかで落ち着けなかったのですが、これで多少は一段落したので、気持ちを入れ替えて また研究と論文に取り組みたいと思います)

2011.10.23. 今回のJ-DDW内で、大塚が 日本肝臓学会 冠Award 第4回 CHUGAI Award を受賞しました。(個人の賞ではありますが、ひとえに関係諸先生方のサポートの賜物ですし、今回のことだけでなく“今後に期待” という意味も込められているものと理解しています。肝臓学会・中外製薬 その他 関係者各位に この場をお借りして 御礼申し上げます。)

2011.10.10. Scripps研究所の Bruce Beutler先生が、今年度のノーベル賞(ノーベル医学・生理学賞)を受賞されました。大塚の留学中のボス(Jiahuai Han)の研究室は Beutlerラボから独立した研究室だったので、Beutlerラボとの共同研究やカンファランスも多くあり大塚のImmunityの論文では大変お世話になりました)、そういう意味で 個人的にとても近しい先生が受賞されたことになります。言葉にできないくらい最大級に嬉しいニュースでした。

2011.10.9. 名古屋で開かれた日本癌学会の International Session 8 (10月4日 午後)で大塚が指定口演をしてきました。 福岡のJ-DDWでは 10月21日午後に 吉川剛史先生が「慢性炎症からの発癌とmiRNA」について、現在進行中のプロジェクトのさわりだけですが、シンポジウムで発表予定です。ご興味のある方は是非。

2011.9.22. 本日発行の医学新聞 Medical Tribune小島健太郎先生の論文の解説記事が紙面一面を使って大きく掲載されました(顔写真入り(笑))。日本肝臓学会の機関紙「肝臓」8月号の Reader's Indigestion にも解説文が掲載されています。

2011.9.16. 大塚自身が手がけていた「無作為遺伝子破壊法による肝癌細胞におけるmicroRNA機能にかかわる遺伝子スクリーニング」の論文PLoS ONE に on-line publish されました。

2011.9.3. 高田朱弥 先生がミシガン大学の短期留学から帰ってきました(いろいろと楽しかったようです。この経験が今後の糧になることでしょう)。あと、大塚がメディカルレビュー社の「血管医学」8月号(京都大学 尾野亘先生 企画)に、「血管新生とマイクロRNA」と題して総説を書いています。

2011.7.27. 高田朱弥先生の「iPS細胞からの効率的な肝細胞誘導」に関する論文が、Hepatol Int.Editorial でとりあげられました。小島健太郎先生の論文も Nat Commun. の日本語ページ「注目の論文」などでとりあげられています

2011.7.23. 高田朱弥 先生の「microRNA-22 および -140 が NF-kappaB 活性に関与する」ことを同定した論文Biochem Biophys Res Commun. に on-line publish されました。

2011.6.7. 小島健太郎先生の「肝癌におけるmicroRNA122の発現低下がAFPの発現と癌悪性度の両者を規定する」ことを示した論文Nat Commun. に on-line publish されました(小島先生が病棟中ベンの間、reviseの大半は高田先生がやってくれたので equal first です)

2011.6.5. 高田朱弥 先生が 日本学術振興会の「若手研究者インターナショナルトレーニングプログラム」の一環として、ミシガン大学への3か月間の短期留学に出発しました(残された者としては戦力的には痛いのですが、貴重な機会ですので 是非いろいろなものを吸収して帰ってきて欲しいものです。お気をつけて。この件に関しては 国際交流室の丸山先生・消化器内科教授の小池先生にたいへんお世話になりました)

2011.5.24. 高田朱弥 先生の「iPS細胞からの効率的な肝細胞誘導」に関する論文が、Hepatol. Int. 内の Most Downloaded Articles の一つに挙げられています (リアルタイムで変動するので今後は分かりませんが、現時点では APASL guidelines や review articles が並ぶ中、original article としては大健闘しています)

2011.5.22. ホームページを開設しました。

(念のための免責事項等) 本ページの図・文章 等の著作権は 岸川孝弘 または 大塚基之 に帰属します。また、本ホームページのみから得られた情報に基づく医療、実験に関して、著作者は いかなる保証もいたしません。