新潟市の中心で、年間100を超える文化事業を行うりゅーとぴあ。コンサートや舞台などの鑑賞事業から、講座やワークショップといった普及事業、音楽や演劇による子どもたちの育成事業などさまざまです。それら一つひとつのストーリーを丁寧にすくい上げ、世に送り出す広報営業課の仕事についてご紹介します。
広報営業課では、広報宣伝の仕事を4名のスタッフで、票券(チケット販売管理)の仕事を4名のスタッフで、計8名のチームで担当しています。
業務の範囲が広く館内すべての部署と連携しているのが特徴で、人とのコミュニケーションなしでは回らないセクションとなっています。
広報営業課 業務マインドマップ
また、広報の仕事はインターネットやSNS、AIといったテクノロジーの活用が欠かせないことから、常に世の中の動きにアンテナを張りながら足元の業務に取り入れるのも、仕事の醍醐味のひとつです。
広報宣伝の仕事は大きく2つあります。館全体の取り組みをお知らせする「会館広報」と、コンサートや舞台作品の開催をお知らせする「公演広報」です。
「会館広報」では、りゅーとぴあのさまざまな取り組みをお知らせすることで、多くの方が私たちに共感し、応援していただけるような情報発信を心がけています。また「事業広報」は単に演目や出演者情報を発信するのでなく、作り手の思いや作品の楽しみ方などをお届けしています。
商品スペックではなくストーリーで伝えることで、りゅーとぴあが人と社会に記憶されるブランドになる。それが広報の役割だと思っています。
りゅーとぴあマガジンは、舞台芸術のファンだけでなく、誰もが楽しく読めるよう工夫しているんだって。
4コマ漫画や、数字で見るりゅーとぴあ、みんなのギモンコーナーなど、おもしろいのでぜひ手に取ってみて!
私たちが広報に活用する媒体は大きく3つの分野に分かれています。ペイドメディア(有料広告)、オウンドメディア(自社媒体)、アーンドメディア(SNS)です。
有料広告は認知度を高めるのには優れていますが、理解を促したり、共感を得ることには長けていません。そこでホームページ(ブログ)や季刊誌などのオウンドメディアで魅力を深堀りし、SNSで評判を高める広報も併せて行う必要があります。
さまざまなメディアの活用以外にも、プレスリリースや取材対応、市内外の公共施設へのチラシ配架やポスター掲示といった取り組みも欠かすことができません。私たち広報営業課がさまざまな分野に精通し、適切なメディア選択からクリエイティブ提案、プロモーション戦略まで一気通貫で行えるよう努めています。
ブログを運用している公共ホールは全国的に見ても珍しいですね!
りゅーとぴあはインスタグラムやX、YouTubeなどのSNSにも力を入れていて、フォロワーは計7,000人近くいます。がんばってますね!
公共ホールの世界にも営業活動はありますが、民間企業のような厳しいノルマが課せられた営業とは様子が違います。私たちの事業や取り組みに共感し、賛同してくださる企業との出会いを求める、「仲間探し」のような仕事となっています。
具体的にはホールスポンサーや協賛企業を探したり、団体にチケットを販売し福利厚生に活用いただくといった業務になります。
りゅーとぴあを応援したいそこの企業さん!スポンサーになると特典いろいろあって、おススメやで~。
ちなみに、ご支援は子どもたちの活動やら鑑賞事業全般やらに、ありがたく使われてるらしいで。
りゅーとぴあではオープン以来、N-PAC mate(エヌパックメイト)という友の会制度を運営しており、会員の皆さまに会報誌の送付や先行発売などの特典を提供してきました。
会員の皆様からメールや電話でお問い合わせをいただくこともしばしばで、スタッフは傾聴・寄り添い・柔軟な対応を心がけながら、お客様一人ひとりに真摯に向き合っています。
インターネットが普及して、どんなに社会が変わろうとも、お客様に心で接する姿勢を忘れないようにしたいね。
一度つながったお客様とつながり続ける。ファンが次のファンを連れてきてくれる。そんな絆づくりに取り組んでいきたいね。
チケットの販売管理などを行っているのが票券です。発売日の調整にはじまり、システムの登録、チケットの郵送、入金管理までトータルに行っています。
電話やインターネットで予約を受け付けたり、お客様の問い合わせに直接お答えすることも多く、正確な情報をていねいにお伝えするよう心掛けています。会館運営に欠かすことのできないりゅーとぴあの顔、サービスの要です。
右手にマウスを、左手に受話器を持って、いくつもの仕事を同時にこなす!・・・って言い過ぎかしら?(笑)
忙しい業務をクールにこなす票券チームの仕事ぶり、皆さんにも見せたいくらいですよー。
〜やさしさ、おもしろさ、想像力〜
私たちの仕事で大切なのは、さまざまなテクニックを駆使して情報をリリースすること。ではないような気がしています。広報や事業そのものを通して、市民の皆さんに豊かな時間をお届けすることの方が、よほど大切ではないでしょうか。
そう考えると、この仕事に必要なのは人を思う「やさしさ」と、人を楽しませる「おもしろさ」、そして人の痛みが分かる「想像力」なのかも知れません。やさしさと、おもしろさと、想像力。私たちもまだまだ未熟ではありますが研鑽に励みたいと思います。未来の仲間とご一緒に。
スタッフ募集に関するお問合せ
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