Activities

研究室の最近の活動について紹介していく予定です

輪講は研究室内セミナーで、研究発表や論文紹介を行っています

2020年度は輪講をオンラインで行いました

2020年度輪講の論文紹介で研究室メンバーが紹介した論文の抜粋(順不同)

     論文はメンバーがそれぞれ自分で選んで発表します。植物分野の最新論文や進化に関係のある論文を紹介しています

論文のタイトルと、1文程度で簡単に概要書いています

     → で書いてあるのは研究室メンバーからのコメント等です

植物にとって陸上での生活に重要な適応の一つが重力応答であるが、オーキシン輸送体PINの機能がどのように進化し、素早い重力屈性獲得に貢献したかを推測している   


AM共生するフタバネゼニゴケのゲノム解読と、陸上植物様々な系統のゲノムとトランスクリプトームデータを用いて、種々の植物と菌類/細菌との細胞内共生の共通性について議論している


シロイヌナズナの転写因子STM(KNOX)-ATH1(BELL)が相互作用してSTM(KNOX)自身の転写を制御し、腋生メリステムの形成を制御している 


ヒメツリガネゴケの茎葉体形成を制御する新規因子の報告  


陸上植物に近縁なストレプト藻類であるタテブエPeniumのゲノム解読論文

Peniumは遺伝子組換え系も確立されており、今後の解析が楽しみな研究材料  

 

バクテリア由来のコンドロイチン分解酵素が襟鞭毛虫の接合を誘導することを報告している

→ このコンドロイチン分解酵素のバクテリア自身における機能は?

→  襟鞭毛虫にとってこのバクテリアの存在は嫌な存在なのでは?環境悪化を感知して接合が誘導されているのでは?

以下のような紹介記事もあるのですが

リンク

 

タルウマゴヤシの複葉の形成機構に関わる分子機構(KNOX, BELL含む)の報告

 

シロイヌナズナの側根形成における、窒素源とオーキシン輸送の関係を調べている

 

during the initial steps of symbiosis, Sci. Rep. 9: 19491  Link

クマノミとイソギンチャクの共生に関わるかもしれない細菌叢について調べた報告


2021年度の論文紹介の抜粋はこちら

       動物の陸上化の研究の鍵となる生物、アフリカ肺魚のゲノム解析



      花粉管は核がなくても胚珠に辿り着く



       エンドペプチダーゼによって花粉管の多重誘引を防ぐ


       新型コロナウイルス関連の論文 


フタバネゼニゴケを用いた陸上植物に共通する菌根菌共生機構の解明      

2022年度の論文紹介の抜粋はこちら

クローバーの都市化における適応進化?


機能抑制されるとsuperwoman(雌性の形質が強い花)と呼ばれる表現型を示した論文


ソテツのゲノム解読と性決定


陸上植物の有性生殖の分子進化に関する総説


植物の幹細胞維持機構に関わるCLE遺伝子の重複と、表現型補償機構


被子植物で千回以上独立に起こったとされる、雌雄異株化の共通性に関する総説



2023年度進行中の論文紹介の抜粋はこちら

シロイヌナズナの環境型における浸水耐性と乾燥耐性の違いと、シス因子


接合藻類 Spirogyra の細胞壁について


C3からC4光合成能獲得の進化と、シス因子