KAZUKI OHASHI / 大橋 和輝

V SPIN

[ Rickshaw ]Steel, Wood
観光などで人力車に乗っても、普通の人力車では前方の景色しか見る事が出来ません。せっかくの観光なので前方だけではなく、360℃どの景色も見られたらより観光を楽しむことができます。さらに特別な人力車に乗れているという優越感に浸れるものを作ろうと思い、人力車とコーヒーカップを掛け合わせた物を作りました。
普通の自転車製作とは違い人力車の製作ということで未知の世界なので溶接方法はガス溶接よりも強度が出るTig溶接で骨組みとなるシャーシを製作しました。この時点でかなり大型になってしまいました。
遊園地にあるコーヒーカップの軸となるパイプを溶接しました。パイプをただ溶接するだけでは強度が出なくなってしまうので、軸となるパイプを骨組みに貫通させてそこを上下から鉄板で挟み込んで溶接して軸のパイプが歪まないように溶接して強度を出しています。
コーヒーカップ部分以外を組み立ててみたのですが車輪を固定する部分が柔らかく、左右方向のたわみが激しかったので車輪を固定する部分を左右つなげて補強することによって左右方向のたわみを減らしました。
実際に大人が5人乗っても問題無く人力車を引ことが出来ました。溶接方法がTig溶接なので全体的に骨組みは硬くなっており、車輪部分も強化したので大人が5人乗れたのだと思います。