授業を受ける

ここでは、Google Classroomを使ったオンライン授業の受け方について、詳しく説明します。

スマートフォンだけで受講する学生もいるので、動画で講義を配信する予備校スタイルの授業はなるべく少なくすることになっています。その代わり、「資料」を読んで学修したり、「質問」に答えたり、「課題」に取り組んだりする活動をしながら学びます。「テスト付き課題」(小テストやアンケート)に答えることもあります。また、「資料」で示された先生の指示やアドバイスを読んでから、手元にある教科書を読んでノートにまとめる、という授業もあります。Google Meetを使って、音声で授業の最初や最後に指示を受けるタイプの授業もあるかもしれません。

皆さんは授業時間になったら、Google Classroomで受講しているクラスにアクセスして、資料や質問や課題を読みながら、手元の教科書やノートに書き込みをして学修します。Web上で質問に答えたり、課題を提出したりすることがあります。

ここでは受講するにあたって必要な、配布資料の閲覧方法、講義音声を聞きながら資料を閲覧する方法、課題の提出の仕方テストやアンケートへの回答方法について説明します。

配布資料を閲覧する

クラスの中の「授業」のタブをクリックします。「授業」の中には、第1回、第2回のように、授業回などにまとまったトピックがあります。

グレーのアイコンは資料、青いアイコンは課題やテストなど、皆さんの何らかの提出物が必要なものです。

試しに、第1回のグレーのアイコンの資料をクリックすると、その下のような画面が出てきます。

この中から、PDFファイルを開いてみましょう。PDFファイルを右クリックして(Macの場合は、Ctrlキーを押しながらクリック。MacBookの場合は、2本指をトラックパッドにおいて、さらにもう1本の指でクリック)、表示されるメニューから「新しいタブで開く」を選びます。

すると、新しいタブで、下の画像のように黒い背景に授業スライドが出てきます。普通の講義資料は、このようにして開くことができます。下にスクロールしていくと、スライドを全部見ることができます。

講義音声を聞きながら、資料を閲覧する

次に、講義音声データを再生しながら資料(授業スライドなど)を開いて学修してみましょう。

まず、先程のPDFファイルの隣にある音声データ(mp3ファイル)を右クリックしして(Macの場合は、Ctrlキーを押しながらクリック。MacBookの場合は、2本指をトラックパッドにおいて、さらにもう1本の指でクリック)、表示されるメニューから「新しいタブで開く」を選びます。

すると、ブラウザの上の方に新しいタブができ(赤いスピーカーマークがついている)、そのタブに切り替えると、下のような黒い画面にプレイヤーが表示されています。再生ボタンを押せば、音声が再生されます。

音声が再生できることを確認したら一旦停止し、Classroomを開いているタブに戻り、資料のPDFファイルをクリックして開きましょう。これで、講義音声を聞きながらスライドを見れるように準備が整いました。

音声を開いているタブに戻り、音声を一番最初から再生したら、スライドを見ていきましょう。音声の指示通りに、自分でスライドをスクロールしていってください。

もし音声が再生できないという場合は、ChromeのWebブラウザを全て終了させた上で、もう1度アクセスしてみてください。すると概ね再生されるはずです。

なお、もしも音声が先に進みすぎてしまった場合は、タイムスケールバー(何分再生しているかを示すものさし)を、自分で調節して戻ってください。

レポート課題を提出する

次に、レポート課題を提出してみましょう。まず、課題を確認します。青い丸●の中に文書マークがあるアイコンは「課題」です。クリックしてみましょう。すると、下の画像のように表示されます。左下に「課題を表示」とありますので、そこをクリックしてください。

「課題を表示」を開くと、下の画像のような、課題についての詳細が書いてある画面になります。

まずは、担当教員が添付したファイル(ここではWordファイル)を開いて、課題内容を確認してみましょう。

Wordファイルを開くと、このように見えます。レポートの問題が書いてあります。問題を確認したら、早速レポートを書いて提出してみましょう。

パソコンでレポートを書く方法はいくつかあります。

  • 【パソコンにMicrosoft Officeが入っている場合】Wordを開いてレポートを書きます。

  • 【パソコンにMicrosoft Officeが入っていない場合】Googleドキュメントというものがあります。Web上でWordと同じような文書を書くことができます。基本的には先生の指定がない限り、Googleドキュメントを利用することを推奨します。(詳しい使い方はこちら。)

なお、詳しいレポートの書き方については、「知のツールボックス」などを参照して書くようにしてください。

レポートが完成したら、提出します。課題の詳細ページの右側に、「あなたの課題」というエリアがあり、「+追加または作成」とありますので、そこをクリックしましょう。

すると、下の画像のようなプルダウンメニューが出てきます。Wordで書いたレポートを添付したい場合は、クリップマークの「ファイル」をクリックします。また、Googleドキュメントで書いたレポートを提出したい場合は、「Googleドライブ」をクリックして、マイドライブからレポートを選択してください。ここでは、「ファイル」を選択します。(ここからGoogleドキュメントを選んで、作成することもできます。)

「ファイル」を選択すると、下のような画面が表示されるので、自分のパソコンに表示されているファイルをドラッグするか、「デバイスのファイルを選択」と書いてあるところから、レポートを選択してください。

すると、左下の「アップロード」がより青くなるので、クリックしてください。

右の画像のように、「あなたの課題」にファイルが追加されます。「提出」をクリックしてみましょう。

すると、下のような確認画面が表示されます。もう一度「提出」をクリックしたら、これで提出が完了です。

「あなたの課題」の部分が「提出済み」となっているはずです。提出を取り消すこともできます。

なお、「あなたの課題」の下「限定公開コメントを追加」にメッセージを書くと、担当教員(とTA/SA)にしか見えないメッセージを送ることができます。他の学生に見られたくない質問などがあったら、「限定公開のコメント」の機能を使ってください。

ルーブリック評価について

課題のところに、表のにチェックが入ったようなマークがついている「ルーブリック」書かれている場合があります(担当の先生によって異なります)。それは、担当の先生が、「この程度できたらこの点数をあげますよ」という目安なので、先生の期待に従って、レポートを書くようにしましょう。(例えば、下の場合だと、先生は「書いている量」によって点数を判断しています。)

独自性レポートについて(※パソコンで受講している方のみ)

課題のページの右側に「独自性レポート」と書かれている場合があります。これは、自分では気がつかないうちに他の文献をコピペして書いていることがあるかもしれませんが、それは学問の世界では重大なルール違反ですので、そのようなことがないように、チェックすることができるように設定されたものです。(担当の先生によっては設定されていない場合もあります。)

独自性レポートが設定されている場合には、先生が特に指定していない限り、WordではなくGoogleドキュメントでレポートを作成し、提出前に「実行」を押してチェックをしてみると良いでしょう。

独自性レポートの実行は最大3回まで行えます。課題を書き終えたあとに、「実行」を押すと、上の右の画像のようなポップアップウィンドウが出て実行かキャンセルかを聞かれるので、「実行」を押します。

実行し、引用やコピペの文章がないと、課題の下に「一致なし」と出ます。しかし、コピペの文章があると判定された場合、下の画像のように「独自性レポートを表示」と出てきます。

独自性レポートを表示すると、下の画像のように、どの部分がコピペだったのか、どこのサイトから引用されたのかをチェックすることができます。例えば、右側にある「ウェブで一致(1)」と書いてあるところをクリックすると、右の画像のように実際に比較することもできます。

自分が書いたレポートのどこの部分がコピペだったのかが分かったら、一番下の編集ボタンからもう一度編集画面に戻り、修正することができます。このように、提出前にレポートの最終チェックを行うのは重要です。(詳細を知りたい方はこちら。)

テスト付き課題に回答する

レポート課題の提出と並んで重要な小テスト「テスト付き課題」で行われます。Web上で回答する場合があります。

クラスのホーム画面に戻って「授業」を選び、第2回にある「その場で採点結果が出るオンラインテスト…」という課題を選んでみます。左下にある「課題を表示」をクリックして、詳細画面に行きましょう。

詳細画面を表示したら、まず画面の右側にある「あなたの課題」の横に「割り当て済み」という表示があるかも確認しましょう。

テストの場合、「Googleフォーム」と書かれた紫色の添付ファイルがあります。この例では「オンラインテストの例その1」とあるので、そこをクリックします。

すると、下の画像のように、オンラインテストが表示されます。

下に表示されるアカウントが、[自分の専大のポータルID]@senshu-u.jpになっているか確認してください。

違ったら、「アカウントを切り替え」から、アカウントを切り替えてください。

このテストでは、ラジオボタンやチェックボックス等の「選択式」の問題と、語句や短文などを書く「記述式」の問題があります。

「回答を入力」と書いてある部分は記述式ですので、そこにクリックしてからタイプして記入しましょう。

また、赤字で「*(アスタリスク)」が付いている問題は、回答が「必須」の問題です。未回答ですと、「この質問は必須です」と警告文が出て、提出できないので、必ず回答してください。

一通り回答できたら、答えを見直しましょう。

見直しも終わったら、一番下の「送信」ボタンをクリックして、回答を送信します(なお、テストの問題が2ページ、3ページ…とある場合もあります)。

「回答のコピーを自分宛に送信する」をオンにすると、自分が解答した内容がこのような形でメールで送られてきます。

スコアを表示する

回答を送信した後の画面に「スコアを表示」が表示されているならば、それをクリックしてみましょう。送信したテストの解答に対して正解・不正解の表示が出ます。○のときは緑、×のときはピンクで示されます。

解説が提供されていることもありますので、スコアを表示できる場合は必ず確認しましょう。

テストを受ける上での注意

  • テストを送信した後、そのテストの投稿に戻って提出されていることを必ず確認し、完了・提出表示になっていない場合は「完了としてマーク」を押します。これが終わっていない場合は、期限が迫ってきたときにお知らせが残るので注意してください。

  • 同じクラスにいても、異なる順番で問題が出たり、選択肢が出たりすることがあります。いずれにしても、クラスメート間で答えをLINE等でやりとりするのは真摯な学修の態度ではないことは肝に銘じてください

ワークシート書き込み型課題を提出する

授業の中で、ワークシートや、授業の感想や質問などを書いて担当教員に提出する「感想シート」「リフレクションシート」が配られることがあります。このような場合、決められたフォーマットのGoogleドキュメントに記入して提出したり、提出物に対する担当教員の添削を読んで学修したりすることになります。

ここでは「感想シート」が配られた場合を想定して、提出する手順を説明します。

「感想シート」のように毎回のように担当教員とやりとりするような配布物の場合は、「授業」の一番上に、共通の配布物として置かれることが多いです。「感想シート」という課題をクリックします。

クリックすると、下の画像のように表示されますので、左下の「課題を表示」をクリックします。

詳細画面が開きます。右側の「あなたの課題」のところに、「Googleドキュメント」と書かれたファイルがありますので、そこをクリックします。

すると、「Googleドキュメント」の画面が開きます。

例えば、「授業名」「学籍番号」「名前」を書く欄があったら、自分で記入してみましょう。

第1回の行に「日付」を書いて、「今日の感想・わかったこと・質問など」のところに、自分が授業で学んだことや感動、質問などを書いてみましょう。

今回は、上のように書いてみました。書き終えたら、右上にある「提出」ボタンをクリックして提出します。もう一度、提出するか聞かれますので「提出」をクリックして、提出完了です。

提出されると、「あなたの課題」のところが「提出済み」となります。何か担当教員(もしくはTA/SA)にだけ伝えておきたいことがあれば、「限定公開のコメント」のところにメッセージを書いて送ってください。もちろん、「提出を取り消し」もできます。

担当教員から返却される

ワークシートや「感想シート」や「リフレクションシート」は、担当教員が確認したら返却されるはずです。返却されたら、メールが届きますので開いてみましょう。

「開く」をクリックすると、Googleドキュメントが開き、自分が書いた感想の隣に、先生からのコメントが入っています(授業によっては、コメントなどがない場合もあります。)このような形で、毎週やり取りを行う場合があります。

また、2回目以降にも提出する場合は、「感想シート(Googleドキュメント)」をまた開いてください。その内容に追加編集し、「再提出」すれば完了です。もしも返却がなされていない場合は、皆さんが編集できないので、「限定公開のコメント」などで担当教員(もしくはTA/SA)に知らせてあげてください。

質問をする

クラスの中で意見交換したり、質問がある場合に助け合ったりする場所として「質問」があります。

クラスのホーム画面に戻って、「授業」を選びます。「?」が入っているアイコンが「質問」です。この例でいうと「意見を出したり質問をしたりする場所」という質問を選んでみます。

すると、下のような画面になります。「クラスのコメントを追加」というところは、自分の意見や質問を出す前に質問したり意見交換するための場所です。

基本的には「提出」してもらうものだと思いますので、担当教員の指示に従って、画面の右側にある「自分の解答」のところに意見や質問を記載して、「提出」クリックします。

なお、「限定公開のコメント」は、担当教員(もしくはTA/SA)とだけ質疑応答をやりとりできる場所です。紙飛行機マークをクリックすると、そこに書いた内容が担当教員(もしくはTA/SA)にだけ届きます。

提出が完了すると、の左の画像のようになります。

「クラスメートの解答を表示」クリックすると、のように他のクラスメート(この画面では「情報科学センターデモ生徒役」)の質問や意見も表示されます。

「返信」をタップすると、次のように返信ができるようになるので、困っている人に意見を述べたり、アイデアをさらに出したりしてみてください。

Meetでコミュニケーションする場合

最後に、先生からクラスの「Meet」に来るように言われた場合には、次の場所からたどってください。

  1. クラスページ(ストリームのあるページ)のタイトルバナーの部分に「Meetのリンク」があるので、これをクリックしてください。

2. 「授業」の一番上に、ビデオマークに「Meet」と書かれている部分があります。これをクリックしてください。

クリックすると新しいタブに、Meetが開きます。使い方は、こちらのマニュアルを見てください。