香川大学Moodleは、関係者がシステムの状況をモニタリングしながら、合間を縫ってメンテナンスを行い、少しでも安心して使えるように増強に増強を重ねています。しかしながら、一時期の「マスク」の需要と供給の関係と同じで、残念ながら、システムの能力も有限であるため、短時間の圧倒的なアクセス数には対応できません。
授業開始前などは、アクセスが集中します。特に、日中の授業時間の切り替わり(休憩時間前後含む)は特に混み合います。慢性的に香川大学Moodleの能力が不足しているのではなく、実は、この時間を中心に、瞬間的に混み合っているのです。いくらシステムを増強しても、こうした時間帯は完全に対応できません。
この同時アクセスは、「地震」のように、予測が難しい対応が難しい・突然やってくるリスクではなく、「台風」のように、予測でき、しかも対応できるリスクです。このリスクの回避には、皆様の「自助」「互助」「共助」のそれぞれの協力が必要です。
アクセスができない場合は、無理に短時間で何度もアクセスしないでください。アクセスできない&混み合うことを想定した代替策として、該当授業のMoodleコースは、かなり早めに余裕をもって開いておきましょう。遠隔授業(会議)URLなどは、Moodle経由でアクセスするのではなく、あらかじめ必要な情報として、別途控えて(保存して)おき、直接アクセスしましょう。また、授業資料も早朝、夜間などにダウンロードなどしておきましょう。レポート課題は、同様にずらして出すことも検討しましょう。もちろん、異なるスタイルの様々なオンライン授業を受講しており、ただでさえ大変かと思います。無理に協力する必要はありません。「自分はできる」「自分は慣れている」という自信のある学生の皆様だけでも対応いただけると、香川大学Moodleの負荷は、かなり変わってきます。
教員の皆様も香川大学Moodleの負荷が下がるように、できる範囲で、ご協力よろしくお願いします。特に、同時アクセスを避けるような予防対応をお願いいたします。例えば、リアルタイム型の講義で、教員が手本を示しながら、受講する学生が、それを見習う形で同時に香川大学Moodleへアクセスするような指示(誘導)は、可能な範囲で避けてください。各校時の授業終盤は、特にレポート課題の説明誘導をされる教員も多いかと思います。その際、学生の香川大学Moodleへのアクセスは「今は、先生の中継を見るだけでお願いします。香川大学Moodleへのアクセスは今ではなく、後でやってみてね」という指示等、オンデマンド型と同様に、アクセスに時間の幅を持たせるようにお願いいたします。大人数のリアルタイム型の講義では、教員皆様の指示一つによる受講生の同時アクセス回避だけでも、香川大学Moodleの負荷は、かなり変わってきます。