NE23の学生さんたちへ

フィジカルコンピューティングプログラム(PCプログラム)は、新しいメンバーを募集しています。PCプログラムの特徴は、ハードウェア、ソフトウェア、ユーザインタフェース、グラフィックス、ネットワーク等の幅広い知識を利用してアイディアを実現するための方法を身につけることです。

まだ皆さんは1年次生なので、この先どのようなことを学んでいくのかについて明確なイメージがないかもしれません。でも、IoTやロボット、電子玩具、メディアアート等に興味があるのならば、PCプログラムに参加することを選択肢として考えてみてください。きっと楽しい時間が過ごせるはずです。

よくプログラミングができないとPCプログラムはダメですか?というような質問を受けます。確かに応用演習(PC)ではプログラミングも行います。しかし、プログラミングはサービスやガジェットを実現する様々な要素の1つに過ぎません。どのくらい頑張ってプログラミングするかは皆さん次第だと言えるでしょう。そして、頑張りどころはその他にも沢山あるのです。

一方で、PCプログラムに参加したいと決めているのですが、1年次に何を頑張るのがよいですか?というような質問もよく受けます。この質問に対しては、プログラミングを頑張るとよいと答えています。矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。プログラミング以外に頑張りどころがあるのは確かで、プログラミングが得意ではなくても活躍できることは先輩が示していますが、プログラミングが得意であるとより幅が広がるのも確かです。PCで学修する内容は、1年次にはまだ習っていないことも多く手が出しづらい中で、プログラミングに関しては1年次に頑張ったことが直接活かせるとも言えます。

PCプログラムに参加すると、どのような企業に就職できるのですか?という質問もたまに受けます。これまでのところ、エンジニアになる人が多いです。しかし、今や生産の自動化やIoTを使った情報分析などを使わない企業の方が珍しいくらいです。農業や漁業も、ITによって大きく変わろうとしています。そういう現状では、皆さんがPCプログラムで勉強をして、それを活かす場面がない企業に就職することの方が難しいと言えるでしょう。

以上を読んで、少し検討してみようかなと思う場合は、先輩が受講している応用演習の授業の見学にくることを考えてみてください。何やら回路に向き合って格闘している先輩たちの姿と、何やらプログラムに向き合って格闘している先輩たちの姿がそこにはあるかもしれませんが、そうやってスキルを伸ばしながら新しいことを作り出そうとしているのです。どんな雰囲気かを大いに感じ取ることができると思いますし、先輩に直接どんな雰囲気かを聞いてみてもいいかもしれません。木曜4-5限に1号館2階のコラボレーションスペースでやってます。気になる人は連絡をください。

— 担当教員