岡山理科大学理学部応用数学科は、1964年の岡山理科大学の設立当初から続く伝統のある学科であり、「純粋数学」だけではなく「数学の応用」の教育・研究を行っています。現代社会のさまざまな課題に広く応用される数学と数理科学の基盤をしっかりと修得し、さらにその基盤を社会で生かし、次世代に継承する力を身につけた人材の育成を目的としています。
純粋数学を学ぶことで培われる「厳密な論理の構築力」や「抽象化能力」は様々な問題を分析・分解し、本質に迫ることを可能にしてくれます。これらの能力は抽象的な数学分野に限らず、実世界の多様な問題や現象を扱うときも極めて有効になります。さらに、コンピュータやAIが普及し、多くの情報が氾濫するようになった現代社会においては、物事の本質を見抜く能力の重要性が一層高まってきています。
当学科では、このような「本質を見抜く力」を備え、急速に変化する社会に貢献できる人材を育成するための環境を整えています。
特に、本学科は以下のような教育の特色を持っています:
少人数教育とスチューデントアシスタント(SA)制度:学生一人ひとりの個別のニーズに焦点を当て、質問や相談を気軽に行える環境を整えています。
学習支援ルーム:下級生が上級生に自由に質問できる学習支援ルームを設けており、学生同士の学び合いを促進しています。
学科専用の計算機室:最新の計算機を備えた専用の環境で、実践的な数学の学習が可能です。
専用図書館:中国・四国地方有数の規模を誇る学科専用図書館を備え、豊富な参考資料や研究文献を提供しています。
カリキュラム:「数学」と「情報」の教員免許取得が可能なカリキュラムを用意しており、学生たちは自身の興味や将来のキャリアに合わせて学びを深めることができます。
学生専用のゼミ室:卒業研究のゼミごとに学生専用のゼミ室を設置しており、学生たちが卒業研究活動に集中しやすく、交流を深める場を提供しています。
教育力の裏付けとなる研究活動にも力をいれています:
活発な研究活動:多くの教員が科研費などの外部資金による研究プロジェクトに取り組んでいて、最先端の研究に触れながら学べる環境が整っています。
各種セミナーの開催:半田山微分方程式セミナー、半田山・幾何・代数セミナー、岡山応用数学セミナーなどを開催しています。
国際的な研究交流:日本学術振興会の二国間共同事業の採択が2件(トルコ、中国)あり、国際的な研究活動も活動もおこなっています。
当学科では、上記のような環境で教育を受けた、数学への深い理解と情熱をもった卒業生が、これまでに5000人以上います。彼らは、教育現場をはじめ、さまざまな業界で数学力を生かし、課題解決に取り組んでいます。ぜひ、本学科で新たな一歩を踏み出し、仲間と共に数学の素晴らしさを体験してください。
2026年4月
応用数学科 学科長 坂内 真三
数学と情報の基礎的な講義を用意し、基礎知識と概念の修得を目標にします。
微分積分学と演習Ⅰ~Ⅳ
線型代数学と演習Ⅰ~Ⅳ
情報リテラシー
表現とメディアの数理 など
数学Ⅲ未履修の人も安心のカリキュラム
高校までの数学を補強するための選択科目も用意しています。
数学基礎と演習Ⅰ,Ⅱ
1年次に学習した基礎知識を基に、より発展的な数学を学びます。
微分積分学と演習Ⅴ~Ⅷ
線型代数学と演習Ⅴ~Ⅷ
計算機とアルゴリズム
演算・形・現象・偶然の数理 など
現代数学について本格的に学びます。
専門科目は選択制のため興味のある分野を選択し、学習できます。
代数学・幾何学・解析学と演習
情報数学 など
少人数のセミナー形式による卒業研究と、集中講義が主になります。
希望の研究室に所属して卒業研究のテーマを決め、教員の指導のもとで数学をより深く研究します。
卒業研究
※なお正確な科目名は 大学HPの該当箇所 をご覧ください.
高校で学んだ考え方をより理論的に深く追求し、計算のその背景にある考え方を理解し研究します。抽象的な概念を操ることで、普遍的な数学的思考法を身につけることができます。
経済学などの学問にもつながる数学の問題を、確率論・統計学・数値解析を用いて研究します。予測・予想を立てるためにプログラミングなどのコンピュータ関連のスキルを得ることができます。
ソフトウェア開発・Webシステム開発・データベース構築などに必要となるコンピュータ科学のための数学を研究します。コンピュータ言語・アルゴリズム・数値計算・シミュレーション・グラフ理論などを学ぶことができます。
初年次の専門科目の多くではクラス制度をとっており、少人数のきめ細かな指導を行っています。
いくつかの科目では、本学科の学生専用に執筆したテキストを配布しております。これらの科目では実験実習費により印刷・製本を行っているので、改めて教科書費を負担していただくことはありません。
初年次の演習科目には上級生SA(Student Assistant)やTA(Teaching Assistant)が参加し、個別の質問に対応します。
詳しくは学習支援制度をご覧ください。
教員志望の学生のために、次のような科目を開講しています。
3年次 専門科目「教職への数学I,Ⅱ」採用試験向け数学問題演習 他
教職科目「数学科教育法Ⅲ,Ⅳ」模擬授業 他
1年次 基盤教育科目「プレゼンテーション基礎編A,B」、「伝える力(プレゼンテーション基礎編)」、「伝える力(プレゼンテーション応用編)」採用試験向け集団討論練習
基盤教育科目「理解と表現」採用試験向け論作文練習
4年次 教職科目「教育実習実践指導」採用試験向け教職教養、面接練習
3年次 11、12月 5時限 (教職教養)
3年次 2月 集中 (一般教養)
4年次 4、5月 4、5時限 (教職・一般教養)
応用数学科のカリキュラムでは、卒業に必要な科目の多くが 「数学」と「情報」の免許取得に必要な科目にもなっており、
無理なく以下の複数の免許を取得することができます。
また数学と情報の両方の免許を持っていることは教員採用においても有利になります。
中学校教諭一種免許(数学)
高等学校教諭一種免許(数学)
高等学校教諭一種免許(情報)
博物館学芸員資格
また今後、小学校教諭二種の免許も取得できるようになる予定です。
なお、令和2年度の教職課程については、再課程認定を申請中のため文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。
さらに、大学院に進学することで、次の免許も取得できます。
中学校教諭専修免許(数学)
高等学校教諭専修免許(数学)