TAKUMA ENDO / 遠藤 匠将

Frame

[ shoes ]Neoprene, Stainless, Hinoki
今に集中するという言葉を最近よく聞くことがあります。いまというのは些細な瞬間の積み重ねです。ご飯を食べる時間、歯を磨く時間、ぼーっとしている時間そのすべては何気ないけれど大切な瞬間だとわたしは思います。その中でもわたしは靴を履く瞬間に注目しました。靴を履くことで靴が形になる。そんな靴を目指しました。
ネオプレーンという伸びる素材の上に木のシートを貼り履いた時の形の変化を形にしました。
履いた前と後で形の変化を表現するためにフレームが必要でした。履くだけではなく歩くためにあるのが靴です。歩きの中にフレームを入れることは難しく試行錯誤の結果この形になりました。フレームにはステンレスを使用しました。
この靴を作るためにたくさんの試作をくりかえしました。