第14回
14 テスト
今日は、開発プロセスのうちの6と7を行います。
企画
部品リスト作成
実現可能性分析
ブロック図作成
回路図作成
実装
テスト
14.1 実装とテスト
最終作品は、マイコンとセンサ、モータなどを組み合わせて、複雑な動作を行うものになっているはずです。その複雑な動作をいくつかの機能に切り分けて実装し、テストを行います。前回はデバイス単位のテストをしたわけですが、今回は機能単位の実装とテストを行うわけです。
機能単位の実装とテストがうまくいったら、それらを組み合わせて目的の動作を行うかどうかのテストをします。機能単位ではなくて、システムを単位としたテストということになります。
14.2 発表準備
来週1月18日(木)に最終作品の発表会を行います。最終作品の発表は、「作品ポートフォリオ」と「デモ発表」2つの形式で行います。「作品ポートフォリオ」のページを完成されるとともに、実際に作品が動作する「デモ」を用意してください。これまで、ビデオ発表(夏期課題)・口頭発表(ミニプロジェクト)と行ってきましたが、今回は言わばオンライン発表・デモ発表の併用と言うことができ、これまでの形式とはまた違うプレゼンテーション(Dコースの3D的にはデモンストレーション)を行います。見せかたの工夫も考慮してください。
「作品ポートフォリオ」は、発表会当日の午前中にとりまとめる作業が必要なので、完成期限を1月17日(水)の23:59とします。一方、「デモ」の準備の期限は1月18日(木)の4限の開始時です。
14.3 動画作成
最終作品を紹介する動画を作成して、作品ポートフォリオに掲出してもらいます。
形式上の要件は以下の通りです。
動画のフォーマットはmp4にしてください。
動画編集ソフトは何を使っても良いですが、標準ツールはiMovieにします。
氏名、学籍番号は動画の中に入れないでください。
動画作成者を含め、人の顔が動画の中に映らないようにしてください。仮面をかぶるのはOKです。
動画の長さは2分以上3分以内です。
テロップを必ず入れて説明してください。
音は入れても入れなくてもよいです。
音や画像を使用する際には著作権に注意してください。著作権が他者にあり、その使用が認められていない素材は使ってはいけません。
第三者が動画だけを見てもどういう作品なのかがわかるように作ってください。
内容の要件は以下の通りです。
アピールポイントを伝えてください。
苦労した点を伝えてください。
作品が動いているところは静止画ではなく、必ず動画をとって入れてください。作品の概要説明などはスライドや静止画を使ってもよいです。
この動画は学内のプログラム説明会などで、在学生に対して公開する可能性があります。そのことを念頭において作成してください。
デモの準備の期限は1月18日(木)の4限の開始時ですが、作品ポートフォリオに作品が動いている動画を掲出しなければいけないことから、前日の1月17日(水)にはものとしての作品は動いてないといけないと言えます。1月18日(木)の4限の開始時というのは、あくまでデモの準備の期限です。
14.4 評価の観点
作品は以下の5つの観点で評価します。
作品の完成度
アイディアの面白さ(有用性、意外性、エンターテイメント性など)
見た目の工夫(レーザーカッターや3Dプリンタを使っているか、ダンボール等を使っていてもきちんと色を塗っているかなど)
説明の完成度(作品の説明が分かりやすいか、使用している写真が上手く撮れているかなど)
動画の完成度
また、みなさん同士でも見て回って相互評価をします。(ただし、時間の関係で相互評価の評価項目は1.-4.だけです。)さらに、相互評価のほかに、自分の作品以外でお気に入り1つ以上3つ以下を、理由を添えて選んでもらいます。
14.5 実習
実習は、開発論で作成を始めた「作品ポートフォリオ」を充実していく形で行います。いよいよ来週が最後の発表会なので、可能な限り完成度を高めてください!